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第一章 聖女は仕事をがんばるみたいです
こんな時でも優しくて
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ベッドにふわりと下ろされる。
アルテアは、寝間着と下着をするりと脱ぐと、自分もベッドに上がる。
薄暗い灯りでアルテアの姿は、黒くぼんやりと見える。しかし、そそり勃つそのシルエットは、天音にはっきりと自己主張しているように見えた。
いつもは結んであるプラチナブロンドの長い髪は、無造作に彼の美しい身体に自然に沿って流れる。
「アマネ……」
アルテアの琥珀色の瞳が苦しげに細められ、天音に真っ直ぐに向けられる。天音はその切なげな声に彼のこれまでの気持ちが詰まっているようで胸が締め付けられる。
「アルテア……」
天音は天蓋のついた御伽噺で出てくるようなベッドの上からアルテアを見上げる。否応なく目に入るその怒張を前に、緊張のあまりごくりと喉を鳴らし唾を飲む。
(私、無事に朝を迎えられるのかな……)
重力に逆らって、筋肉質な腹につきそうなほど、屹立した、凶悪なもの。何人もの乙女たちが涙し、結婚を諦めたというその巨根を、自分の中に受け入れることができるのだろうか?
天音は無意識に自分のへその下を手で触れる。
アルテアがゆっくりと近づき、ベッドに上がるとその重みでベッドが沈む。天音の上にアルテアが覆いかぶさると、硬くずっしりとした熱杭が天音の下腹に当たる。
天音は、その重量感にびくりと身体を震わせる。
(簡単なお仕事なんて、都合の良い話はやっぱりなかったんだ……)
アルテアの不安そうな琥珀色の瞳が、天音を見下ろしている。天音は弱気な気持ちを振り払い、そんな彼を励ますようにふわりと微笑む。
アルテアは、顔にかかった天音の亜麻色の髪をそっとよけると、唇に触れるだけの軽いキスを繰り返す。
少しずつ二人の距離を測るように始まったキスは、次第に深くなる。
これから婚約式の最後の儀式が始まる。これに失敗すれば、天音のミッションは失敗し、この世界での存在意義は無い。
『役に立たなければ無価値だ』
前世、信じて愛していた男が言った言葉が頭をよぎるとぶるりと悪寒がはしる。
(違う。あの時の私はもう死んだのだ。そして彼はあの悪魔のような男ではない)
唇が離れる。お互いの息が少しだけ荒くなっている。
「アマネ、どうか私を受け入れて……お願いだ」
「はい……」
懇願するようにアルテアが言い、天音がこくりと頷く。アルテアは天音の寝間着に手をかけた。
アルテアは天音に覆いかぶさると、キスをする。お互いの口内を探るように舌を絡ませる。
寝間着の上から天音の双丘に手が伸びる。
「っん……」
指先で触れられているだけなのに、声が漏れる。その声を聞いて、アルテアは親指で先端に触れながら、形はいいがそんなに大きくない天音の胸を揉む。
天音は、過去この儀式に臨んだ水色ドレスの君の豊満な胸を思い出して、「あまり、大きくなくてごめんなさい」と思わず謝った。
「どうして謝るの? 可愛いですよ? そんな自虐を言うならお仕置きですかね」
こりこりとなった先端を指できゅっと摘まむ。
「ああっ……」
ちりっとした後、甘い刺激が天音の背中を伝う。
天音はさっと寝間着を脱がされて、ショーツ一枚の姿にされる。
恥ずかしがる隙も無く、すぐにアルテアは天音の乳首を口に含み舐る。
「……いやぁ、嘘、すごいっ、あっあぁ、……んん」
