鳴成准教授は新しいアシスタントを採用しました。実は甘やかし尽くし攻めの御曹司でした。

卯藤ローレン

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三章

02. 旅行の相談と何度目かの夜 R18

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 大学教員の夏休みは意外と短い。
 疾風の如く通り過ぎる8月を顧みる暇もなく、本日は8月末日。
 9月は第4週目から後期授業開始となるため、準備期間を抜かすと夏休みと呼べるまとまった期間は賞味2週間だ。

 逢宮大学外国語学部准教授の鳴成秋史が夏季休業となったのは、夏の翻訳作業が校正段階に入った9月の初めだった。
 夏休み期間中に学会や研究会への出席をしたり、科研費の申請準備を行ったりする教員は多いが、今年の鳴成にその予定はないのでしばしの完全休暇となる。
 となれば、彼のTAである月落渉も当然夏休みということで。

「先生、夏ですね」
「ええ、まだまだ夏真っ盛りですね」
「旅行に行きましょう」
「……はい?」

 夕方過ぎに自宅を訪れた鳴成に、リンゴ酢ソーダを渡しながら月落はそう提案した。

「旅行、ですか?」
「はい、旅行です」

 何度も来たから、と品川の駅まで迎えにこようとする月落を何とか制して徒歩で来た鳴成だが、残暑の厳しい日本の夏である。
 紫がかったオレンジの空の下を歩くのは中々に情緒があったが、それを薙ぎ倒す勢いの暑さに少しだけへたりながらたどり着いた部屋。
 手を洗ってうがいをし、リビングに入ってすぐの場所に設置されたサーキュレーターの前で涼んでいると、年下の恋人から突拍子もない言葉を掛けられた。

 渡されたソーダをとりあえず飲む。
 熱の籠った身体に、冷たさと酸味が美味しい。

「それは、もしや海外とかですか?」
「あ、海外か、考えてなかったな……うちのジェット機を使えば海外でも快適にぶーんで行けるので、それも良いですね。涼しい国だと、北欧かオーストラリア辺り、アルゼンチン……西海岸はどうですか?LAで野球観戦しましょうか」
「そうでした。プライベートジェットを持っているんでした。海外旅行というのは基本的に気軽さに欠けるところが難点だと思うのですが、月落家にかかれば車で遠出する感覚とさほど変わらないようですね」
「そうかもしれません。空の上でも仕事をしたいという中毒症状のある親戚が多いので、何台か所有してますし。先生、それを使ってどうですか?海外旅行」
「ええ、魅力的ですね。けれど、確かきみはこの2週間の内で幾つか用事があると言っていませんでした?」
「あ……」

 月落の頭の上、雲の中に思い描いていた楽しい海外旅行の夢が破裂音と共に消える。
 明らかに肩を落とした大型犬を可哀想に思いながら、鳴成はその腕を引いてナイトブルーのソファに座った。

「友人の結婚式が立て続けに2つあるのと、家族の懇親会、そして何故かグループ内企業の周年パーティの末席を汚す予定があるんでした」
「最初の2つは絶対に忘れてはいけない用事ですね」
「日程的に難しいか?最悪、周年パーティーをすっぽかせるか?弓子伯母さんの隙を突いて鋭い目を掻い潜れば……」

 スマホでスケジュールと睨めっこしながら独り言を呟く月落。
 どう考えてもどうにもならないのに、その諦めの悪さがいつになく子供っぽくて面白い。
 鳴成は、数回会った女傑の凛とした姿を思い浮かべながら、年下の恋人の作戦は失敗に終わるだろうと予想した。

「ちなみに、きみの当初の予定ではどこに行くつもりだったんですか?」
「沖縄です。そこにうちのレジャー部門がやってるアミューズメント施設があるんです。ビーチはもちろん、大型キャンプ場と遊園地、ショッピングモール、秋の初めまではプールも営業してます。海側には全室オーシャンフロントのホテルと陸側には温泉付きのヴィラもあったりして、結構盛り沢山な場所なんです」
「温泉……」
「あ、先生、温泉好きですか?」
「ええ、露天風呂が特に好きです。ぬるめのお湯なら自然を感じながら永遠に入っていられる気がします。子供の頃は家族で時々行ったんですが、それ以来足が遠のいてしまって」
「沖縄の温泉はほとんどが塩化物塩泉なので黄色みがあるんですが、そのヴィラのは原因不明の突然変異で乳青色だそうです」
「つまり、水色ですか?」

 驚いた鳴成に、月落はタブレットで画像を見せる。
 鳴成はそれを嬉々として拡大しながら、ヴィラやアミューズメント施設の名前で検索した画面を眺める。
 その横顔は、とてもキラキラしている。

