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5章 ミゼリア王国編
仕掛けた罠
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「私が何か?」
城壁の上から現れたのは死んだはずのバーンレシアだった。
「バーンレシア!?」
「バーンレシア様!」
城壁の上にいるバーンレシアに全員が注目し、貫かれたハズのバーンレシアを見ると……
「 なんだこれは……?バーンレシア様じゃない……でも確かに……先程までは確実にバーンレシア様だった……」
勇者は動けないがまだ顔だけは動かすことが出来る。
その状態で確認しているが、目の前にあるのは明らかな肉人形。
「それはオーク肉で作った肉人形だよ、勇者」
「そして先程まで貴方が見ていたのは、肉人形に幻惑魔法と幻影魔法で写したバーンレシア様ですよ」
俺と覚醒を解いたセルフィが勇者に答える。
「ほんの少しだけ勇者に効けばいい、大臣は耐性がないからすぐに騙せる事は分かってたしな」
これが勇者を殺し、大臣を殺す為の罠。
足を撃ち抜いたのも逃げられないようにする為。
肉人形には罠化させた氷属性の結界魔法と幻惑魔法、バーンレシアには幻影魔法のミラー。
対象の姿を任意な物、場所にそのまま写す魔法。
肉人形をバーンレシアに見せ、幻惑魔法で注目させる、その後殺されたように見せかけ、大臣な勝ったと思わせ、勇者を足止めする。
その後勇者を殺す為の結界が発動する、ウルナには保険でバインドまで掛けてもらったけどな。
こちらも効力を上げるために罠化させたが、それだけでなく、ウルナの新しいスキル。
多重詠唱。
同じ魔法に限るが、発動待機状態にした魔法を更に起動させ効力をあげ、威力もあげ、手数も増やす魔法。
その分消費も上がる。
これの強い所は、不意打ちや待機状態から更に起動させれるタイミングがある時だ。
ウルナの魔力があれば同時に魔法を複数展開させるのはわけない。
だがそれは1の魔法を1つづつ増やすだけだ。
多重詠唱の強みは、1の魔法を2以上にして同時に魔法を展開できる。
今の限界は4重詠唱だ、それだけでもかなり強くなる、条件付けと合わせてやっと勇者に効く様になったけどな……
「君たちは……強いな……怖いくらいに、ただレベルが、ステータスが強いんじゃない……自分達の糧にする為なら命すら投げ出すんだ……マトモじゃない」
「お褒めに預かり光栄だよ、勇者様」
「お褒めに預かり光栄です、勇者様」
「あんがとな!」
満身創痍の俺たちはそれでも生きて笑っている。
例えマトモじゃないとしてもな。
「そっちは終わったのかのーレインー」
「終わったぞ、ウルナ、後は殺すだけだ」
ウルナがバーンレシアと共にフロートボードで降り、横に来る。
「アイスバインド」
大臣を氷の帯と氷の十字架で磔にする
「どうぞ、バーンレシア様」
バーンレシアに前を譲り、次元収納から取り出した1振りの剣を手渡す。
「ありがとう、レイン……さぁ、大臣、 ……いや!ジルワール!裁きの時間です!」
城壁の上から現れたのは死んだはずのバーンレシアだった。
「バーンレシア!?」
「バーンレシア様!」
城壁の上にいるバーンレシアに全員が注目し、貫かれたハズのバーンレシアを見ると……
「 なんだこれは……?バーンレシア様じゃない……でも確かに……先程までは確実にバーンレシア様だった……」
勇者は動けないがまだ顔だけは動かすことが出来る。
その状態で確認しているが、目の前にあるのは明らかな肉人形。
「それはオーク肉で作った肉人形だよ、勇者」
「そして先程まで貴方が見ていたのは、肉人形に幻惑魔法と幻影魔法で写したバーンレシア様ですよ」
俺と覚醒を解いたセルフィが勇者に答える。
「ほんの少しだけ勇者に効けばいい、大臣は耐性がないからすぐに騙せる事は分かってたしな」
これが勇者を殺し、大臣を殺す為の罠。
足を撃ち抜いたのも逃げられないようにする為。
肉人形には罠化させた氷属性の結界魔法と幻惑魔法、バーンレシアには幻影魔法のミラー。
対象の姿を任意な物、場所にそのまま写す魔法。
肉人形をバーンレシアに見せ、幻惑魔法で注目させる、その後殺されたように見せかけ、大臣な勝ったと思わせ、勇者を足止めする。
その後勇者を殺す為の結界が発動する、ウルナには保険でバインドまで掛けてもらったけどな。
こちらも効力を上げるために罠化させたが、それだけでなく、ウルナの新しいスキル。
多重詠唱。
同じ魔法に限るが、発動待機状態にした魔法を更に起動させ効力をあげ、威力もあげ、手数も増やす魔法。
その分消費も上がる。
これの強い所は、不意打ちや待機状態から更に起動させれるタイミングがある時だ。
ウルナの魔力があれば同時に魔法を複数展開させるのはわけない。
だがそれは1の魔法を1つづつ増やすだけだ。
多重詠唱の強みは、1の魔法を2以上にして同時に魔法を展開できる。
今の限界は4重詠唱だ、それだけでもかなり強くなる、条件付けと合わせてやっと勇者に効く様になったけどな……
「君たちは……強いな……怖いくらいに、ただレベルが、ステータスが強いんじゃない……自分達の糧にする為なら命すら投げ出すんだ……マトモじゃない」
「お褒めに預かり光栄だよ、勇者様」
「お褒めに預かり光栄です、勇者様」
「あんがとな!」
満身創痍の俺たちはそれでも生きて笑っている。
例えマトモじゃないとしてもな。
「そっちは終わったのかのーレインー」
「終わったぞ、ウルナ、後は殺すだけだ」
ウルナがバーンレシアと共にフロートボードで降り、横に来る。
「アイスバインド」
大臣を氷の帯と氷の十字架で磔にする
「どうぞ、バーンレシア様」
バーンレシアに前を譲り、次元収納から取り出した1振りの剣を手渡す。
「ありがとう、レイン……さぁ、大臣、 ……いや!ジルワール!裁きの時間です!」
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