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第2章 開拓篇
第116話 村人 ウナギを食べる
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夏といえば、ウナギがほしいところだ。蒲焼を乗せたうな重、名古屋のひつまぶしも捨てがたい。単純にうな丼というのもいいかもしれない。ウナギが食べたいと俺はミケえもんにお願いをした。まるでわがままを言う〇〇太のように、しかし、ウナギを食べたいと言ったとたんミケえもんも涎を垂らして
「わかりました。調理は、和のアイアンシェフ、ロクサンにお願いしよう」
「そうだな。で?ウナギは」
「ぐふふふ・・・それは、抜かりなく」
「ぐふふふ・・・」
俺たちの悪代官のような笑い声を聞いてみんなはドン引きになっていた。
実は、ズーダンを西から東に流れる大河、偉江があって、そこを遡上してきたウナギがここ村人村近くの川で取れるのだった。
「極上、天然ものですぜ」
「おお!!」
魚籠の中でうねうねとうごめいているウナギを見て大喜びをしている俺たちを引け目にウナギを見たみんなの目は冷たい。そして、ロクサンも初めて調理するものだからかなり緊張をしている。作り方は、ミケえもんが持っている料理大百科に載っていたので、とりあえずこれを手本に背開きをして串打ち、白焼きをして江戸前のウナギのかば焼きを作ってもらい、お重の中へ、こうしてできたうな重が俺たちの前に出された。
「うぉおおおお!!」
興奮しまくる俺とミケえもんを見て呆れているみんな。しかも、うな重には肝の串焼きとお吸い物までついていた。
こうして、うな重を堪能した俺たち、妻たちも食べてみてびっくりとした感じだった。するとロクサンが
「このうな重、村人村の名産にしてはいかがですか」
「いいね!!ロクサンのお店でだしなよ」
ロクサンはロクサン園という料亭を持っていた。そこで販売許可を出すと村人村で大行列ができるほどの人気が出たのであった。
一方、村人村を中心とした村人連合は、シンが楚を攻略したことによりさらに発展をしていく、特に、ダイバースクエアーから少し奥に入ったリバースクエアー工業地帯で生産されている鉄などの資源類の販売は好調であって、人々を潤していたがなにせ娯楽といえば、競技場での戦士たちのバトルや華撃団や美女軍団の公演会などと実際に見に行くものが多かった。そこで俺たちはひそかにテレビ放送計画を始めていたのだった。
***
さてと話ががらりと変わっていまうが、遡ること数日前、大老の命をうけたウサギは、ヨーゼフ領を通ってライムへ入っていたのだった。これはラキシスからの情報で、ライムたちの商人がダイバースクエアーに行って商売をしているというところから、その商人と同行して、ダイバースクエアーに潜入後、村人村へ向かう計画を立てていた。それは、サンカルロス領からは空路しかなく、飛行船に乗るということは身分がばれる可能性があったからだった。久しぶりに来たライム、彼女は、ライム村での高級レストラン ザ・ライムにいる。ここでは、どこか懐かしいおいしい味に出会えるからだ。そして、彼女は、懐かしいにおいに気付く
「この匂いは」
そうカレーのにおいだ。そしてにおいがする方を見るとそこにはライムが座っていて、彼女を見て気づいたのだった。
「これはこれは、ウサギ様、どうしてここへ?」
「ライム殿。あ・・・食事に来ただけです」
そう言っては見たもののライムの目の前のカレーに目が釘付けだった。その視線の先に気付いたライムは
「あ・・・これね・・・カレーっていうんですよ。これを手に入れるのには苦労しましたよ」
「どうしてこれが?」
「実は村人村で販売されているのをやっと入手できたのです。あ・・・食べますか。おーい!!料理長、これをもう一つ」
こうして彼女もカレーライスを食べることができた。転生前の世界の味がここで食べられるとはそんなことを考えながらライムと食卓を囲んでいた。すると、ライム殿が
「実は、少し前にカレーパンを食べまして」
「カレーパン?」
これまた懐かしい響きだ。転生前で女子には少しハードルは高いがたまに食べたくなるあのカレーパンの話
「実は、村人殿がここへ来たときにお土産でくれたんです。そして、それがうまいのなんのって、実は、カレールーもあるとか聞いたのですが、ちょっとした事情があって、村人とは距離を置かないといけないので、ダイバースクエアーへ行く商人に無理を言って入手してもらったのです」
「そうでしたか。このカレーは確かにおいしい」
「ところで、どうしてここへ?というか一人でこられたろ頃を見ると極秘任務ですよね」
「ええ・・まぁ」
「ということは、目的はここではないのですか」
「ダイバースクエアーに行かねばなりません」
「すると最終目的地は村人村ですか」
「はい」
ライムは何もかも見透かされていたのだった。それはライムが持っているアルティメット能力によるものであることはわかっている。
「あくまで商人からの情報ですが、ダイバースクエアーから村人村へは、空路か大陸鉄道で行けるそうです。これはあくまで情報ですが」
「ありがとうございます」
