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おっさん、A級冒険者の闇を暴く
理想の冒険者とは
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「う、ぐう……」
今まさに死にかけているエヴリンは、立っているだけの力もないらしい。
いつもの艶やかさも高慢さも、欠片も残っていない。
「エヴリンって、『竜王の冠』のエヴリン・ボロウだよな?」
「長期クエストに行ってたはずなのに、どうしてギルドに戻ってきたんだ?」
「というか、ボロボロじゃねえか!」
冒険者やギルドのスタッフがひそひそと話す中、オフィーリアはダンテに聞いた。
「ダンテさん、お知り合いなのですか?」
「ああ、冒険者ギルドのAランク冒険者、アポロスと組んでたエヴリンって魔法使いだ」
エヴリンのことなら、ダンテもよく知っている。
彼がセレナ達の面倒を見てパーティーを組む理由になった人物だ――パーティーぐるみで彼女達を殺し、盗賊団をけしかけた要因でもあるが。
「おかしいよ、ダンテ。あの人、いつもアポロスと一緒にいたのに、パーティーメンバーもいないなんて、絶対におかしい」
「それもそうだが、問題はあのケガだな」
セレナよりもずっと、ダンテはエヴリンの様子を観察していた。
「俺の見立てじゃあ、右足と右前腕の骨がイカれて、あばらが3本は折れてる。内臓も激しく損傷してるから……あの調子なら、1時間でも放置してれば死ぬな」
「見ただけで分かるの!?」
「お前達も、鍛えれば分かるようになるさ」
そんな話をしているうちに、とうとうエヴリンの方に限界が来たらしい。
「がはっ……」
口から盛大に血を吐いて、彼女はぐたりと倒れ込んだ。
「訂正する。あと30分もしないうちに死ぬぞ」
ダンテが修正せずとも、じきに死ぬのは誰の目から見ても明らかだ。
普通の冒険者ならば、受付嬢や同僚が慌てて介抱して、診療所に運ぶだろう。
「お、おい、誰か助けてやれよ」
ところが、彼女に手を貸す者はひとりもいなかった。
「そうはいっても……あのアポロスのパーティーのサブリーダーだろ?」
「態度もデカいし、横柄で迷惑だったし……」
誰も彼もが、エヴリンが死にゆくさまを遠目に見つめているだけだ。
冒険者の命を優先するギルドのスタッフや受付嬢ですら、どうしたものか、とまごつくばかりで何もしない。
中には「ざまあみろ」と鼻で笑う冒険者までいる。
「……誰も助けようとしませんね。何故でしょうか」
事情を知らないオフィーリアが、ダンテに聞いた。
「あいつらのパーティーはともかく、リーダーの嫌われようはかなりのものだったからな」
彼も10年近く冒険者ギルドにいたので、内事情には詳しい。
特にアポロスと、彼の横柄さについてはよく知っている。
「基本的にA級冒険者ってのは、ギルドに残らず、ほとんど依頼主の方から声をかけに行く。自分からクエストを受ける必要もないってわけだ」
「それと嫌われるのと、どのような関係が?」
「ところが、アポロスは毎回ここでクエストを受けてた。依頼主からの信用がないのも理由のひとつだが、とにかく威張り散らしたかったんだろうよ」
彼の説明を聞いて、オフィーリアも納得した。
依頼主がためらうほどの乱暴者は、どうやら冒険者ギルドで自分が何者であるかをアピールするために、ギルドに来ていたようだ。
ダンテが知る限り、アポロスは気に食わない冒険者をよく殴ったり、受付嬢の胸倉を掴んだりと、嫌われて当然の行為を繰り返していた。
それでも彼がA級冒険者として名声を保っていたのには、事情がある。
今ここで話しても、あまり意味はないだろうが。
「A級であることを盾に、随分と乱暴をされていたんですね」
「サブリーダーが死にかけてるのに、誰も助けようとしないくらいにはな」
アポロスの横暴を止めず、隣で笑っているだけのエヴリンにはぴったりの末路である。
「ですが、このまま放っておくのは――」
