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第14話  男のロマン

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「父上、母上、兄上お待たせしました」



キリッ



俺ってば、それはもう見事なほど美しくアルカイックスマイルで登場致しました



「まだカフィリスが来ていない、少し待て」



「はい」



兄二人に礼をして、いつもの席につく



「無事卒業出来ましたね、心配してたんですよ?ジュード」



「ブルーム兄さん...いやですよ、僕のどこにそんな心配があるんですか?」



注がれた温かいお茶のカップを手に取る

あ、昨日俺のミニジュード君洗ってた侍女だ...



「いつもあのリスみたいな娘に宿題教えてもらっていただろう」



ぶー...





お茶に口つける前で良かった。





「あ、はい。彼女教えるのが上手だったので...」



「まあ、別の目的もあったと思うがな、いつも、胸元ばかり見つめていたな」



ぶほっ...



ちょっと口つけてたからこぼしそうになったじゃないか



カチャリ、カップをソーサーに戻してテーブルに置く



「そんな、そもそも僕は少し照れ屋な所がありますからね...俯いていただけですよ」



「フフ...でも昨日はリーリエ嬢を連れ帰ってきたな、リスみたいな娘が意中の相手かと思っていたのだがな、しかもなんだあれは、メロンでも入れていたのか?」



ゴホッゴホッゴホッむせた



「な、何を見たんですか?」



ギッと兄を見る



「丁度馬で帰ってきてたんでな、シュタイアーマリーク侯爵と出てくるのを見たんだ」



「あら、メロンってなあに」



楽しそうに話に参加してくる母



「ジュードは、私のおっぱい大好きだったものね、母乳が出なくなっても良く飛び込んで両手で揉んでいたじゃない?」



美魔女がニコニコしながらおかしな事言い始めた

うちの家族はちょっとおかしい

急にバーベキューし始めたり、小さい頃は皆で鬼ごっこしてたこともある

良くそんな暇があったな



そんな家族なので母は4人とも完全母乳で育てた

飲ませないと、子供の鳴き声を聞いただけで四方八方に母乳が飛ぶくらい出たらしい

飲んでもらえることで乳腺炎にもならずに済んだ、いっぱい飲んでくれてありがとうレベルだったようだ。



「そうだな、私はどちらかというと片手に収まるくらいが良いが、それよりも足が重要だな」



「母上子供の頃の話は止めてください、マキュロス兄さんの性癖は、知りたくもないし...」



真っ赤になった顔を両手で覆いスンスンしてしまう



「そうだぞ、ジュードが照れているではないか、今日の夕食はお祝いしようと思うのだが良かったらリーリエ嬢を呼びなさい。」



「父上...」





グッとサムズアップした父上

「父さんも大きいオッパイ好きだぞ!」





スパーンと、小気味良いハリセンの音が響いた
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