クルマを愉しむ

Q.W

文字の大きさ
3 / 3

全部正しいクルマ選び

しおりを挟む
 「間違いだらけの車選び」というベストセラーがあったけど、自分の愛車を選ぶのに間違いは無いと思ってた。
  私は、世の乗り物 すべからくリスペクトしている。
  自転車、自分の足で走って あの距離・スピードは出せない。原付バイク、体力が衰えても30㎞/hでアクセル回せばガソリンの続く限り走り回れます。軽トラック、自分であんな大荷物持って走ることはできません。バス、あんなにたくさんの人を自力でなんて とても無理。
  というわけで、自分の力以上のことができる乗り物は、全て大好き。
  若かりし頃は、とにかく車高が低い方がカッチョイイと何の疑問もなく信じていた。
  実際カタログなんかも、草原の草で車体下部を隠すようなカットがあったし、噂でしかないのかもしれないが、車内にウェイト載っけて車高を低く見せていた…など、一番はレーシングカーがサーキットの路面に貼りつくように走っている姿のカッチョよかったことといったら。そんなこんなで、とにかく車高が低いだけでカッチョイイクルマになると信じていたのだ。
  当時、排ガス規制で牙を抜かれたクルマが多かったのでよけいにカッコだけはつけたかった。
できれば、後輪はハの字の方が…そこで四輪独立懸架方式を採用したクルマを選ぶことが多かったのだが、価格とカッコが見合うと思い買ったはいいが、悲しいほど遅く燃費も悪い…だけど ココから仕上げていくのもある意味楽しかった。
まずサスペンション(バネ)そりゃレーシングサスなんて入れられればいいのだが、そんな裕福でもなく、やっぱりバネカットになってしまうのだ…が、ある時 もっと低くできないかな?と考えて知識もなく「バネ無くてもよくね」と、単純明快な答えが。まさに車高の低さは知能の低さに比例する…とりあえず、ジャンプした時に落っこちないよう鉄パイプ溶接固定!
  いや、正直クルマが曲がってくれない。アンダーとかオーバーとかの次元で無くハンドルを切ってもトットットッ!みたいに直進しようとする。乗り心地も最悪、路面からのショックを和らげてくれるのはシートぐらいしか無いのだから当然だけど。
見た目は「カッチョイイ」止めて外から眺めると速そうには見える。実際には真っ直ぐ走るのも難しいくらいに酷いハンドリング…
知り合いから安く譲ってもらった分不相応の大口径キャブレター、触媒を取り払った煩いマフラー…速くなる要素がどこにも見当たらないと分かるまで まだ時間がかかった。
  でも、楽しいことは楽しかった。
ある日友人を横に乗せて国道を走っていると、対向車線に白黒の車…「おっ、見てる見てる、んん 目が合った。」すれ違いの時もこっちをガン見。ぶれるミラー越しにパトライトが光った Uターンして 直ぐに後ろにつかれた。逃げる気もない(だって遅いし、曲がらないし)「前の車止まりなさい。」ちょっと広い路肩に止めようとしたらパトカーは スッと前に出て「着いて来なさい。」先導されてそのまま某役所の駐車場に誘導された。お巡りさんも、笑い顔「馬っ鹿だなぁ。」って聞こえた気がした。もう一人もうすら笑顔で車体下を見ようと地面に頬をつけんばかり。「これじゃ、走れねぇじゃん。」(ククッ)
とりあえず切符と、「故障車」のステッカーを頂戴して二週間以内に警察署まで出頭せよとのご指示。
  でも、捕まって良かったと思ったのは ノーマルに戻す作業中、後輪内側のズックが見えていた時!あと少し走ってたら間違いなくバーストしてた。この後 お巡りさんに見せにいく前に壊しちゃって廃車となり廃車証明持って警察署まで行きましたけどね。

愛車:昭和51年式 ブルーバードU(610)1800SSS 2ドア
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった

海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····? 友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))

【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~

山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」 母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。 愛人宅に住み屋敷に帰らない父。 生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。 私には母の言葉が理解出来なかった。

【完結】離縁されたので実家には戻らずに自由にさせて貰います!

山葵
恋愛
「キリア、俺と離縁してくれ。ライラの御腹には俺の子が居る。産まれてくる子を庶子としたくない。お前に子供が授からなかったのも悪いのだ。慰謝料は払うから、離婚届にサインをして出て行ってくれ!」 夫のカイロは、自分の横にライラさんを座らせ、向かいに座る私に離婚届を差し出した。

婚約者の幼馴染?それが何か?

仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた 「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」 目の前にいる私の事はガン無視である 「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」 リカルドにそう言われたマリサは 「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」 ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・ 「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」 「そんな!リカルド酷い!」 マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している  この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」 「まってくれタバサ!誤解なんだ」 リカルドを置いて、タバサは席を立った

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

処理中です...