それでも無視はできないと、オフィーリアがダンテを説得しようとした時だった。
「――診療所に連れてくよ、ダンテ!」
なんと、セレナが真っ先にエヴリンに駆け寄り、彼女を抱きかかえたのだ。
「セレナ!」
驚いたのはリンだけではない、ギルドの誰もが目を見開いている。
「おいおい、ソーンダーズ!? そいつを助けるなんて、正気かよ!?」
「ほっとけよ! 聞いた話じゃあ、ヤヴァン盗賊団のところにお前らをけしかけたのは、『竜王の冠』なんだろ!?」
周りの冒険者がそう言う中、セレナは叫んだ。
「あたしだって、アポロスもこのおばさんも大キライだよ! どっかでモンスターに食われればいいって思ってるし、ウンコ踏んで転んじゃえばいいって思ってる!」
セレナは親友と一緒に、二度もアポロスに殺されかけた。
彼らを、けちょんけちょんのコテンパンに叩きのめす光景を何度も夢見た。
「でも……死にそうな人を見捨てるA級冒険者なんて、あたしの理想の冒険者じゃない!」
だからといって、助けない理由だけはどこにもなかった。
死に瀕している者を放っておくなど、セレナにとっては許せないことだったからだ。
「あたしは、そんなカッコ悪い冒険者になんてなりたくないから、だから……!」
セレナがエヴリンを担ごうとすると、不意に彼女の肩が軽くなった。
てっきり魂が抜けた分軽くなったのかと思ったが、そうではない。
「よっこいしょ、と」
彼女の代わりに、ダンテが怪我人を背負ったからだ。
「ダンテ! リン、オフィーリア!」
しかも、リンとオフィーリアもセレナのそばに来てくれた。
「全速力で診療所に連れていけば、まだ間に合う。リン、土属性の魔法で傷を塞いで止血しろ。オフィーリアは聖霊術で体力の回復を少しでも早めてくれ」
「オッケー」
「分かりました」
か細い息を吐くだけのエヴリンを連れ、4人はギルドを出て大通りを走る。
その途中、ダンテは隣を駆けるセレナを見て言った。
「セレナ、お前は誰よりも強くて有名で、優しい冒険者になれる。俺が保証するぜ」
「……うんっ!」
ダンテが自分の夢を信じてくれるのが、セレナにはとても嬉しかった。
今まさに死にかけているエヴリンは、立っているだけの力もないらしい。
いつもの艶やかさも高慢さも、欠片も残っていない。
「エヴリンって、『竜王の冠』のエヴリン・ボロウだよな?」
「長期クエストに行ってたはずなのに、どうしてギルドに戻ってきたんだ?」
「というか、ボロボロじゃねえか!」
冒険者やギルドのスタッフがひそひそと話す中、オフィーリアはダンテに聞いた。
「ダンテさん、お知り合いなのですか?」
「ああ、冒険者ギルドのAランク冒険者、アポロスと組んでたエヴリンって魔法使いだ」
エヴリンのことなら、ダンテもよく知っている。
彼がセレナ達の面倒を見てパーティーを組む理由になった人物だ――パーティーぐるみで彼女達を殺し、盗賊団をけしかけた要因でもあるが。
「おかしいよ、ダンテ。あの人、いつもアポロスと一緒にいたのに、パーティーメンバーもいないなんて、絶対におかしい」
「それもそうだが、問題はあのケガだな」
セレナよりもずっと、ダンテはエヴリンの様子を観察していた。
「俺の見立てじゃあ、右足と右前腕の骨がイカれて、あばらが3本は折れてる。内臓も激しく損傷してるから……あの調子なら、1時間でも放置してれば死ぬな」
「見ただけで分かるの!?」
「お前達も、鍛えれば分かるようになるさ」
そんな話をしているうちに、とうとうエヴリンの方に限界が来たらしい。
「がはっ……」
口から盛大に血を吐いて、彼女はぐたりと倒れ込んだ。
「訂正する。あと30分もしないうちに死ぬぞ」
ダンテが修正せずとも、じきに死ぬのは誰の目から見ても明らかだ。
普通の冒険者ならば、受付嬢や同僚が慌てて介抱して、診療所に運ぶだろう。
「お、おい、誰か助けてやれよ」
ところが、彼女に手を貸す者はひとりもいなかった。
「そうはいっても……あのアポロスのパーティーのサブリーダーだろ?」
「態度もデカいし、横柄で迷惑だったし……」
