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572話 漆黒の瞳
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光が…広がっていく…ぷぎゅるっ!?
俺は優羽花の光を纏った右ストレートをモロに喰らって派手に吹き飛んでいた。
そのまま会議堂の壁に激突、
崩れた壁の中に俺は埋まった。
まるでギャグ漫画みたいな状況。
でもこれって大惨事じゃないんですか?
子供の頃から地ノ宮流気士術の気士として鍛えられていた
俺じゃなきゃ…死んじゃってたね。
俺は崩れ落ちた壁の欠片の隙間から優羽花を見た。
うわっその瞳怖すぎ…。
瞳に一切光沢が無くて、
ゲームやアニメでいうところのヤンデレみたいなんですがそれは。
「はあ…お兄に対して色々うっぷん溜まっていたんだけど…
これでだいぶスッキリしたわ」
優羽花は煙があがっている自分の拳を見つめながら
これまでにない至上の笑顔を浮かべた。
「こ、こら!
何だその反応は!
大体いきなり兄を全力で殴り飛ばすなんて、
そんな子に育てた覚えは無いぞ優羽花!
これじゃあまるで…
ひと昔前の漫画やアニメやゲームで流行った
理不尽な暴力ヒロインの所業ではないのか!?
…反対!
暴力ヒロイン反対!」
「いきなり訳の分かんないこと言うな!
だいたい殴っていいって言ったのはお兄じゃないのよ!」
「…たしかにそうは言ったけど、
光の勇者の力で全力で殴っていいとか兄さんは言ってない!
そこは少しは、手心というか…」
「ふーん…そういうこと言うわけ?
だったらお兄い!
まずあたしに手心を加えなさいよ!」
「えっ、俺が…?
しかし俺は優羽花に対して
充分に気を掛けているつもりなんだが…」
「嘘つけ!
じゃあ…何で!
前にあたしが一番の妹だって言ったくせに!
ぜんぜっん気に掛けてくれないじゃない!」
「いつも気に掛けているじゃないか。
だって俺は、他の妹の誰よりも最優先で、
優羽花に組手稽古を付けているだろ?」
「だからそういうことじゃないって言ってるでしょおっ!!」
光のオーラを纏った優羽花の強烈な右ストレートが、
俺の右頬に再度突き刺さった。
俺は閃光とともに再度吹き飛ばされて会議堂の壁を突き破ると、
そのままの勢いで城の外に放り出された。
追撃の光の勇者パンチで俺へのダメージは更に加速した!
おいおいおい…死ぬわ俺。
まるでギャグ漫画やアニメの登場人物の様な有様だが、
俺は彼等みたいにみたいに吹っ飛ばされても、
次のコマやシーンで傷一つ無く復活する
無痛不死身の人間ではないので…
普通に痛いし身体へのダメージもあるのだ。
俺は一般人に比べると多少は強いものの、
身体の造り自体は普通の人間なのだから。
俺は優羽花の光を纏った右ストレートをモロに喰らって派手に吹き飛んでいた。
そのまま会議堂の壁に激突、
崩れた壁の中に俺は埋まった。
まるでギャグ漫画みたいな状況。
でもこれって大惨事じゃないんですか?
子供の頃から地ノ宮流気士術の気士として鍛えられていた
俺じゃなきゃ…死んじゃってたね。
俺は崩れ落ちた壁の欠片の隙間から優羽花を見た。
うわっその瞳怖すぎ…。
瞳に一切光沢が無くて、
ゲームやアニメでいうところのヤンデレみたいなんですがそれは。
「はあ…お兄に対して色々うっぷん溜まっていたんだけど…
これでだいぶスッキリしたわ」
優羽花は煙があがっている自分の拳を見つめながら
これまでにない至上の笑顔を浮かべた。
「こ、こら!
何だその反応は!
大体いきなり兄を全力で殴り飛ばすなんて、
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これじゃあまるで…
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…反対!
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「いきなり訳の分かんないこと言うな!
だいたい殴っていいって言ったのはお兄じゃないのよ!」
「…たしかにそうは言ったけど、
光の勇者の力で全力で殴っていいとか兄さんは言ってない!
そこは少しは、手心というか…」
「ふーん…そういうこと言うわけ?
だったらお兄い!
まずあたしに手心を加えなさいよ!」
「えっ、俺が…?
しかし俺は優羽花に対して
充分に気を掛けているつもりなんだが…」
「嘘つけ!
じゃあ…何で!
前にあたしが一番の妹だって言ったくせに!
ぜんぜっん気に掛けてくれないじゃない!」
「いつも気に掛けているじゃないか。
だって俺は、他の妹の誰よりも最優先で、
優羽花に組手稽古を付けているだろ?」
「だからそういうことじゃないって言ってるでしょおっ!!」
光のオーラを纏った優羽花の強烈な右ストレートが、
俺の右頬に再度突き刺さった。
俺は閃光とともに再度吹き飛ばされて会議堂の壁を突き破ると、
そのままの勢いで城の外に放り出された。
追撃の光の勇者パンチで俺へのダメージは更に加速した!
おいおいおい…死ぬわ俺。
まるでギャグ漫画やアニメの登場人物の様な有様だが、
俺は彼等みたいにみたいに吹っ飛ばされても、
次のコマやシーンで傷一つ無く復活する
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普通に痛いし身体へのダメージもあるのだ。
俺は一般人に比べると多少は強いものの、
身体の造り自体は普通の人間なのだから。
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