【完結】てんかん患者の嗚咽

ルナ

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最後の嗚咽

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 人が生活する上…いや、生きる上で一番重要な体の部位はどこだろうか。少し考えてみよう。
・腕
・手
・足
・口
・髪…?

 結論からして私が思うに一番重要な部位は

・脳

 体の各部位に命令を出すのは脳。
 五感のようなモノを感じる事ができるのも脳があるからだと思う。
 もちろん他の部位や臓器がどうでもいい、なんて事は無い。心臓や肝臓、胃腸、肺等々。逆にいらない部位を探す方が難しいかもしれませんね。
 脳が健康というのはとても幸せな事です。
「脳が健康?そんなの当たり前だろ。それが幸せか?」と大勢の人は思うかもしれません。なので一言言わせて貰います。

「私が思うにこそが人生において本当に大切なモノなのではないでしょうか」

 この台詞が述べている内容が正しいか、間違っているかは各々が決めてもらいたいです。絶対正しいとは言えませんし、言いません。
 所詮学生の戯言ですから。(笑)




 という事で私は現在、先程述べたような一般で言うところの"当たり前"が無い状態で生活をしております。もちろん苦しい時は苦しいですし、酷い時は秒単位で「死にたい」って心の中で叫んでますね。

・普通に生活してて息苦しい
・頭痛、吐き気、不安感、恐怖感
・寝ている間に痙攣が起こっているため身体に溜まった疲労が取れにくい

 こんなのが毎日続きます。
 これだけ聞くと、人によっては「自分だったらそんなのマトモな精神状態でいられない」「耐えられない」と思った人もいるかと思われます。
(っていうかいてほしい)

 周りの人はやればできるのに自分はできない。
 それどころか内容によってはやらせてすらもらえない。
 症状が悪化するに連れてソレが増えていきます。





 故に私は真面目に生きる事はやめました。





 …あ、勘違いしないでください?コレ遺書とかじゃ無いですよ。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

ベイジル
2021.09.20 ベイジル

前略 ルナ様

当方は中学校の修学旅行中に発症しました。
CTとMRIで外見的に異常な所見は見られず、脳波検査で「てんかん特有」のパルスが出てるとのこと。服薬歴は人生の四分の三になります。
若い頃「薬なんか飲めるかー!」と勝手に断薬して、授業中に三回ぶっ倒れ、退学勧告されたこともあります。それからは薬を欠かしてません。
今のところ、けいれんや転倒の重発作は無く、突発的に起こる酷い偏頭痛と視覚の変調が主な症状です。(ただし就寝中は不明)
年一で脳波検査してますが、パルス異常は変わらず。死ぬまでの付き合いになりそうです。
治療開始当時の主治医が、私に言いました。
「てんかん患者は『100人に1人』」
「発作症状の出ない患者の数はそれ以上」
「病気と言うより体質的なもの。」
「家族親族に『無症状だが偏頭痛持ち』が必ず居る。」
「今は薬で症状のコントロールが出来る」
「行動に制約が無くはないが、他の病に比べたら自由度は高い」
ぶっちゃけ中坊には面倒な話でした。
でも『自分のせいじゃない』のは分かりました。今風にいえば『親ガチャ』に外れただけなのだから。やってらんねえな。
病気と付き合いながら転職し、年を重ねて、今は気楽な独り暮らしです。
どうか悲観されないでください。
たとえ家族が味方でなくとも、同じ病に悩む人は世の中にたくさんいると知って下さい。
当方、変な勧誘の類いでは有りませんので読み捨てて下さっても構いません。

2021.09.20 ルナ

ベイジル様
貴重な体験談、ご心配(?)ご感想ありがとうございます。
私は現在薬を服用中で、1回の受診の際に3ヶ月分の薬をもらい、3ヶ月後に医師に現状報告をし、また薬をもらう。という感じです。
車の免許が取れない。というのをかなりの痛手に感じていますが、現在は当時ほどてんかんに関して悲観的になる事はありません。( 'ω')

てんかんのせいでまだまだぶち当たる困難が色々と待っていると思います。
お互いこれからも根気強く生きていきましょう!

解除

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