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第31話
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「ほえ?」
バシ!!
美沙の突っ込みが入ってきた。
「ほえ?じゃないわよ。ほえ?じゃ・・・」
するとそんな俺たちをじっと見ている本田先生がニヤリと不敵な笑みを浮かべた・・・嫌な予感しかしない・・・すると、腕を組んだ
「何漫才やっているの?」
俺たちの間には冷汗が出てきている。さてどうしよう。といっても美沙もここでわたしでーすと手を上げるわけにもいかない。
「あ・・・ちょっと・・・実家に帰っていて・・・」
そんな俺たちをジト目で見続けてリう本田先生は、再びドキリということを言ってきた。
「そう言えば、玄関の靴、何故あなた達二人だけしかないの?」
なんという鋭い突込みだ。俺だけでなく美沙も顔を青くしている。しかし、ここは話題を変えないと。
「あ・・・そう言えば、百田さんの話でしたよね」
俺がいきなり話を切り替えてやったら、チッ・・・という声がしてきた。ということは、本田先生の狙いは、俺たちの生活に関することだろう・・・と思った瞬間、ガチャリと家のドアが開いて、渚が俺にとびかかってきた。
「たろちゃん!!私というものがいながら、百田さんに告白されたんですって~!!絶対に断るでしょうね!!」
「うぁああ!」
その勢いに俺はそのままひっくり返ってしまった。そして、渚はそのまま俺に馬なりになって、首元をぐっと握って、頭を前後にゆすってくれた。
「どういうことよ!!一体!!百田に何したのよ!!たろちゃん!!」
すると本田先生がチクリと
「あの様子じゃ~本気よね・・」
その言葉を聞いた瞬間、渚がピクリと泊まったのだが、横で聞いていた美沙はカチーンときたようで完全に我を忘れて、渚を押しのけ俺の上に乗っかってきた。
「たろちゃん!!」
「うわ!!」
美沙に突き飛ばされた渚だったが、鬼の形相を見て、固まっていた。そして、ものすごい剣幕で俺の首元を掴んだ。当然、本田先生も引いていた。美沙の豹変ぶりにって・・俺はこの修羅場を何とかするために、右手あげ二人に
「どういうことよ!!一体何をしたの!!」
「お・・おれは・・何もしていない・・・」
「だったら・・・どうしてそうなるのよ!!どういうこと!!私というものがありながら」
「た・・・助けてくれ・・・」
こうして、しばらく美沙のお説教タイムが続いたのだった。
「ふーん・・・えっぐ・・えっぐ・・・たろちゃんが・・・たろちゃんが・・・」
興奮して美沙が泣いていたのだが、その横で渚が美沙をフォローしている。
「絶対、優良物件なのにどうして・・」
美沙の言っていることに、俺の目は天になったのだが、その横で、頷いている渚と本田先生・・・しかも、本田先生の目も涙目だった・・・
「こんな・・やっぱたろちゃんはロリコンだったのか・・・あの時、処女(バージン)をあげとけば・・・」
そうこの空気で本田先生も察したのだ、俺の奥さんが美沙だということを、しかし、彼女はめげなかった。そうこの意気消沈している美沙に話しかけたのだった。
「わかるは・・・私もたろちゃんずっと好きだったんだから・・」
この時、何が起きたのかはわからないのだが、3人は俺をじっと見た。そして、ひそひそと話していた。こうして、うやむやの内に、俺は、百田さんへは絶対に手を出さないことを誓わされてしまった。それからしばらくして、
「ところでたろちゃんの本当のお嫁さんは誰?」
本田先生の一言に美沙が
「えへへ・・・わたしでーす」
そう答えてしまっていた。しかも、渚がその横で
「私が愛人1号でーす」
そんなことまで言っている始末。これは、破滅だーーー!!そう思った瞬間に本田先生からとんでもない言葉が出た。
「じゃぁ・・・私が愛人2号になってもいいかしら?」
バシ!!
