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2.猫にまたたび
「暗黒神教団教祖と言うのはお前か?」
「え…?」
そこに立っていたのは、晴れわたる空を思わせる、澄みきった深い碧眼を持つ美しい男だった。
この国に多い亜麻色の髪は、月明かりを受けてほのかに輝き、やわらかな波のように揺れている。
深い青の生地に精緻な金刺繍を施した豪奢な衣装の上からも、鍛え上げられた体の逞しさが透けて見えた。腰には威厳を放つ、長剣が下がっている。
その美しい男を先頭に、揃いの服を着た男達が、ずらりと俺を取り囲んでいた。
彼らは、一体、何者だ…?
「私は王宮第二騎士団、団長のコンラッド・ハーケンベルクだ。お前だな?街で女子供を拐かし、奴隷として売っているという、あやしげな教団の教祖というのは…!」
「ふぇ?!」
街で女子供を拐かし、奴隷として売っている?!
そんな事、した覚えがないし、するわけが無いんだが?!
王宮第二騎士団から詰問される俺の周りには、いつの間にか人だかりができていた。
「ちょっと、お待ちください!」
やって来たのは娼館の女主人、エミリアだった。
「彼はお守りを売っているだけです。ギルドの許可証もあります!」
え?!そんなもの取った覚えないけど…。まさか、エミリアが、ギルドに商売の許可を取ってくれていた?!
「そんなことは知っている。しかし許可を得ているのは娼館で、この男では無いだろう」
「私が依頼しているのですから、同じことです」
「それにこいつの罪は、そんなことでは無いぞ」
「彼は誘拐など致しません!この娼館が病に侵された時、教会でさえ私たちを見捨てたのに、それを救ったのは彼です。その方が、女子供を拐かすなどあり得ません!」
……ん?
なんか、全然知らない話が出てきた。俺は祈祷や、お守りを売っていただけで、病気を治したりはしていないけど…。
「とにかく一度、城まで来てもらおう。弁明ならそこでするがいい」
「…王家の犬は話が通じないようね!教祖様!お逃げください!」
「我が国の神は、ルミニア王国教会の神、ただ一人…!暗黒神教団に入信することは、罪だぞ!」
「暗黒神は宗派の一つに過ぎません。それを、罪ですって?では、疫病が流行した時、この地を見捨てた国に罪はないと?」
エミリア、つよおおお!
エミリアは騎士団長コンラッドを睨みつけ、俺の前に庇うように立った。
「教祖様、さあ!早くお逃げください…!」
「で、でも!」
「捕まってはいけません、教祖様は!」
…そうだ。もし俺が捕まったら、子供達が…。
あくまで疑われているのは俺。エミリアを置いて行っても、彼女は酷い目には遭わないはず。
俺は頷いて、駆け出した。
「チッ!」
振り返ると、エミリアが捕えられていた。
エミリアは関係ないはずだが…。そこまでする?!あの人、こわい~っ!
俺は必死に走って裏路地へ逃げ込んだ。服を脱いで、マジックバッグにしまう。
「お、お前ッ、何をしている?!」
「ひいっ!」
いつの間にか、先ほどの騎士団長、コンラッドに追いつかれていた。
み、見られてしまったぁーー!しかも俺、真っ裸!
「ななな、何で裸なんだっ?!」
「ははは、裸を見られた!お嫁…、じゃなくて、お婿に行けないぃぃぃ!」
「じゃ、私のところにくれば…?!」
「我が身よ変われ!っ、……えっ?!」
闇の力が身体を包んで、一瞬のうちに子猫になる。
コンラッドは、長身で視線が高いから、一気に小さくなった俺を見失ったようだ。
その隙に素早く、物陰に隠れる。
「暗黒神の教祖め…。何て、可愛らしくて、可憐な男なんだ…。思わず求婚してしまった…」
コンラッドはキリッと凛々しい顔を上気させ、ため息混じりにつぶやいた。
可愛い…?黒目黒髪で、姿を見られると不気味だと言われていた、俺が、可愛い?白靴下子猫の姿じゃなくて、人間の姿の、俺が『可愛い?!』しかも俺、男だけど…。
可愛い?!
この国は、同性同士も結婚できる。でもまさか、求婚までされるなんて…!
ちょっとだけ、胸がきゅんと鳴った。
ドキドキしながらコンラッドを見つめていると、首の後ろを手で掴まれ、持ち上げられてしまった!
「コンラッド団長~!こんなところにかわいい猫ちゃんがいましたぁ!」
コンラッドに気を取られ油断、していた…!
そのせいで後ろから来た、コンラッドの仲間達に気が付かなかったのだ。
「何だそりゃ、かーわい~、ねこちゃん♡♡♡…じゃ、ねえよ!教祖はどこだ?!」
「団長が追って行ったはずじゃないですか?」
「うるせえ!」
「逃げられたんですね?」
立派な服を着ている割に、乱暴な言葉遣いのコンラッドは、首を乱暴に掴んでいた男から、優しい手つきで俺を取り上げると、地面に下ろした。
「痛かったろ?いっていいぞ」
「えー?逃しちゃうんですか?ヤツの使い魔だったりしませんか?」
「ばか、使い魔はもっとおどろおどろしい。見てみろ!白い靴下なんか履いて…毛もモフモフだ♡それに首輪つけてるだろ。『ノワール』って書いてある。どう見ても飼い猫だ」
使い魔どころか、教祖、本人なのだが…。
それより、うっかりしていた!!!
