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第四章 聖女は幸せになるようです
オーガと厄災の竜
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「遠いところ、わざわざすまなかったな……。いや、本当に……」
ヴィエルガハ領のペルケレ・トールは、ボロボロの騎士たちと、不機嫌過ぎて微笑みがどこかへ行ってしまっているアルテアを見て、申し訳なさそうに言う。
アルテアたちは、天音の聖水晶を使い浄化をしながら馬を走らせ、ヴィエルガハ城に無事にたどり着いた。途中、定期的に機嫌が悪くなるアルテアをなだめすかし、ここまで来た騎士たちは、疲労困憊で目がうつろだった。
「いえ……」
アルテアは、無表情で答える。
「長い付き合いだが、君がそんな風になるなんて、初めて見たな。いつもの胡散臭い笑顔はどこへやったのだ?」
アルテアは、乱暴に束ねられたプラチナブロンドの髪を少し手で整えて、結びなおす。
「そうですね。もうオウロスに戻ろうとしていたところでしたが、ペルケレ様がどうしても、どうしても来いというから馳せ参じましたよ」
本心をはっきりと言う無表情のアルテアの姿を見て、ペルケレは驚きのあまり目を見開く。
「本当に珍しいな。まあそんなに苛立つなよ。こちらにも事情があって、動けなかったんだ」
そう言うと、ペルケレはパチリと指を鳴らす。フードを目深に被った大男が部屋に入ってくる。
ペルケレも二メートルくらいある大男だが、それよりも更に大きい。アルテアが訝しげに琥珀色の瞳を細めていると、その大男はフードを取る。
アルテアの騎士たちはアルテアを守るようにその前に立ち、抜剣する。
「これは、どういうことですか、ペルケレ様!」
アルテアの周りで死んだ魚の目をしていた騎士たちの瞳に生気が戻る。
「大丈夫だ。彼は我が領地に住んでいる、レーラズ族オーガの副族長ムダルだよ」
ペルケレは、落ち着いた声でゆっくりと話す。
ムダルは、小麦色の肌に猛禽類のような鋭い瞳を持ち、その頭からは二本の大きな鋭い角が生えていた。焦茶の長い髪が波打っている。正真正銘のオーガだった。
ペルケレが何かを話そうとしている意図を組み、アルテアは騎士たちに剣を納めさせる。
「オーガにナルヴィク侯爵邸を襲撃させたのはペルケレ様のご指示だったのですか? ことと次第によっては、我が国と一戦を交えることになりますが」
アルテアが、低い声で非難するように問いかける。冷静を装っているが、アルテアははらわたが煮えくりかえるように感じていた。こんな襲撃事件が無ければ、今もアマネと一緒にいられたのに。
――要するに完全なる八つ当たりだなと冷静なもう一人の自分が心の中で突っ込む。
「君、そんなに短気だったっけ……。ちょっと待ってよ」
ペルケレが慌てたように、手のひらをこちらに向けて、待ってのしぐさをする。その様子を横で静かに見守っていたムダルが口を開く。
「アルテア王太子殿下、この度は申し訳ございません。ナルヴィク侯爵邸を襲撃したのは、私の兄、レーラズ族の族長ヘイムです」
突然、オーガであるムダルが流ちょうに共通言語を話し出したため、アルテアと騎士たちは、驚きのあまり固まってしまう。
「あ、あなたは、言葉が話せるのですか?」
「はい。我がレーラズ族は、先王の時代からヴィエルガハ領の一部に住まわせてもらっており、言葉や慣習、あらゆる学問を習っております。他の部族とは離れて生きています」
ムダルは、ペルケレの方を向くと、ペルケレは口を開く。
「そうなのだ。彼らは一般的には悪しき存在としてひとくくりにされているが、我らと何ら変わらないのだ。他種族からの偏見がひどいため領外には出ないのだが、最近、ミドルアース領のあの王女が頻繁にレーラズ族を拉致していくので、族長が救出に出ているのだ」
「それで、ベルーゲンのナルヴィク侯爵邸も襲撃されたということなのですね」
「そうなのです。兄は、本当は捉えられた民を奪還することだけを考えていたそうなのですが、裏庭のおびただしい死体に激怒し、あそこにいた皆を……。申し訳ない」
