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SS:似た者同士は反発し合うか惹き合うか
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家を出ていくブラッドとダンに、他の家族が続く。その最後尾にいたケイティに、コーリーが並んだ。
「何浮かない顔してるのよ。男二人が姉さんの為に闘おうとしてるっていうときに」
ケイティよりも頭半分ほど上背があるコーリーは、半ば身を折り彼女の顔を覗き込んでくる。コーリーはそんな妹を睨み付けた。
「こんな展開面白がるなんて、悪趣味よ」
「そう? 兄さんには言葉で説得するより効果があるんじゃないの?」
ケロリと答えたコーリーに、ケイティはため息をこぼすしかない。
「もう……でも、さっきのはホントなの?」
「さっきのって?」
「ほら、この村の――、その、人たちと――」
「ああ、姉さんに言い寄ろうとした男たちを千切っては投げ千切っては投げしてたっていう、あれ?」
そんな記憶はさっぱりないケイティは、戸惑いながらも頷いた。
「姉さん、全然気付いてなかったものね。実際、結構いたわよ?」
「えっと……誰?」
訊ねたケイティに、コーリーはつらつらと名前を挙げた。皆、子どもの頃からの知り合いでしょっちゅう顔を合わせていたけれども、そんな空気になったことはなかったはずだ。
聞かされてもなお解せなくて、ケイティは首を傾げた。
半信半疑の面持ちでいる彼女に、コーリーはため息をつく。
「あのね、世話焼きで働き者で何でもこなして気立てが良くてそこそこ可愛い姉さんは、『妻』もしくは『母』としては超お買い得品なわけ。姉さんがここを出ていくちょっと前から、下は十八、上は四十まで、独身男は皆狙ってたわよ」
「まさかぁ」
大袈裟な言い様に思わず笑ってしまったケイティを、コーリーが睨み付ける。
「姉さんがそんなだから、兄さんが頑張ってたわけでしょ。たちが悪いのになると、先に既成事実を作ってしまえってのもいたみたいだから」
さすがにそんなのには拳で引き下がらせてたみたいだけど、とコーリーは続けた。
「元々過保護だったのが、余計に磨きがかかっちゃったのよね」
そう言って、コーリーは目線を先に向ける。そこではブラッドとダンが立てた樽を挟んで向かい合い、その上に肘を突こうとしていた。
彼らを見つめながら、コーリーが呟く。
「あの二人って、よく似てるわよね」
「え? ええ、そうね」
確かに、二人とも小山のように大きいし、目の色も似ている。
思いも寄らない打ち明け話に呆然としていたケイティは、目をしばたたかせて頷いた。そんな彼女を、しかし、コーリーは呆れたように見遣る。
「見た目のことじゃないわよ?」
コーリーは再び二人の男に目を向けた。
「どっちも、受け取るよりも与えたがる方よね。守りたがりで愛したがり。ま、そこは姉さんも同じだけど」
苦笑混じりでコーリーはそんなことを言い、ケイティに真っ直ぐに伸ばした指を突き付ける。
「いい? 姉さんだって、与えようとするばかりじゃなくて、ちゃんと、あの人が与えようとするものを受け取ってあげるのよ? 大事な人には、してもらうばかりじゃなくて、何かしてあげたいって思うもんなんだから。大事な人に何もできないっていうのは、寂しいもんなんだから」
コーリーの声は、どこか拗ねたような、常に達観しているいつもの彼女とは違っているような気がして、ケイティは眉根を寄せて横を見た。
「コーリー……」
「あ、ほら、始まるみたい」
コーリーは一転いつもの軽い口調を取り戻し、ケイティの袖を引っ張った。
ブラッドとダンは今やしっかりと手を組み合わせ、互いの目を見据えている。「始め」の合図はまだ発せられてはいないというのに、二人の上腕にはより合わせた縄のような筋肉がくっきりと浮き上がっていた。
審判は父のベンで、彼はおもむろに片手を二人の手の上に置く。
「――始め!」
低いが鋭い一言が響き渡り、刹那、ブラッドとダンの全身が鞭打たれたように張り詰める。
彼らは、微動だにしなかった。力が入っていないからではない。あまりに力が拮抗しているからだ。
その証拠に、樽の縁を握る彼らの手に筋が浮き、鏡板が軋みを上げている。
(あれ、割れちゃいそう)
ケイティがそう思ったまさにその時、ピシッと鋭い破裂音が走り、分厚い板が割れた。
ほんの一瞬、二人の身体が揺れる。
が。
「せぃッ」
ブラッドが鋭く気合を発したその瞬間――ダンが、浮いた。巨体が回転するように宙を舞い、そして鈍い地響きが続く。
