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第五話 推しとつながれ!ドーナツの輪! その1
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――、『マジカル☆ステラ』は、(もう耳タコだと思うけど)日曜朝の女児向けアニメである。
前世でブラック労働のために疲労困憊で、ありとあらゆる機能が落ちていた私でも、幼女期を思い出して涙を流すことの出来るような、キラキラとした夢と憧れの詰まったアニメである。
何が言いたいのかと言うと、『マジカル☆ステラ』というアニメは、『敵キャラが学校に転入してくる』というお決まりの展開の他にも、心ときめく『お約束』が、物語の随所に散りばめられている、ということだ。
「ここだよ!あかりん!あおちー!」
休日。ことねちゃんに誘われて、私はその場所にやってきた。
「移動販売のドーナツ屋さんだ!」
「お客さん、たくさん並んでいるね」
――、そう。日曜朝の女児向けアニメには、けっこうな確率で、ドーナツ屋、もとい、それに準ずるお菓子屋さんだのなんだの、主人公達御用達のお店が出てくるのである。
だいたい、アニメで出てきたお菓子を現実でも商品化して売り出されたり、ちょうど映画が上映されている期間に有名なチェーン店とコラボしたり、なんていうこともあった。
もちろん私も、前世では、幼女先輩に先を譲りつつも、その商品を買いに走った大きなお友達の一人であった。
実際に再現されたものを食べたから、このくだりはよく覚えている。
ついでに、この後の物語の流れも、とてもよく覚えている。
「そうなんだよ!料理部でもけっこー話題になっててさぁ!星型のドーナツがすごい美味しいらしくて!」
どこそこのトッピングがどう、とか、食感がどうの、とか語っていくことねちゃんを見ると、やっぱり、人間、自分の大好きな分野となると、一様に早口になるみたいだ。
正直、話の半分もよくわからないけれど、パティシエールを目指すことねちゃんの、お菓子作りに懸ける熱意が半端ないことだけはとてもよくわかる。
私も、前世の職場では影が薄くて生気もない存在だったけれど、『マジカル☆ステラ』やメテオリトくんの話題だけは、誰よりも語り尽くせる自信があったし、今もあるし。
ことねちゃんの話のおかげで、たくさんのお客さんが前に並んでいても、あんまり待ったような気はしなかった。
「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」
当たり前のように話しかけられる。
顔を上げると……、まぁ、これも、お約束の展開、というやつだった。
「は、はひ……」
隣で、あおいちゃんがよくわからない声を出して固まる。
あぁ、うん……。気持ちはわかる。気持ちは痛いほどわかるぞ、あおいちゃん。
だって、それは、テレビの前で初めて推しを観た時の私と、ほとんど同じ反応だから。
まず、目を惹くのは、星を紡いだような白銀の髪。夜明けを連想させるような、切れ長の宵藍の瞳。
背が高く、細面で中性的な、気品ある顔立ち。
細身だが華奢ではなく、肩幅もそこそこあって、男性らしく骨が太いのが、白いドーナツ屋の制服とピンクのエプロンの上からでもわかる。
名前は確か、『照井アスカ』。
要するに、まごうことなきイケメンなのだ。
日曜朝の女児向けアニメの傾向のひとつ。
ずばり、『イケメンが出てくる』。
味方の妖精が変化したやつでも。主人公にめちゃくちゃ話しかけてくる胡散臭いやつでも。主人公の憧れの先輩でも。時折「おっぱいの着いた」が前に付いていたとしても。
とにかく、『イケメンが出てくる』。
ちなみに、『マジカル☆ステラ』では、「特に物語の重要人物というわけでもないけど、主人公たちが通うドーナツ屋さんのお兄さん」というポジションのイケメンだった。
結局彼は何だったのか、放送が終わってからもちょくちょくヲタクの間で話題になっていたような気がする。
……、というのはまぁ、彼が強烈な印象を視聴者に残したからだ。
「もしかして、あなたが『アスカ様』ですか?ステラドーナツ、ウチの学校でもめちゃくちゃ評判になってますよー!」
ことねちゃんは、そんなイケメンにも全く怯まず、ドーナツを注文し、普通に話している。
すると、アスカはウィンクをひとつ吹っ掛けて、こんなことを言ってきた。
「ありがとう、マドモアゼル。美しい私の作った、美味しいマシェリ達を、どうぞ召し上がれ」
おわかり、頂けただろうか。
この男、めちゃくちゃキザな上に、とんでもないナルシストなのである。
『マジカル☆ステラ』では、この強烈なキャラなのにも関わらず、特に物語の本筋には関係なかったので、いったいこいつは、本当になんだったんだろうか……。
「ほ、本当に言うんだ……!ヤバい……!」
ことねちゃんが目をキラキラさせて呟いたが、これは、面白がっている時の声だ。
あおいちゃんは、相変わらずフリーズしてしまっている。これじゃ、注文すらままならない。