「マップで見るだけでも規格外すぎるのは月落家のいつものことなのでそれは横に置くとして、同じ敷地内にホテルもヴィラも併設しているのは珍しいですね」
「最初はホテルだけ建設予定だったんですが、ついでだからと買い占めた土地の端で偶然温泉が出たそうです。それが稀有な青湯だったので、急遽戸建てタイプも造ろうと。全室スイート仕様の離れ10部屋のみ、というのが反響を呼んで、今年はもう年末まで予約でいっぱいらしいです」

 月落の言葉を受けて、鳴成は微かに首を傾げる。

「えーっと、私たちが行くのは今年の話ですよね?」
「ご安心を、先生。公にしていない特別個室があって、そこに泊まれます。温泉でも入ってゆっくりしにおいで、とレジャー部門のトップから連絡があったので」
「もしかして、新しくご登場の親戚の方ですか?」
「はい、従叔母です。僕の祖父の弟の娘で、父とは5歳違いの叔母さんです。強運の持ち主で、意図せず買った土地の地面を掘ると必ず温泉が出る人なんです。前世で、想い人に手ひどく振られたのを機に崖から飛び降りて失命したけれど、そこがたまたま自然湧出の温泉で、可哀想に思った温泉の神様が叔母に慰めの魔法を掛けた、と親族の間で逸話が作られるほどです」
「それは何と言うか、名誉か不名誉か判断の難しい逸話ですね」
「叔母は気に入っているようで、酔うとそれに尾びれと胸びれを付けた話をしています。先生、もう少し冷たいの飲みますか?」

 リンゴ酢ソーダを飲み終わった鳴成のグラスを持ち上げて、月落はキッチンへと歩いて行く。
 その後ろを鳴成も付いて行く。
 冷蔵庫や棚を開けながら物色をする月落と背中合わせで、鳴成はグラスを洗う。

「暑さもだいぶ落ち着きました。今日の夕飯は確か、蟹でしたね?」
「はい。元漁師の叔父が、鳥取の知り合いに紅ズワイを沢山送ってもらったからとおすそ分けしてくれたんです。夏にクーラーの効いた部屋で鍋も乙だろうと、実家の料理長が一式準備したものが後で届く手筈です。先生、冷たいジャスミン茶はどうですか?」
「蟹は好きなんですが、蟹鍋は実は初めて食べます。ええ、それにします。」
「え、それ初めて聞きます。蟹、お好きなんですね」
「とっても好き、の部類に入ると思います」
「今日食べて気に入ったら、一年中食べられるように鳥取や他の地域から定期購入しましょうね」

 茶葉の入った缶を持ちながら、ずずい、と顔を寄せて真剣にそう宣言する姿が、宣言の内容と少しちぐはぐなのはご愛敬だ。
 いつでも自分に尽くそうとしてくれる恋人の気遣いが、素直にありがたい。

「きみも蟹が好きなら、是非」
「先生の好きなものは基本僕も好きなので、大丈夫です」
「何それ?初めて聞きました」
「あれ、僕、初めて言いましたか?おかしいな、100万回くらい言ったつもりでした」

 ガラス製のティーポットを取り出しながら明らかな嘘を吐く月落に笑いながら、鳴成は気泡の入ったデザインが爽やかなグラスを2つ用意した。




―――――――――――――――




「ぅ、あ……っ………、ン…」

 ぼんやりとした光を燻らせるウォールライトの下、生成りの肌が忙しなく波打つ。
 閉じられた瞼、汗の滲む額の生え際、赤く染まる耳朶。
 ぎゅっとシーツを掴んだまま離さない指先と、意図せず跳ねる腰の相反がとても淫靡だ。
 仰向けに横たわる鳴成を上から見下ろす月落は、目の前で一秒ごとに新しく描き直されるその絵画に釘付けになっていた。

「秋史さん、唇は噛まないでってこの前も言いました」
「ぁ、ぁ、…でも、こうしないと色々と駄目になる気がして…、んん、そこは、…っ」
「大丈夫です。溺れちゃっても俺が受け止めますから。ね、ほら、もう少し開きましょうね…」
「待っ、ぁ……ひぅ、っ」

 痛みで誤魔化していないと正気でいられなくなりそうと告げる鳴成の唇を、ねろりと舐めて癒す。
 普段は薄くて形の良いそれが今はぽってりと熱を帯びているのは、月落が年上の恋人をベッドに誘ってから散々キスをしてなぞって甘噛みしたからだろうか。
 極々控えめにすすり泣きのような喘ぎを漏らす鳴成の声と痴態に理性を容赦なく揺さぶられて、月落はいつもの余裕を少しだけ手放していた。

