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海王星沖会戦
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新世紀180年、真地球帝国暦109年人類同士の不幸な衝突は、海王星沖で始まった。それは、真地球帝国の技術力では、追いつくことができない高速戦艦を有するE2艦隊の圧倒的な勝利に終るだろうと誰しもが思っていた。
旗艦、ミズーリ艦上でメルカトル提督は、レーダ上で艦隊が鶴翼の陣形が完成するのを見ていた。
「提督!!敵艦隊は、約0.1光年です」
「そうか、敵艦隊へ向け、C7砲、照準準備!!」
「照準準備完了」
C7砲、これは、E2共和国戦艦に搭載された光速の7倍で発射される新型主砲である。高速を超えると言う技術は帝国側はまだ未熟と判っていた。共和国はその圧倒的技術力で、完全に勝利できるものと思っていたからこそ、戦力としては、敵の数の10分の1しか派遣していなかった。
そんな状況において、共和国連合艦隊は、その照準敵帝国艦隊へと向けていた。しかし、次の瞬間だった。目の前で悪夢が始まった。そう連合艦隊の各艦が突如爆発を始めたのだった。
「どうした?一体何事だ?」
「わかりません!!」
そこへ友軍の艦から通信が入って来た。
「PCが・・PCが・・うわぁぁああ!!」
その後、爆音が入った途端、通信が途絶えた。
「一体何が起きているのだ!!」
その要因は、ミドルフ少尉率いるPCによる奇襲攻撃だった。こうして、連合艦隊は、その優れた主砲発射することなく、壊滅的打撃を受けることになった。
レーダに映らないPCを巧みに使った真地球帝国がその圧倒的な戦いで、この初戦を制したのだった。特に、ミドルフ少佐率いる、悪魔の流星の活躍は、後世に語り継がれるほどの戦火をあげた。戦艦30隻を葬りさったことは、E2連合艦隊司令官を震撼させたのだった。
このことは、共和国にとって大打撃となった。ただ、帝国が外太陽系まで出て来れなかったのが、せめての救いであって、彼らが亜空間転送装置まで、進出していなかったのが幸いした。そして、共和国はPCの開発が急務となった。
こうして、共和国が秘密裏に始めたのがV作戦だった。
新型PC VISONの開発がこうしてはじまったのである。
旗艦、ミズーリ艦上でメルカトル提督は、レーダ上で艦隊が鶴翼の陣形が完成するのを見ていた。
「提督!!敵艦隊は、約0.1光年です」
「そうか、敵艦隊へ向け、C7砲、照準準備!!」
「照準準備完了」
C7砲、これは、E2共和国戦艦に搭載された光速の7倍で発射される新型主砲である。高速を超えると言う技術は帝国側はまだ未熟と判っていた。共和国はその圧倒的技術力で、完全に勝利できるものと思っていたからこそ、戦力としては、敵の数の10分の1しか派遣していなかった。
そんな状況において、共和国連合艦隊は、その照準敵帝国艦隊へと向けていた。しかし、次の瞬間だった。目の前で悪夢が始まった。そう連合艦隊の各艦が突如爆発を始めたのだった。
「どうした?一体何事だ?」
「わかりません!!」
そこへ友軍の艦から通信が入って来た。
「PCが・・PCが・・うわぁぁああ!!」
その後、爆音が入った途端、通信が途絶えた。
「一体何が起きているのだ!!」
その要因は、ミドルフ少尉率いるPCによる奇襲攻撃だった。こうして、連合艦隊は、その優れた主砲発射することなく、壊滅的打撃を受けることになった。
レーダに映らないPCを巧みに使った真地球帝国がその圧倒的な戦いで、この初戦を制したのだった。特に、ミドルフ少佐率いる、悪魔の流星の活躍は、後世に語り継がれるほどの戦火をあげた。戦艦30隻を葬りさったことは、E2連合艦隊司令官を震撼させたのだった。
このことは、共和国にとって大打撃となった。ただ、帝国が外太陽系まで出て来れなかったのが、せめての救いであって、彼らが亜空間転送装置まで、進出していなかったのが幸いした。そして、共和国はPCの開発が急務となった。
こうして、共和国が秘密裏に始めたのがV作戦だった。
新型PC VISONの開発がこうしてはじまったのである。
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