ただの鬱青年が転生してなったのはギャンブラーでした

非魔神の架空日記

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近づく明日と遠のく昨日

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現在は施設への荷物の移動を月夜に任せ、楓には大量に家に届いたエロ本を全て楓自身の部屋に持っていかせていた


紅葉「一応手伝いにきたよ」

月夜「要らない、邪魔」

紅葉「ただ荷物運び手伝うだけだから」

月夜「これはただの仕事、別にやりたくてやってる訳じゃない、報酬の為だけ」

紅葉「分かってるよ、報酬には何の影響も無いよ」

紅葉「最初はナイフ一本と俺への挑戦権」

月夜「なら良い、黙って仕事して」


それから2人はお互いに一言を喋る事もなく、最後の荷物を運ぼうとしていた

紅葉「先に辞めていいよ、最後運んでおくから」

月夜「仕事は最後までやる」

紅葉「報酬はあげるから、あっちの机にナイフはもう置いてある、挑戦は一声かければいつでも受ける、」

紅葉「俺が逃げれない様に、俺自身にGPSを付けて、その信号を俺が用意したスマホに送り、そのスマホも渡す」

紅葉「だから安心して休んでくれ、俺を殺す前に疲れるな」

月夜「うるさい」

月夜は無理矢理、紅葉が持っていた箱を奪い運んでいく

それから少し時間が経ち、月夜が戻って来る

月夜「勝負だ」

紅葉「休んでからにすれば?」

紅葉「結構運んだから、疲れてるはずだよ?」

月夜「お前も同じ」

紅葉「まぁ、、良いけどさ」


2人とも、屋敷の庭に出て、決闘の開始を待つ

紅葉「決闘の開始はそっちのタイミングで決めて良い、そっちが5歩歩けばスタートだ」

月夜「開始だ!」

月夜はそう言って紅葉に一直線に走り、ナイフを突き刺しにいく

紅葉「ん~、、」

紅葉は当然の様に腕を掴み、確かめる様に掴んだ腕のナイフの握り方を見る

紅葉「その持ち方、あんまり向いて無いと思うよ、指し方的には逆手持ちが多分手に合ってる」

月夜「うるさい!」

月夜は腕を振り解き、もう一度、次は逆手で刺しに来る

紅葉「やっぱりそっちの方が振り速度早くて、それでいて力が入ってるよ」

もう一度腕を掴み、また観察する

紅葉「君は攻撃一撃に賭け過ぎている、攻撃の一発目に賭けるのは初速も早くて、威力も高く、強い一撃ではあるが、一度かわされたり、捕まれるだけで反撃を受ける事になるよ」