「うそ、投げた」
こぼれたコーリーのその呟きには、感心よりも呆れの色が濃い。
その声を置き去りにして、ケイティは二人の元に走る。
「大丈夫!?」
地面に仰向けになったまま固まっているダンの横に膝をつき、彼の顔を覗き込んだ。目は開いているから、意識はあるようだ。
「どこ打ったの? 頭は?」
さわさわと真っ直ぐな赤毛の中を探りながら、ケイティは問うた。
「ケイティ……」
茫洋とした様子で答えたダンは、次の瞬間、盛大に噴き出した。
「ちょっと、ダン?」
やっぱり頭を打ったのだろうかと眉をひそめたケイティに、ダンは笑いで息を切らしながら言う。
「何だよ、この人。俺を投げ飛ばすとか、でたらめ過ぎるだろう」
彼はムクリと身を起こし、ブラッドを見上げた。ブラッドは、微妙に申し訳なさそうな顔をしている。
「すまない。ここは負けるわけにはいかなかったから、つい、力が入り過ぎた」
ブラッドは言いながら片手を差し出した。その手を取ったダンは、苦笑する。
「力加減はできなくても、俺が頭を打たないようにはしてくれたんですね。……そういうところに、姉さんは惚れたのか」
呟きつつ立ち上がり、ダンは掴まっていたブラッドの手を力を込めて握り直した。
「あなたなら、ケイティの寄生虫にはならなそうだ。俺はもう何も言いません。姉と、幸せになってください」
「彼女を幸せに、ではなく?」
眉をひそめたブラッドに、ダンは肩をすくめた。
「ケイティは大事な相手を幸せにすることで自分が幸せになる人なんですよ。下手すると、自分をそっちのけにしてしまうくらいに。でも、あなたならそれに甘んじないでいてくれるでしょう?」
「ああ、もちろんだ」
問うというより確かめるという声音でのダンの言葉に応え、ブラッドは深々と頷いた。
ダンは、小さく吐息をこぼす。
「あなたのことは、散々姉からの手紙で教えられていましたからね。な、ケイティ?」
「え、えっと……」
二人の遣り取りに聞き入っていたケイティは、突然話を振られて目を白黒させる。そんな彼女に二ッと笑い、ダンはブラッドを真っ直ぐに見た。
「手紙は、あちらでの日常半分、あなたへの文句半分でね」
「文句?」
ブラッドは後頭部を力いっぱい殴られたような顔でケイティを見下ろしてきた。
「ちょっと、ダン! 何言ってるのよ? ちが、あれは、別に、やだったとか、そういうんじゃなくて――」
ケイティは助けを求めてダンを見る。
「この人は『し過ぎて』しまうんだろ?」
「し過ぎて?」
訳が分からないと顔中に書いてあるブラッドに、ダンは笑った。
「姉は何かをしてもらうよりもしてやりたい方、というより、せずにはいられない、という人だから。逆に、甘やかしてもらうのはあまり慣れてないんですよ」
ついさっき、コーリーからも同じようなことを言われた気がする。そんなにおせっかいが過ぎるのだろうかと眉根を寄せていたケイティだったが、更に続いたダンの台詞に身を強張らせる。
「うちでも何でもかんでもさっさとやってしまって、挙句にあんなことをしでかして」
おずおずと視線を上げたケイティを、ダンはじろりと睨みつけてきた。彼が言うところの『あんなこと』が何を指しているのかは、その眼差しに含まれているもので伝わってくる。
「あ、の……」
もう四年も経つし、全然口にも出さないからすっかり過去のことになったと思っていたけれど、ケイティが身を売るような真似をしたことを、どうやら彼はまだ赦していないらしい。
蒸し返された気まずい話題に身を縮めたケイティの頭をひと撫でし、ダンは続ける。
「あなたなら、注がれるケイティの愛情をただ受け止めるだけではいないだろうな、と、とっくに思ってはいました。我が身を顧みないケイティの手綱をしっかり握っていてくれるだろう、と。今日のこれは、俺の最後の悪足掻きです。失礼な態度を取って、すみませんでした」
一礼したダンは温かな眼差しをケイティに向け、そしてまたブラッドに向き合う。
「姉を、お願いします」
静かな声でそう言い、今度はダンの方から片手を差し出した。
ブラッドはその手を取り、固く握り合う。
「ああ。……ありがとう。君の分まで大事にすると誓おう。これまで以上に」
「くれぐれも、頼みます」
二人は握手と同じくらいにしっかりと視線を絡み合わせ、深々と頷いた。順々に彼らを見比べるケイティには目もくれず。
「あの、あたし、もう充分ですよ……?」
おずおずと声をかけても、どちらも彼女に一瞥すらよこさなかった。まるで、言葉ではなく眼と眼で語り合っているかのように。
