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第一章 前半
第7話:妖精の呼子亭
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「えっと……この辺りかな?」
オレはカリンさんから貰った難解な地図を片手に、お薦めの宿『妖精の呼子亭』を探していた。
「まるで宝の地図だな……この線はこの道であってるのか……?」
やはり並んででも他の受付で聞くべきだったとすこし後悔しながらも、一〇分ほどでなんとか『妖精の呼子亭』にたどり着くことができた。
「しかし、これはまた何とも……」
無事に着いたのは着いたのだが……派手だ……。
ものすごく派手だ。
これでもかというぐらい、いたるところに妖精のオブジェが飾ってある。
「呼子で妖精呼びすぎだろ……」
一瞬ほかの宿を……と思ったが、村を出てからずっと緊張していたのもあり、今日は疲れきっている。
今さら他の宿を探す気力はなかった。
たぶんこの疲れの一端はカリンさんのせいだと思うのだが、今は言うまい……。
「あ! お客さんですか!」
宿の外観に圧倒されて中々一歩を踏み出せないでいると、一〇歳ぐらいの女の子が声をかけてきた。
「たぶんそうです」
「え? たぶん?」
「あ。はい。お客さんでいいです」
オレは諦めて『妖精の呼子亭』に泊まる覚悟を決める。そう。ちょっと覚悟が必要だったのだ。
「ん? お客さんなんですよね? じゃぁどうぞです!」
女の子はオレの曖昧な返事にキョトンとしながらも宿の中へと案内してくれた。
「お母さ~ん! お客さんだよー!」
女の子がそう叫ぶと、奥の調理場らしき場所からふくよかな肝っ玉母さんっぽい人が出てきた。
「いらっしゃい! 泊りかい? それとも食事かい? 昼食ならちょうど準備できた所だからすぐに食べれるよ!」
たしかにさっきからいい匂いが漂っている。
あらためて匂いを嗅ぐと、すごく美味しそうで涎が落ちそうになった。
「ギルドでカリンさんから紹介されて来たんですが、泊まりでお願いします。料金はいくらですか? あと、昼食もお願いします」
名前を出せば安くなると聞いていたので、とりあえずカリンさんの名前も伝えておく。
「まぁ、あの子ったら♪ ちゃんと宣伝してくれているのね。一人部屋でいいわよね? 泊まりは一泊朝晩二食付きで大銅貨三枚。昼食は銅貨五枚だよ」
テリオスさんの話によると、この街の宿は素泊まりでもだいたい大銅貨三枚ぐらいはすると聞いていたのでかなり安い。とりあえず一泊だけと思ったが連泊することにした。
「わかりました。それじゃぁ五泊分と昼食代です。でも、こんな安くて大丈夫なんですか?」
カリンさんの名前をだしたことで、もしかして無理して値引きしてくれているのではないかと心配になってきた。
しばらく泊まるつもりだし、値引きしてもらうなら一泊分だけにしてもらおうかな。
と、そんな風に考えていると……。
「あらまぁ、優しい冒険者さんだねぇ。でも、これがうちのいつもの値段だから心配しなくても大丈夫よ」
あ、あれ? 名前を出せば安くなると聞いたのは空耳だったのかな……。
「は、はい。では、これからしばらくの間よろしくお願いします。オレはコウガと言います」
「出来た子だねぇ。私は『コイル』。この子は私の一番下の娘で『カノン』。ちなみに上の子が『カリン』よ」
カリンさんは自分の家だったからすごい勢いでプッシュしてきたのか……。
「コウガお兄ちゃんよろしくね! お母さんのご飯美味しいから期待してていいよ!」
まぁカノンちゃんの可愛さと、この後食べた昼食が美味しかったので良しとしよう。
その後、部屋に案内され、そこでようやく一息つくことができた。
「とうとうオレも冒険者か……」
