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第52話 俺と義妹と姫妹
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「優羽花(ゆうか)、これからもよろしくな」
俺は差し出された優羽花の手を優しく握って答えた。
「…こ、これはたまたま行列があったから並んだだけだし!
別にお兄に手を握って欲しいから来たんじゃないんだからね!」
姫騎士団(プリンセスナイツ)が俺の前に整列した時、ちゃっかり最後尾に並んでずっとそわそわしてたのを俺はしっかりと見ている。
ああ見えて優羽花は寂しがり屋な所がある、皆が楽しそうにしているのを見てそれに倣っただけなのだろう。
しかしその事を口にしようものなら、優羽花からまた理不尽な怒りを買ってしまうだろう。
俺は学習できる男。その怒りを回避できるのなら越したことはないのだ。
優羽花は年頃の娘だからだろうか、色々と難しいところがある。
だが優羽花は妹歴16年の俺の愛しい妹なのだ、そんなところも全て受け止めて慈(いつく)しむのが兄として正しいのである。
頬を赤らめながらそっぽを向いている優羽花を見つめながら俺はそう思った。
…さて、これで俺の妹たち全員と新たな兄妹の契りを結ぶ儀式は無事終了した訳だ。
俺は大仕事をやり終えたとばかりにふう…と大きく呼吸して両腕を伸ばしてリラックスをした。
「はぁ…はぁ…ケ、ケイガお兄様…お兄様に手をぎゅっと握られてきゅんきゅんイベント…もとい新たな兄妹の契りの儀式…まだ、やっておられますか…?」
まるで閉店前のスーパーに駆け込むかのように、ポーラ姫は息を荒げ髪を振り乱して俺の前に飛び込んできた。
「こらっポーラ、キミは最初に儀式済ませただろう? 重複は禁止だよ!」
「ミリィお姉様! ポーラ、まだお兄様に手を握られておりませんわ! わたくしだけ仲間外れなんて酷いですわ!」
「…そういえばそうだったね、ボクとしたことがすっかり頭から抜け落ちてしまっていたよ。
でもこれはね、最初にポーラが抜け駆けをしようとしたからでもあるんだよ。
…聞いているのかいポーラ?」
「ミリィお姉様、お小言は後にしてください! そんなことより、ケイガお兄様! わたくしと! 新たな兄妹の契りの儀式を!」
綺麗な碧眼を血走らせて俺に手を差し出して訴えかけるポーラ姫。
そこまで必死にならなくても俺は逃げないのだが。
俺はそんな彼女の手を諫める様に、優しく包むように握った。
「…それじゃあ改めて、よろしくなポーラ」
「ああ、ケイガお兄様…ポーラはあなたと一生添い遂げますわ…」
兄と妹としてですよねっ!?
俺は愛の告白を受けたような気がして内心すごく驚いたのだが、それを一切顔に出さない様に懸命に平静さを保った。
俺とポーラ姫は兄と妹の関係なのだ。
それを肝に銘じなければならない。
俺はおっぱい星人。
油断すればこの金髪碧眼巨乳お姫様に全部持っていかれないのである。
これが新たな兄妹の関係というものか、最初から前途多難しかないぞ。
…俺はこれからずっと耐えられるのか?
俺は差し出された優羽花の手を優しく握って答えた。
「…こ、これはたまたま行列があったから並んだだけだし!
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しかしその事を口にしようものなら、優羽花からまた理不尽な怒りを買ってしまうだろう。
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…さて、これで俺の妹たち全員と新たな兄妹の契りを結ぶ儀式は無事終了した訳だ。
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「はぁ…はぁ…ケ、ケイガお兄様…お兄様に手をぎゅっと握られてきゅんきゅんイベント…もとい新たな兄妹の契りの儀式…まだ、やっておられますか…?」
まるで閉店前のスーパーに駆け込むかのように、ポーラ姫は息を荒げ髪を振り乱して俺の前に飛び込んできた。
「こらっポーラ、キミは最初に儀式済ませただろう? 重複は禁止だよ!」
「ミリィお姉様! ポーラ、まだお兄様に手を握られておりませんわ! わたくしだけ仲間外れなんて酷いですわ!」
「…そういえばそうだったね、ボクとしたことがすっかり頭から抜け落ちてしまっていたよ。
でもこれはね、最初にポーラが抜け駆けをしようとしたからでもあるんだよ。
…聞いているのかいポーラ?」
「ミリィお姉様、お小言は後にしてください! そんなことより、ケイガお兄様! わたくしと! 新たな兄妹の契りの儀式を!」
綺麗な碧眼を血走らせて俺に手を差し出して訴えかけるポーラ姫。
そこまで必死にならなくても俺は逃げないのだが。
俺はそんな彼女の手を諫める様に、優しく包むように握った。
「…それじゃあ改めて、よろしくなポーラ」
「ああ、ケイガお兄様…ポーラはあなたと一生添い遂げますわ…」
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それを肝に銘じなければならない。
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これが新たな兄妹の関係というものか、最初から前途多難しかないぞ。
…俺はこれからずっと耐えられるのか?
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