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第247話 愛の奇跡(ミラクル)
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「なっ…240!?
ポーラの魔力数値はボクとほぼ互角の190だった筈…
それが急にどうして?
まさか、『見通しの眼鏡』の故障なんてことはないよね!?」
ミリィは自身に掛けた
『見通しの眼鏡』のつるの部分にある動作スイッチを
確かめる様に操作しながら驚きの声を上げる。
「公爵様。
姫様に最も近い私からは、
先程迄とは比べ物にならない姫様の強大な魔力をびりびりと感じます。
『見通しの眼鏡』の数値は間違いないでしょう」
シノブさんは動揺するミリィに対して冷静に答える。
「魔力は鍛えることで向上させることが出来るけど、
精神的なきっかけで大きく上昇することもあると言うよね…。
…はっ!?
つまりこれは?
ポーラが魔法を指導するという名目で
兄君様とくんづほづれつ、
やましい関係になりたいばっかりに
どうしてもこの試合でシノブに負けたくは無くて…
その第一王位継承者に相応しい欲望の強さで
新たな魔力に目覚めたということなのかい!?」
俺はミリィのあんまりな物言いにひっくり返った。
そ、そんな馬鹿な…
いくらポーラ姫でもそんなことは…。
「ミリィお姉様!
やましい関係とか欲望とかおっしゃるのはあんまりですわ!
これは愛しいお兄様との愛溢れる日々を望むわたくしの…
紛うことなき無き純粋な気持ち…
そう…愛の奇跡が、
わたくしを更なる力に目覚めさせたのですわ!!」
認めた!?
ポーラ姫認めちゃった!
そんな思いで新たな力に目覚めるとか?
そんなのあり何ですかああ異世界いいー!?
…でも、
彼女の俺に対してのそこまでの強い思いが
そう為せたと言うのなら、
俺はその思いを不意にしてはいけないのでは…?
と、俺の兄としての心構えに一瞬迷いが生じた。
「ふふふ…ケイガお兄様。
この新たな力で持って、
すぐにこの試合は終わらせて見せますの。
もちろんわたくしの勝利でですわ。
楽しみにして下さいませ」
ポーラ姫は自身の紅潮した頬に指を添えて、
自信たっぷりにそう述べる。
うわああああ…
俺は彼女の”攻めの眼差し”に気圧されて身体が硬直する。
ちょっと待ってポーラさん!
何かすっかりキャラ変わってませんか!?
そして俺は自身の兄の心構えに一瞬でも迷いが生じたことを後悔した。
「…姫様。
そんな戯言は実際に私を倒してからおっしゃってください」
シノブさんは二刀を構えながらポーラ姫へ言葉を放つ。
おお、シノブさんは全く戦意が衰えていない。
俺は彼女のその強い心意気に希望を感じて、
自分の身体の硬直が解けるのを感じた。
「シノブ。
わたくしの言葉が戯言かどうか、
その身で確かめると良いですわ。
光の加護!」
ポーラ姫は光属性の身体強化魔法を行使する。
それと同時に、
俺の『見通しの眼鏡』に映る
ポーラ姫の魔力数値が240から264まで上昇した。
ポーラの魔力数値はボクとほぼ互角の190だった筈…
それが急にどうして?
まさか、『見通しの眼鏡』の故障なんてことはないよね!?」
ミリィは自身に掛けた
『見通しの眼鏡』のつるの部分にある動作スイッチを
確かめる様に操作しながら驚きの声を上げる。
「公爵様。
姫様に最も近い私からは、
先程迄とは比べ物にならない姫様の強大な魔力をびりびりと感じます。
『見通しの眼鏡』の数値は間違いないでしょう」
シノブさんは動揺するミリィに対して冷静に答える。
「魔力は鍛えることで向上させることが出来るけど、
精神的なきっかけで大きく上昇することもあると言うよね…。
…はっ!?
つまりこれは?
ポーラが魔法を指導するという名目で
兄君様とくんづほづれつ、
やましい関係になりたいばっかりに
どうしてもこの試合でシノブに負けたくは無くて…
その第一王位継承者に相応しい欲望の強さで
新たな魔力に目覚めたということなのかい!?」
俺はミリィのあんまりな物言いにひっくり返った。
そ、そんな馬鹿な…
いくらポーラ姫でもそんなことは…。
「ミリィお姉様!
やましい関係とか欲望とかおっしゃるのはあんまりですわ!
これは愛しいお兄様との愛溢れる日々を望むわたくしの…
紛うことなき無き純粋な気持ち…
そう…愛の奇跡が、
わたくしを更なる力に目覚めさせたのですわ!!」
認めた!?
ポーラ姫認めちゃった!
そんな思いで新たな力に目覚めるとか?
そんなのあり何ですかああ異世界いいー!?
…でも、
彼女の俺に対してのそこまでの強い思いが
そう為せたと言うのなら、
俺はその思いを不意にしてはいけないのでは…?
と、俺の兄としての心構えに一瞬迷いが生じた。
「ふふふ…ケイガお兄様。
この新たな力で持って、
すぐにこの試合は終わらせて見せますの。
もちろんわたくしの勝利でですわ。
楽しみにして下さいませ」
ポーラ姫は自身の紅潮した頬に指を添えて、
自信たっぷりにそう述べる。
うわああああ…
俺は彼女の”攻めの眼差し”に気圧されて身体が硬直する。
ちょっと待ってポーラさん!
何かすっかりキャラ変わってませんか!?
そして俺は自身の兄の心構えに一瞬でも迷いが生じたことを後悔した。
「…姫様。
そんな戯言は実際に私を倒してからおっしゃってください」
シノブさんは二刀を構えながらポーラ姫へ言葉を放つ。
おお、シノブさんは全く戦意が衰えていない。
俺は彼女のその強い心意気に希望を感じて、
自分の身体の硬直が解けるのを感じた。
「シノブ。
わたくしの言葉が戯言かどうか、
その身で確かめると良いですわ。
光の加護!」
ポーラ姫は光属性の身体強化魔法を行使する。
それと同時に、
俺の『見通しの眼鏡』に映る
ポーラ姫の魔力数値が240から264まで上昇した。
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