ムダルが、頭を深々と下げる。
「オーガの彼をむやみに領の外に連れて行くわけにもいかず、書面にしたとしても情報漏洩した場合、彼らを守ることができなくなってしまうため、アルテア様に来ていただいたのだ。本当に大変な中、すまなかったな」
アルテアは、口角を少し上げるだけの微笑みを浮かべる。しかし目が笑っていないその表情はあまりにも恐ろしく、騎士たちも思わずを目を反らした。
「それについては理解しました。それで、ムダル様がこちらに来た理由を知りたい。謝罪の為だけではないのでしょう?」
「はい。兄のヘイムは、現在息子のボルテクを探しております。以前、ミドルアース領近郊で他のものたちと一緒に拉致されたのですが、一向に足取りがつかめないのです。兄はナルヴィク侯爵邸に息子がいるという情報を掴んだものの、そちらではボルテクは見つかりませんでした。まだ息子を探してメイオール王国内に潜伏していると私は考えております」
「メイオールに今あの王女が来ているだろう? オーガを拉致しているのはあの女だと言われている。もしかしたら君の城にいるかもしれなくてね」
ペルケレの言葉にアルテアの顔色が悪くなる。
「……まさか、王女が滞在している別邸にオーガたちが連れてこられていると?」
「ミドルアースをいくら探しても、ボルテクの死体すら見つからなかった。だから可能性は高い。居場所を知らせる鬼笛が聞こえないと言うことは、防音された場所にいるのではないかと」
ムダルが重々しく答えると場がしんと静まり返る。
「戻らなければ、今すぐに」
アルテアが口を開く。頭の中ではナルヴィク侯爵邸で見た惨劇がよみがえる。アルテアは踵を返し、ヴィエルガハ城の出口へ向かう。
「僕がスレイプニルで送っていこう。天をかければ、オウロスまで二時間で到着するだろう。準備させるから少し待ってて」
ペルケレが準備を使用人に命じる。
「私もついて行きます。鬼笛が聞こえれば、誰がどこにいるのか分かりますから」
「ありがとうございます。ムダル様」
ペルケレが、あごを指で触れながら考えるようなしぐさをした後、口を開く。
「さて、準備を待っている間に、もう一つ報告がある」
「まだ……何かあるのですか?」
オーガがオウロス城へ襲撃に来る以上の何かがあるのだろうかとアルテアは身構える。
「ミドルアース領の人族が、噂している『厄災の竜の封印』のことだ。先日、確認に行った所、封印は解けていた」
アルテアは鈍器で頭を殴られたような衝撃を感じる。瘴気、オーガの王城襲撃でも国家存亡の危機の上、更に竜の封印が解けたと……。つい声を出して笑ってしまう。
試練はそれを越えられるものに与えられるというが、どう考えても詰んだな。
「はは……。では、厄災の竜が六千年ぶりに復活したということでしょうか?」
「いや違う。もう全て終わっていたよ」
「はいぃ?」
アルテアはペルケレの言葉が理解できず、気の向けた相槌を打ってしまう。
「とっくの昔に魂は消滅していたようで、竜は白骨化していた。瘴気なんて、何も無かった。綺麗なものだった」
「ではこの濃い瘴気は、一体どこから」
「ほとんどはミドルアースによるものだろう。人口魔水晶を製造する過程で生じているのではないか」
アルテアは、煌々と光る王都の別邸の様子を思い浮かべる。あの魔道具は人工魔水晶を使ったものだとしたら、そしてナルヴィク侯爵邸で行われていたことが、別邸でも行われていたとしたら。
あの時、アマネとセスの関係に感情的になり、王太子としての判断を間違えたかもしれない。コンテナの中をさっさと改めておけば、こんな事態に陥ることもなかった。
アルテアは、自分の迂闊さに歯軋りする。
「ペルケレ様!」
ペルケレの執務室のドアが乱暴に開かれ、軍服を着た魔族の男が入ってくる。
「お客さんが来ているのだから、ノックしてよ。準備できたの?」
「至急の連絡です。オウロス城にレーラズ族ヘイム殿が突入したようです!」
「分かった。アルテア、すまない。間に合わなかったようだ。今すぐ、オウロスへ向かおう」
アルテアは無言で頷くと、ペルケレに続く。事態は思った以上の速さで動いていく。アルテアは、ぐっと拳を握りしめる。
