ほえ?

Seabolt

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第41話

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「ほえ?」

何を言っているんだ。と理沙の言動に驚いていると

「「先生、私も先生の奥さん会いたいです」」

そう言って、俺の方へやってきたのは、さっきまで理沙に睨まれてひるんでいた百田と細田だった。そんな彼女たちに理沙は

「何言っているのよ!!あなた達!!」

声を荒げるが一向に引かない。

「春日先生の奥さんの許可を得たらいいだもん!!」

「ほえ?」

驚いている俺と理沙

「あんたたちが奥さんの許可なんか、とれるはずないでしょ」

理沙の言葉にひるむことなく二人は

「そういう卜部さんこそ、許可が貰えると思って?」

その時だった初めて、理沙の手が緩んだ。この時とばかりに俺が逃げた。もちろん、その方向は、美沙と渚がいる方向、

「ま・・俺の奥さんが許可するはずないから、じゃ・・・」

俺は、必死に走った。睨んでいる二人の元へ、家ならば、抱き着くところなんだが、そういう訳に行かず、二人の間をすり抜けて行った。

「あら・・・春日先生の親戚の方、如何されたの?」

「いえ、たろちゃんを助けないと、奥さんの為にも」

渚の一言が理沙を逆なでさせた

「たろちゃんですって?親戚だからってたやすく呼ばないで!!」

「たやすくですって?あんたこそ、何様よ!!」

美沙が切れだしたのだった。俺は戻らないと3対2では、どう見ても分が悪い。思わず俺は引き返した。

「だーー!!喧嘩をするな!!」

俺は、彼女たちの間に入った。当然、美沙と渚が俺の背中に来るようにだ

「先生は、身内主義ですか?」

「ここでは、そう思ってもらってもかまわない」

そうだ・・・これで減滅してもらえば、この状況から脱出できると思った瞬間だった。

「「「「「先生!!素敵!!!」」」」」

そう叫んだ5人は、俺に抱き着いてきた。

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