右に左に間断なく、敏感な先端を吸われたり噛まれたり、揉みしだかれて、天音は身体の力が抜けてしまう。胸だけでおかしくなりそう。
シグナイ様、感度良好にし過ぎなのでは……。
身体が熱くなり、うっすらと汗をかく。
その様子を満足そうに見下ろすと、アルテアは天音の脚を開く。
「下着……、すごいことになっていますよ? アマネ、自分でもわかるほど濡れているでしょう? 胸だけでこんなになってしまうなんて、ね?」
「嘘、やだぁ。恥ずかしいから、見ちゃ駄目です!」
必死で自分の下着を両手で隠そうとする天音の手をアルテアの大きな手が掴む。
「大丈夫、暗いから何も見えないですよ」
暗順応で少しずつ部屋の中の様子が見えるようになってきているのは、アルテアも同じはずだ。意外と意地悪なアルテアに不貞腐れて天音は言う。
「……嘘です。見えているくせに……」
「ふふ、でも見えないと挿入れられないでしょう? 一緒に頑張りましょう?」
天音の言葉をマネしながら、アルテアが手際よく最後の砦のショーツを取り去る。
爪を短く整えた骨張った指が、天音の中に入ってくる。突然の違和感と軽い快感に、天音から嬌声が漏れる。
「……っん、ふぅん、んん」
アルテアの指が、中の壁をぬるぬると擦る。時折、指先が気持ちのいい所をかすめる。敏感な部分を確かめるように、アルテアの指が中で動く。天音の中はアルテアの指を逃がさないようにするかのように締め付ける。
「……あぁ、ん、……アルテア、何だか、中、切ないです。ああ……っ」
「そんなに私の指を締め付けて、悪い子ですね。でも、早く、挿れたい」
はあ、と軽く息を吐くとアルテアは、指を二本に増やし、天音の隘路を慎重に開いていく。緩慢に膣内で動く指は何だかもどかしく、快感を拾いたくて余計に締め付けてしまう。
こんなに丁寧に身体を開かれたことがあっただろうかと思考がうまく回らない頭で考える。
天音の内腿にあたっているアルテアの熱杭は、その先端からぬるぬると猛獣のようによだれをたらし、猛っている。
今にも襲いかかりそうな状態だが、アルテアは丹念に天音の中をほぐす。まるで壊れ物を扱うように。
(こんな時でも優しい……)
早く挿れたいだろうアルテアに、自分だけが気持ち良くなってしまい悪いような気がして、思わず言う。
「も、だ、大丈夫だと思いますから、中に欲しいです」
プラチナブロンドの髪を少し乱し、頬を紅潮させながらアルテアは答える。
「まだダメです。もっと解さないと」
空いている手で天音の胸を触りながら、アルテアは顔をゆっくりと天音の下生えに埋める。
「やっ……んん、あっ……」
アルテアは天音の恥丘を食みながら、蜜口の少し上にある珊瑚色の蕾に舌を伸ばす。
「はぁん……ああっ……ああ、そこ、ダメ……」
アルテアがぱくりと蕾を咥え、吸い、舌でなぶる。耐えがたい刺激に天音はのけ反る。
「ああああ……っ!」
天音の身体に緊張が走り、一気に弛緩する。ビクビクと下腹あたりが痙攣し、膝はがくがくと震える。
快感が押し寄せる。
「可愛く達せたね」
アルテアは髪をかきあげながら、自分の唇をペロリと舐める。立てていた両膝は、そのままくたりと力無く横に倒れた。意図せず露わになった愛液にまみれたあわいは、アルテアを淫らに誘う。
アルテアはごくりと喉を鳴らす。
「アルテア、今、すごかったです……。もう大丈夫ですから、どうか中に……。おかしくなってしまいそう」
荒い吐息混じりに話す天音のぐったりした様子は扇情的で、アルテアは再び天音の上にまたがる。
「アマネ、ごめん。中に挿れるのはもう少し待って」
