シスターヴレイヴ!~上司に捨て駒にされ会社をクビになり無職ニートになった俺が妹と異世界に飛ばされ妹が勇者になったけど何とか生きてます~

尾山塩之進

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486話 光の勇者のステータス

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「…と言う訳で、
俺とポーラ姫は兄と妹の関係を結んではいるけど、
ケッコンとかそういう男女の関係では断じてない訳です。
大体、兄と妹がケッコンとかおかしいからね!

…以上です、
理解頂けましたかイクシア王子?」

 俺は敬語とタメ口が混じった変な言葉遣いで
 ポーラ姫との兄妹関係をイクシア王子に説明した。
 相手が王子だと改め直した結果、
 今更だが敬語口調になってしまったのである。
 俺はまだ少しこんらんしている!

「なるほど…わかりましたケイガお兄様」

 王子は大きく頷いた。
 どうやら納得してくれた様である。

「ですがケイガお兄様?
一言申し上げるなら…

僕達王族からしますと、
兄と妹が結婚することは
そう珍しいことではありません。
ましてやケイガお兄様とポーラお姉様は
血の繋がりのない兄妹です。

つまりお二人が御結婚されても、
何もおかしいことは無いと
僕は思いますが?」

 うおおおおおっー!
 生粋の庶民である俺には理解できない、
 ポーラ姫やミリィと同じ
 やんごとなき一族の倫理観である。
 俺は思わず頭を抱えた。

 しかしこれでは話が堂々巡りになりかねない。
 そこで俺は少々強引でも話を切り替えて
 全力でスルーすることにした。

「と…とにかく、
増援に来てくれてありがとうイクシア王子。
魔族相手に光の魔力はこの上なく心強い」

「いいえ出来ることならもっと早くに…
聖王都を立たれる際にケイガお兄様に合流して
御一緒にグリンジスに来るべきだったのです。

辺境防衛の引継ぎに思いのほか
時間が掛かってしまい遅れてしまいました。
申し訳ありません」

 王子はそう言って頭を下げた。

 そういえば聖王都を立つ前にポーラ姫が
 魔族に対抗できる手筈が
 間に合わなかったと言っていたが…
 なるほどイクシア王子の事だったんだな。
 俺は合点が行った。

「それではケイガ兄様。
森の奥に居る高い魔力反応が魔族ですよね?
早速行って倒しましょう!」

「いや、ちょっと待ってッ!
俺達聖王国が魔族軍の一軍である魔竜軍と
同盟を結んでいるのは知っているよね王子?

この先に居ると思われる魔族が、
魔竜軍の魔族かどうかを
まず探る必要がある訳で…」

「ああ、ポーラお姉様もそう言われてました。
…申し訳ありませんケイガお兄様。

僕は戦う事には自信はあるのですが、
頭を使う事は少し苦手で…」

 んー?
 イクシア王子…
 何だか我がツンデレ妹、優羽花ゆうか
 似通っている様な気がするのですがこれは…

 ま、まさか!
 光の勇者はステータスのほとんどが
 戦闘力に割り振られて…
 その反動で賢さが無いとかいう
 ゲームみたいな設定は無いですよね?
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