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第三章 ラプラドル島 前編
ラプラドル島見学ツアー①
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ダンの選択科目は魔物学、剣術上級、体術上級、薬学(ちょっとだけ渋ったが)、護身術上級、兵法初級、からだの構造を学ぶ身体学(まさかの座学2つ。「大丈夫か?」と思ったレオン)を。
サラは魔法三種類(攻撃魔法と補助魔法、回復魔法)の上級と薬学、占星術、魔法原理、身体学、調理(マリアに薦められたらしい)。
アンナは攻撃魔法の上級、補助魔法上級、薬学、魔物学、魔法原理、調理(サラに便乗)、をそれぞれ履修した。
パブロはダンの魔物学の代わりに兵法上級。
ジライヤはダンの魔物学の代わりに暗殺術という物騒な科目を履修した。
各々の能力や興味関心が出て面白い。
それぞれの履修が決まると、ライモンダが再び前に立った。
「それでは今からあなたたちにはそれぞれの施設を見学していただきます。ポポル」
呼ばれて空間の歪みのような所から現れたのは二足歩行の仔犬だった。
「こんにちは!」
ポポルと呼ばれた仔犬は丁寧にお辞儀をする。
ふさふさとしたベージュの毛におおわれ、垂れた耳と真っ黒で大きな瞳が可愛らしい。
「ポポル。この人たちをご案内なさい」
ライモンダがポポルの頭を撫でながら言うと、ポポルは「はーい♪」と可愛く返事をして、こちらに視線を向けた。
「みなさーん。これからラプラドル島をご案内します。ついた来てください♪ オリエンテーションのスタートー☆」
なんだか楽しそうなポポルにつれられて部屋を出た。
「みなさん、ラプラドル島へようこそ! 私はこの塔の案内人、ポポルです! どうぞよろしくお願いしま~す」
そう元気にお辞儀をすると、斜めにかぶっていた帽子がコロンと落ちる。
エヘヘ…と笑って帽子を拾うポポル。
愛嬌があって何だかにくめないキャラクター。
「ご存じかもしれませんが、この国立養成学校ラプラドル校は3つの塔からできています。魔術師の塔、アルカマウラ。武術の塔、スルガトラス。そして生活するための宿舎塔、レスタートの3つです」
ポポルはピンクの肉球のある手を指折り数えて説明してくれる。
「宿舎塔のレスタートは円柱形の建物で、この1階だけ回転するようにできています。あなたたちが最初に入っていた部屋が塔の西側、部屋に繋がる階段があるのが北側です。実は部屋自体が回転していたんですよー」
ポポルはやはり楽しそうに話す。
なるほど。
だから扉が開いたら階段が現れたのか。
ただ回転したことには全く気づかなかった。
「南側は厨房になります。ステージの奥の扉が厨房に繋がっています。だから基本的にこの部屋は南北を向いています。西側の部屋から皆さん来ましたよね? 『始まりの部屋』と呼ばれるあの部屋は、塔の西側になります。東側は…今は内緒です。さぁラプラドル島の見学ツアーに行ってみましょう」
内緒と言われた塔の東側はかなり気になったが、ポポルが歩き始めたので皆それについていく。
階段を登りながらポポルの解説は続いている。
「アルカマウラとスルガトラスへは2階から渡り廊下で繋がっています。ちなみにレスタートの2階北側は図書館。南側は屋上庭園があります。屋上庭園では薬学と農学の授業で育てている植物が植わっています」
そう言って2階の踊り場の奥にある南側の扉を開くと、広々とした庭園とその向こうにこんもりとした森のようなものが見える。
「あの森は学校の外です。課外授業などで行くこともあります。毒のある虫系のモンスターたちやサーベルタイガーなど、狂暴な獣系のモンスターたちがうようよいますから、許可なく森の中に立ち入らない方がいいですよ!」
そうポポルがいった瞬間、森の中から「ギャー!」という獣の叫び声のようなものが聞こえた。
レオンは思わず振り替えってみんなを見る。
ポポルはいつものことなのだろう。
特に気にすることもなく「ふッ」と笑うようにして、薬草園へ向かって歩き始めた。
それにしても日差しが暖かいが海風が強い。
木々の枝葉が四方八方から来る海風に翻弄されている。