ひとり呟きながら、餞別でもらった水筒に魔力を注いで水をためると一気に飲み干した。
「ぷはっ。皆には感謝だな。しかし……部屋の中は普通で良かった……」
宿の外観や一階の食堂の飾りつけは、これでもかというほどの妖精のオブジェで埋め尽くされており、泊まる部屋も同じ状況だったらどうしようとちょっと心配していたのだ。
妖精はこの部屋にはいないようでホッとした。
「そうだ。忘れないうちに先に目を通しておくか」
ベッドに横になると、さっきギルドで貰った冊子を広げて読みはじめる。
冒険者としてのマナーやルール、罰則などが載っている他、パーティーの組み方や依頼の受け方などが載っていた。どれも母さんから聞いていた内容通りだったので流し読みしていく。
ただ、明日の初心者講習の内容は知らなかったので、ここはしっかりと確認することにした。
「えっと……まずは軽い講義があるのか。内容は……冊子に書いている話を聞くだけ、かな? それで最後に実力をはかるための実技と……」
実技では、自分の武器や防具を持っている者はそれを使うので、忘れずに持ってくるようにと書かれてあった。
オレは母さんが昔使っていた予備の槍を貰ったので武器の方は問題ない。
しかし、女性用の皮鎧はさすがに着れないので防具は持っていなかった。
手持ちで買えるかわからないが、明日にでもお薦めの防具屋を聞いて買いに行ってみよう。
そんなことを考えていると、オレはいつの間にか寝てしまっていたようだ。
突然ドアがどんどんと叩かれる大きな音に飛び起きた。
「は、はい! ちょっと待ってください!」
あたふたとしながらも部屋の入口にかけよってドアを開ける。
すると、そこには残念美少……受付嬢のカリンさんがニコニコしながら立っていた。
「あ、あの! 今日は私のカウンターに並んでくれてありがとうございます! これから担当になることになったのでよろしくお願いします!!」
そう言えばカリンさんの家でもあるんだったな……。
カリンさんはそれだけ言うと、オレの返事も待たずに走り去ってしまった。
どうやらオレの受付担当はもう彼女に決定されてしまったようだ。
逃げ道はないのかな……。
あの感じだと、もう決まっちゃったんだろうな……。
だけど、危うく寝過ごして晩飯を食べ損ねるところだったので、そのことだけには感謝し、部屋のドアをそっと閉めたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
一夜明けて早朝。今日は初心者講習だ。
こういう日はすこし余裕をもって行動したいので、早めに朝飯を食べ、すぐに宿を出てギルドに向かうことにした。
「ご馳走様でした。朝食もすごく美味しかったです!」
「まぁまぁ、ありがとうね。お世辞でもそう言って貰えると、頑張って作った甲斐があるというものだよ」
朝食はこの世界ではオーソドックスな黒パンとスープだったが、黒パンにしては柔らかくて麦の味がしっかりしてて美味しかったし、スープは具沢山で食べごたえもあり、大満足の朝食だった。
最初はこの宿に泊まるのに不安しかなかったけど、今となってはカリンさんに感謝している。
「いえ! ほんとに美味しかったです!」
その後、もう一度礼を言って部屋に戻ると、荷物を纏めてまたすぐに部屋を出た……のだが、なぜかカリンさんがニコニコしながら一階で待っていた。
「コイルさん。それじゃぁオレはもう出かけますので」
朝から疲れたくなかったのもあり、何事もなかったように宿を出ようとしたのだが……。
「な、なんで無視するんですか!?」
と、カリンさんが涙目で追いかけてきた。
いや、だって、朝から話する相手としてはなかなか重いというかなんというか。
そもそも何でオレはこの子にこんなに懐かれているんだ……?
