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29.【最終話】【アドリア殿下視点→ノワール視点】荒ぶる理由※
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私の影から、魔王が荒ぶっているとの報告を受け、ハーケンベルク邸へ駆けつけた。
「このところ手がつけられないんです。ほら、見てください!」
私の影で、ハーケンベルク邸の使用人として潜入しているナタリーが指差した先を見ると、魔王…、子猫の『ノワール』は餌である茹でた鶏肉をガツガツと貪っていた。
顔に皺まで寄せ、夢中で食べている。かなりの好物である事は窺える。
「…ただ餌にがっついているだけだろう?!」
「『餌』じゃありません!これは『うまうま』と申します!」
どう見ても猫の餌だが、餌と言ったらナタリーに叱られてしまった。
「健康を考えてお魚も食べていただきたいのですが、『うまうま』しかお食べになりません。それで少し、太ってしまわれて…」
「……」
魚以外出さなければそのうち諦めて食べるだろうに。
と、言うとまた面倒なことになりそうな気がして、私は何も言わない事にした。
「他に変わったことはあるか?」
「最近、とにかく機嫌がよくないのです」
「まさか、何かに危害を加えたり…?」
「ええ!」
ナタリーは部屋にある柱を指差した。その柱には麻縄が巻き付けられている。
食事を終えたノワールは、とことこと歩いていき、その柱でばりばりと、爪とぎを始めた。
「ほらっ!」
「ほら、って、決められた場所で爪とぎをしているだけだろうが!!」
「でも最近爪とぎの様子が、激しいんですよ!」
「少し体重が増えたから、力が強くなったんじゃないのか?!」
うまうまをたくさん食べて太って、食後の腹ごなしで決められたところで爪とぎして…。
すっごい良い子じゃねえかッ!!!!
「……他には何かあるのか…?」
「コンラッド様のお洋服を洗濯すると、お怒りになり、くっさい洗濯物が片付きません!」
「もう黙れ…っ!」
呆れた私は立ち上がり、帰ろうとした。すると、ナタリーが慌てて追いかけてくる。
「殿下、ほら、見てください」
ナタリーに促されて、しぶしぶ子猫の方を振り返る。子猫のノワールは窓の外をぼんやりと眺めていたが、少しすると悲しそうに鳴き始めた。
「なぉ~、なぉ~ん…」
「ルミリア国教会の組織見直しで、コンラッド様はお忙しく、数日、お帰りになりません…。ノワール様が悲しみ、鳴いて鳴いて…。可哀想で見ていられません!」
「……それで、わざわざ私を呼んだのか?」
「悲しみは、瘴気の引き金ですから」
「いや、あれは違うな…!」
あの鳴き方は、悲しんでいるのではない。
いずれにせよ、コンラッドを家に帰すしかないようだ。
早速、私は騎士団へ伝令を飛ばした。
****
体の奥が、ほんのり熱く燻っている。コンラッドにすりすりして、慰めてほしいのに、もう三日も帰ってこない。
切なくて苦しくて、鳴き声が漏れてしまう。
「なぉ~、なぉ~ん…」
ご飯を食べて、爪とぎして運動しても眠れない。こんなこと、初めてだ。
これは一体、何なのだろう…?
窓に向かって鳴いていると、待ち焦がれた馬の蹄の音が聞こえた。
コンラッドだ…!
俺は扉の前までコンラッドを迎えに走る。
扉が開くと、一目散にコンラッドに飛びついた。
「ノワール…!」
コンラッドは飛びついた俺を抱き上げてくれた。嬉しすぎて、ゴロゴロと大音量で喉を鳴らす。顔を擦り寄せるとくすぐったかったのか、コンラッドに笑われた。
「ずっと、風呂に入っていないんだ。湯を浴びるから、待っていてくれ」
「やだっ!」
これが大好物なのに…!
嫌だと鳴いてみたが、通じなかったようだ。
「ノワールも一緒に、入りたいのか…?」
完全な誤解だが、一緒なら悪くない。抱っこされたまま、浴室へ連れて行ってもらった。
コンラッドは脱衣所で待つ使用人を下がらせて人払いすると、俺と風呂場に入った。
石鹸でたっぷりの泡をたてて、自分と俺を一緒に洗う。
気持ち良いけど、まだ、何か足りない…。
俺はコンラッドの指を甘噛みして、鳴いてしまった。
「なぉー…」
「ノワール、お前…。アドリア殿下が言うように、本当に、発情しているのか?」
「へ…?」
意外な言葉に、俺は驚いて固まった。
「ふ…!なんだその顔!口が半開き、目がまんまるだ!ノワール…、そんなに意外だったのか…?」
俺の中にはなぜか、魔王の力が封印されている。そのせいで、生態がより獣に近付いているのだろうか…?
