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第113話 侵入者
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「…ははっ。それは無いなあ」
俺は一分の迷いも無く静里菜に言葉を返した。
「ですよね兄さん」
彼女も俺の返事が予想通りだった様で、にこやかな笑顔で受け答えた。
「そりゃあそうだ。
兄は妹を愛しむものであって、そういう性的な対象にするものでは無いからなあ。
俺はさっきは夢の中とは言え、正直魔が差したというか…どうかしていた。
だけど、今はもう大丈夫だ…。
俺は正気に戻った!
静里菜。
俺がふがいないばっかりに…
気を遣ってそんな事まで言ってくれてごめんな」
「いえいえ、兄さん。
わたしは別に”どちらでも”構いませんでしたから。
愛しい兄さんが思うところがあれば
わたしは妹として全部受け止める迄です」
静里菜はそう言うと俺の胸に抱きついて来た。
彼女は優羽花とは違い、
この様に俺に対してのスキンシップに余念がないのである。
優羽花が漫画やアニメで言う”ツンデレ”というものであるなら、
静里菜は”クーデレ”というものなのだろうか?
正直俺はクーデレという概念がよく解ってはいないのではあるが、
静里菜が穏やかな性格だからクール、
そしてスキンシップはデレだろうから合っている筈…多分。
俺は静里菜の頭を優しく撫でて、彼女の抱擁に答えた。
「わたし、兄さんの手は大きくて優しくて…大好きです。
出来る事なら、ずっといつまでもこうして居たいです」
「まあ、あんまり長い間そうしていると優羽花が怒るからなあ」
「優羽花はいつも兄さんと同じ屋根の下で、
兄さんを独占しているんですから、
わたしにもう少し兄さんを譲るべきだと思います!」
「ははは…そういえば静里菜?
さっき、優羽花の夢の中にも自分の精神体を送り込んだとか言ってなかったけ?」
「はい兄さん、優羽花の夢の中にも同じようにわたしの精神体を送ったのですが…
優羽花自身に何かショックなことがあったみたいで…
夢のセカイが完全に閉ざされて居て、入る事は叶いませんでした」
「…ああ、それはなあ…」
「兄さん、何か心当たりがあるのですか?」
「まあ、今はそっとして置いた方が良いと俺は思う」
実はその原因は他らなぬ俺にあるのだが、
それを静里菜に話すのは流石に恥ずかしいのである。
だからその詳細はスルーして頂くと有難い…。
「ふぅン…アナタ達、随分とヌルイ雰囲気になったじゃなぁイ…
アタシとしては、もっと淫猥な雰囲気の方を期待していたんだけどネ…」
突如、聞いたことのない女の声が響いた。
と、同時にとてつもなく強大な気配が俺たちの周囲に充満した。
俺は一分の迷いも無く静里菜に言葉を返した。
「ですよね兄さん」
彼女も俺の返事が予想通りだった様で、にこやかな笑顔で受け答えた。
「そりゃあそうだ。
兄は妹を愛しむものであって、そういう性的な対象にするものでは無いからなあ。
俺はさっきは夢の中とは言え、正直魔が差したというか…どうかしていた。
だけど、今はもう大丈夫だ…。
俺は正気に戻った!
静里菜。
俺がふがいないばっかりに…
気を遣ってそんな事まで言ってくれてごめんな」
「いえいえ、兄さん。
わたしは別に”どちらでも”構いませんでしたから。
愛しい兄さんが思うところがあれば
わたしは妹として全部受け止める迄です」
静里菜はそう言うと俺の胸に抱きついて来た。
彼女は優羽花とは違い、
この様に俺に対してのスキンシップに余念がないのである。
優羽花が漫画やアニメで言う”ツンデレ”というものであるなら、
静里菜は”クーデレ”というものなのだろうか?
正直俺はクーデレという概念がよく解ってはいないのではあるが、
静里菜が穏やかな性格だからクール、
そしてスキンシップはデレだろうから合っている筈…多分。
俺は静里菜の頭を優しく撫でて、彼女の抱擁に答えた。
「わたし、兄さんの手は大きくて優しくて…大好きです。
出来る事なら、ずっといつまでもこうして居たいです」
「まあ、あんまり長い間そうしていると優羽花が怒るからなあ」
「優羽花はいつも兄さんと同じ屋根の下で、
兄さんを独占しているんですから、
わたしにもう少し兄さんを譲るべきだと思います!」
「ははは…そういえば静里菜?
さっき、優羽花の夢の中にも自分の精神体を送り込んだとか言ってなかったけ?」
「はい兄さん、優羽花の夢の中にも同じようにわたしの精神体を送ったのですが…
優羽花自身に何かショックなことがあったみたいで…
夢のセカイが完全に閉ざされて居て、入る事は叶いませんでした」
「…ああ、それはなあ…」
「兄さん、何か心当たりがあるのですか?」
「まあ、今はそっとして置いた方が良いと俺は思う」
実はその原因は他らなぬ俺にあるのだが、
それを静里菜に話すのは流石に恥ずかしいのである。
だからその詳細はスルーして頂くと有難い…。
「ふぅン…アナタ達、随分とヌルイ雰囲気になったじゃなぁイ…
アタシとしては、もっと淫猥な雰囲気の方を期待していたんだけどネ…」
突如、聞いたことのない女の声が響いた。
と、同時にとてつもなく強大な気配が俺たちの周囲に充満した。
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