54 / 61
ユリス死にかけパリスとの絆が深まる
しおりを挟む
戦争は王国の勝利に終わり、殿下や隊長さん達を王城まで送って帰ってきて空から見ると街はものすごい騒ぎになっていた。
いつもの降下スペースに船を止めて下りていくと家族の姿があった。
「「「「「ユリスおめでとう!!」」」」」
何がおめでとうなのか戸惑っていると今日初戦、初勝利でしょ
と母上に言われそう言われて見ればそうだ。と自分で気付いた
「もうこの子ったら」
「だって母上」
母上は嬉しそうな表情で「私としては無事かえってきてくれて嬉しいわ」と抱きついてきた
そんな甘い空気を破ったのはさくらだった。
「いきなりごめんなさいなの。ユリスのことを精霊神様が呼んでるなの」
「なんですってー 何をしているのユリス早く行きなさい。精霊神様を待たせるわけにはいかないわ」
僕は母上にものすごく急かされて送り出された。
「場所はユリスが新しく作った神殿なの」
神殿に入ると空気が変わり精霊神様が現れた
「ユリスいきなりごめんなさいね」
「いえ、大丈夫です」
「実を言うとユリスが新しく作り出した物は、時空魔に高い効力があることがわかったの」
「なぜわかったのですか?」
「実を言うと友達の世界が危ないことになっていて、貴方の新鉱石をエネルギー源に戦ったら、大勝できたのよね。だからアレの増産を急いでちょうだい」
「わかりました。でも他の世界を助けるためと言って無料奉仕はできませんよ?」
「わかっているわ。向こうの世界の女神から精霊樹の種を頂いています。これは二万年に一度しかタネをつけない木からしかとれないので、とても貴重なのです。これでもかなり順番を飛ばしてくれてるはずよ」
「わかりました。聖王国との戦いが終わり次第聖域を作って埋めましょう」
「ありがとう。ユリス」精霊神様は泣いていた
「では鉱石を量産してきます」
「頼むわね、ユリス」
精霊神様の言葉に心が奮いたった
オルバさん以下生産部員を総動員していっきに生産を行っていった。
丁度生産部員が疲れてバテてる頃聖王国の方角からの監視塔から巨大な怪物が発生との連絡が入った。
僕たちは自衛のため旗艦を発艦させ交戦し次々に倒して行ったが最後の一体だけはそうはいかなかった。
なんと意志を持っていたのだ。
「われは時空神様に派遣されたしもべ。オマエラも早く時空神様のしもべになれ。どのみちこの星もいずれそうなる
「どうしますかユリス様」
「嫌なこった」
「でしょうな。主砲あのでかぶつに向けて撃ちまくれ」
「了解」
おそらくこの弾丸ではまだ勝負は決めれない。パリスを巻くと
艦首から飛び降り飛行魔法で化物の近くに下りて、決戦兵器として練習しておいた、魔力弾で新開発の鉱石を包みこんで敵の体内に打ち込みタイミングをみて爆破する。これしかない
ただしタイミングを測って爆破したやつは死ぬがね
まぁ僕の人生もここまでと言うことか。
さようなら皆「魔力砲発射」
デカブツの中に魔力砲を打ち込んだ弾道がみえて体内に取り込まれ爆発した。
僕が覚えているのはここまでだ。
あれ? ここはどこだ? 僕は死んだはずじゃ
君が死ぬにはまだ早いんだよ。世界を守るためにはね
ほら、よく耳をすませてごらん? 何か聞こえる。 これはパリスレイア姉さんの声
そう君を思う生者の声だ。聞こえたならもう大丈夫。早くその道を行きなさい。
君は誰だ?