「カリンさん……何でついてくるんです?」
「だ、だって目的地一緒じゃないですか~! 一緒に行きましょうよ~。私とコウガさんの仲ですし~。あっ、特別に名前はカリンって呼び捨てでいいですよ」
「どういう仲ですか……まぁいいですけど。じゃぁカリンさん、遅れたら嫌なんで行きますよ」
この子はトラブルメーカーの匂いがぷんぷんする。
出来れば担当は他の子がいいのだが……。
まぁ、見た目だけはかなりの美少女なんだけどな。
「はい! それとカリンでいいですよ?」
「…………」
「カ・リ・ン」
「……わかりました……カリン」
「ふふふ♪ 特別ですからね~」
この強引な感じ……やっぱり担当はカリンさ……カリンから逃げられないんだろうな……。
オレはカリンさんから貰った難解な地図を片手に、お薦めの宿『妖精の呼子亭』を探していた。
「まるで宝の地図だな……この線はこの道であってるのか……?」
やはり並んででも他の受付で聞くべきだったとすこし後悔しながらも、一〇分ほどでなんとか『妖精の呼子亭』にたどり着くことができた。
「しかし、これはまた何とも……」
無事に着いたのは着いたのだが……派手だ……。
ものすごく派手だ。
これでもかというぐらい、いたるところに妖精のオブジェが飾ってある。
「呼子で妖精呼びすぎだろ……」
一瞬ほかの宿を……と思ったが、村を出てからずっと緊張していたのもあり、今日は疲れきっている。
今さら他の宿を探す気力はなかった。
たぶんこの疲れの一端はカリンさんのせいだと思うのだが、今は言うまい……。
「あ! お客さんですか!」
宿の外観に圧倒されて中々一歩を踏み出せないでいると、一〇歳ぐらいの女の子が声をかけてきた。
「たぶんそうです」
「え? たぶん?」
「あ。はい。お客さんでいいです」
オレは諦めて『妖精の呼子亭』に泊まる覚悟を決める。そう。ちょっと覚悟が必要だったのだ。
「ん? お客さんなんですよね? じゃぁどうぞです!」
女の子はオレの曖昧な返事にキョトンとしながらも宿の中へと案内してくれた。
「お母さ~ん! お客さんだよー!」
女の子がそう叫ぶと、奥の調理場らしき場所からふくよかな肝っ玉母さんっぽい人が出てきた。
「いらっしゃい! 泊りかい? それとも食事かい? 昼食ならちょうど準備できた所だからすぐに食べれるよ!」
たしかにさっきからいい匂いが漂っている。
あらためて匂いを嗅ぐと、すごく美味しそうで涎が落ちそうになった。
「ギルドでカリンさんから紹介されて来たんですが、泊まりでお願いします。料金はいくらですか? あと、昼食もお願いします」
名前を出せば安くなると聞いていたので、とりあえずカリンさんの名前も伝えておく。
「まぁ、あの子ったら♪ ちゃんと宣伝してくれているのね。一人部屋でいいわよね? 泊まりは一泊朝晩二食付きで大銅貨三枚。昼食は銅貨五枚だよ」
テリオスさんの話によると、この街の宿は素泊まりでもだいたい大銅貨三枚ぐらいはすると聞いていたのでかなり安い。とりあえず一泊だけと思ったが連泊することにした。
「わかりました。それじゃぁ五泊分と昼食代です。でも、こんな安くて大丈夫なんですか?」
カリンさんの名前をだしたことで、もしかして無理して値引きしてくれているのではないかと心配になってきた。
しばらく泊まるつもりだし、値引きしてもらうなら一泊分だけにしてもらおうかな。
と、そんな風に考えていると……。
「あらまぁ、優しい冒険者さんだねぇ。でも、これがうちのいつもの値段だから心配しなくても大丈夫よ」
あ、あれ? 名前を出せば安くなると聞いたのは空耳だったのかな……。
「は、はい。では、これからしばらくの間よろしくお願いします。オレはコウガと言います」
「出来た子だねぇ。私は『コイル』。この子は私の一番下の娘で『カノン』。ちなみに上の子が『カリン』よ」
カリンさんは自分の家だったからすごい勢いでプッシュしてきたのか……。
「コウガお兄ちゃんよろしくね! お母さんのご飯美味しいから期待してていいよ!」
まぁカノンちゃんの可愛さと、この後食べた昼食が美味しかったので良しとしよう。
その後、部屋に案内され、そこでようやく一息つくことができた。
「とうとうオレも冒険者か……」
ひとり呟きながら、餞別でもらった水筒に魔力を注いで水をためると一気に飲み干した。
「ぷはっ。皆には感謝だな。しかし……部屋の中は普通で良かった……」