自分のものには名前を書きましょうと、いつも孤児院で教えているから、つい、チャームに名前を書いていた…!あああ、なんて事だ、名前バレしてしまった…!
「ノワール、それにしてもかわいいな…」
コンラッドは頬をだらしなく緩めて『ノワール』と呼んだ。
俺の名前を聞いても、猫の名前としか思っていないようだ。よく考えれば、こんな高貴そうな男が、貧民街でこっそり暮らしている、俺の名を知るはずがない。
少しホッとした俺の頭をすり、と、コンラッドが撫でると、彼の手首からふわりとちょっと甘くてスパイシーな香りがした。
な、何だこれは…?!
俺は思わず、コンラッドの手に自分からすりすりと頬擦りした。
「ちょ…!すりすりしてる!モッフモフで、かーわいー♡♡♡なんだなんだ、この野郎!」
「あはは。それ、団長が汗臭いからですよ。猫って人間の汗の匂い好きですから。団長、何日風呂入ってないんですか?」
「まだ六日だ」
「ちょ…っ、くさぁー!!」
六日も風呂に入ってない?それで、こんなに甘くていい匂いをさせるなんて、何なんだこの男は?!
しかも、手首でこれだ。これがもし、脇の下や、股の間だったら……!
想像しただけで、腹の奥がきゅんとなって、目眩がした。体の力がみるみる抜けていく。
俺はぽすんと、コンラッドの手の中に倒れ込んだ。
「お、おいっ!ノワール、どうしたッ?!」
「余りに強い匂いで酔っぱらったんじゃないですか?ほら、涎垂らしてる!人間の汗って猫のフェロモンと似てるらしいから、猫にまたたびやったみたいな感じじゃないですかね?」
「よかった、息はあるな…」
「全く…、猫を気絶させるなんて、前代未聞ですよ。ほら、教祖にも逃げられたことだし、ここの調査は私たちに任せて、早く帰って風呂に入ってください!」
「……じゃあ、頼んだ。娼館のエミリアには見張りをつけろ」
エミリアに見張りを…?俺のせいで、困ったことになった…。
しかし、頭がぼんやりして、力が入らない。俺はコンラッドの手のひらの上で、気を失ってしまった。
「え…?」
そこに立っていたのは、晴れわたる空を思わせる、澄みきった深い碧眼を持つ美しい男だった。
この国に多い亜麻色の髪は、月明かりを受けてほのかに輝き、やわらかな波のように揺れている。
深い青の生地に精緻な金刺繍を施した豪奢な衣装の上からも、鍛え上げられた体の逞しさが透けて見えた。腰には威厳を放つ、長剣が下がっている。
その美しい男を先頭に、揃いの服を着た男達が、ずらりと俺を取り囲んでいた。
彼らは、一体、何者だ…?
「私は王宮第二騎士団、団長のコンラッド・ハーケンベルクだ。お前だな?街で女子供を拐かし、奴隷として売っているという、あやしげな教団の教祖というのは…!」
「ふぇ?!」
街で女子供を拐かし、奴隷として売っている?!
そんな事、した覚えがないし、するわけが無いんだが?!
王宮第二騎士団から詰問される俺の周りには、いつの間にか人だかりができていた。
「ちょっと、お待ちください!」
やって来たのは娼館の女主人、エミリアだった。
「彼はお守りを売っているだけです。ギルドの許可証もあります!」
え?!そんなもの取った覚えないけど…。まさか、エミリアが、ギルドに商売の許可を取ってくれていた?!
「そんなことは知っている。しかし許可を得ているのは娼館で、この男では無いだろう」
「私が依頼しているのですから、同じことです」
「それにこいつの罪は、そんなことでは無いぞ」
「彼は誘拐など致しません!この娼館が病に侵された時、教会でさえ私たちを見捨てたのに、それを救ったのは彼です。その方が、女子供を拐かすなどあり得ません!」
……ん?
なんか、全然知らない話が出てきた。俺は祈祷や、お守りを売っていただけで、病気を治したりはしていないけど…。
「とにかく一度、城まで来てもらおう。弁明ならそこでするがいい」
「…王家の犬は話が通じないようね!教祖様!お逃げください!」
「我が国の神は、ルミニア王国教会の神、ただ一人…!暗黒神教団に入信することは、罪だぞ!」
「暗黒神は宗派の一つに過ぎません。それを、罪ですって?では、疫病が流行した時、この地を見捨てた国に罪はないと?」
エミリア、つよおおお!