アルテアは、天音の膝をゆっくりと左右に開く。天音の果実からはとろとろと甘露が滴り、シーツを濡らしていく。アルテアは、潤った花芯に自身を挟むように当てる。
「アルテア、な、何を?」
いきなりアルテアに、ぬるぬるとした花芯に熱い高ぶりを当てられた天音は当惑する。
熱い吐息が耳にかかる。アルテアは、天音の両脚を自分の両肩にかけ、天音を抱きしめる。天音のやわらかな身体を、アルテアの硬い身体が包む。
「動くよ」
アルテアが声をかけると、耳元に息が再びかかり、背中がぞくりとする。
天音のあわいに沿ってアルテアの剛直が、蜜を絡めて滑らかに動き出す。
「……ぅんんんっ、ああっ、やぁ」
アルテアの先端が、天音の蜜口をぬるりと通り過ぎ、硬く敏感になった花芽を擦る。入りそうで入らない、アルテアの屹立が天音を焦らす。くちゅくちゅと淫靡な音が耳から天音を高まらせる。
アルテアの狂暴な硬い熱は、天音の敏感な部分を何度も擦りながら通り過ぎていく。
「あなたの肌に触れるだけで、こんなにも幸福になるとは」
いつものふんわりとした癒し系王太子の面影はなく、荒い息をしたアルテアは、天音に密着したまま夢中で擦る。天音は、先ほどとは比べ物にならない刺激に怖くなり、アルテアの背中に弱々しく腕を回す。
アルテアは、片方の手で天音の花芽に触れる。
「あああっ……、ダメ……、そこっ」
天音は、アルテアの指と屹立に同時に責められて、頭が真っ白になり、身体を痙攣させる。
「私もイくっ」
ぴったりと身体を抱きしめたまま、アルテアは吐精する。熱い液体が天音の腹に勢いよく吐き出される。
呼吸を乱しながら、アルテアは天音の横にごろりと寝ころぶ。横に置いてあったタオルで天音の腹を拭くと、天音を自分の方へ横向きにさせる。顔中にキスを降らせる。
「アマネ、可愛くイケたね。体中が敏感なんだね」
そう言いながら、やわやわと尻や胸を揉みながら、背中や腕に触れる。
「ふぅんんっ……」
全身が性感帯になったみたいだ。どこを触られても感じてしまう。以前は、ただただ耐えるだけの苦痛な時間だったというのに……。
天音は、頬を紅潮させて、アルテアの艶っぽい顔を見る。
春の陽だまりのような優しい笑顔はどこにもなく、どことなく色気をはらんで欲情した琥珀色の瞳は、媚薬のように自分を高まらせる。その顔を見た天音は、自分の身体も切なく疼き、早く一つになりたいとお腹の奥が熱く滾るのを感じる。
(アルテアを見ているだけで、中に欲しいと思ってしまう。これもシグナイ様のせいなの? だとしたら本当に神様ってすごい)
アルテアは、寝間着と下着をするりと脱ぐと、自分もベッドに上がる。
薄暗い灯りでアルテアの姿は、黒くぼんやりと見える。しかし、そそり勃つそのシルエットは、天音にはっきりと自己主張しているように見えた。
いつもは結んであるプラチナブロンドの長い髪は、無造作に彼の美しい身体に自然に沿って流れる。
「アマネ……」
アルテアの琥珀色の瞳が苦しげに細められ、天音に真っ直ぐに向けられる。天音はその切なげな声に彼のこれまでの気持ちが詰まっているようで胸が締め付けられる。
「アルテア……」
天音は天蓋のついた御伽噺で出てくるようなベッドの上からアルテアを見上げる。否応なく目に入るその怒張を前に、緊張のあまりごくりと喉を鳴らし唾を飲む。
(私、無事に朝を迎えられるのかな……)
重力に逆らって、筋肉質な腹につきそうなほど、屹立した、凶悪なもの。何人もの乙女たちが涙し、結婚を諦めたというその巨根を、自分の中に受け入れることができるのだろうか?