 男の身体は簡単じゃない。
 女性に比べて感度は低いし、快感を拾える場所も少ない。
 気持ちの高揚と比例して、自然と柔らかくなったり濡れる訳でもない。
 硬く閉ざされている身体を受け入れる身体に変えるためには、準備も時間もそれなりに必要になる。
 同性との性行為を経験してきた月落は過程を熟知した上で、焦りなど一切感じさせず長い時間と回数を重ねて、ゆっくりゆっくり鳴成の心と身体を変えていった。

「上手です。俺の指、いっぱい飲み込んでて可愛い」
「っ…、ぅあ……」
「中の色も見えそう…先生、力緩められますか?」
「無理で、…見ないでっ…」

 初めは、軽く触れ合わせるだけの口づけを数回。
 それから、口腔内に舌を差し込んで徐々に深く。
 首筋を撫で、肩から指先までを往復して、胸の飾りを愛でて。
 平たい腹部から腰にかけてをぐるりと擽りながら、男性が最も快感を感じる下腹部はもちろん、表も裏も余すところなく触って舐めて暴いた。
 される側の快感の異質さに無意識に逃げを打つ身体に、月落の薄暗い嗜虐心が刺激されたのは言うまでもなく。

 過ぎる快感にくたりと横たわるのを見ながら、それまで他人から性的接触など受けたことのない後孔は、慎重に慎重を重ねてほぐした。
 傷つけないように、怖がらせないように、違和感が少しでも薄らぐように。
 徐々に性感帯になりつつある胸を愛撫して気を散らしながら、それでも確かな意思で拡げていった。

 前立腺やその奥にある精嚢を刺激して中での快感を憶えさせ、けれどその刺激だけでは高みまで昇り切れず、もどかしそうに身を捩る鳴成の性器と自身の性器を兜合わせにして、直接的な快感を与えることも忘れずに。
 後孔の拡張が終わると毎回行われるその行為のいやらしさに、鳴成が「それは嫌だ」と首を振っても許さず。
 すすり泣きながら身悶える様を堪能して、重なり合う性器を白い欲望で汚した。

「先生、ここ、柔らかくなりましたね。気持ち快さそ……」
「だって、きみが…っ、きみが、ぁ」
「俺が?」
「沢山弄ったから……、っ…感じるようになってしまっ…っあぁ、一緒は駄目です。触らない、くださ、」

 大きく跳ねる腰。
 亀頭をくるりと撫でると同時に前立腺を緩く叩く月落の動きを止めようと鳴成は腕を伸ばすけれど、力なく伸ばされたそれでは筋肉の塊を押し返すことは到底出来ない。
 止まない苦悶に切なく見開かれたヘーゼルの瞳は、月落の燃える劣情に油を注ぐだけ。
 それがさらなる責め苦に繋がるとも知らずに。

「綺麗です。俺の先生……俺だけの秋史さん…」
「っあ!…ぁ、ぁ、渉くん…」

 ゆっくりと指を引き抜いて、元通りにつつましやかな窄まりに戻っていくのへ、月落はつるりとした確かな質量を押し当てる。
 性的反応か、生理的反射か、驚いたように蠢いたそこを前後に撫でて反応を楽しむ。
 鳴成の脚を抱え直して少し腰を進めると、まるでそれを食むように、入口できゅうきゅうと引き絞られて。

「挿れていいですか?俺の」
「もう、入ってる…渉く、も、入って」
「もっと奥まで挿れましょうね。この前、秋史さんが教えてくれた、泣くほど気持ち快い場所も沢山可愛がってあげるから」
「やぁっ……あぅ、…だめ、で…強い、…あっ!」

 堪えきれずに薄い唇から漏れる喘ぎに、その切羽つまった焦りに、言葉とは裏腹に感じているのを隠し切れない身体に。
 年下の男は翻弄されて黒い衝動に覆われながら、世界一愛しい人の全てを貪り尽くした。




―――――――――――――――




 好青年は夜になるとその仮面を付け替えるらしい、と鳴成が確信を持って断言できるようになったのは、年下の恋人と身体を重ねるようになって何度目かの時だった。

「先生、すっごく感じてますね。可愛くて俺、おかしくなりそうです」
「そうやって煽ると困るのは先生ですよ。だから、またこうやって弄られちゃう……」
「もうこんなになってる……俺に舐めてほしくてこんなに濡らしたの?」
「ひくひくして誘ってますか?今日は一回だけで終わるつもりだったのに、仕方ない。秋史さんが悪いです」

 爽やかな容貌から不意に繰り出される閨特有のあまりにも直截な表現の数々に、鳴成は耳を塞ぎたくなる。
 時折外れる敬語も意地の悪い言葉も、昂る熱の温度をさらに上げる効果しかなくて。
 茹る頭がそのいやらしさを理解してしまえばもう終わり、身体は勝手に潤んでいく。