(……アマネ、私が戻るまでどうか無事で。今すぐに戻りますから、無理はしないで。シグナイ様、アマネをどうかお守り下さい)
ヴィエルガハ領のペルケレ・トールは、ボロボロの騎士たちと、不機嫌過ぎて微笑みがどこかへ行ってしまっているアルテアを見て、申し訳なさそうに言う。
アルテアたちは、天音の聖水晶を使い浄化をしながら馬を走らせ、ヴィエルガハ城に無事にたどり着いた。途中、定期的に機嫌が悪くなるアルテアをなだめすかし、ここまで来た騎士たちは、疲労困憊で目がうつろだった。
「いえ……」
アルテアは、無表情で答える。
「長い付き合いだが、君がそんな風になるなんて、初めて見たな。いつもの胡散臭い笑顔はどこへやったのだ?」
アルテアは、乱暴に束ねられたプラチナブロンドの髪を少し手で整えて、結びなおす。
「そうですね。もうオウロスに戻ろうとしていたところでしたが、ペルケレ様がどうしても、どうしても来いというから馳せ参じましたよ」
本心をはっきりと言う無表情のアルテアの姿を見て、ペルケレは驚きのあまり目を見開く。
「本当に珍しいな。まあそんなに苛立つなよ。こちらにも事情があって、動けなかったんだ」
そう言うと、ペルケレはパチリと指を鳴らす。フードを目深に被った大男が部屋に入ってくる。
ペルケレも二メートルくらいある大男だが、それよりも更に大きい。アルテアが訝しげに琥珀色の瞳を細めていると、その大男はフードを取る。
アルテアの騎士たちはアルテアを守るようにその前に立ち、抜剣する。
「これは、どういうことですか、ペルケレ様!」
アルテアの周りで死んだ魚の目をしていた騎士たちの瞳に生気が戻る。
「大丈夫だ。彼は我が領地に住んでいる、レーラズ族オーガの副族長ムダルだよ」
ペルケレは、落ち着いた声でゆっくりと話す。
ムダルは、小麦色の肌に猛禽類のような鋭い瞳を持ち、その頭からは二本の大きな鋭い角が生えていた。焦茶の長い髪が波打っている。正真正銘のオーガだった。
ペルケレが何かを話そうとしている意図を組み、アルテアは騎士たちに剣を納めさせる。
「オーガにナルヴィク侯爵邸を襲撃させたのはペルケレ様のご指示だったのですか? ことと次第によっては、我が国と一戦を交えることになりますが」
アルテアが、低い声で非難するように問いかける。冷静を装っているが、アルテアははらわたが煮えくりかえるように感じていた。こんな襲撃事件が無ければ、今もアマネと一緒にいられたのに。
――要するに完全なる八つ当たりだなと冷静なもう一人の自分が心の中で突っ込む。
「君、そんなに短気だったっけ……。ちょっと待ってよ」
ペルケレが慌てたように、手のひらをこちらに向けて、待ってのしぐさをする。その様子を横で静かに見守っていたムダルが口を開く。
「アルテア王太子殿下、この度は申し訳ございません。ナルヴィク侯爵邸を襲撃したのは、私の兄、レーラズ族の族長ヘイムです」
突然、オーガであるムダルが流ちょうに共通言語を話し出したため、アルテアと騎士たちは、驚きのあまり固まってしまう。
「あ、あなたは、言葉が話せるのですか?」
「はい。我がレーラズ族は、先王の時代からヴィエルガハ領の一部に住まわせてもらっており、言葉や慣習、あらゆる学問を習っております。他の部族とは離れて生きています」
ムダルは、ペルケレの方を向くと、ペルケレは口を開く。
「そうなのだ。彼らは一般的には悪しき存在としてひとくくりにされているが、我らと何ら変わらないのだ。他種族からの偏見がひどいため領外には出ないのだが、最近、ミドルアース領のあの王女が頻繁にレーラズ族を拉致していくので、族長が救出に出ているのだ」
「それで、ベルーゲンのナルヴィク侯爵邸も襲撃されたということなのですね」
「そうなのです。兄は、本当は捉えられた民を奪還することだけを考えていたそうなのですが、裏庭のおびただしい死体に激怒し、あそこにいた皆を……。申し訳ない」
ムダルが、頭を深々と下げる。