天音は無意識に自分のへその下を手で触れる。
アルテアがゆっくりと近づき、ベッドに上がるとその重みでベッドが沈む。天音の上にアルテアが覆いかぶさると、硬くずっしりとした熱杭が天音の下腹に当たる。
天音は、その重量感にびくりと身体を震わせる。
(簡単なお仕事なんて、都合の良い話はやっぱりなかったんだ……)
アルテアの不安そうな琥珀色の瞳が、天音を見下ろしている。天音は弱気な気持ちを振り払い、そんな彼を励ますようにふわりと微笑む。
アルテアは、顔にかかった天音の亜麻色の髪をそっとよけると、唇に触れるだけの軽いキスを繰り返す。
少しずつ二人の距離を測るように始まったキスは、次第に深くなる。
これから婚約式の最後の儀式が始まる。これに失敗すれば、天音のミッションは失敗し、この世界での存在意義は無い。
『役に立たなければ無価値だ』
前世、信じて愛していた男が言った言葉が頭をよぎるとぶるりと悪寒がはしる。
(違う。あの時の私はもう死んだのだ。そして彼はあの悪魔のような男ではない)
唇が離れる。お互いの息が少しだけ荒くなっている。
「アマネ、どうか私を受け入れて……お願いだ」
「はい……」
懇願するようにアルテアが言い、天音がこくりと頷く。アルテアは天音の寝間着に手をかけた。
アルテアは天音に覆いかぶさると、キスをする。お互いの口内を探るように舌を絡ませる。
寝間着の上から天音の双丘に手が伸びる。
「っん……」
指先で触れられているだけなのに、声が漏れる。その声を聞いて、アルテアは親指で先端に触れながら、形はいいがそんなに大きくない天音の胸を揉む。
天音は、過去この儀式に臨んだ水色ドレスの君の豊満な胸を思い出して、「あまり、大きくなくてごめんなさい」と思わず謝った。
「どうして謝るの? 可愛いですよ? そんな自虐を言うならお仕置きですかね」
こりこりとなった先端を指できゅっと摘まむ。
「ああっ……」
ちりっとした後、甘い刺激が天音の背中を伝う。
天音はさっと寝間着を脱がされて、ショーツ一枚の姿にされる。
恥ずかしがる隙も無く、すぐにアルテアは天音の乳首を口に含み舐る。
「……いやぁ、嘘、すごいっ、あっあぁ、……んん」
右に左に間断なく、敏感な先端を吸われたり噛まれたり、揉みしだかれて、天音は身体の力が抜けてしまう。胸だけでおかしくなりそう。
シグナイ様、感度良好にし過ぎなのでは……。
身体が熱くなり、うっすらと汗をかく。
その様子を満足そうに見下ろすと、アルテアは天音の脚を開く。
「下着……、すごいことになっていますよ? アマネ、自分でもわかるほど濡れているでしょう? 胸だけでこんなになってしまうなんて、ね?」
「嘘、やだぁ。恥ずかしいから、見ちゃ駄目です!」
必死で自分の下着を両手で隠そうとする天音の手をアルテアの大きな手が掴む。
「大丈夫、暗いから何も見えないですよ」
暗順応で少しずつ部屋の中の様子が見えるようになってきているのは、アルテアも同じはずだ。意外と意地悪なアルテアに不貞腐れて天音は言う。
「……嘘です。見えているくせに……」
「ふふ、でも見えないと挿入れられないでしょう? 一緒に頑張りましょう?」
天音の言葉をマネしながら、アルテアが手際よく最後の砦のショーツを取り去る。
爪を短く整えた骨張った指が、天音の中に入ってくる。突然の違和感と軽い快感に、天音から嬌声が漏れる。
「……っん、ふぅん、んん」
アルテアの指が、中の壁をぬるぬると擦る。時折、指先が気持ちのいい所をかすめる。敏感な部分を確かめるように、アルテアの指が中で動く。天音の中はアルテアの指を逃がさないようにするかのように締め付ける。
「……あぁ、ん、……アルテア、何だか、中、切ないです。ああ……っ」
「そんなに私の指を締め付けて、悪い子ですね。でも、早く、挿れたい」
はあ、と軽く息を吐くとアルテアは、指を二本に増やし、天音の隘路を慎重に開いていく。緩慢に膣内で動く指は何だかもどかしく、快感を拾いたくて余計に締め付けてしまう。
こんなに丁寧に身体を開かれたことがあっただろうかと思考がうまく回らない頭で考える。
天音の内腿にあたっているアルテアの熱杭は、その先端からぬるぬると猛獣のようによだれをたらし、猛っている。