美沙の突っ込みが入ってきた。
「ほえ?じゃないわよ。ほえ?じゃ・・・」
するとそんな俺たちをじっと見ている本田先生がニヤリと不敵な笑みを浮かべた・・・嫌な予感しかしない・・・すると、腕を組んだ
「何漫才やっているの?」
俺たちの間には冷汗が出てきている。さてどうしよう。といっても美沙もここでわたしでーすと手を上げるわけにもいかない。
「あ・・・ちょっと・・・実家に帰っていて・・・」
そんな俺たちをジト目で見続けてリう本田先生は、再びドキリということを言ってきた。
「そう言えば、玄関の靴、何故あなた達二人だけしかないの?」
なんという鋭い突込みだ。俺だけでなく美沙も顔を青くしている。しかし、ここは話題を変えないと。
「あ・・・そう言えば、百田さんの話でしたよね」
俺がいきなり話を切り替えてやったら、チッ・・・という声がしてきた。ということは、本田先生の狙いは、俺たちの生活に関することだろう・・・と思った瞬間、ガチャリと家のドアが開いて、渚が俺にとびかかってきた。
「たろちゃん!!私というものがいながら、百田さんに告白されたんですって~!!絶対に断るでしょうね!!」
「うぁああ!」
その勢いに俺はそのままひっくり返ってしまった。そして、渚はそのまま俺に馬なりになって、首元をぐっと握って、頭を前後にゆすってくれた。
「どういうことよ!!一体!!百田に何したのよ!!たろちゃん!!」
すると本田先生がチクリと
「あの様子じゃ~本気よね・・」
その言葉を聞いた瞬間、渚がピクリと泊まったのだが、横で聞いていた美沙はカチーンときたようで完全に我を忘れて、渚を押しのけ俺の上に乗っかってきた。
「たろちゃん!!」
「うわ!!」
美沙に突き飛ばされた渚だったが、鬼の形相を見て、固まっていた。そして、ものすごい剣幕で俺の首元を掴んだ。当然、本田先生も引いていた。美沙の豹変ぶりにって・・俺はこの修羅場を何とかするために、右手あげ二人に
「どういうことよ!!一体何をしたの!!」
「お・・おれは・・何もしていない・・・」
「だったら・・・どうしてそうなるのよ!!どういうこと!!私というものがありながら」
「た・・・助けてくれ・・・」
こうして、しばらく美沙のお説教タイムが続いたのだった。
「ふーん・・・えっぐ・・えっぐ・・・たろちゃんが・・・たろちゃんが・・・」
興奮して美沙が泣いていたのだが、その横で渚が美沙をフォローしている。
「絶対、優良物件なのにどうして・・」
美沙の言っていることに、俺の目は天になったのだが、その横で、頷いている渚と本田先生・・・しかも、本田先生の目も涙目だった・・・
「こんな・・やっぱたろちゃんはロリコンだったのか・・・あの時、処女(バージン)をあげとけば・・・」
そうこの空気で本田先生も察したのだ、俺の奥さんが美沙だということを、しかし、彼女はめげなかった。そうこの意気消沈している美沙に話しかけたのだった。
「わかるは・・・私もたろちゃんずっと好きだったんだから・・」
この時、何が起きたのかはわからないのだが、3人は俺をじっと見た。そして、ひそひそと話していた。こうして、うやむやの内に、俺は、百田さんへは絶対に手を出さないことを誓わされてしまった。それからしばらくして、
「ところでたろちゃんの本当のお嫁さんは誰?」
本田先生の一言に美沙が
「えへへ・・・わたしでーす」
そう答えてしまっていた。しかも、渚がその横で
「私が愛人1号でーす」
そんなことまで言っている始末。これは、破滅だーーー!!そう思った瞬間に本田先生からとんでもない言葉が出た。
「じゃぁ・・・私が愛人2号になってもいいかしら?」
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