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えっ?そっち?
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「佐藤くん、ちょっといい?」
俺の机の前にたちはだかる岡田さんが仁王立して睨んで顔をよこせと言わんばかり、ちなみに本来彼女の座席である俺の横の席には井上さんが座っていた。休み時間とは言え、トイレから戻って来た時に自分の席がないというのは嫌なものだろう。今週に入ってほぼ毎日、井上さん、太田さん、山田さんが座っているのだから、多分、そのことだろうと思って彼女について行く、勿論、みんなもついて来る。その事を察した彼女は、俺に向かって
「なんとかしてよ!!彼女!!」
「か・・・彼女?」
おかしい。彼女達ならあの三人なのだが、一人称で話をしてきている。
フン!!
と鼻を鳴らした岡田さんが指を指した方向には、沢田さんが立っていたんだけど、俺としては、君はだれ?というのが本音だった。すると岡田さんが彼女へ何か話をしている。うんうんとうなずいている彼女だったが、何かを決心したのか彼女は俺の前にやってきて
「私と付き合ってください!!」
「はぇ?」
思わず変な回答をしてしまったんだけど、岡田さんはそれを許すはずもなかった。
「はっきりしなさいよ!!付き合うの?付き合わないの?」
そんなことを言われては困るというのが俺の本音、沢田さんというと眼鏡をかけて、ちょっと地味なイメージしかなく、どちらかと言うと彼女は奥手というイメージ、それよりも、恋愛は私には関係ありません。みたいな世界観を普段醸し出していたんだけど、本人は、妄想で暴走しているようだった。
「あの・・・いきなり、言われても俺も困るんで・・・」
すると口元に手を当て断られていることすら感じていない彼女は俺の言葉に対して想定外の言葉を言ってきた。
「いきなり告発されて困るのはわかります。けど、私、本気なんです!!」
その言葉に俺は困って岡田さんを見ると彼女はため息をついて私は関係ないという態度を示している始末なんだけど、当然、この光景を見て、黙っているはずのない3人は、彼女の前に現れたのだった。
「沢田さん!!どういうつもり?」
目の前に現れた、井上さん、太田さん、山田さんの3人に目を白黒とさせている沢田さん。その横でやっぱりと呟いているが何故か俺をにらんでいる岡田さんの姿が印象的だったんだけど、沢田さんと3人の戦いはすでに幕を切られていた。
「え?・・・あ・・・え?どうして?」
「どうしてじゃないわよ!!私達が毎日、佐藤君にアプローチしているのを気付いているでしょ?」
「え・・・うそ・・」
「うそ!!じゃないわよ」
「え?ソフトボールでの関係じゃないの?ただのお友達でしょ?」
その言葉に3人は激怒したのは言うまでもない。
「何言っているのよ!!ソフトボールだけで、毎日、佐藤君と話をしようとすると思うの?」
「え・・はい・・」
KYな彼女に天を仰いだ3人だったが、沢田さんにぼそぼそと何かを言っている。しかも、俺は既に関係ないからあっちへ行ってくれとも言っている。仕方ない・・・・と思っていると、みるみると沢田さんの顔が真っ赤になっている。何を話をしているんだろう?そんなことを思っていると俺の横で岡田さんが
「どうやら、私達、関係ないみたいね」
「そうだね」
「教室に戻りましょう」
俺は、みんなに教室へ戻ると言うとまだいたの?みたいな返事が返ってきたので、俺はその場から離れた。教室へ戻る途中、岡田さんがぼそりと
「もう・・・勘違いされて困るんだけど」
「何が?」
「何がじゃないわよ」
「だから・・・何?」
「佐藤君がこの間私にしたことで・・・」
「どういうこと?」
「これだから困るのよ」
「だから~何が?」
「シャツを私にかけてくれたでしょ?」
「あ・・・ああ・・・」
「覚えていないの?」
「覚えているけど・・・あれが何か」
岡田さんは頭を抱えた
「ああ・・・これだから・・・」
「だから・・・なんなの?」
「あれで・・・佐藤君が私と付き合っているって」
「はぁ?」
「はぁ?じゃないわよ!!私、迷惑しているんだから」
「どういう意味?」
「私、彼氏いたのに・・・どういうことか・・・この話が彼氏の耳に入って、ピンチなんだけど・・・」
「それは、俺は関係ないよね」
「だから・・・あんなことしてくれたものだから・・・」
「だって・・ああ・・・しないと喧嘩になっていたよね」
「そうだけど・・もっと、ましなやり方なかったの?」
「でも、恥ずかしいでしょ?あの状態だったら」
「そうだけど・・・」
「けど・・・」
「あんなに優しくされるの初めてだったから・・・」
「から?」
「彼氏にこんなことされたんだけど、って言ったら怒られて・・・」
「それ?俺?関係ある?」
「あんな行動しなければ、こうならなかったわよ」
「でも、関係ないよね」
「いや・・責任とってよ」
「責任って?」
「・・・」
岡田さんは黙ってしまったんだけど、二人でそんなことを話しながら教室へ戻ったころ、
「佐藤くーん」
そう叫んで3人が教室へ戻ってきた。そして、俺に向かって
「沢田さんのことなんだけど・・」
これは、また修羅場の予感・・・
俺の机の前にたちはだかる岡田さんが仁王立して睨んで顔をよこせと言わんばかり、ちなみに本来彼女の座席である俺の横の席には井上さんが座っていた。休み時間とは言え、トイレから戻って来た時に自分の席がないというのは嫌なものだろう。今週に入ってほぼ毎日、井上さん、太田さん、山田さんが座っているのだから、多分、そのことだろうと思って彼女について行く、勿論、みんなもついて来る。その事を察した彼女は、俺に向かって
「なんとかしてよ!!彼女!!」
「か・・・彼女?」
おかしい。彼女達ならあの三人なのだが、一人称で話をしてきている。
フン!!