いつかその時が来れば知ることになるよ
そう言うと白色の服を着た少年は消えてしまった。
「ユリス様!! しっかりしてください」
「パ、パリス」
「よかった。ユリス様肉体的な損傷は魔法で治りましたがダメージや疲労は残ったままですのでゆっくりやすんで下さい」
「ありがとうパリス」
「後を総隊長の座を降ろさせて下さい」
パリスは苦渋に満ちた表情をしていた
「いざと言うときに主君のためにこの命使えず何が総隊長ですか!! 私はユリス様の兵で有りたいのです」
「すまなかった。なら最終戦までその命俺に預けてくれ。そして俺の命令で死んでくれ。それまでは総隊長だ。俺の兵だと言うなら俺が決める。異論ないな?」
「わかりました。確かにご命令承りました」
この時周りには厳粛な空気が流れていた。
化物を倒したはいいがあとは地獄だった。
パリスが母上の尋問ですべて白状してしまい、母上と父上からはお説教を。予測をたぶんに含んでいるが
アリシア姉さんには叩かれて仕事以外の時間はレイア姉さんと一緒になって小言を聞かされると言う地獄を味わった。
しかもおちびちゃんずの寝る定位置が僕の布団になってしまった。
いつもの降下スペースに船を止めて下りていくと家族の姿があった。
「「「「「ユリスおめでとう!!」」」」」
何がおめでとうなのか戸惑っていると今日初戦、初勝利でしょ
と母上に言われそう言われて見ればそうだ。と自分で気付いた
「もうこの子ったら」
「だって母上」
母上は嬉しそうな表情で「私としては無事かえってきてくれて嬉しいわ」と抱きついてきた
そんな甘い空気を破ったのはさくらだった。
「いきなりごめんなさいなの。ユリスのことを精霊神様が呼んでるなの」
「なんですってー 何をしているのユリス早く行きなさい。精霊神様を待たせるわけにはいかないわ」
僕は母上にものすごく急かされて送り出された。
「場所はユリスが新しく作った神殿なの」
神殿に入ると空気が変わり精霊神様が現れた
「ユリスいきなりごめんなさいね」
「いえ、大丈夫です」
「実を言うとユリスが新しく作り出した物は、時空魔に高い効力があることがわかったの」
「なぜわかったのですか?」
「実を言うと友達の世界が危ないことになっていて、貴方の新鉱石をエネルギー源に戦ったら、大勝できたのよね。だからアレの増産を急いでちょうだい」
「わかりました。でも他の世界を助けるためと言って無料奉仕はできませんよ?」
「わかっているわ。向こうの世界の女神から精霊樹の種を頂いています。これは二万年に一度しかタネをつけない木からしかとれないので、とても貴重なのです。これでもかなり順番を飛ばしてくれてるはずよ」
「わかりました。聖王国との戦いが終わり次第聖域を作って埋めましょう」
「ありがとう。ユリス」精霊神様は泣いていた
「では鉱石を量産してきます」
「頼むわね、ユリス」
精霊神様の言葉に心が奮いたった
オルバさん以下生産部員を総動員していっきに生産を行っていった。
丁度生産部員が疲れてバテてる頃聖王国の方角からの監視塔から巨大な怪物が発生との連絡が入った。
僕たちは自衛のため旗艦を発艦させ交戦し次々に倒して行ったが最後の一体だけはそうはいかなかった。
なんと意志を持っていたのだ。
「われは時空神様に派遣されたしもべ。オマエラも早く時空神様のしもべになれ。どのみちこの星もいずれそうなる
「どうしますかユリス様」
「嫌なこった」
「でしょうな。主砲あのでかぶつに向けて撃ちまくれ」
「了解」
おそらくこの弾丸ではまだ勝負は決めれない。パリスを巻くと
艦首から飛び降り飛行魔法で化物の近くに下りて、決戦兵器として練習しておいた、魔力弾で新開発の鉱石を包みこんで敵の体内に打ち込みタイミングをみて爆破する。これしかない
ただしタイミングを測って爆破したやつは死ぬがね
まぁ僕の人生もここまでと言うことか。
さようなら皆「魔力砲発射」
デカブツの中に魔力砲を打ち込んだ弾道がみえて体内に取り込まれ爆発した。
僕が覚えているのはここまでだ。
あれ? ここはどこだ? 僕は死んだはずじゃ
君が死ぬにはまだ早いんだよ。世界を守るためにはね
ほら、よく耳をすませてごらん? 何か聞こえる。 これはパリスレイア姉さんの声
そう君を思う生者の声だ。聞こえたならもう大丈夫。早くその道を行きなさい。
君は誰だ?
いつかその時が来れば知ることになるよ
そう言うと白色の服を着た少年は消えてしまった。
「ユリス様!! しっかりしてください」
「パ、パリス」
「よかった。ユリス様肉体的な損傷は魔法で治りましたがダメージや疲労は残ったままですのでゆっくりやすんで下さい」
「ありがとうパリス」
「後を総隊長の座を降ろさせて下さい」
パリスは苦渋に満ちた表情をしていた
「いざと言うときに主君のためにこの命使えず何が総隊長ですか!! 私はユリス様の兵で有りたいのです」
「すまなかった。なら最終戦までその命俺に預けてくれ。そして俺の命令で死んでくれ。それまでは総隊長だ。俺の兵だと言うなら俺が決める。異論ないな?」
「わかりました。確かにご命令承りました」
この時周りには厳粛な空気が流れていた。
化物を倒したはいいがあとは地獄だった。
パリスが母上の尋問ですべて白状してしまい、母上と父上からはお説教を。予測をたぶんに含んでいるが
アリシア姉さんには叩かれて仕事以外の時間はレイア姉さんと一緒になって小言を聞かされると言う地獄を味わった。
しかもおちびちゃんずの寝る定位置が僕の布団になってしまった。
9
あなたにおすすめの小説
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる