Love Trap

たける

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7.

窓から空を眺める。
もうすぐやって来るだろう残酷な時が迫っている。
来て欲しくない時間と言うものは、とても早くやって来てしまうものなのだ。


『フィックス、今行く』


そう聞こえ、フィックスは全身に緊張を走らせた。
どうなってしまう?
彼を見た途端飛び掛かる?
不安だけしか思い描けないでいると、ガラスに2人の姿が映った。

「フィックス……!」

ハンクの声に振り返り、その姿を確認した途端、フィックスの目から涙が零れた。

「あぁ……ハンク……ノッド……!」

嬉しさに震える。
不安は的中しなかった。
そう安堵するフィックスへ、ノッドが抱き着いてきた。

「また会えた……!」

抱きしめ返し、その温もりを確かめる。
何度も唇を重ねていると、ハンクの咳ばらいが聞こえた。

「フィックス、君を助けに来たぞ」

放れたノッドに代わり、今度はハンクが抱き着いてきた。その背中に腕を回す。

「ありがとう……嬉しい……だが気をつけてくれ……俺は君達を……」

言いかける唇を、ハンクの人差し指が制した。

「必ず助ける」

そう言って放れたハンクは、ノッドと顔を見合わせた。
頭の中に声が聞こえ出す。


『多分この部屋は監視されてる。もう俺達が来た事にストレイン達は気付いてる筈だ』


『どうするつもりなんだ?彼等がここに来たら、俺は……』


命令されてしまう。そう続けようとしたが止めた。
最後まで抗いたい。


『ストレイン達をハンクに任せるんだ。起爆装置を奪って破壊してもらうんだ。そこでなんだけど、装置はストレインが持ってるだろ?奴の部屋はどこだ?』


『ノッド、確かにストレインが持ってるが、君の時と同じタイプの物じゃない。コンソールだ』


そう伝え、連想する。と、それがノッドに伝わったみたいで彼は頷いた。


『で、部屋は?』


『多分、ここを監視してるなら研究室にいる。研究室はこの上のフロアだ』


頷いたノッドは、ハンクにそっと耳打ちした。

「分かった。フィックス、君を……」

言いかけてハンクは口をつぐんだ。そして、フィックスが尋ねる前に彼は部屋を出て行った。

「ハンクは何を言おうとしたんだ?」
「さぁ……何だろうな」




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