薬草園には色とりどりの薬草になる花が植わっていた。
青々とした葉っぱの匂いがする。
レオンにとっては天国みたいなところだった。
レオンの知っているものが全体の3分の2ほど。
見たことがない植物もたくさんあった。
ダンに「ほら、そろそろいくぞ!」と肩を掴まれるまで、レオンは我を忘れるほどだった。
「さぁ、では塔の中に。北側の図書館に行きましょう!」
ポポルはそう言うと、再び室内に入った。
図書館はカウンターに年配の女性が1人座っている以外は誰もいない。
部屋の北側に巨大なステンドグラスかある以外は全て本。
あんな上の本をどうやってとるのだろうか思うほど天井まで延々と本が並んでいる。
「直射日光が当たると本は痛んでしまいます。だからこの部屋の窓は北側だけなんですね。ここでは世界の本が閲覧できます。今はマダムシルビアしかいませんが、授業の空き時間は自由に使用できるので普段は結構賑わってます。たまに授業でも使用しますよ」
ポポルはそう言うとカウンターの中にいるマダムシルビアに挨拶をする。
マダムシルビアはニッコリと笑顔を送ると、また手元の本に視線を落とした。
それを見たポポルは邪魔しないように「しーっ」と指を器用に立てて皆に合図を送ると図書館の外に出た。
「次はスルガトラスを見てみましょう」
そう言うと、再び庭園のある南側の扉を出ると、塔の東側に歩き始めた。
スルガトラスは2階と3階がドーム型になった上に円柱型に塔が伸びている。
7階建てくらいだろうか?
重厚なレンガ造り。
てっぺんが見張り台のように少し広がった塔だ。
「入ってみましょう。」
強い海風に目を細めながらポポルはスルガトラスに入っていった。
ドーム型の2階は広い円形の土のグラウンドだった。
3階まで吹き抜けで天井が高い。
中では20人ほどの男女が無数に立った案山子のようなものに剣で切りかかっている。
剣術の授業のようだ。
中にはハイデンの姿もあった。
やはり周りの人と比べるとかなり小柄だが、身のこなしの軽さがそれをカバーしている。
ドームの中央に身体は人間、顔が牡牛の巨大なミノタウロスがいるのにレオンはギョッとした。
半魔族がいるんだ。
驚くレオンにポポルは至極当たり前のように解説する。
「剣術指南、ミノタウロスのバトス先生です。剣だけじゃなく斧や金槌など、ありとあらゆる武器のスペシャリストですよ」
ポポルが解説する。
バトスは巨大な斧を振り回し、案山子を真っ二つにする。
ダンの太い二の腕のおよそ3本分くらいだろうか、信じられない腕の筋肉がレオンの身長ほどある斧を片手で振り回す。
あの人の授業を受けるのか…。
レオンは少しだけ剣術をとったことを後悔した。
呆気にとられたレオンだったが、一方でダンはなんだか楽しそうだ。
「うわー!すげー!」
と終始感嘆の声を漏らしている。
確かにすごい。
はじめバトスに気を取られていたが、他の面々もかなりの手練れだ。
それぞれが形の異なる武器を手に授業を受けている。
長剣や、大剣、レオンははじめてみたが「刀」という武器を使っている生徒もいる。
「みなそれぞれが、自分に合った武器を見つけるところから始まるんです。バトス先生は見ただけでその人に合った武器をチョイスすることができると言います。ダンさんのような武闘系の方でも、合った武器を選んでもらえますよ!」
なるほど。
武器のチョイスまでしてくれるのはありがたい。
一応ダンに選んでもらって自分で決めたが、自分のもっとも合う武器が何なのかも気になるところだ。
まだちょっと「怖い」が先行しているが、剣術の授業も楽しみだ。
そうこうしているうちに、全員木刀に持ち替え、20人ほどの生徒たちがサッと四列に並んだ。
「はじめ!」
バトスの合図で、ハイデンが一歩前に出る。
「演舞だな?」
ダンが呟くのと、ハイデンが小さく息を吐いたように見えたのはほぼ同時。
そして次には流れるような所作で、演舞が始まった。
ハイデンを中心に、美しい舞のような演舞が続く。
振り下ろされた木刀が弧を描き、背後へ。
そこを支点にフワッと舞い上がるハイデン。
一糸乱れぬ周囲の生徒も含め、この剣舞は圧巻だった。
口をポカンと開けて見ているレオンたちに、ポポルが笑いを噛み殺すようにしてヒソヒソと声をかける。