「オーガの彼をむやみに領の外に連れて行くわけにもいかず、書面にしたとしても情報漏洩した場合、彼らを守ることができなくなってしまうため、アルテア様に来ていただいたのだ。本当に大変な中、すまなかったな」
アルテアは、口角を少し上げるだけの微笑みを浮かべる。しかし目が笑っていないその表情はあまりにも恐ろしく、騎士たちも思わずを目を反らした。
「それについては理解しました。それで、ムダル様がこちらに来た理由を知りたい。謝罪の為だけではないのでしょう?」
「はい。兄のヘイムは、現在息子のボルテクを探しております。以前、ミドルアース領近郊で他のものたちと一緒に拉致されたのですが、一向に足取りがつかめないのです。兄はナルヴィク侯爵邸に息子がいるという情報を掴んだものの、そちらではボルテクは見つかりませんでした。まだ息子を探してメイオール王国内に潜伏していると私は考えております」
「メイオールに今あの王女が来ているだろう? オーガを拉致しているのはあの女だと言われている。もしかしたら君の城にいるかもしれなくてね」
ペルケレの言葉にアルテアの顔色が悪くなる。
「……まさか、王女が滞在している別邸にオーガたちが連れてこられていると?」
「ミドルアースをいくら探しても、ボルテクの死体すら見つからなかった。だから可能性は高い。居場所を知らせる鬼笛が聞こえないと言うことは、防音された場所にいるのではないかと」
ムダルが重々しく答えると場がしんと静まり返る。
「戻らなければ、今すぐに」
アルテアが口を開く。頭の中ではナルヴィク侯爵邸で見た惨劇がよみがえる。アルテアは踵を返し、ヴィエルガハ城の出口へ向かう。
「僕がスレイプニルで送っていこう。天をかければ、オウロスまで二時間で到着するだろう。準備させるから少し待ってて」
ペルケレが準備を使用人に命じる。
「私もついて行きます。鬼笛が聞こえれば、誰がどこにいるのか分かりますから」
「ありがとうございます。ムダル様」
ペルケレが、あごを指で触れながら考えるようなしぐさをした後、口を開く。
「さて、準備を待っている間に、もう一つ報告がある」
「まだ……何かあるのですか?」
オーガがオウロス城へ襲撃に来る以上の何かがあるのだろうかとアルテアは身構える。
「ミドルアース領の人族が、噂している『厄災の竜の封印』のことだ。先日、確認に行った所、封印は解けていた」
アルテアは鈍器で頭を殴られたような衝撃を感じる。瘴気、オーガの王城襲撃でも国家存亡の危機の上、更に竜の封印が解けたと……。つい声を出して笑ってしまう。
試練はそれを越えられるものに与えられるというが、どう考えても詰んだな。
「はは……。では、厄災の竜が六千年ぶりに復活したということでしょうか?」
「いや違う。もう全て終わっていたよ」
「はいぃ?」
アルテアはペルケレの言葉が理解できず、気の向けた相槌を打ってしまう。
「とっくの昔に魂は消滅していたようで、竜は白骨化していた。瘴気なんて、何も無かった。綺麗なものだった」
「ではこの濃い瘴気は、一体どこから」
「ほとんどはミドルアースによるものだろう。人口魔水晶を製造する過程で生じているのではないか」
アルテアは、煌々と光る王都の別邸の様子を思い浮かべる。あの魔道具は人工魔水晶を使ったものだとしたら、そしてナルヴィク侯爵邸で行われていたことが、別邸でも行われていたとしたら。
あの時、アマネとセスの関係に感情的になり、王太子としての判断を間違えたかもしれない。コンテナの中をさっさと改めておけば、こんな事態に陥ることもなかった。
アルテアは、自分の迂闊さに歯軋りする。
「ペルケレ様!」
ペルケレの執務室のドアが乱暴に開かれ、軍服を着た魔族の男が入ってくる。
「お客さんが来ているのだから、ノックしてよ。準備できたの?」
「至急の連絡です。オウロス城にレーラズ族ヘイム殿が突入したようです!」
「分かった。アルテア、すまない。間に合わなかったようだ。今すぐ、オウロスへ向かおう」
アルテアは無言で頷くと、ペルケレに続く。事態は思った以上の速さで動いていく。アルテアは、ぐっと拳を握りしめる。
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