「バラのステラドーナツ二つと、箱に入れたステラドーナツを四つ、ください」
しょうがないから、あおいちゃんの分もまとめて注文してあげた。
「箱入りのステラドーナツ?どうして?」
「ほむらもいるし、お土産に、家族みんなの分、買って行こうかなって」
「へぇー!あかりん、めっちゃ親孝行じゃん!」
ほむら、というのは、星見台あかりの妹である、星見台ほむらのことだ。
天然でおっとりしたあかりちゃんとは対照的に、面倒見が良くて、しっかり者。『マジカル☆ステラ』では、彼女が役目を終えた『マジカル・ポラリス』の変身コンパクトを手に取ったところで終わっている。
……、まぁ、実は、「家族のお土産に」というのは建前なんだけど。
「あ、あんなにかっこいい人がいるなんて……!」
公園のベンチに座ってドーナツを食べようというところで、ようやくあおいちゃんのフリーズが解けた。
その瞬間、崩れ落ちるようにうつむき、頬を真っ赤にして両手で抑える。
「あおちー、もしかしてガチ恋?」
「や、やめてよことね!」
「あおいにも春が来たワフ……」
「シリルンまでー!」
ことねちゃんはドーナツを片手ににやにや笑い、シリルンは感慨深げに主の膝の上から主の顔を見る。
私は、あおいちゃんの肩に、ぽん、と手を置いた。
「わかるぞ、あおい氏……」
「え、どうしたのあかり……?口調変わってるよ……?」
「初めて推しを前にした時は、私もそうだった。雷に撃たれたような衝撃が走り、小一時間は何も言えなかったさ……」
「いや、あんた、メテオリトと会った時、めちゃくちゃ抱き着いてたよね!?なんなら、プロポーズもしてたよね!?」
「それは、前世のアニメできちんと予習をしていたからだよ……」
「も、もう!またそんなわけのわからないことを言って!あ、あああたしはそんなんじゃないんだからね!」
ふっ、若いな。あおいちゃんは。
耳まで真っ赤にしているにも関わらず、横を向くにもことねちゃんはニヤニヤしてるし、私が見てるし、下もシリルンが慈愛に満ちた表情で見つめてくるから、結局前を向くしかないこの状態は、あおいちゃんヲタクなら垂涎の状況だろう。
私もとってもいいと思っているけどな。ポラリスである役得だ。
と、その時。
ドーン、と、遠くで、爆発音がした。
即座に三人で周りを見回す。
「あそこだ!」
――、予想通り。
ショッピングモールの辺りから、煙が出ていた。
巨大なサイヤクダーが、施設を破壊して行っている様子が見える。
「行くよ、二人とも!」
私が声をかけると、あおいちゃんもことねちゃんも、大きく頷く。
「ステラ・マジカルプロテクション!」
三人同時の掛け声に、変身コンパクト……、ステラ・ミラーを胸の前で翳す。
瞬間、目の前で光が弾け、私達の視界を覆った。
前世でブラック労働のために疲労困憊で、ありとあらゆる機能が落ちていた私でも、幼女期を思い出して涙を流すことの出来るような、キラキラとした夢と憧れの詰まったアニメである。
何が言いたいのかと言うと、『マジカル☆ステラ』というアニメは、『敵キャラが学校に転入してくる』というお決まりの展開の他にも、心ときめく『お約束』が、物語の随所に散りばめられている、ということだ。
「ここだよ!あかりん!あおちー!」
休日。ことねちゃんに誘われて、私はその場所にやってきた。
「移動販売のドーナツ屋さんだ!」
「お客さん、たくさん並んでいるね」
――、そう。日曜朝の女児向けアニメには、けっこうな確率で、ドーナツ屋、もとい、それに準ずるお菓子屋さんだのなんだの、主人公達御用達のお店が出てくるのである。
だいたい、アニメで出てきたお菓子を現実でも商品化して売り出されたり、ちょうど映画が上映されている期間に有名なチェーン店とコラボしたり、なんていうこともあった。
もちろん私も、前世では、幼女先輩に先を譲りつつも、その商品を買いに走った大きなお友達の一人であった。
実際に再現されたものを食べたから、このくだりはよく覚えている。
ついでに、この後の物語の流れも、とてもよく覚えている。
「そうなんだよ!料理部でもけっこー話題になっててさぁ!星型のドーナツがすごい美味しいらしくて!」
どこそこのトッピングがどう、とか、食感がどうの、とか語っていくことねちゃんを見ると、やっぱり、人間、自分の大好きな分野となると、一様に早口になるみたいだ。
正直、話の半分もよくわからないけれど、パティシエールを目指すことねちゃんの、お菓子作りに懸ける熱意が半端ないことだけはとてもよくわかる。
私も、前世の職場では影が薄くて生気もない存在だったけれど、『マジカル☆ステラ』やメテオリトくんの話題だけは、誰よりも語り尽くせる自信があったし、今もあるし。
ことねちゃんの話のおかげで、たくさんのお客さんが前に並んでいても、あんまり待ったような気はしなかった。
「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」
当たり前のように話しかけられる。
顔を上げると……、まぁ、これも、お約束の展開、というやつだった。