「…次、行きましょー」
広いフロアの端に上の階へと繋がる階段がある。
レオンたちはポポルに従って4階に上がった。
サラは魔法三種類(攻撃魔法と補助魔法、回復魔法)の上級と薬学、占星術、魔法原理、身体学、調理(マリアに薦められたらしい)。
アンナは攻撃魔法の上級、補助魔法上級、薬学、魔物学、魔法原理、調理(サラに便乗)、をそれぞれ履修した。
パブロはダンの魔物学の代わりに兵法上級。
ジライヤはダンの魔物学の代わりに暗殺術という物騒な科目を履修した。
各々の能力や興味関心が出て面白い。
それぞれの履修が決まると、ライモンダが再び前に立った。
「それでは今からあなたたちにはそれぞれの施設を見学していただきます。ポポル」
呼ばれて空間の歪みのような所から現れたのは二足歩行の仔犬だった。
「こんにちは!」
ポポルと呼ばれた仔犬は丁寧にお辞儀をする。
ふさふさとしたベージュの毛におおわれ、垂れた耳と真っ黒で大きな瞳が可愛らしい。
「ポポル。この人たちをご案内なさい」
ライモンダがポポルの頭を撫でながら言うと、ポポルは「はーい♪」と可愛く返事をして、こちらに視線を向けた。
「みなさーん。これからラプラドル島をご案内します。ついた来てください♪ オリエンテーションのスタートー☆」
なんだか楽しそうなポポルにつれられて部屋を出た。
「みなさん、ラプラドル島へようこそ! 私はこの塔の案内人、ポポルです! どうぞよろしくお願いしま~す」
そう元気にお辞儀をすると、斜めにかぶっていた帽子がコロンと落ちる。
エヘヘ…と笑って帽子を拾うポポル。
愛嬌があって何だかにくめないキャラクター。
「ご存じかもしれませんが、この国立養成学校ラプラドル校は3つの塔からできています。魔術師の塔、アルカマウラ。武術の塔、スルガトラス。そして生活するための宿舎塔、レスタートの3つです」
ポポルはピンクの肉球のある手を指折り数えて説明してくれる。
「宿舎塔のレスタートは円柱形の建物で、この1階だけ回転するようにできています。あなたたちが最初に入っていた部屋が塔の西側、部屋に繋がる階段があるのが北側です。実は部屋自体が回転していたんですよー」
ポポルはやはり楽しそうに話す。
なるほど。
だから扉が開いたら階段が現れたのか。
ただ回転したことには全く気づかなかった。
「南側は厨房になります。ステージの奥の扉が厨房に繋がっています。だから基本的にこの部屋は南北を向いています。西側の部屋から皆さん来ましたよね? 『始まりの部屋』と呼ばれるあの部屋は、塔の西側になります。東側は…今は内緒です。さぁラプラドル島の見学ツアーに行ってみましょう」
内緒と言われた塔の東側はかなり気になったが、ポポルが歩き始めたので皆それについていく。
階段を登りながらポポルの解説は続いている。
「アルカマウラとスルガトラスへは2階から渡り廊下で繋がっています。ちなみにレスタートの2階北側は図書館。南側は屋上庭園があります。屋上庭園では薬学と農学の授業で育てている植物が植わっています」
そう言って2階の踊り場の奥にある南側の扉を開くと、広々とした庭園とその向こうにこんもりとした森のようなものが見える。
「あの森は学校の外です。課外授業などで行くこともあります。毒のある虫系のモンスターたちやサーベルタイガーなど、狂暴な獣系のモンスターたちがうようよいますから、許可なく森の中に立ち入らない方がいいですよ!」
そうポポルがいった瞬間、森の中から「ギャー!」という獣の叫び声のようなものが聞こえた。
レオンは思わず振り替えってみんなを見る。
ポポルはいつものことなのだろう。
特に気にすることもなく「ふッ」と笑うようにして、薬草園へ向かって歩き始めた。
それにしても日差しが暖かいが海風が強い。
木々の枝葉が四方八方から来る海風に翻弄されている。
薬草園には色とりどりの薬草になる花が植わっていた。
青々とした葉っぱの匂いがする。
レオンにとっては天国みたいなところだった。
レオンの知っているものが全体の3分の2ほど。
見たことがない植物もたくさんあった。
ダンに「ほら、そろそろいくぞ!」と肩を掴まれるまで、レオンは我を忘れるほどだった。