紅葉「まぁ賭けが好きな私からすれば、結構好きな戦い方ではあるけどね」

月夜「放せ!」

月夜は紅葉から距離を取り、一撃、二撃と軽く斬り付け、三撃目に思いっきり突き刺しに行く

紅葉「飲み込みが早いな、これは、結構不安かもね」

紅葉は三撃目を腕を掴んで止めようとしたが、僅かに遅れ、腕から少し血が流れた

紅葉「でも、少し甘いよ」

月夜の手からはナイフが離れていた、

紅葉「ナイフをこんなに簡単に手放すと、反撃で自分の武器で命を脅かされる可能性が増えるよ」

月夜「負けだ、、」

紅葉「良いよ返すよ、まだ十数分しか経って無いんだ、」

月夜「実際なら私は既に3度も死んでる、」

紅葉「だから練習するんだよ」

紅葉は軽くナイフを月夜に投げる

月夜はナイフを受け取ろうと、手を構えたが手の感覚をミスり、手を少し切る

紅葉「ごめん!取れないと思わなくて!」

紅葉は急ぎ、駆け寄って絆創膏を貼り、他の傷はないか確認する

月夜「離れろ!」

月夜に突き飛ばされて、転ぶ、、

月夜「続きをするんだろ!」

紅葉「いいね、なら少し学んで来た当たりで、復習、今言った全部の複合をして見よう、好きなのランダムで混ぜて」

月夜は無言でナイフを構え、突進し、腕を突き出す、

当然紅葉は腕を掴み止める

紅葉「なんでまた、、うわ!?」

掴んだ腕にナイフは無く、最初の腕はフェイントで、二撃目が本命であり、敢えて腕を掴ませる事で、紅葉の油断と、腕を掴む事で片腕を使えなくなる状況を作り出した

二撃目を後ろに顔を仰け反り、かわした紅葉に、三撃目を逆手持ちに変え、思いっきり力を込めて、仰け反り、丸見えとなった紅葉の喉を突く

だが紅葉は仰け反った体制を維持する事は無く、体を起こすのでは無く、更に思いっきり仰け反り、バク転し、喉元への攻撃を無効化する

紅葉「危ないな、、ほんと、、」

紅葉「いつ死ぬか本当に、予想出来なくなって来たかも」

月夜「わざとらしい、、喰らわなかった癖に」

紅葉「そりゃ喰らってたら死ぬからね」

月夜「なら死ね!」

紅葉「それは君の攻撃次第だよ」

月夜はナイフを思いっきり紅葉に投げ付けて、格闘勝負をする

紅葉「?」

紅葉は全ての攻撃を捌き、受け流しながら問う

紅葉「何で後少しで殺せそうだったのにわざわざ獲物を捨てるの?」

月夜「うるさい!」

紅葉「まぁ、いいや、君は腕力は結構あるけど握力が無いから、体全体を使って殴ると威力上がると思うよ」

月夜「話掛けるなぁ!!」

月夜は体を捻る様に力を入れて、一撃に体の全ての体重を乗せて殴り抜ける

だがその攻撃も簡単に捌かれる

紅葉「今のは喰らってたら結構だったかもね、おしいよ」

紅葉はこの調子で残りの時間の全てを掛けて教え続けた


紅葉「今日はもう、終わりかな」

月夜「、、、」

紅葉「風呂入っててて良いよ、もう準備してあると思う」

月夜「私が負ける前提か、、」

紅葉「別に風呂はどっちが勝っても入るでしょ」

紅葉「あと、月夜ちゃんの服も新しいの買ってあるから着替えもちゃんとあるから風呂上がったら着替えてね」

月夜「何で名前知ってる?服のサイズも、」

紅葉「あぁ、、まぁ、、うん、、色々あんだよ」

遠くから呑気な声が聞こえる

楓「2人とも~お風呂もう入れますよ~」

紅葉「なんで今来るんだよ、、」

月夜「アンタ、、、No.2?」

楓「そうですよ!今は楓って名前です!」

月夜「アンタが、名前?」

月夜「私達が付けようとしても、いつも嫌がってたのに?」

楓「まぁそこは、私も変わりましたから」

紅葉「戻ってろ楓、、」

楓「え?何故です?紅葉?」

月夜「待て、私が見てない間にアンタ達はどんな関わりになったの?」

紅葉「関係ない、他人の居候だ」

楓「パートナーです」

紅葉「喋らないでくれ、、」

月夜「アンタこそ喋らないで、私はNo.2に聞いてる」

楓「楓です、、まぁあれですよね、一緒に寝たり、一緒にお互いを慰め合う関係ですよね?」

紅葉「そうだけど、、その言葉並びは少しまずい、別の意味に取れる、、」

月夜「お前、No.2の事まで、、、」

紅葉「あぁ、、あぁ、、ぁ」

月夜「お前を殺す日が早まった気がするよ」

紅葉「待ってるよ」

月夜は勘違いしたまま2人の元から去った


紅葉「お前わざとか?」

楓「まぁ少し?」

紅葉「まぁ、、良かったのかもな」

楓「やっぱり周りからそういう関係に見える方が嬉しいんですか?」

紅葉「そう、、だけど多分お前が考えてる方向ではない」

紅葉「俺はあいつが俺を嫌ってくれれば、俺を殺す成功率が上がるかなってのが大きいな」

楓「また、それですか、、」

紅葉「済まない、口に出すべきじゃ無かったな」

楓「本当、、意味が分かって無いのか、わざとなのか、、」

紅葉「まぁ少しね」

楓「仕返しですか、」

紅葉「そゆこと~」

紅葉「でも、正直ちょっと驚いたな」

楓「何に?」

紅葉「あの子、思ったより戦闘の才能、いやただ頭がいいだけかな?どっちかは分からないけど多分才能あるな」

楓「あの子は多分頭いいだけ?かな」

紅葉「でも頭がいいだけじゃ、多分体が追いつかない、単に恨みの力で底力出してるだけかもだけど」

楓「あの子が成長したら負けますか?」

紅葉「あの子の気持ち次第かな、、」

紅葉「恨みと怒りは人に力与える、、けどその分代償が当然生まれる」

紅葉「恐らくあの子の場合はアドレナリンだけで今戦ってる、だから多分腕が無くなっても笑って戦えるし、人を殺す恐怖も無い」

紅葉「でも、それを言い換えればアドレナリンが切れれば悲惨だ、気づいた時には俺を殺し、罪の意識と、恐怖、自己嫌悪、怪我が全て押し寄せて来る、、俺の様にね」

楓「少しは自分を客観視出来ましたか?」

紅葉「かなりね、、」

楓「ちゃんと生きて下さい、じゃ無いと私困ります」

紅葉「俺が死んでも金の心配はねぇよ」

楓「そういう事じゃ無いって何度言えば、、まぁいいです、もう、、」

紅葉「ま、疲れたから俺も休んでくるわ、、」

楓「2人でお風呂ごゆっくり~」

紅葉「入らねぇよ?」



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