「秋史さん、唇は噛まないでってこの前も言いました」
「ぁ、ぁ、…でも、こうしないと色々と駄目になる気がして…、んん、そこは、…っ」
「大丈夫です。溺れちゃっても俺が受け止めますから。ね、ほら、もう少し開きましょうね…」
「待っ、ぁ……ひぅ、っ」

 漏れる声は、唇の上を滑っていく舌に奪われる。
 引っ込めた舌を探し出され絡め取られて吸われて、舌先の感覚は鋭敏になるのに頭は霞がかって快楽だけを追いかけてしまいそうになる。
 受け身の方が気持ち快さの比率は大きいとどこかで見たことがあったが、それを身を以て体感するなんて。

 男の身体は簡単じゃない。
 そう思っていたのに。
 年下の恋人とベッドの上で睦み合うようになってから約1か月と少しの間に、自分の身体には色々と変化が起きた。

 うなじ周辺の首筋、胸の頂、肩甲骨の間、脇腹、内腿、膝の裏、くるぶしの下の薄い皮膚のところ。
 何度も何度も嬲られた場所は、いつしかそこだけで快感を拾えるようになってしまった。

 肌の上に所有印を残さないと決めているのか、今まで分かり易い独占の痕を付けられたことはない。
 けれどその代わり、飽きることなく甘噛みされ舐めて吸われた肌は明らかに性質が変わり、施される小さな火種さえも自ら根こそぎ掬って逐一快感へと昇華してしまう。

 うなじは特に敏感になってしまって、正直困っている。
 それを見逃す恋人ではないから。
 ちりちりとした刺激に耐える閉じた瞼を、握る手の平を、飲む息を、その鋭い観察眼で見抜かれたあとは嬉々として弄られて、鳴成はどうしても出てしまう声を押し留めるのに必死だ。

「上手です。俺の指、いっぱい飲み込んでて可愛い」
「っ…、ぅあ……」
「中の色も見えそう…先生、力緩められますか?」
「無理で、…見ないでっ…」

 そう言って、中を蹂躙しているのとは反対の指で入口の皮膚を軽く引っ張られる。
 これが初めての自分と比べると男性経験の圧倒的に多い彼は、その手練手管の種類も豊富だ。
 様子を見ながら身体中を探られ、指で唇で気持ち快さを植え付けられ、甘いのにやわらかく棘のある言葉や仕草で辱められて。

 けれどそれを心は拒否しきれず、むしろ喜んで受け入れてしまっている節があるのが、萎えることのない自分自身から容易に察せられて、鳴成は思わず顔を両腕で覆った。
 そんな鳴成を、蕩けるような笑みで見つめる視線があるけれど、残念なことにそれは見えない。

「先生、ここ、柔らかくなりましたね。気持ち快さそ……」
「だって、きみが…っ、きみが、ぁ」
「俺が?」
「沢山弄ったから……、ンン…感じるようになってしまっ…っあぁ、一緒は駄目です。触らない、くださ、」

 柔らかいなんて、もうそんなのとっくに通り越してしまった。
 傷つけないようにと使われた多めの潤滑液も相俟って、後ろはもうぐずぐずだ。
 先走りを零す先端も撫でられて、そのあまりにも直接的な刺激に、長い指で拡げられている後ろがいきなりきゅっと絞まった。

 跳ねる腰。
 その衝撃をゆるく流して、我が物顔で体内を侵略する巧みな指に前立腺を潰され、過ぎる快感に容赦なく襲われる。
 駄目だと言っても聞いてもらえないのは承知の上で、それでも手を伸ばしてしまう。

「綺麗です。俺の先生……俺だけの秋史さん…」
「っあ!…ぁ、ぁ、渉くん…」

 どれだけ告げられても、新鮮にときめいてしまう言葉。
 常に余裕で泰然としているその人が口にする、独占欲の証。
 隅々まで満たされる心。

 けれどその余韻に浸る間もなく、指が引き抜かれた後孔につるりとした生々しさが押し当てられる。
 ここ数回、月落の剛直で中を蹂躙されて惑乱した記憶が頭をよぎって、背筋が勝手に弓なりに仰け反る。
 押し開かれる隘路。

「挿れていいですか?俺の」
「もう、入ってる…渉く、も、入って」
「もっと奥まで挿れましょうね。この前、秋史さんが教えてくれた、泣くほど気持ち快い場所も沢山可愛がってあげるから」
「やぁっ……あぅ、…だめ、で…強い、…あっ!」

 埋められていく。
 その圧倒的な質量のそれをなんとか飲み込もうとしているのか、それとも異物を排除しようとしているのか、襞が収縮を繰り返す。
 狭いそこをみっちりと刺激しながら進まれて、隙間なく擦られて。
 杭を刺された後ろだけでも大変なのに、指と唇、視線と言葉で体中を愛撫されて、年上の男はこの夜も際限なく乱れさせられた。

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