エミリアは騎士団長コンラッドを睨みつけ、俺の前に庇うように立った。
「教祖様、さあ!早くお逃げください…!」
「で、でも!」
「捕まってはいけません、教祖様は!」
…そうだ。もし俺が捕まったら、子供達が…。
あくまで疑われているのは俺。エミリアを置いて行っても、彼女は酷い目には遭わないはず。
俺は頷いて、駆け出した。
「チッ!」
振り返ると、エミリアが捕えられていた。
エミリアは関係ないはずだが…。そこまでする?!あの人、こわい~っ!
俺は必死に走って裏路地へ逃げ込んだ。服を脱いで、マジックバッグにしまう。
「お、お前ッ、何をしている?!」
「ひいっ!」
いつの間にか、先ほどの騎士団長、コンラッドに追いつかれていた。
み、見られてしまったぁーー!しかも俺、真っ裸!
「ななな、何で裸なんだっ?!」
「ははは、裸を見られた!お嫁…、じゃなくて、お婿に行けないぃぃぃ!」
「じゃ、私のところにくれば…?!」
「我が身よ変われ!っ、……えっ?!」
闇の力が身体を包んで、一瞬のうちに子猫になる。
コンラッドは、長身で視線が高いから、一気に小さくなった俺を見失ったようだ。
その隙に素早く、物陰に隠れる。
「暗黒神の教祖め…。何て、可愛らしくて、可憐な男なんだ…。思わず求婚してしまった…」
コンラッドはキリッと凛々しい顔を上気させ、ため息混じりにつぶやいた。
可愛い…?黒目黒髪で、姿を見られると不気味だと言われていた、俺が、可愛い?白靴下子猫の姿じゃなくて、人間の姿の、俺が『可愛い?!』しかも俺、男だけど…。
可愛い?!
この国は、同性同士も結婚できる。でもまさか、求婚までされるなんて…!
ちょっとだけ、胸がきゅんと鳴った。
ドキドキしながらコンラッドを見つめていると、首の後ろを手で掴まれ、持ち上げられてしまった!
「コンラッド団長~!こんなところにかわいい猫ちゃんがいましたぁ!」
コンラッドに気を取られ油断、していた…!
そのせいで後ろから来た、コンラッドの仲間達に気が付かなかったのだ。
「何だそりゃ、かーわい~、ねこちゃん♡♡♡…じゃ、ねえよ!教祖はどこだ?!」
「団長が追って行ったはずじゃないですか?」
「うるせえ!」
「逃げられたんですね?」
立派な服を着ている割に、乱暴な言葉遣いのコンラッドは、首を乱暴に掴んでいた男から、優しい手つきで俺を取り上げると、地面に下ろした。
「痛かったろ?いっていいぞ」
「えー?逃しちゃうんですか?ヤツの使い魔だったりしませんか?」
「ばか、使い魔はもっとおどろおどろしい。見てみろ!白い靴下なんか履いて…毛もモフモフだ♡それに首輪つけてるだろ。『ノワール』って書いてある。どう見ても飼い猫だ」
使い魔どころか、教祖、本人なのだが…。
それより、うっかりしていた!!!
自分のものには名前を書きましょうと、いつも孤児院で教えているから、つい、チャームに名前を書いていた…!あああ、なんて事だ、名前バレしてしまった…!
「ノワール、それにしてもかわいいな…」
コンラッドは頬をだらしなく緩めて『ノワール』と呼んだ。
俺の名前を聞いても、猫の名前としか思っていないようだ。よく考えれば、こんな高貴そうな男が、貧民街でこっそり暮らしている、俺の名を知るはずがない。
少しホッとした俺の頭をすり、と、コンラッドが撫でると、彼の手首からふわりとちょっと甘くてスパイシーな香りがした。
な、何だこれは…?!
俺は思わず、コンラッドの手に自分からすりすりと頬擦りした。
「ちょ…!すりすりしてる!モッフモフで、かーわいー♡♡♡なんだなんだ、この野郎!」
「あはは。それ、団長が汗臭いからですよ。猫って人間の汗の匂い好きですから。団長、何日風呂入ってないんですか?」
「まだ六日だ」
「ちょ…っ、くさぁー!!」
六日も風呂に入ってない?それで、こんなに甘くていい匂いをさせるなんて、何なんだこの男は?!
しかも、手首でこれだ。これがもし、脇の下や、股の間だったら……!
想像しただけで、腹の奥がきゅんとなって、目眩がした。体の力がみるみる抜けていく。
俺はぽすんと、コンラッドの手の中に倒れ込んだ。
「お、おいっ!ノワール、どうしたッ?!」
「余りに強い匂いで酔っぱらったんじゃないですか?ほら、涎垂らしてる!人間の汗って猫のフェロモンと似てるらしいから、猫にまたたびやったみたいな感じじゃないですかね?」
「よかった、息はあるな…」
「全く…、猫を気絶させるなんて、前代未聞ですよ。ほら、教祖にも逃げられたことだし、ここの調査は私たちに任せて、早く帰って風呂に入ってください!」
「……じゃあ、頼んだ。娼館のエミリアには見張りをつけろ」
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