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大魔大戦

いざ!!いざ

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「村人!!軍資金を返せ!!」

俺がナンダ―ラに戻って言われた一言目がそれであった。

「何を言っているのですか?」

俺の反論は全く無意味で、ここにいるすべてのメンバーは俺が犯人だと、思っていた。

「じゃぁああかあああしいいいいいわ!!」

「村人!!犯人はあなただとわかっているのよ!!」

5対1の戦いに勝てるはずもない

「で?その額は?」

「金貨10枚」

彼らは吹っ掛けているかもしれない。金貨10枚といえば日本円で1億円になる高額な金額だ。しかし、今の俺からすれば、簡単に払えない額ではない。かと言って、簡単に払うのはおかしい。俺は連中の顔色を見ると、全員半信半疑といったところだろう。特にわかりやすいザギエフは顔色が悪い。つまり、金貨10枚ではないということだ。そして、一番顔色がいいのは勇者リン、こいつが犯人に違いない。つまり、こいつの顔色を見ながら金額を決めればいい。だとするおこうなうr

「実は、タルタル王国戻る必要があって、金貨1枚を使いました。これを返します」

俺はそこで素直に金貨1枚を出した。すると、勇者リン以外は、俺がとった行動に戸惑っている。それも、そのはず彼らは、俺がタルタル王国に戻ったとしても、金貨1枚もかかることはないことが分かっているのだから、しかも、金貨1枚を準備していたのだから、しかし、勇者リンはそのことを許さなかった。

「そんなはずはない!!タルタル王国に戻るにはもっと金が必要なはずだ!!」

勇者リンはあくまで、俺を犯人にしたいようだった。しかし、そんな戯言はザギエフ勇者りんのパーティの証言で一気に覆る

「そういえば、村人様が洗わr他のは、事件のすぐ後で。勇者様パーティーが現地に到着するまでには時間がかかります」

そんなこともあって、俺の作戦は何故か成功したのであった。
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