「は、はひ……」
隣で、あおいちゃんがよくわからない声を出して固まる。
あぁ、うん……。気持ちはわかる。気持ちは痛いほどわかるぞ、あおいちゃん。
だって、それは、テレビの前で初めて推しを観た時の私と、ほとんど同じ反応だから。
まず、目を惹くのは、星を紡いだような白銀の髪。夜明けを連想させるような、切れ長の宵藍の瞳。
背が高く、細面で中性的な、気品ある顔立ち。
細身だが華奢ではなく、肩幅もそこそこあって、男性らしく骨が太いのが、白いドーナツ屋の制服とピンクのエプロンの上からでもわかる。
名前は確か、『照井アスカ』。
要するに、まごうことなきイケメンなのだ。
日曜朝の女児向けアニメの傾向のひとつ。
ずばり、『イケメンが出てくる』。
味方の妖精が変化したやつでも。主人公にめちゃくちゃ話しかけてくる胡散臭いやつでも。主人公の憧れの先輩でも。時折「おっぱいの着いた」が前に付いていたとしても。
とにかく、『イケメンが出てくる』。
ちなみに、『マジカル☆ステラ』では、「特に物語の重要人物というわけでもないけど、主人公たちが通うドーナツ屋さんのお兄さん」というポジションのイケメンだった。
結局彼は何だったのか、放送が終わってからもちょくちょくヲタクの間で話題になっていたような気がする。
……、というのはまぁ、彼が強烈な印象を視聴者に残したからだ。
「もしかして、あなたが『アスカ様』ですか?ステラドーナツ、ウチの学校でもめちゃくちゃ評判になってますよー!」
ことねちゃんは、そんなイケメンにも全く怯まず、ドーナツを注文し、普通に話している。
すると、アスカはウィンクをひとつ吹っ掛けて、こんなことを言ってきた。
「ありがとう、マドモアゼル。美しい私の作った、美味しいマシェリ達を、どうぞ召し上がれ」
おわかり、頂けただろうか。
この男、めちゃくちゃキザな上に、とんでもないナルシストなのである。
『マジカル☆ステラ』では、この強烈なキャラなのにも関わらず、特に物語の本筋には関係なかったので、いったいこいつは、本当になんだったんだろうか……。
「ほ、本当に言うんだ……!ヤバい……!」
ことねちゃんが目をキラキラさせて呟いたが、これは、面白がっている時の声だ。
あおいちゃんは、相変わらずフリーズしてしまっている。これじゃ、注文すらままならない。
「バラのステラドーナツ二つと、箱に入れたステラドーナツを四つ、ください」
しょうがないから、あおいちゃんの分もまとめて注文してあげた。
「箱入りのステラドーナツ?どうして?」
「ほむらもいるし、お土産に、家族みんなの分、買って行こうかなって」
「へぇー!あかりん、めっちゃ親孝行じゃん!」
ほむら、というのは、星見台あかりの妹である、星見台ほむらのことだ。
天然でおっとりしたあかりちゃんとは対照的に、面倒見が良くて、しっかり者。『マジカル☆ステラ』では、彼女が役目を終えた『マジカル・ポラリス』の変身コンパクトを手に取ったところで終わっている。
……、まぁ、実は、「家族のお土産に」というのは建前なんだけど。
「あ、あんなにかっこいい人がいるなんて……!」
公園のベンチに座ってドーナツを食べようというところで、ようやくあおいちゃんのフリーズが解けた。
その瞬間、崩れ落ちるようにうつむき、頬を真っ赤にして両手で抑える。
「あおちー、もしかしてガチ恋?」
「や、やめてよことね!」
「あおいにも春が来たワフ……」
「シリルンまでー!」
ことねちゃんはドーナツを片手ににやにや笑い、シリルンは感慨深げに主の膝の上から主の顔を見る。
私は、あおいちゃんの肩に、ぽん、と手を置いた。
「わかるぞ、あおい氏……」
「え、どうしたのあかり……?口調変わってるよ……?」
「初めて推しを前にした時は、私もそうだった。雷に撃たれたような衝撃が走り、小一時間は何も言えなかったさ……」
「いや、あんた、メテオリトと会った時、めちゃくちゃ抱き着いてたよね!?なんなら、プロポーズもしてたよね!?」
「それは、前世のアニメできちんと予習をしていたからだよ……」
「も、もう!またそんなわけのわからないことを言って!あ、あああたしはそんなんじゃないんだからね!」
ふっ、若いな。あおいちゃんは。
耳まで真っ赤にしているにも関わらず、横を向くにもことねちゃんはニヤニヤしてるし、私が見てるし、下もシリルンが慈愛に満ちた表情で見つめてくるから、結局前を向くしかないこの状態は、あおいちゃんヲタクなら垂涎の状況だろう。
私もとってもいいと思っているけどな。ポラリスである役得だ。
と、その時。
ドーン、と、遠くで、爆発音がした。
即座に三人で周りを見回す。
「あそこだ!」
――、予想通り。
ショッピングモールの辺りから、煙が出ていた。
巨大なサイヤクダーが、施設を破壊して行っている様子が見える。
「行くよ、二人とも!」
私が声をかけると、あおいちゃんもことねちゃんも、大きく頷く。
「ステラ・マジカルプロテクション!」
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