今まで人間だったから発情がどういうものかは知らないが…、体がほんのり熱くて苦しい。
俺はコンラッドの手にしがみついて体を擦り付けた。
「ノワール、体がほてるんだな…?」
「うん~」
「……助けてやりたいが、子猫のままでは無理だ…」
つまり、人の姿になれば、コンラッドが助けてくれる…?
コンラッドはお湯で泡を流すと、俺を連れて湯船に浸かった。
胸にピッタリとくっ付いたまま、魔法を解いて人間の姿になる。コンラッドは急に大きくなっても、俺をしっかりと支えて、抱きしめてくれた。
「ノワール…。もう、乳首も下半身も、勃っているじゃないか…」
「俺、子猫のノワールだったのに、発情期がきちゃったんだっ…!」
あれからコンラッドに甘えるだけ甘えて生活していたら、少し大きくなって、いつの間にか成猫になり発情期まで来てしまったようだ。
コンラッドはそっと俺の勃ち上がったものに触れる。
「以前した時は、射精しなかったな…?」
「う、うん…」
そう言いながら、俺のものを優しく上下に扱いていく。つんと立った乳首も指でこりこりと撫でられ、コンラッドが動くたびに熱を持ち、腹の中が熱くうずく。
「だめっ!コンラッド…。出ちゃう…!」
「出して良いぞ…?」
「やだ…。コンラッドと一緒にいきたい…」
「ノワール…」
コンラッドは浴槽の縁に俺をつかまらせて四つん這いの体勢にすると、後ろから腰を掴んだ。
「怪我をしないように…」
そう言って後孔に魔法をかけると、後ろが湿った感覚がする。
「コンラッド、早く…」
「ノワール…!」
待ちきれなくて尻を突き出すと、指が入って来た。中を慎重に、弄り、ほぐしている。
指が入ってくると、瘴気の治療でコンラッドのモノが挿入されたことを思い出してしまった。我慢することが出来なくなり、浅ましく腰が揺れる。
「ん、ふ…、う…んん…♡」
「ノワール、気持ちいいのか…?」
「うん…♡もう、きて…!コンラッドぉ♡」
「ノワール!」
コンラッドの名を呼ぶと、後孔に亀頭が密着した。入り口は押しつぶされ、ぬちゅ…、と音を立てながら大きな陰茎が侵入してくる。コンラッドの長大な陰茎が中をみちみちと押し広げた。
「あぅ…ッ、ああぁっ♡コンラッドッ…ッ♡♡ああぁっ、なか、キてる…っ!ひ、あ゛ッ♡♡」
俺の尻にコンラッドの腰がぶつかると、俺の先端からはぷしゅ、と弱々しく精液が吹き出した。
「一緒にいくんじゃなかったのか?」
「だって…、だって…、気持ちよかったからっ…♡」
後ろを振り向くと、コンラッドは薄く微笑んでいた。恥ずかしくて前に逃げようと動くと腰を掴まれ引き寄せられる。
「あ。あ、…ぁんっ!」
「もう一度、一緒にいこう…!」
コンラッドは腰を後ろに引き、また奥まで突き入れるという動作をなん度も繰り返した。繰り返すたびに、少しずつ挿入が深くなっていく。
動くたびにバシャバシャとお湯が跳ねて、敏感になった体を刺激する。
「あ、あっ、はぁ…、ん…っ♡ ん…っ!…っ!あっ…♡あぅっ♡」
「かわいい、ノワール。いいんだな…?ここ!」
一段と大きな突き上げで、奥の行き止まりだと思われた部分に、亀頭が埋没した。
「…あっ!はぁっ…!あ、ぁ…っ!だめ、だめっ!」
「ノワール、出すぞ…!」
「あっ、はぁ…っ、も、…!ん゛っ、ぁ……ッ♡んん゛んんっ!!!」
連続で奥を攻め立てられ、コンラッドの精液が注がれた。その刺激で俺もビュッと勢いよく射精する。
「ノワール…、いっぱいだせて、偉かったな…」
「うん…。コンラッド、俺を大人にしてくれて、ありがとう…。大好きだよ…」
「私もだ。ノワール…。愛してる」
コンラッドにたくさんかわいがってもらえたから、俺は大人になれたんだ。
コンラッド、ありがとう。
これからはコンラッドを助けられるように、勉強もちょっとだけがんばって、もっと大人になる…!