今にも襲いかかりそうな状態だが、アルテアは丹念に天音の中をほぐす。まるで壊れ物を扱うように。
(こんな時でも優しい……)
早く挿れたいだろうアルテアに、自分だけが気持ち良くなってしまい悪いような気がして、思わず言う。
「も、だ、大丈夫だと思いますから、中に欲しいです」
プラチナブロンドの髪を少し乱し、頬を紅潮させながらアルテアは答える。
「まだダメです。もっと解さないと」
空いている手で天音の胸を触りながら、アルテアは顔をゆっくりと天音の下生えに埋める。
「やっ……んん、あっ……」
アルテアは天音の恥丘を食みながら、蜜口の少し上にある珊瑚色の蕾に舌を伸ばす。
「はぁん……ああっ……ああ、そこ、ダメ……」
アルテアがぱくりと蕾を咥え、吸い、舌でなぶる。耐えがたい刺激に天音はのけ反る。
「ああああ……っ!」
天音の身体に緊張が走り、一気に弛緩する。ビクビクと下腹あたりが痙攣し、膝はがくがくと震える。
快感が押し寄せる。
「可愛く達せたね」
アルテアは髪をかきあげながら、自分の唇をペロリと舐める。立てていた両膝は、そのままくたりと力無く横に倒れた。意図せず露わになった愛液にまみれたあわいは、アルテアを淫らに誘う。
アルテアはごくりと喉を鳴らす。
「アルテア、今、すごかったです……。もう大丈夫ですから、どうか中に……。おかしくなってしまいそう」
荒い吐息混じりに話す天音のぐったりした様子は扇情的で、アルテアは再び天音の上にまたがる。
「アマネ、ごめん。中に挿れるのはもう少し待って」
アルテアは、天音の膝をゆっくりと左右に開く。天音の果実からはとろとろと甘露が滴り、シーツを濡らしていく。アルテアは、潤った花芯に自身を挟むように当てる。
「アルテア、な、何を?」
いきなりアルテアに、ぬるぬるとした花芯に熱い高ぶりを当てられた天音は当惑する。
熱い吐息が耳にかかる。アルテアは、天音の両脚を自分の両肩にかけ、天音を抱きしめる。天音のやわらかな身体を、アルテアの硬い身体が包む。
「動くよ」
アルテアが声をかけると、耳元に息が再びかかり、背中がぞくりとする。
天音のあわいに沿ってアルテアの剛直が、蜜を絡めて滑らかに動き出す。
「……ぅんんんっ、ああっ、やぁ」
アルテアの先端が、天音の蜜口をぬるりと通り過ぎ、硬く敏感になった花芽を擦る。入りそうで入らない、アルテアの屹立が天音を焦らす。くちゅくちゅと淫靡な音が耳から天音を高まらせる。
アルテアの狂暴な硬い熱は、天音の敏感な部分を何度も擦りながら通り過ぎていく。
「あなたの肌に触れるだけで、こんなにも幸福になるとは」
いつものふんわりとした癒し系王太子の面影はなく、荒い息をしたアルテアは、天音に密着したまま夢中で擦る。天音は、先ほどとは比べ物にならない刺激に怖くなり、アルテアの背中に弱々しく腕を回す。
アルテアは、片方の手で天音の花芽に触れる。
「あああっ……、ダメ……、そこっ」
天音は、アルテアの指と屹立に同時に責められて、頭が真っ白になり、身体を痙攣させる。
「私もイくっ」
ぴったりと身体を抱きしめたまま、アルテアは吐精する。熱い液体が天音の腹に勢いよく吐き出される。
呼吸を乱しながら、アルテアは天音の横にごろりと寝ころぶ。横に置いてあったタオルで天音の腹を拭くと、天音を自分の方へ横向きにさせる。顔中にキスを降らせる。
「アマネ、可愛くイケたね。体中が敏感なんだね」
そう言いながら、やわやわと尻や胸を揉みながら、背中や腕に触れる。
「ふぅんんっ……」
全身が性感帯になったみたいだ。どこを触られても感じてしまう。以前は、ただただ耐えるだけの苦痛な時間だったというのに……。
天音は、頬を紅潮させて、アルテアの艶っぽい顔を見る。
春の陽だまりのような優しい笑顔はどこにもなく、どことなく色気をはらんで欲情した琥珀色の瞳は、媚薬のように自分を高まらせる。その顔を見た天音は、自分の身体も切なく疼き、早く一つになりたいとお腹の奥が熱く滾るのを感じる。
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