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第一章 地球淫界化計画を阻止せよ!
雷の聖使、燦燦たる初陣!?②
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宣言した通り、慈悲による止めを刺すべく怪物ににじり寄る雷の聖使であったが、その歩みが何故か不意に止まり、彼女が身を屈める気配が伝わってきた。
「……?」
まさに赤ずきんをガブリとやるために待ち構える狼の心境で襲撃態勢を整えているベルバスは、もしや意図を察せられたか?と一瞬ヒヤリとしたが、次の瞬間新たな期待に胸を躍らせる仕儀となった。
「──それにしてもコレって…」
何ということか、艶めかしい視線が釘付けとなっているのは先程聖使が一撃の下に〈亀頭〉を粉砕してのけた土留色の巨大陰茎であった!
「めっちゃヤバい…こんな長くて巨っきいの、一体ど~やって使うのよ…!?」
ぱっと見にはくたびれきって変色した太めのゴムホースにも見えないこともない、所有者の身長にほぼ等しい全長三メートル超にも垂んとするそれを(手袋で完全ガードされているためか)恐れ気も無く右手で掴み上げたルリアは、嫌悪と好奇心が綯い交ぜとなった複雑な表情でしげしげと観察するが、当の負極界人はこの緊急事態に近年稀に見る大恐慌を来たしていた!
『──あッ、はあぁッ!
ダッ、ダメェッ!そ、そんなトコ触られちゃったら、ボ、ボクちゃん元気になっちゃうッッ!!』
…されど、至福の時間はここまでであった──次の刹那、雷力を全開にしたルリアの姿は再びプラズマ状の白光に包まれ、哀れ淫魔獣の勃起寸前の長過ぎる陰茎はあたかも避雷針のごとくその雷撃をまともに浴びることとなったのである!
「ヒギャギュギョバキュワヤアアアッッ!!!」
かくて全身の細胞の隅々にまで染み渡った軽く見積もっても数十万ボルトの超高圧電流によって、凶祭華同盟最強戦士を自認するベルバスは四畳半の砂壁が崩れ落ちぬのが不思議なほどの凄まじい絶叫を放つが、いつの間にか両手で魔性の超巨根を掴んでいた雷の聖使は放電攻撃を続けたままそれを激しくネジり回して一気にモギ取らんとする!
「ギギャワアアアアアッ!!
──ざ、ざぜるがあッ、ぞれだげばッ!!」
たまらず起き上がった怪物は一心不乱に肉柱をイジり続ける美しき戦士の上から覆い被さるようにして抱え込むと、渾身の力を込めて締め上げた!
「なッ!?──しッ、しまったッ!!」
師である聖防霊の鬼指導の下、入念に稽古を重ねた必殺の【六十九の雷撃技】の一つ《根切りの雷指》──もちろん完璧に習得したとは到底いえぬにせよ、一切の小細工を排してこれ一本に賭けるという当初の作戦通り、渾身の力で全放出した雷力を急所に直撃させたことで決定的なダメージを与えたはずであったが──!?
『──ヤバいッ!コ、コイツまだ参ってないッ!?』
まさしく、むしろこの攻撃によって呪われし筋骨が賦活され、邪悪なる暗黒エネルギーがチャージされたかのように魔物の両腕の剛力は漲り、巨大な万力と化した腕骨が初陣の聖戦士の香しき美肉にギリギリと食い込んでゆく!
「あ…あぐはあぁッ、くッ、苦しい…ッ!
ど、どーしてこの技でキマらないのよ…?
エ、エジュケーの嘘つきッ…!
──あッあッあッ…ダッ、ダメぇ…
目、目の前がグルグル回り始めた…
あ、ああ…気が遠くなってゆく…
た、救けてマサヒコッ…!」
「……?」
まさに赤ずきんをガブリとやるために待ち構える狼の心境で襲撃態勢を整えているベルバスは、もしや意図を察せられたか?と一瞬ヒヤリとしたが、次の瞬間新たな期待に胸を躍らせる仕儀となった。
「──それにしてもコレって…」
何ということか、艶めかしい視線が釘付けとなっているのは先程聖使が一撃の下に〈亀頭〉を粉砕してのけた土留色の巨大陰茎であった!
「めっちゃヤバい…こんな長くて巨っきいの、一体ど~やって使うのよ…!?」
ぱっと見にはくたびれきって変色した太めのゴムホースにも見えないこともない、所有者の身長にほぼ等しい全長三メートル超にも垂んとするそれを(手袋で完全ガードされているためか)恐れ気も無く右手で掴み上げたルリアは、嫌悪と好奇心が綯い交ぜとなった複雑な表情でしげしげと観察するが、当の負極界人はこの緊急事態に近年稀に見る大恐慌を来たしていた!
『──あッ、はあぁッ!
ダッ、ダメェッ!そ、そんなトコ触られちゃったら、ボ、ボクちゃん元気になっちゃうッッ!!』
…されど、至福の時間はここまでであった──次の刹那、雷力を全開にしたルリアの姿は再びプラズマ状の白光に包まれ、哀れ淫魔獣の勃起寸前の長過ぎる陰茎はあたかも避雷針のごとくその雷撃をまともに浴びることとなったのである!
「ヒギャギュギョバキュワヤアアアッッ!!!」
かくて全身の細胞の隅々にまで染み渡った軽く見積もっても数十万ボルトの超高圧電流によって、凶祭華同盟最強戦士を自認するベルバスは四畳半の砂壁が崩れ落ちぬのが不思議なほどの凄まじい絶叫を放つが、いつの間にか両手で魔性の超巨根を掴んでいた雷の聖使は放電攻撃を続けたままそれを激しくネジり回して一気にモギ取らんとする!
「ギギャワアアアアアッ!!
──ざ、ざぜるがあッ、ぞれだげばッ!!」
たまらず起き上がった怪物は一心不乱に肉柱をイジり続ける美しき戦士の上から覆い被さるようにして抱え込むと、渾身の力を込めて締め上げた!
「なッ!?──しッ、しまったッ!!」
師である聖防霊の鬼指導の下、入念に稽古を重ねた必殺の【六十九の雷撃技】の一つ《根切りの雷指》──もちろん完璧に習得したとは到底いえぬにせよ、一切の小細工を排してこれ一本に賭けるという当初の作戦通り、渾身の力で全放出した雷力を急所に直撃させたことで決定的なダメージを与えたはずであったが──!?
『──ヤバいッ!コ、コイツまだ参ってないッ!?』
まさしく、むしろこの攻撃によって呪われし筋骨が賦活され、邪悪なる暗黒エネルギーがチャージされたかのように魔物の両腕の剛力は漲り、巨大な万力と化した腕骨が初陣の聖戦士の香しき美肉にギリギリと食い込んでゆく!
「あ…あぐはあぁッ、くッ、苦しい…ッ!
ど、どーしてこの技でキマらないのよ…?
エ、エジュケーの嘘つきッ…!
──あッあッあッ…ダッ、ダメぇ…
目、目の前がグルグル回り始めた…
あ、ああ…気が遠くなってゆく…
た、救けてマサヒコッ…!」
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