…大人になっても、ずっと、そばにいるよ…。
首につけた鈴が、ちりーんと音を立てて揺れた。
「このところ手がつけられないんです。ほら、見てください!」
私の影で、ハーケンベルク邸の使用人として潜入しているナタリーが指差した先を見ると、魔王…、子猫の『ノワール』は餌である茹でた鶏肉をガツガツと貪っていた。
顔に皺まで寄せ、夢中で食べている。かなりの好物である事は窺える。
「…ただ餌にがっついているだけだろう?!」
「『餌』じゃありません!これは『うまうま』と申します!」
どう見ても猫の餌だが、餌と言ったらナタリーに叱られてしまった。
「健康を考えてお魚も食べていただきたいのですが、『うまうま』しかお食べになりません。それで少し、太ってしまわれて…」
「……」
魚以外出さなければそのうち諦めて食べるだろうに。
と、言うとまた面倒なことになりそうな気がして、私は何も言わない事にした。
「他に変わったことはあるか?」
「最近、とにかく機嫌がよくないのです」
「まさか、何かに危害を加えたり…?」
「ええ!」
ナタリーは部屋にある柱を指差した。その柱には麻縄が巻き付けられている。
食事を終えたノワールは、とことこと歩いていき、その柱でばりばりと、爪とぎを始めた。
「ほらっ!」
「ほら、って、決められた場所で爪とぎをしているだけだろうが!!」
「でも最近爪とぎの様子が、激しいんですよ!」
「少し体重が増えたから、力が強くなったんじゃないのか?!」
うまうまをたくさん食べて太って、食後の腹ごなしで決められたところで爪とぎして…。
すっごい良い子じゃねえかッ!!!!
「……他には何かあるのか…?」
「コンラッド様のお洋服を洗濯すると、お怒りになり、くっさい洗濯物が片付きません!」
「もう黙れ…っ!」
呆れた私は立ち上がり、帰ろうとした。すると、ナタリーが慌てて追いかけてくる。
「殿下、ほら、見てください」
ナタリーに促されて、しぶしぶ子猫の方を振り返る。子猫のノワールは窓の外をぼんやりと眺めていたが、少しすると悲しそうに鳴き始めた。
「なぉ~、なぉ~ん…」
「ルミリア国教会の組織見直しで、コンラッド様はお忙しく、数日、お帰りになりません…。ノワール様が悲しみ、鳴いて鳴いて…。可哀想で見ていられません!」
「……それで、わざわざ私を呼んだのか?」
「悲しみは、瘴気の引き金ですから」
「いや、あれは違うな…!」
あの鳴き方は、悲しんでいるのではない。
いずれにせよ、コンラッドを家に帰すしかないようだ。
早速、私は騎士団へ伝令を飛ばした。
****
体の奥が、ほんのり熱く燻っている。コンラッドにすりすりして、慰めてほしいのに、もう三日も帰ってこない。
切なくて苦しくて、鳴き声が漏れてしまう。
「なぉ~、なぉ~ん…」
ご飯を食べて、爪とぎして運動しても眠れない。こんなこと、初めてだ。
これは一体、何なのだろう…?
窓に向かって鳴いていると、待ち焦がれた馬の蹄の音が聞こえた。
コンラッドだ…!
俺は扉の前までコンラッドを迎えに走る。
扉が開くと、一目散にコンラッドに飛びついた。
「ノワール…!」
コンラッドは飛びついた俺を抱き上げてくれた。嬉しすぎて、ゴロゴロと大音量で喉を鳴らす。顔を擦り寄せるとくすぐったかったのか、コンラッドに笑われた。
「ずっと、風呂に入っていないんだ。湯を浴びるから、待っていてくれ」
「やだっ!」
これが大好物なのに…!
嫌だと鳴いてみたが、通じなかったようだ。
「ノワールも一緒に、入りたいのか…?」
完全な誤解だが、一緒なら悪くない。抱っこされたまま、浴室へ連れて行ってもらった。
コンラッドは脱衣所で待つ使用人を下がらせて人払いすると、俺と風呂場に入った。
石鹸でたっぷりの泡をたてて、自分と俺を一緒に洗う。
気持ち良いけど、まだ、何か足りない…。
俺はコンラッドの指を甘噛みして、鳴いてしまった。
「なぉー…」
「ノワール、お前…。アドリア殿下が言うように、本当に、発情しているのか?」
「へ…?」
意外な言葉に、俺は驚いて固まった。
「ふ…!なんだその顔!口が半開き、目がまんまるだ!ノワール…、そんなに意外だったのか…?」
俺の中にはなぜか、魔王の力が封印されている。そのせいで、生態がより獣に近付いているのだろうか…?
