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第八章 学校と研修
320 ついでなんだ……
石板に書かれているのは、何度に分けて放出するか、細かい時間設定や最下層の魔獣を何体出すかなどだ。
しかし、一般的に冒険者が読み取れるのは、良くて回数と最初の集団暴走が始まるまでの残り時間まで。
他は古代語で表されているため、読めるものではなかった。よって、実際に何が書かれているのか、見たことのある冒険者達でも分かる者はいない。
「この【予告版】には、多くの情報が示されています。時間が限られているため、ギルドの方でも読み取るべき所は最初の二つとしています」
これは冒険者がBランクに上がる時に、改めて規範の一つに書かれているものを確認してもらっている。
「『冒険者規範』には載せていますが、きちんと把握していただくのは、Bランク以上の冒険者の方としています。これは、Cランク以下の方々にはとにかく生き残るために避難していただきたいからです。ただ、知っていて悪いものではありませんので、今回は良い機会として覚えておいてください」
氾濫が起きた時。Cランク以下の者には、とにかく真っ先に連絡するために走ってきて欲しい。現場でもたもたしていることで、連絡が間に合わなくなってはいけない。何より、命を守るために逃げることが大事だ。
「一番上にある星の数が放出回数になります。今は一度目が終わりましたので、白い星が一つあると思います。この迷宮は黒い星が二つ。あと二回ということです」
石板の一番初めに『☆★★』とあるのでわかりやすい。以降、一度終わると『☆☆★』と黒星が減っていく。
「次に書かれている丸が次の放出が始まるまでの時間です。これも残り時間が黒で表示されており、この丸が全て塗りつぶされた黒丸ならば一時間。二時間の場合はこれが二つ並んでいます」
一時間は『●』二時間は『●●』だ。
「時計と思ってください。ここにあるのは今半分と少しが黒です。なので、約四十分後となります。これがだんだんと黒が減っていって、白丸になったら次が放出されます」
目盛りがあるわけではないので、大まかなものになるが、だいたいは分かる。
「これらの情報は、残り時間を見て余裕があれば、遠方への連絡手段で伝えてください。昼間ならば煙、夜ならばロケットの信号で回数と残り時間を伝えていただければ助かります」
ユースール組は、ランクが低くても何度か講習を受けているため、それらの信号も受け取れる。
「では、実際にやってみましょう」
「俺らでやった方がいいだろ。時間のこともあるしな」
「そうですね。ユースールの方にお願いします」
ユースールの者がそれぞれ代表として実演してみせる。
夜なので小さなロケット花火での暗号だ。
本部の方で確認するが、コウヤも高高度までグラビティボードで上がり、確認した。
回数としては他の迷宮も後二回。時間は五分から十分の差はあるが、それぞれがだいたい四十分と分かった。
「では、戻りましょう」
映像を切り、リクトルスと交代する。
「この後の二回は、通常通り、防衛線を設けて対応します。ああ。それと、戻る道すがら、落ちているドロップ品は可能な限り拾って行きますよ」
「「「は~い」」」
ユースール組にとっては楽しい遠足のようなノリだ。
「「「はい……」」」
他の冒険者達は、どうやら色々知らなかったことが多過ぎて、整理するのに時間がかかりそうだ。
そうして、戻ってきた冒険者達の前には、またコウヤの映像があった。
「それぞれの前線の防衛ラインを示します。確認して、配置についてください」
淡い光のカーテンが横に広がり、ユースール組を先頭にして移動していく。ただし、見慣れないことのため、見惚れる者も多かった。
「綺麗……」
「コウヤってすごいのな」
冒険者達の感心する声が聞こえた。嬉しく思っていれば、次に聞こえた聞いたことのある声に目を瞬かせる。
「すごい! こんな魔法はじめてです!」
「さすがは師匠!!」
「っ、コウヤ師匠! また教えてください!」
「ん? フロウルさん? エミール?」
「はい!! フロウルであります!」
《!!》
そろそろ、金の影騎士の区別まで付くようになってきた。個性が出てきたようだ。更に、最近は金の鎧が目立たないように行動出来るらしく、待機場所は影を落としていた。そこで、その影騎士達がかなり居ることに気付く。
宮廷魔法師たちは冒険者の魔法師達にうまく紛れており、気付かなかった。知り合いも多いようだ。彼らは前よりも頻繁に、休みの日には冒険者として活動しており、今回の装いもその時のものだった。そのお陰で、本当に自然にいつの間にか紛れていたのだ。
「いつ来られたんです?」
フロウルに尋ねると、笑顔で周りを見回して答える。その視線の先を確認すると、近衛騎士や第三騎士団のもの達までいた。彼らも冒険者としての装いなので、すぐに分からなかったのだ。