カレーを食べ終わったウサギはこの町の宿で休んでいた。予定通りであれば、明日にはダイバースクエアーまで同行してくれる商人が現れ、当初の目的地ダイバースクエアーへは行けるはずだ。
翌朝、指定された場所で商人を待っているとライム殿が現れた
「俺も一緒に行くことにした」
「わかりました。調理は、和のアイアンシェフ、ロクサンにお願いしよう」
「そうだな。で?ウナギは」
「ぐふふふ・・・それは、抜かりなく」
「ぐふふふ・・・」
俺たちの悪代官のような笑い声を聞いてみんなはドン引きになっていた。
実は、ズーダンを西から東に流れる大河、偉江があって、そこを遡上してきたウナギがここ村人村近くの川で取れるのだった。
「極上、天然ものですぜ」
「おお!!」
魚籠の中でうねうねとうごめいているウナギを見て大喜びをしている俺たちを引け目にウナギを見たみんなの目は冷たい。そして、ロクサンも初めて調理するものだからかなり緊張をしている。作り方は、ミケえもんが持っている料理大百科に載っていたので、とりあえずこれを手本に背開きをして串打ち、白焼きをして江戸前のウナギのかば焼きを作ってもらい、お重の中へ、こうしてできたうな重が俺たちの前に出された。
「うぉおおおお!!」
興奮しまくる俺とミケえもんを見て呆れているみんな。しかも、うな重には肝の串焼きとお吸い物までついていた。
こうして、うな重を堪能した俺たち、妻たちも食べてみてびっくりとした感じだった。するとロクサンが
「このうな重、村人村の名産にしてはいかがですか」
「いいね!!ロクサンのお店でだしなよ」
ロクサンはロクサン園という料亭を持っていた。そこで販売許可を出すと村人村で大行列ができるほどの人気が出たのであった。
一方、村人村を中心とした村人連合は、シンが楚を攻略したことによりさらに発展をしていく、特に、ダイバースクエアーから少し奥に入ったリバースクエアー工業地帯で生産されている鉄などの資源類の販売は好調であって、人々を潤していたがなにせ娯楽といえば、競技場での戦士たちのバトルや華撃団や美女軍団の公演会などと実際に見に行くものが多かった。そこで俺たちはひそかにテレビ放送計画を始めていたのだった。
***
さてと話ががらりと変わっていまうが、遡ること数日前、大老の命をうけたウサギは、ヨーゼフ領を通ってライムへ入っていたのだった。これはラキシスからの情報で、ライムたちの商人がダイバースクエアーに行って商売をしているというところから、その商人と同行して、ダイバースクエアーに潜入後、村人村へ向かう計画を立てていた。それは、サンカルロス領からは空路しかなく、飛行船に乗るということは身分がばれる可能性があったからだった。久しぶりに来たライム、彼女は、ライム村での高級レストラン ザ・ライムにいる。ここでは、どこか懐かしいおいしい味に出会えるからだ。そして、彼女は、懐かしいにおいに気付く
「この匂いは」
そうカレーのにおいだ。そしてにおいがする方を見るとそこにはライムが座っていて、彼女を見て気づいたのだった。
「これはこれは、ウサギ様、どうしてここへ?」
「ライム殿。あ・・・食事に来ただけです」
そう言っては見たもののライムの目の前のカレーに目が釘付けだった。その視線の先に気付いたライムは
「あ・・・これね・・・カレーっていうんですよ。これを手に入れるのには苦労しましたよ」
「どうしてこれが?」
「実は村人村で販売されているのをやっと入手できたのです。あ・・・食べますか。おーい!!料理長、これをもう一つ」
こうして彼女もカレーライスを食べることができた。転生前の世界の味がここで食べられるとはそんなことを考えながらライムと食卓を囲んでいた。すると、ライム殿が
「実は、少し前にカレーパンを食べまして」
「カレーパン?」
これまた懐かしい響きだ。転生前で女子には少しハードルは高いがたまに食べたくなるあのカレーパンの話
「実は、村人殿がここへ来たときにお土産でくれたんです。そして、それがうまいのなんのって、実は、カレールーもあるとか聞いたのですが、ちょっとした事情があって、村人とは距離を置かないといけないので、ダイバースクエアーへ行く商人に無理を言って入手してもらったのです」
「そうでしたか。このカレーは確かにおいしい」
「ところで、どうしてここへ?というか一人でこられたろ頃を見ると極秘任務ですよね」
「ええ・・まぁ」
「ということは、目的はここではないのですか」
「ダイバースクエアーに行かねばなりません」
「すると最終目的地は村人村ですか」
「はい」
ライムは何もかも見透かされていたのだった。それはライムが持っているアルティメット能力によるものであることはわかっている。
「あくまで商人からの情報ですが、ダイバースクエアーから村人村へは、空路か大陸鉄道で行けるそうです。これはあくまで情報ですが」
「ありがとうございます」
カレーを食べ終わったウサギはこの町の宿で休んでいた。予定通りであれば、明日にはダイバースクエアーまで同行してくれる商人が現れ、当初の目的地ダイバースクエアーへは行けるはずだ。
翌朝、指定された場所で商人を待っているとライム殿が現れた
「俺も一緒に行くことにした」
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