今まで人間だったから発情がどういうものかは知らないが…、体がほんのり熱くて苦しい。
俺はコンラッドの手にしがみついて体を擦り付けた。
「ノワール、体がほてるんだな…?」
「うん~」
「……助けてやりたいが、子猫のままでは無理だ…」
つまり、人の姿になれば、コンラッドが助けてくれる…?
コンラッドはお湯で泡を流すと、俺を連れて湯船に浸かった。
胸にピッタリとくっ付いたまま、魔法を解いて人間の姿になる。コンラッドは急に大きくなっても、俺をしっかりと支えて、抱きしめてくれた。
「ノワール…。もう、乳首も下半身も、勃っているじゃないか…」
「俺、子猫のノワールだったのに、発情期がきちゃったんだっ…!」
あれからコンラッドに甘えるだけ甘えて生活していたら、少し大きくなって、いつの間にか成猫になり発情期まで来てしまったようだ。
コンラッドはそっと俺の勃ち上がったものに触れる。
「以前した時は、射精しなかったな…?」
「う、うん…」
そう言いながら、俺のものを優しく上下に扱いていく。つんと立った乳首も指でこりこりと撫でられ、コンラッドが動くたびに熱を持ち、腹の中が熱くうずく。
「だめっ!コンラッド…。出ちゃう…!」
「出して良いぞ…?」
「やだ…。コンラッドと一緒にいきたい…」
「ノワール…」
コンラッドは浴槽の縁に俺をつかまらせて四つん這いの体勢にすると、後ろから腰を掴んだ。
「怪我をしないように…」
そう言って後孔に魔法をかけると、後ろが湿った感覚がする。
「コンラッド、早く…」
「ノワール…!」
待ちきれなくて尻を突き出すと、指が入って来た。中を慎重に、弄り、ほぐしている。
指が入ってくると、瘴気の治療でコンラッドのモノが挿入されたことを思い出してしまった。我慢することが出来なくなり、浅ましく腰が揺れる。
「ん、ふ…、う…んん…♡」
「ノワール、気持ちいいのか…?」
「うん…♡もう、きて…!コンラッドぉ♡」
「ノワール!」
コンラッドの名を呼ぶと、後孔に亀頭が密着した。入り口は押しつぶされ、ぬちゅ…、と音を立てながら大きな陰茎が侵入してくる。コンラッドの長大な陰茎が中をみちみちと押し広げた。
「あぅ…ッ、ああぁっ♡コンラッドッ…ッ♡♡ああぁっ、なか、キてる…っ!ひ、あ゛ッ♡♡」
俺の尻にコンラッドの腰がぶつかると、俺の先端からはぷしゅ、と弱々しく精液が吹き出した。
「一緒にいくんじゃなかったのか?」
「だって…、だって…、気持ちよかったからっ…♡」
後ろを振り向くと、コンラッドは薄く微笑んでいた。恥ずかしくて前に逃げようと動くと腰を掴まれ引き寄せられる。
「あ。あ、…ぁんっ!」
「もう一度、一緒にいこう…!」
コンラッドは腰を後ろに引き、また奥まで突き入れるという動作をなん度も繰り返した。繰り返すたびに、少しずつ挿入が深くなっていく。
動くたびにバシャバシャとお湯が跳ねて、敏感になった体を刺激する。
「あ、あっ、はぁ…、ん…っ♡ ん…っ!…っ!あっ…♡あぅっ♡」
「かわいい、ノワール。いいんだな…?ここ!」
一段と大きな突き上げで、奥の行き止まりだと思われた部分に、亀頭が埋没した。
「…あっ!はぁっ…!あ、ぁ…っ!だめ、だめっ!」
「ノワール、出すぞ…!」
「あっ、はぁ…っ、も、…!ん゛っ、ぁ……ッ♡んん゛んんっ!!!」
連続で奥を攻め立てられ、コンラッドの精液が注がれた。その刺激で俺もビュッと勢いよく射精する。
「ノワール…、いっぱいだせて、偉かったな…」
「うん…。コンラッド、俺を大人にしてくれて、ありがとう…。大好きだよ…」
「私もだ。ノワール…。愛してる」
コンラッドにたくさんかわいがってもらえたから、俺は大人になれたんだ。
コンラッド、ありがとう。
これからはコンラッドを助けられるように、勉強もちょっとだけがんばって、もっと大人になる…!
…大人になっても、ずっと、そばにいるよ…。
首につけた鈴が、ちりーんと音を立てて揺れた。
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