「本職の方々が向かってから城に連絡が入りまして、それならばと教会に直談判をしました。あちらに、アルキス様とミラルファ様も居られます」
「ミラ様まで!?」
よくよく気配を探ってみれば、たしかに、本部の所で挨拶中なのか、アルキスとミラルファの気配がある。それと、シンリームまで居た。
「シン様まで来てる……」
「あ、シンリーム殿下は、これも経験だからと、お二人に引っ張られて来られましたよ。あの方は実戦に出たことがないようで、今回、出発前に冒険者登録もされていました」
「そうなんだ……」
捕まった元侯爵と、娘であるカトレアの昔の様子から考えるに、王族が冒険者活動をするのに難色を示していただろう。よって、今の王族で冒険者登録していないのは、幼いために登録出来ないリルファムとシンリームだけだった。
ミラルファの指導で、カトレアは既に登録しているし、おっとりしているイスリナも、王子妃になる前には登録を済ませていた。今回は良い機会と考えたのだろう。
なんと言っても、神さま引率付きの安全で安心な集団暴走訓練なのだから。
「ついでに、この国への正式な抗議も、とのことです」
「ついでなんだ……けど、うん。なるほど」
だから余計に騎士達も多いのだ。王族の護衛という名目でも来ているのだろう。しっかり冒険者達に紛れているので、どちらに重きを置いているかは曖昧なところだ。
ベルセンでの集団暴走の問題については、王城への報告も済ませている。この国にいる聖女の命令で第一王子のレジュラが行動したのだと。
外交ルートでの話し合いでは、既にレジュラが死んだことになっていることや、レジュラ自身の証言は信用できないとの回答がされており、当然だが、非を認めていない。
だが、白夜部隊によって秘密裏にこちらの国での証拠も見つかっている。今回は確実な一押しのためにアルキス達も出てきたというわけだ。
トルヴァランの王城では、コウヤのお披露目の前に色々と片付けておきたいというのが本音だろう。楽しいことに集中したいというのは、おかしなことではない。
そうこうしている間に時間になった。それぞれの迷宮近くの支部から、開始合図の鐘が鳴る。
本部からアルキスやミラルファが駆け出してきた。コウヤに気付いて片手を上げ、前線に向かっていく。それに続いて、騎士達やフロウル達も出て行った。
残されたのは、一部の騎士とシンリームだ。今回は見学するように言われたのだろう。
「こんばんは、シン様」
「ふふ。こんばんは」
呑気な挨拶をしながら、コウヤは前線の様子を上空に映し出した。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
二日空きます。
よろしくお願いします◎
しかし、一般的に冒険者が読み取れるのは、良くて回数と最初の集団暴走が始まるまでの残り時間まで。
他は古代語で表されているため、読めるものではなかった。よって、実際に何が書かれているのか、見たことのある冒険者達でも分かる者はいない。
「この【予告版】には、多くの情報が示されています。時間が限られているため、ギルドの方でも読み取るべき所は最初の二つとしています」
これは冒険者がBランクに上がる時に、改めて規範の一つに書かれているものを確認してもらっている。
「『冒険者規範』には載せていますが、きちんと把握していただくのは、Bランク以上の冒険者の方としています。これは、Cランク以下の方々にはとにかく生き残るために避難していただきたいからです。ただ、知っていて悪いものではありませんので、今回は良い機会として覚えておいてください」
氾濫が起きた時。Cランク以下の者には、とにかく真っ先に連絡するために走ってきて欲しい。現場でもたもたしていることで、連絡が間に合わなくなってはいけない。何より、命を守るために逃げることが大事だ。
「一番上にある星の数が放出回数になります。今は一度目が終わりましたので、白い星が一つあると思います。この迷宮は黒い星が二つ。あと二回ということです」
石板の一番初めに『☆★★』とあるのでわかりやすい。以降、一度終わると『☆☆★』と黒星が減っていく。
「次に書かれている丸が次の放出が始まるまでの時間です。これも残り時間が黒で表示されており、この丸が全て塗りつぶされた黒丸ならば一時間。二時間の場合はこれが二つ並んでいます」
一時間は『●』二時間は『●●』だ。
「時計と思ってください。ここにあるのは今半分と少しが黒です。なので、約四十分後となります。これがだんだんと黒が減っていって、白丸になったら次が放出されます」
目盛りがあるわけではないので、大まかなものになるが、だいたいは分かる。
「これらの情報は、残り時間を見て余裕があれば、遠方への連絡手段で伝えてください。昼間ならば煙、夜ならばロケットの信号で回数と残り時間を伝えていただければ助かります」
ユースール組は、ランクが低くても何度か講習を受けているため、それらの信号も受け取れる。
「では、実際にやってみましょう」
「俺らでやった方がいいだろ。時間のこともあるしな」
