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35〈現在・縁視点〉
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エニシからユウセイへのアプローチが上手くいったのだろう。アリサはリビングで話し合ったその日に、リヴォーグへの受け入れが正式に決まった。城からの迎えが来るまでの間にと、縁はエニシと共同で、いくつかの機械を作った。
たとえば、浮島との連絡を可能にする小型の通信機。それと、プラズマを発射できる銃型の武器。縁がソロの村人を、図らずも驚かす原因となったホログラム機能を持った指輪。毒の検出を可能にしたスプーン。
エニシは作っている最中に、あれもこれもとアイデアが浮かんでくるようだった。
孤はその間、ルイ達と彼らの部屋のメイキングをした。一つしかなかったベッドを二つに増やし、ベッドサイドチェストを設置した。その上にはコップが置かれ、エニシが地上から奪った池の水が入れられた。縁や孤は、なぜ例の池の水が必要なのか、分からなかったが、オーガストは何かに納得したようだった。
アリサは彼女の部屋に閉じこもった。食事も、個別の対応を望んだ。ルイ達や孤も、彼女を心配したが、かけるべき声を見つけられないでいた。
そして、とうとう、リヴォーグからの迎えが、明日には浮島に着くという連絡が入った。
たとえば、浮島との連絡を可能にする小型の通信機。それと、プラズマを発射できる銃型の武器。縁がソロの村人を、図らずも驚かす原因となったホログラム機能を持った指輪。毒の検出を可能にしたスプーン。
エニシは作っている最中に、あれもこれもとアイデアが浮かんでくるようだった。
孤はその間、ルイ達と彼らの部屋のメイキングをした。一つしかなかったベッドを二つに増やし、ベッドサイドチェストを設置した。その上にはコップが置かれ、エニシが地上から奪った池の水が入れられた。縁や孤は、なぜ例の池の水が必要なのか、分からなかったが、オーガストは何かに納得したようだった。
アリサは彼女の部屋に閉じこもった。食事も、個別の対応を望んだ。ルイ達や孤も、彼女を心配したが、かけるべき声を見つけられないでいた。
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