「さぁ、では塔の中に。北側の図書館に行きましょう!」
ポポルはそう言うと、再び室内に入った。
図書館はカウンターに年配の女性が1人座っている以外は誰もいない。
部屋の北側に巨大なステンドグラスかある以外は全て本。
あんな上の本をどうやってとるのだろうか思うほど天井まで延々と本が並んでいる。
「直射日光が当たると本は痛んでしまいます。だからこの部屋の窓は北側だけなんですね。ここでは世界の本が閲覧できます。今はマダムシルビアしかいませんが、授業の空き時間は自由に使用できるので普段は結構賑わってます。たまに授業でも使用しますよ」
ポポルはそう言うとカウンターの中にいるマダムシルビアに挨拶をする。
マダムシルビアはニッコリと笑顔を送ると、また手元の本に視線を落とした。
それを見たポポルは邪魔しないように「しーっ」と指を器用に立てて皆に合図を送ると図書館の外に出た。
「次はスルガトラスを見てみましょう」
そう言うと、再び庭園のある南側の扉を出ると、塔の東側に歩き始めた。
スルガトラスは2階と3階がドーム型になった上に円柱型に塔が伸びている。
7階建てくらいだろうか?
重厚なレンガ造り。
てっぺんが見張り台のように少し広がった塔だ。
「入ってみましょう。」
強い海風に目を細めながらポポルはスルガトラスに入っていった。
ドーム型の2階は広い円形の土のグラウンドだった。
3階まで吹き抜けで天井が高い。
中では20人ほどの男女が無数に立った案山子のようなものに剣で切りかかっている。
剣術の授業のようだ。
中にはハイデンの姿もあった。
やはり周りの人と比べるとかなり小柄だが、身のこなしの軽さがそれをカバーしている。
ドームの中央に身体は人間、顔が牡牛の巨大なミノタウロスがいるのにレオンはギョッとした。
半魔族がいるんだ。
驚くレオンにポポルは至極当たり前のように解説する。
「剣術指南、ミノタウロスのバトス先生です。剣だけじゃなく斧や金槌など、ありとあらゆる武器のスペシャリストですよ」
ポポルが解説する。
バトスは巨大な斧を振り回し、案山子を真っ二つにする。
ダンの太い二の腕のおよそ3本分くらいだろうか、信じられない腕の筋肉がレオンの身長ほどある斧を片手で振り回す。
あの人の授業を受けるのか…。
レオンは少しだけ剣術をとったことを後悔した。
呆気にとられたレオンだったが、一方でダンはなんだか楽しそうだ。
「うわー!すげー!」
と終始感嘆の声を漏らしている。
確かにすごい。
はじめバトスに気を取られていたが、他の面々もかなりの手練れだ。
それぞれが形の異なる武器を手に授業を受けている。
長剣や、大剣、レオンははじめてみたが「刀」という武器を使っている生徒もいる。
「みなそれぞれが、自分に合った武器を見つけるところから始まるんです。バトス先生は見ただけでその人に合った武器をチョイスすることができると言います。ダンさんのような武闘系の方でも、合った武器を選んでもらえますよ!」
なるほど。
武器のチョイスまでしてくれるのはありがたい。
一応ダンに選んでもらって自分で決めたが、自分のもっとも合う武器が何なのかも気になるところだ。
まだちょっと「怖い」が先行しているが、剣術の授業も楽しみだ。
そうこうしているうちに、全員木刀に持ち替え、20人ほどの生徒たちがサッと四列に並んだ。
「はじめ!」
バトスの合図で、ハイデンが一歩前に出る。
「演舞だな?」
ダンが呟くのと、ハイデンが小さく息を吐いたように見えたのはほぼ同時。
そして次には流れるような所作で、演舞が始まった。
ハイデンを中心に、美しい舞のような演舞が続く。
振り下ろされた木刀が弧を描き、背後へ。
そこを支点にフワッと舞い上がるハイデン。
一糸乱れぬ周囲の生徒も含め、この剣舞は圧巻だった。
口をポカンと開けて見ているレオンたちに、ポポルが笑いを噛み殺すようにしてヒソヒソと声をかける。
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広いフロアの端に上の階へと繋がる階段がある。
レオンたちはポポルに従って4階に上がった。
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