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魔境地帯編
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キマイラ討伐に成功した俺達。この調子で他の一級怪奇も討伐しに行こうという流れになり、ハンター会の噂を頼りに魔境地帯の岩山エリアに来ていた。
「ジュナ、次はいったいどんな怪奇なんだ?」
「次の標的は蛇王メデューサ。石化の魔力があるみたいで、こういう石だらけの場所によく出没するって聞いたんだけど…」
見渡す限り何も無い。石の大地に石の丘。諦めて別の場所へ移動しようとした時、地面に散らばっていた石が独りでに動き出した。それはたちまち結束し、やがて幾つかの人型に形を変えた。
二級危険指定怪奇のゴーレムだ。
俺達が周囲に現れた数体のゴーレムに気を取られていると、今度は空から何かの唸り声が聞こえた。顔立ちは人間に近いが、鳥の手足と大きな翼。こちらも二級指定怪奇のハーピーである。
「うわぁ!?ゴーレムとハーピーが同時に!?しかもこんなにたくさん!」
「…この数。少し不味いな」
パーティの皆が顔を引きつらせたが、俺はそこまでの敵だとは思えない。先程のキマイラが桁外れすぎて感覚が麻痺しているのかもしれないが、これだけの怪奇を目の当たりにしても楽勝だと思ってしまう。
「皆ちょっと下がってて、まずは俺が全体的に削る」
「え…うん、わかった」
「…頼む」
パーティの全員が俺より後ろに下がったのを確認して、魔力を両手に集中させる。右手を前方に炎の魔力、左手を上空に雷の魔力。
「発動!」
高火力の炎と雷が俺の手のひらから発射された。上空にいたハーピーのほとんどが感電し、地上に落下したのだが、ゴーレムが中々燃え尽き無い。
(属性ミスったかな…風に変えるか?)
そう思い、炎を一度引っ込めようとした次の瞬間、俺の中で何かがガチンッとハマったような音が響いたような気がした。その途端、放出していた炎の火力が桁外れに上昇した。その甲斐あって今まで綺麗に原型を留めていたゴーレムが一瞬にして燃え尽きた。
(…なんだ、今の)
何が起こったのかは分からないが、結果としてゴーレムは全焼し、残すはハーピー一体となった。
「やっぱりキョウくん凄い!よしっ…残すはハーピー一体!…あれ?どこ行った?」
全員がゴーレムに視線を集中させたほんの数秒の内にハーピーを見失ってしまった。
「…ジュナ!後ろだ!」
レイが早々に発見し、声を上げたがもう遅い。最後の一匹がジュナに目掛けて突進してくる。が、その攻撃がこちらまで届くことは無かった。攻撃の途中、空中でハーピーが石化したのだ。そしてそのままソレは真っ逆さまに落下し、地面に勢いよく叩きつけられた。一瞬にしてソレは粉々に砕け散った。
「…皆、振り返るなよ」
今、俺達の後ろにヤツがいる。それは明白だった。
獣王の加護 統合
現在餞ストック
炎魔法 レベル3
風魔法 レベル1
雷魔法 レベル1
吹雪魔法 レベル1
毒魔法 レベル1
召喚魔法 レベル1
「ジュナ、次はいったいどんな怪奇なんだ?」
「次の標的は蛇王メデューサ。石化の魔力があるみたいで、こういう石だらけの場所によく出没するって聞いたんだけど…」
見渡す限り何も無い。石の大地に石の丘。諦めて別の場所へ移動しようとした時、地面に散らばっていた石が独りでに動き出した。それはたちまち結束し、やがて幾つかの人型に形を変えた。
二級危険指定怪奇のゴーレムだ。
俺達が周囲に現れた数体のゴーレムに気を取られていると、今度は空から何かの唸り声が聞こえた。顔立ちは人間に近いが、鳥の手足と大きな翼。こちらも二級指定怪奇のハーピーである。
「うわぁ!?ゴーレムとハーピーが同時に!?しかもこんなにたくさん!」
「…この数。少し不味いな」
パーティの皆が顔を引きつらせたが、俺はそこまでの敵だとは思えない。先程のキマイラが桁外れすぎて感覚が麻痺しているのかもしれないが、これだけの怪奇を目の当たりにしても楽勝だと思ってしまう。
「皆ちょっと下がってて、まずは俺が全体的に削る」
「え…うん、わかった」
「…頼む」
パーティの全員が俺より後ろに下がったのを確認して、魔力を両手に集中させる。右手を前方に炎の魔力、左手を上空に雷の魔力。
「発動!」
高火力の炎と雷が俺の手のひらから発射された。上空にいたハーピーのほとんどが感電し、地上に落下したのだが、ゴーレムが中々燃え尽き無い。
(属性ミスったかな…風に変えるか?)
そう思い、炎を一度引っ込めようとした次の瞬間、俺の中で何かがガチンッとハマったような音が響いたような気がした。その途端、放出していた炎の火力が桁外れに上昇した。その甲斐あって今まで綺麗に原型を留めていたゴーレムが一瞬にして燃え尽きた。
(…なんだ、今の)
何が起こったのかは分からないが、結果としてゴーレムは全焼し、残すはハーピー一体となった。
「やっぱりキョウくん凄い!よしっ…残すはハーピー一体!…あれ?どこ行った?」
全員がゴーレムに視線を集中させたほんの数秒の内にハーピーを見失ってしまった。
「…ジュナ!後ろだ!」
レイが早々に発見し、声を上げたがもう遅い。最後の一匹がジュナに目掛けて突進してくる。が、その攻撃がこちらまで届くことは無かった。攻撃の途中、空中でハーピーが石化したのだ。そしてそのままソレは真っ逆さまに落下し、地面に勢いよく叩きつけられた。一瞬にしてソレは粉々に砕け散った。
「…皆、振り返るなよ」
今、俺達の後ろにヤツがいる。それは明白だった。
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