「そうですね。ユースールの方にお願いします」
ユースールの者がそれぞれ代表として実演してみせる。
夜なので小さなロケット花火での暗号だ。
本部の方で確認するが、コウヤも高高度までグラビティボードで上がり、確認した。
回数としては他の迷宮も後二回。時間は五分から十分の差はあるが、それぞれがだいたい四十分と分かった。
「では、戻りましょう」
映像を切り、リクトルスと交代する。
「この後の二回は、通常通り、防衛線を設けて対応します。ああ。それと、戻る道すがら、落ちているドロップ品は可能な限り拾って行きますよ」
「「「は~い」」」
ユースール組にとっては楽しい遠足のようなノリだ。
「「「はい……」」」
他の冒険者達は、どうやら色々知らなかったことが多過ぎて、整理するのに時間がかかりそうだ。
そうして、戻ってきた冒険者達の前には、またコウヤの映像があった。
「それぞれの前線の防衛ラインを示します。確認して、配置についてください」
淡い光のカーテンが横に広がり、ユースール組を先頭にして移動していく。ただし、見慣れないことのため、見惚れる者も多かった。
「綺麗……」
「コウヤってすごいのな」
冒険者達の感心する声が聞こえた。嬉しく思っていれば、次に聞こえた聞いたことのある声に目を瞬かせる。
「すごい! こんな魔法はじめてです!」
「さすがは師匠!!」
「っ、コウヤ師匠! また教えてください!」
「ん? フロウルさん? エミール?」
「はい!! フロウルであります!」
《!!》
そろそろ、金の影騎士の区別まで付くようになってきた。個性が出てきたようだ。更に、最近は金の鎧が目立たないように行動出来るらしく、待機場所は影を落としていた。そこで、その影騎士達がかなり居ることに気付く。
宮廷魔法師たちは冒険者の魔法師達にうまく紛れており、気付かなかった。知り合いも多いようだ。彼らは前よりも頻繁に、休みの日には冒険者として活動しており、今回の装いもその時のものだった。そのお陰で、本当に自然にいつの間にか紛れていたのだ。
「いつ来られたんです?」
フロウルに尋ねると、笑顔で周りを見回して答える。その視線の先を確認すると、近衛騎士や第三騎士団のもの達までいた。彼らも冒険者としての装いなので、すぐに分からなかったのだ。
「本職の方々が向かってから城に連絡が入りまして、それならばと教会に直談判をしました。あちらに、アルキス様とミラルファ様も居られます」
「ミラ様まで!?」
よくよく気配を探ってみれば、たしかに、本部の所で挨拶中なのか、アルキスとミラルファの気配がある。それと、シンリームまで居た。
「シン様まで来てる……」
「あ、シンリーム殿下は、これも経験だからと、お二人に引っ張られて来られましたよ。あの方は実戦に出たことがないようで、今回、出発前に冒険者登録もされていました」
「そうなんだ……」
捕まった元侯爵と、娘であるカトレアの昔の様子から考えるに、王族が冒険者活動をするのに難色を示していただろう。よって、今の王族で冒険者登録していないのは、幼いために登録出来ないリルファムとシンリームだけだった。
ミラルファの指導で、カトレアは既に登録しているし、おっとりしているイスリナも、王子妃になる前には登録を済ませていた。今回は良い機会と考えたのだろう。
なんと言っても、神さま引率付きの安全で安心な集団暴走訓練なのだから。
「ついでに、この国への正式な抗議も、とのことです」
「ついでなんだ……けど、うん。なるほど」
だから余計に騎士達も多いのだ。王族の護衛という名目でも来ているのだろう。しっかり冒険者達に紛れているので、どちらに重きを置いているかは曖昧なところだ。
ベルセンでの集団暴走の問題については、王城への報告も済ませている。この国にいる聖女の命令で第一王子のレジュラが行動したのだと。
外交ルートでの話し合いでは、既にレジュラが死んだことになっていることや、レジュラ自身の証言は信用できないとの回答がされており、当然だが、非を認めていない。
だが、白夜部隊によって秘密裏にこちらの国での証拠も見つかっている。今回は確実な一押しのためにアルキス達も出てきたというわけだ。
トルヴァランの王城では、コウヤのお披露目の前に色々と片付けておきたいというのが本音だろう。楽しいことに集中したいというのは、おかしなことではない。
そうこうしている間に時間になった。それぞれの迷宮近くの支部から、開始合図の鐘が鳴る。
本部からアルキスやミラルファが駆け出してきた。コウヤに気付いて片手を上げ、前線に向かっていく。それに続いて、騎士達やフロウル達も出て行った。
残されたのは、一部の騎士とシンリームだ。今回は見学するように言われたのだろう。
「こんばんは、シン様」
「ふふ。こんばんは」
呑気な挨拶をしながら、コウヤは前線の様子を上空に映し出した。
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