と鼻を鳴らした岡田さんが指を指した方向には、沢田さんが立っていたんだけど、俺としては、君はだれ?というのが本音だった。すると岡田さんが彼女へ何か話をしている。うんうんとうなずいている彼女だったが、何かを決心したのか彼女は俺の前にやってきて
「私と付き合ってください!!」
「はぇ?」
思わず変な回答をしてしまったんだけど、岡田さんはそれを許すはずもなかった。
「はっきりしなさいよ!!付き合うの?付き合わないの?」
そんなことを言われては困るというのが俺の本音、沢田さんというと眼鏡をかけて、ちょっと地味なイメージしかなく、どちらかと言うと彼女は奥手というイメージ、それよりも、恋愛は私には関係ありません。みたいな世界観を普段醸し出していたんだけど、本人は、妄想で暴走しているようだった。
「あの・・・いきなり、言われても俺も困るんで・・・」
すると口元に手を当て断られていることすら感じていない彼女は俺の言葉に対して想定外の言葉を言ってきた。
「いきなり告発されて困るのはわかります。けど、私、本気なんです!!」
その言葉に俺は困って岡田さんを見ると彼女はため息をついて私は関係ないという態度を示している始末なんだけど、当然、この光景を見て、黙っているはずのない3人は、彼女の前に現れたのだった。
「沢田さん!!どういうつもり?」
目の前に現れた、井上さん、太田さん、山田さんの3人に目を白黒とさせている沢田さん。その横でやっぱりと呟いているが何故か俺をにらんでいる岡田さんの姿が印象的だったんだけど、沢田さんと3人の戦いはすでに幕を切られていた。
「え?・・・あ・・・え?どうして?」
「どうしてじゃないわよ!!私達が毎日、佐藤君にアプローチしているのを気付いているでしょ?」
「え・・・うそ・・」
「うそ!!じゃないわよ」
「え?ソフトボールでの関係じゃないの?ただのお友達でしょ?」
その言葉に3人は激怒したのは言うまでもない。
「何言っているのよ!!ソフトボールだけで、毎日、佐藤君と話をしようとすると思うの?」
「え・・はい・・」
KYな彼女に天を仰いだ3人だったが、沢田さんにぼそぼそと何かを言っている。しかも、俺は既に関係ないからあっちへ行ってくれとも言っている。仕方ない・・・・と思っていると、みるみると沢田さんの顔が真っ赤になっている。何を話をしているんだろう?そんなことを思っていると俺の横で岡田さんが
「どうやら、私達、関係ないみたいね」
「そうだね」
「教室に戻りましょう」
俺は、みんなに教室へ戻ると言うとまだいたの?みたいな返事が返ってきたので、俺はその場から離れた。教室へ戻る途中、岡田さんがぼそりと
「もう・・・勘違いされて困るんだけど」
「何が?」
「何がじゃないわよ」
「だから・・・何?」
「佐藤君がこの間私にしたことで・・・」
「どういうこと?」
「これだから困るのよ」
「だから~何が?」
「シャツを私にかけてくれたでしょ?」
「あ・・・ああ・・・」
「覚えていないの?」
「覚えているけど・・・あれが何か」
岡田さんは頭を抱えた
「ああ・・・これだから・・・」
「だから・・・なんなの?」
「あれで・・・佐藤君が私と付き合っているって」
「はぁ?」
「はぁ?じゃないわよ!!私、迷惑しているんだから」
「どういう意味?」
「私、彼氏いたのに・・・どういうことか・・・この話が彼氏の耳に入って、ピンチなんだけど・・・」
「それは、俺は関係ないよね」
「だから・・・あんなことしてくれたものだから・・・」
「だって・・ああ・・・しないと喧嘩になっていたよね」
「そうだけど・・もっと、ましなやり方なかったの?」
「でも、恥ずかしいでしょ?あの状態だったら」
「そうだけど・・・」
「けど・・・」
「あんなに優しくされるの初めてだったから・・・」
「から?」
「彼氏にこんなことされたんだけど、って言ったら怒られて・・・」
「それ?俺?関係ある?」
「あんな行動しなければ、こうならなかったわよ」
「でも、関係ないよね」
「いや・・責任とってよ」
「責任って?」
「・・・」
岡田さんは黙ってしまったんだけど、二人でそんなことを話しながら教室へ戻ったころ、
「佐藤くーん」
そう叫んで3人が教室へ戻ってきた。そして、俺に向かって
「沢田さんのことなんだけど・・」
これは、また修羅場の予感・・・
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