誰も彼もが、エヴリンが死にゆくさまを遠目に見つめているだけだ。
冒険者の命を優先するギルドのスタッフや受付嬢ですら、どうしたものか、とまごつくばかりで何もしない。
中には「ざまあみろ」と鼻で笑う冒険者までいる。
「……誰も助けようとしませんね。何故でしょうか」
事情を知らないオフィーリアが、ダンテに聞いた。
「あいつらのパーティーはともかく、リーダーの嫌われようはかなりのものだったからな」
彼も10年近く冒険者ギルドにいたので、内事情には詳しい。
特にアポロスと、彼の横柄さについてはよく知っている。
「基本的にA級冒険者ってのは、ギルドに残らず、ほとんど依頼主の方から声をかけに行く。自分からクエストを受ける必要もないってわけだ」
「それと嫌われるのと、どのような関係が?」
「ところが、アポロスは毎回ここでクエストを受けてた。依頼主からの信用がないのも理由のひとつだが、とにかく威張り散らしたかったんだろうよ」
彼の説明を聞いて、オフィーリアも納得した。
依頼主がためらうほどの乱暴者は、どうやら冒険者ギルドで自分が何者であるかをアピールするために、ギルドに来ていたようだ。
ダンテが知る限り、アポロスは気に食わない冒険者をよく殴ったり、受付嬢の胸倉を掴んだりと、嫌われて当然の行為を繰り返していた。
それでも彼がA級冒険者として名声を保っていたのには、事情がある。
今ここで話しても、あまり意味はないだろうが。
「A級であることを盾に、随分と乱暴をされていたんですね」
「サブリーダーが死にかけてるのに、誰も助けようとしないくらいにはな」
アポロスの横暴を止めず、隣で笑っているだけのエヴリンにはぴったりの末路である。
「ですが、このまま放っておくのは――」
それでも無視はできないと、オフィーリアがダンテを説得しようとした時だった。
「――診療所に連れてくよ、ダンテ!」
なんと、セレナが真っ先にエヴリンに駆け寄り、彼女を抱きかかえたのだ。
「セレナ!」
驚いたのはリンだけではない、ギルドの誰もが目を見開いている。
「おいおい、ソーンダーズ!? そいつを助けるなんて、正気かよ!?」
「ほっとけよ! 聞いた話じゃあ、ヤヴァン盗賊団のところにお前らをけしかけたのは、『竜王の冠』なんだろ!?」
周りの冒険者がそう言う中、セレナは叫んだ。
「あたしだって、アポロスもこのおばさんも大キライだよ! どっかでモンスターに食われればいいって思ってるし、ウンコ踏んで転んじゃえばいいって思ってる!」
セレナは親友と一緒に、二度もアポロスに殺されかけた。
彼らを、けちょんけちょんのコテンパンに叩きのめす光景を何度も夢見た。
「でも……死にそうな人を見捨てるA級冒険者なんて、あたしの理想の冒険者じゃない!」
だからといって、助けない理由だけはどこにもなかった。
死に瀕している者を放っておくなど、セレナにとっては許せないことだったからだ。
「あたしは、そんなカッコ悪い冒険者になんてなりたくないから、だから……!」
セレナがエヴリンを担ごうとすると、不意に彼女の肩が軽くなった。
てっきり魂が抜けた分軽くなったのかと思ったが、そうではない。
「よっこいしょ、と」
彼女の代わりに、ダンテが怪我人を背負ったからだ。
「ダンテ! リン、オフィーリア!」
しかも、リンとオフィーリアもセレナのそばに来てくれた。
「全速力で診療所に連れていけば、まだ間に合う。リン、土属性の魔法で傷を塞いで止血しろ。オフィーリアは聖霊術で体力の回復を少しでも早めてくれ」
「オッケー」
「分かりました」
か細い息を吐くだけのエヴリンを連れ、4人はギルドを出て大通りを走る。
その途中、ダンテは隣を駆けるセレナを見て言った。
「セレナ、お前は誰よりも強くて有名で、優しい冒険者になれる。俺が保証するぜ」
「……うんっ!」
ダンテが自分の夢を信じてくれるのが、セレナにはとても嬉しかった。
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