宿の外観や一階の食堂の飾りつけは、これでもかというほどの妖精のオブジェで埋め尽くされており、泊まる部屋も同じ状況だったらどうしようとちょっと心配していたのだ。
妖精はこの部屋にはいないようでホッとした。
「そうだ。忘れないうちに先に目を通しておくか」
ベッドに横になると、さっきギルドで貰った冊子を広げて読みはじめる。
冒険者としてのマナーやルール、罰則などが載っている他、パーティーの組み方や依頼の受け方などが載っていた。どれも母さんから聞いていた内容通りだったので流し読みしていく。
ただ、明日の初心者講習の内容は知らなかったので、ここはしっかりと確認することにした。
「えっと……まずは軽い講義があるのか。内容は……冊子に書いている話を聞くだけ、かな? それで最後に実力をはかるための実技と……」
実技では、自分の武器や防具を持っている者はそれを使うので、忘れずに持ってくるようにと書かれてあった。
オレは母さんが昔使っていた予備の槍を貰ったので武器の方は問題ない。
しかし、女性用の皮鎧はさすがに着れないので防具は持っていなかった。
手持ちで買えるかわからないが、明日にでもお薦めの防具屋を聞いて買いに行ってみよう。
そんなことを考えていると、オレはいつの間にか寝てしまっていたようだ。
突然ドアがどんどんと叩かれる大きな音に飛び起きた。
「は、はい! ちょっと待ってください!」
あたふたとしながらも部屋の入口にかけよってドアを開ける。
すると、そこには残念美少……受付嬢のカリンさんがニコニコしながら立っていた。
「あ、あの! 今日は私のカウンターに並んでくれてありがとうございます! これから担当になることになったのでよろしくお願いします!!」
そう言えばカリンさんの家でもあるんだったな……。
カリンさんはそれだけ言うと、オレの返事も待たずに走り去ってしまった。
どうやらオレの受付担当はもう彼女に決定されてしまったようだ。
逃げ道はないのかな……。
あの感じだと、もう決まっちゃったんだろうな……。
だけど、危うく寝過ごして晩飯を食べ損ねるところだったので、そのことだけには感謝し、部屋のドアをそっと閉めたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇
一夜明けて早朝。今日は初心者講習だ。
こういう日はすこし余裕をもって行動したいので、早めに朝飯を食べ、すぐに宿を出てギルドに向かうことにした。
「ご馳走様でした。朝食もすごく美味しかったです!」
「まぁまぁ、ありがとうね。お世辞でもそう言って貰えると、頑張って作った甲斐があるというものだよ」
朝食はこの世界ではオーソドックスな黒パンとスープだったが、黒パンにしては柔らかくて麦の味がしっかりしてて美味しかったし、スープは具沢山で食べごたえもあり、大満足の朝食だった。
最初はこの宿に泊まるのに不安しかなかったけど、今となってはカリンさんに感謝している。
「いえ! ほんとに美味しかったです!」
その後、もう一度礼を言って部屋に戻ると、荷物を纏めてまたすぐに部屋を出た……のだが、なぜかカリンさんがニコニコしながら一階で待っていた。
「コイルさん。それじゃぁオレはもう出かけますので」
朝から疲れたくなかったのもあり、何事もなかったように宿を出ようとしたのだが……。
「な、なんで無視するんですか!?」
と、カリンさんが涙目で追いかけてきた。
いや、だって、朝から話する相手としてはなかなか重いというかなんというか。
そもそも何でオレはこの子にこんなに懐かれているんだ……?
「カリンさん……何でついてくるんです?」
「だ、だって目的地一緒じゃないですか~! 一緒に行きましょうよ~。私とコウガさんの仲ですし~。あっ、特別に名前はカリンって呼び捨てでいいですよ」
「どういう仲ですか……まぁいいですけど。じゃぁカリンさん、遅れたら嫌なんで行きますよ」
この子はトラブルメーカーの匂いがぷんぷんする。
出来れば担当は他の子がいいのだが……。
まぁ、見た目だけはかなりの美少女なんだけどな。
「はい! それとカリンでいいですよ?」
「…………」
「カ・リ・ン」
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追記:2025/09/20
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