ケイティにとって大事な二人が意気投合してくれたのは喜ばしいことだ。
――喜ばしいことだけれども、何となく微妙な気持ちにもなった、ケイティだった。
「何浮かない顔してるのよ。男二人が姉さんの為に闘おうとしてるっていうときに」
ケイティよりも頭半分ほど上背があるコーリーは、半ば身を折り彼女の顔を覗き込んでくる。コーリーはそんな妹を睨み付けた。
「こんな展開面白がるなんて、悪趣味よ」
「そう? 兄さんには言葉で説得するより効果があるんじゃないの?」
ケロリと答えたコーリーに、ケイティはため息をこぼすしかない。
「もう……でも、さっきのはホントなの?」
「さっきのって?」
「ほら、この村の――、その、人たちと――」
「ああ、姉さんに言い寄ろうとした男たちを千切っては投げ千切っては投げしてたっていう、あれ?」
そんな記憶はさっぱりないケイティは、戸惑いながらも頷いた。
「姉さん、全然気付いてなかったものね。実際、結構いたわよ?」
「えっと……誰?」
訊ねたケイティに、コーリーはつらつらと名前を挙げた。皆、子どもの頃からの知り合いでしょっちゅう顔を合わせていたけれども、そんな空気になったことはなかったはずだ。
聞かされてもなお解せなくて、ケイティは首を傾げた。
半信半疑の面持ちでいる彼女に、コーリーはため息をつく。
「あのね、世話焼きで働き者で何でもこなして気立てが良くてそこそこ可愛い姉さんは、『妻』もしくは『母』としては超お買い得品なわけ。姉さんがここを出ていくちょっと前から、下は十八、上は四十まで、独身男は皆狙ってたわよ」
「まさかぁ」
大袈裟な言い様に思わず笑ってしまったケイティを、コーリーが睨み付ける。
「姉さんがそんなだから、兄さんが頑張ってたわけでしょ。たちが悪いのになると、先に既成事実を作ってしまえってのもいたみたいだから」
さすがにそんなのには拳で引き下がらせてたみたいだけど、とコーリーは続けた。
「元々過保護だったのが、余計に磨きがかかっちゃったのよね」
そう言って、コーリーは目線を先に向ける。そこではブラッドとダンが立てた樽を挟んで向かい合い、その上に肘を突こうとしていた。
彼らを見つめながら、コーリーが呟く。
「あの二人って、よく似てるわよね」
「え? ええ、そうね」
確かに、二人とも小山のように大きいし、目の色も似ている。
思いも寄らない打ち明け話に呆然としていたケイティは、目をしばたたかせて頷いた。そんな彼女を、しかし、コーリーは呆れたように見遣る。
「見た目のことじゃないわよ?」
コーリーは再び二人の男に目を向けた。
「どっちも、受け取るよりも与えたがる方よね。守りたがりで愛したがり。ま、そこは姉さんも同じだけど」
苦笑混じりでコーリーはそんなことを言い、ケイティに真っ直ぐに伸ばした指を突き付ける。
「いい? 姉さんだって、与えようとするばかりじゃなくて、ちゃんと、あの人が与えようとするものを受け取ってあげるのよ? 大事な人には、してもらうばかりじゃなくて、何かしてあげたいって思うもんなんだから。大事な人に何もできないっていうのは、寂しいもんなんだから」
コーリーの声は、どこか拗ねたような、常に達観しているいつもの彼女とは違っているような気がして、ケイティは眉根を寄せて横を見た。
「コーリー……」
「あ、ほら、始まるみたい」
コーリーは一転いつもの軽い口調を取り戻し、ケイティの袖を引っ張った。
ブラッドとダンは今やしっかりと手を組み合わせ、互いの目を見据えている。「始め」の合図はまだ発せられてはいないというのに、二人の上腕にはより合わせた縄のような筋肉がくっきりと浮き上がっていた。
審判は父のベンで、彼はおもむろに片手を二人の手の上に置く。
「――始め!」
低いが鋭い一言が響き渡り、刹那、ブラッドとダンの全身が鞭打たれたように張り詰める。
彼らは、微動だにしなかった。力が入っていないからではない。あまりに力が拮抗しているからだ。
その証拠に、樽の縁を握る彼らの手に筋が浮き、鏡板が軋みを上げている。
(あれ、割れちゃいそう)
ケイティがそう思ったまさにその時、ピシッと鋭い破裂音が走り、分厚い板が割れた。
ほんの一瞬、二人の身体が揺れる。
が。
「せぃッ」
ブラッドが鋭く気合を発したその瞬間――ダンが、浮いた。巨体が回転するように宙を舞い、そして鈍い地響きが続く。
「うそ、投げた」
こぼれたコーリーのその呟きには、感心よりも呆れの色が濃い。
その声を置き去りにして、ケイティは二人の元に走る。
「大丈夫!?」
地面に仰向けになったまま固まっているダンの横に膝をつき、彼の顔を覗き込んだ。目は開いているから、意識はあるようだ。
