1 / 1
冬の中、全ての始まり
in the blue sky
しおりを挟む
目の前にあるのは死だ。きっと、死だ。
ワタルが、雪の中にどさっと倒れる。
ああ、だめだ、きっと死んだんだろう、そう思ったのに。
彼は笑う。
「スノーエンジェル。」
「え?」
私は何のことだかわからなくて聞き返す。
むしろ、もう死にそうな人が何を言っているのだろう。
「雪の中にね、こうやって、どさって手足広げて倒れるの。その痕跡。それを雪の天使、スノーエンジェルっていうの。」
「あのねえ、ワタル、あなた今死にそうなのよ、なんでそんなこと言ってられるの?」
「僕はね、アル子。」
君を笑わせるためなら死すら厭わない。
青空の下、澄み切った空気の中で。
凍り付きている私の心を溶かした貴方は、きっと雪の妖精なんだと思う。
でもね、ワタル。
とりあえず病院いこうか。
ワタルが、雪の中にどさっと倒れる。
ああ、だめだ、きっと死んだんだろう、そう思ったのに。
彼は笑う。
「スノーエンジェル。」
「え?」
私は何のことだかわからなくて聞き返す。
むしろ、もう死にそうな人が何を言っているのだろう。
「雪の中にね、こうやって、どさって手足広げて倒れるの。その痕跡。それを雪の天使、スノーエンジェルっていうの。」
「あのねえ、ワタル、あなた今死にそうなのよ、なんでそんなこと言ってられるの?」
「僕はね、アル子。」
君を笑わせるためなら死すら厭わない。
青空の下、澄み切った空気の中で。
凍り付きている私の心を溶かした貴方は、きっと雪の妖精なんだと思う。
でもね、ワタル。
とりあえず病院いこうか。
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
疑惑のタッセル
翠月 瑠々奈
恋愛
今、未婚の貴族の令嬢・令息の中で、王国の騎士たちにタッセルを渡すことが流行っていた。
目当ての相手に渡すタッセル。「房飾り」とも呼ばれ、糸や紐を束ねて作られた装飾品。様々な色やデザインで形作られている。
それは、騎士団炎の隊の隊長であるフリージアの剣にもついていた。
でもそれは──?
元恋人が届けた、断りたい縁談
待鳥園子
恋愛
シュトルム辺境伯の末娘ソフィに隣国の帝国第二皇子から届けられた『縁談』の使者は、なんと元恋人のジョサイアだった。
手紙ひとつで別れることになったソフィは、素直になれずジョサイアから逃げ回る。
「私に届けなければ、彼は帝国に帰ることが出来ない」
そう思いようやく書状を受け取ろうと決意したソフィに、ジョサイアは何かを言い掛けて!?
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
断罪された薔薇の話
倉真朔
恋愛
悪名高きロザリンドの断罪後、奇妙な病気にかかってしまった第二王子のルカ。そんなこと知るよしもなく、皇太子カイルと彼の婚約者のマーガレットはルカに元気になってもらおうと奮闘する。
ルカの切ない想いを誰が受け止めてくれるだろうか。
とても切ない物語です。
この作品は、カクヨム、小説家になろうにも掲載中。
平手打ちされたので、婚約破棄宣言に拳でお答えしました
Megumi
恋愛
婚約破棄を告げられ、婚約者に平手打ちされた——その瞬間。
伯爵令嬢イヴの拳が炸裂した。
理不尽に耐える淑女の時代は、もう終わり。
これは“我慢しない令嬢”が、これまでの常識を覆す話。
嫌われたと思って離れたのに
ラム猫
恋愛
私は、婚約者のカイルに嫌われたと思った。冷たくそっけなく、近づくたびに避けられる日々。
距離を置くことを選び、留学の準備も進めて心を落ち着かせようとするけれど——。
悪夢がやっと覚めた
下菊みこと
恋愛
毎晩見る悪夢に、精神を本気で病んでしまって逃げることを選んだお嬢様のお話。
最後はハッピーエンド、ご都合主義のSS。
主人公がいわゆるドアマット系ヒロイン。とても可哀想。
主人公の周りは婚約者以外総じてゴミクズ。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる