上 下
34 / 88

第34話  妄想してもいい頃

しおりを挟む
はあああ......リーリエたん、きゃあわいいいい

早くぎゅーってしたいな~♪



水着もどんなの作ったんだろう?ビキニとかあり得ないだろうから、ワンピースみたいなのかな?素材はどんなもので作ってるんだろう......シルクとか?



いつもドレスだし、この前の寝間着レベルでも妥協しよう

濡れたら肌にピッタリ張り付くもんな、うへへへへ

リーリエ泳げないよね!絶対俺にしがみついてくるよね!激アツだな!ヤバイな!どうしよ、自制できるかわかんないわ、思い余って、触っちゃいそうだな......ウッ



あ~えっと、2......3...5...7......11......13...17..19...23...29......31......ふう......



そうだな~泳ぎも教えてあげたいし......あれ?俺泳げたっけ?





良く考えると、俺この身体に泳ぎを教えたことが無い......だって、海も川も湖も行く機会無かったんだもの。





「ジュード様、どうかなさいました?顔色が優れませんが......」



「あ~、うん、やっぱり少し疲れたかな?リーリエの顔を見たらホッとしたのかも......」



「では、ディナーの時間まで少しお休みになられたら如何でしょう」



「そうだな......リーリエも一緒に居てくれる?」



「うえ?」



え、何今うえ?つった?かわい♪



「冗談だよ、少し休ませて貰って良いかな?」



リーリエたん、顔真っ赤にしてプルプルしてた、かわい♪



「はい、では..アレクサンドル、用意をお願い」



「はい、整えて御座いますので、ご案内致します」



アレクサンドルっていうのか、全然覚えてなかったわ....

ありがとうよ、アレクサンドル











「なあ、高崎に海とかプールとか湖とか無いのか?」



「高崎で海は無いの?とか禁句ですよ」



「え、禁句なの?」



「湖は、ありますよ、榛名湖、泳いでる人見たことありませんけどね藻が絡み付くんじゃ無いですか?」



「え、溺れるじゃん」



「その代わり群馬県民なら無料のプールとかありますよ」



「え、無料?何それ」



「群馬県民は泳ぎが達者でなければ舐められるんです」



「え、強制なの?泳げないといけないの?」



「半分はフィクションです」



「え、凄い」



「ということで今ごろ気づいたんですね、自分が泳げないかもしれないっていう事を」



「はい、その通りです」



「少し泳ぎにいきますか」



「お願いします」









えー子供ばっかじゃん

水着のお姉さん居ない...



お母さんは、いっぱい居る....子供用プールで子供見てる



あ、あの人なかなか...





「ジュード様、25メータープールで泳いでみやがれ」



「あ、はいスミマセン」



おお、冷たい

久々だな...クロールでもやってみるか...



「おお、泳げるじゃないですか」



「一応、泳げるよ、親父に小さい頃に阿字ヶ浦とか連れていって貰ったんだ、良かった...有り難いよな、親って」



往復泳いでみたが、この身長だと深さが心もとない、上がるか



「泳げるの確認出来たし、行こうか。」



あちこちから、なんか視線感じるから泳ぎにくいし...あ、あのお母さん凄い...ボイン....



「リーリエ様が怒ってハゲマスヨ」



「ハッ、それは禿げそうだ!」
しおりを挟む

処理中です...