「どこ打ったの? 頭は?」
さわさわと真っ直ぐな赤毛の中を探りながら、ケイティは問うた。
「ケイティ……」
茫洋とした様子で答えたダンは、次の瞬間、盛大に噴き出した。
「ちょっと、ダン?」
やっぱり頭を打ったのだろうかと眉をひそめたケイティに、ダンは笑いで息を切らしながら言う。
「何だよ、この人。俺を投げ飛ばすとか、でたらめ過ぎるだろう」
彼はムクリと身を起こし、ブラッドを見上げた。ブラッドは、微妙に申し訳なさそうな顔をしている。
「すまない。ここは負けるわけにはいかなかったから、つい、力が入り過ぎた」
ブラッドは言いながら片手を差し出した。その手を取ったダンは、苦笑する。
「力加減はできなくても、俺が頭を打たないようにはしてくれたんですね。……そういうところに、姉さんは惚れたのか」
呟きつつ立ち上がり、ダンは掴まっていたブラッドの手を力を込めて握り直した。
「あなたなら、ケイティの寄生虫にはならなそうだ。俺はもう何も言いません。姉と、幸せになってください」
「彼女を幸せに、ではなく?」
眉をひそめたブラッドに、ダンは肩をすくめた。
「ケイティは大事な相手を幸せにすることで自分が幸せになる人なんですよ。下手すると、自分をそっちのけにしてしまうくらいに。でも、あなたならそれに甘んじないでいてくれるでしょう?」
「ああ、もちろんだ」
問うというより確かめるという声音でのダンの言葉に応え、ブラッドは深々と頷いた。
ダンは、小さく吐息をこぼす。
「あなたのことは、散々姉からの手紙で教えられていましたからね。な、ケイティ?」
「え、えっと……」
二人の遣り取りに聞き入っていたケイティは、突然話を振られて目を白黒させる。そんな彼女に二ッと笑い、ダンはブラッドを真っ直ぐに見た。
「手紙は、あちらでの日常半分、あなたへの文句半分でね」
「文句?」
ブラッドは後頭部を力いっぱい殴られたような顔でケイティを見下ろしてきた。
「ちょっと、ダン! 何言ってるのよ? ちが、あれは、別に、やだったとか、そういうんじゃなくて――」
ケイティは助けを求めてダンを見る。
「この人は『し過ぎて』しまうんだろ?」
「し過ぎて?」
訳が分からないと顔中に書いてあるブラッドに、ダンは笑った。
「姉は何かをしてもらうよりもしてやりたい方、というより、せずにはいられない、という人だから。逆に、甘やかしてもらうのはあまり慣れてないんですよ」
ついさっき、コーリーからも同じようなことを言われた気がする。そんなにおせっかいが過ぎるのだろうかと眉根を寄せていたケイティだったが、更に続いたダンの台詞に身を強張らせる。
「うちでも何でもかんでもさっさとやってしまって、挙句にあんなことをしでかして」
おずおずと視線を上げたケイティを、ダンはじろりと睨みつけてきた。彼が言うところの『あんなこと』が何を指しているのかは、その眼差しに含まれているもので伝わってくる。
「あ、の……」
もう四年も経つし、全然口にも出さないからすっかり過去のことになったと思っていたけれど、ケイティが身を売るような真似をしたことを、どうやら彼はまだ赦していないらしい。
蒸し返された気まずい話題に身を縮めたケイティの頭をひと撫でし、ダンは続ける。
「あなたなら、注がれるケイティの愛情をただ受け止めるだけではいないだろうな、と、とっくに思ってはいました。我が身を顧みないケイティの手綱をしっかり握っていてくれるだろう、と。今日のこれは、俺の最後の悪足掻きです。失礼な態度を取って、すみませんでした」
一礼したダンは温かな眼差しをケイティに向け、そしてまたブラッドに向き合う。
「姉を、お願いします」
静かな声でそう言い、今度はダンの方から片手を差し出した。
ブラッドはその手を取り、固く握り合う。
「ああ。……ありがとう。君の分まで大事にすると誓おう。これまで以上に」
「くれぐれも、頼みます」
二人は握手と同じくらいにしっかりと視線を絡み合わせ、深々と頷いた。順々に彼らを見比べるケイティには目もくれず。
「あの、あたし、もう充分ですよ……?」
おずおずと声をかけても、どちらも彼女に一瞥すらよこさなかった。まるで、言葉ではなく眼と眼で語り合っているかのように。
ケイティにとって大事な二人が意気投合してくれたのは喜ばしいことだ。
――喜ばしいことだけれども、何となく微妙な気持ちにもなった、ケイティだった。
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