自重を忘れた転生者ネットショップで世界の危機を救う

あかさたな

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ユリス死にかけパリスとの絆が深まる

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戦争は王国の勝利に終わり、殿下や隊長さん達を王城まで送って帰ってきて空から見ると街はものすごい騒ぎになっていた。



いつもの降下スペースに船を止めて下りていくと家族の姿があった。



「「「「「ユリスおめでとう!!」」」」」



何がおめでとうなのか戸惑っていると今日初戦、初勝利でしょ



と母上に言われそう言われて見ればそうだ。と自分で気付いた







「もうこの子ったら」



「だって母上」



母上は嬉しそうな表情で「私としては無事かえってきてくれて嬉しいわ」と抱きついてきた



そんな甘い空気を破ったのはさくらだった。



「いきなりごめんなさいなの。ユリスのことを精霊神様が呼んでるなの」



「なんですってー 何をしているのユリス早く行きなさい。精霊神様を待たせるわけにはいかないわ」



僕は母上にものすごく急かされて送り出された。



「場所はユリスが新しく作った神殿なの」



神殿に入ると空気が変わり精霊神様が現れた



「ユリスいきなりごめんなさいね」



「いえ、大丈夫です」



「実を言うとユリスが新しく作り出した物は、時空魔に高い効力があることがわかったの」



「なぜわかったのですか?」



「実を言うと友達の世界が危ないことになっていて、貴方の新鉱石をエネルギー源に戦ったら、大勝できたのよね。だからアレの増産を急いでちょうだい」



「わかりました。でも他の世界を助けるためと言って無料奉仕はできませんよ?」



「わかっているわ。向こうの世界の女神から精霊樹の種を頂いています。これは二万年に一度しかタネをつけない木からしかとれないので、とても貴重なのです。これでもかなり順番を飛ばしてくれてるはずよ」



「わかりました。聖王国との戦いが終わり次第聖域を作って埋めましょう」



「ありがとう。ユリス」精霊神様は泣いていた



「では鉱石を量産してきます」



「頼むわね、ユリス」



  精霊神様の言葉に心が奮いたった



  オルバさん以下生産部員を総動員していっきに生産を行っていった。



丁度生産部員が疲れてバテてる頃聖王国の方角からの監視塔から巨大な怪物が発生との連絡が入った。



僕たちは自衛のため旗艦を発艦させ交戦し次々に倒して行ったが最後の一体だけはそうはいかなかった。



なんと意志を持っていたのだ。



「われは時空神様に派遣されたしもべ。オマエラも早く時空神様のしもべになれ。どのみちこの星もいずれそうなる



「どうしますかユリス様」



「嫌なこった」



「でしょうな。主砲あのでかぶつに向けて撃ちまくれ」



「了解」



おそらくこの弾丸ではまだ勝負は決めれない。パリスを巻くと



艦首から飛び降り飛行魔法で化物の近くに下りて、決戦兵器として練習しておいた、魔力弾で新開発の鉱石を包みこんで敵の体内に打ち込みタイミングをみて爆破する。これしかない



  ただしタイミングを測って爆破したやつは死ぬがね



まぁ僕の人生もここまでと言うことか。





さようなら皆「魔力砲発射」



デカブツの中に魔力砲を打ち込んだ弾道がみえて体内に取り込まれ爆発した。



僕が覚えているのはここまでだ。



あれ? ここはどこだ? 僕は死んだはずじゃ



君が死ぬにはまだ早いんだよ。世界を守るためにはね



ほら、よく耳をすませてごらん? 何か聞こえる。 これはパリスレイア姉さんの声 



そう君を思う生者の声だ。聞こえたならもう大丈夫。早くその道を行きなさい。



君は誰だ?



いつかその時が来れば知ることになるよ



そう言うと白色の服を着た少年は消えてしまった。



「ユリス様!! しっかりしてください」



「パ、パリス」



「よかった。ユリス様肉体的な損傷は魔法で治りましたがダメージや疲労は残ったままですのでゆっくりやすんで下さい」



「ありがとうパリス」



「後を総隊長の座を降ろさせて下さい」



パリスは苦渋に満ちた表情をしていた



「いざと言うときに主君のためにこの命使えず何が総隊長ですか!! 私はユリス様の兵で有りたいのです」



「すまなかった。なら最終戦までその命俺に預けてくれ。そして俺の命令で死んでくれ。それまでは総隊長だ。俺の兵だと言うなら俺が決める。異論ないな?」



「わかりました。確かにご命令承りました」



この時周りには厳粛な空気が流れていた。



化物を倒したはいいがあとは地獄だった。



パリスが母上の尋問ですべて白状してしまい、母上と父上からはお説教を。予測をたぶんに含んでいるが



アリシア姉さんには叩かれて仕事以外の時間はレイア姉さんと一緒になって小言を聞かされると言う地獄を味わった。



しかもおちびちゃんずの寝る定位置が僕の布団になってしまった。





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