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某読者投稿系漫画雑誌に送られてきた投稿

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初めまして、月刊○○(雑誌名)の編集者様。今回初めて投稿させていただきます。

これは今から10年前、当時静岡の大学に通っていた私にはよく一緒に遊んでいた女友達がいました。彼女とは大学のサークルで知り合い、同じ県の出身だったこともありすぐに意気投合し付き合うことになりました。
その年の8月に夏休みを利用して彼女と伊豆へ旅行に行きました。その日泊まったホテルは海辺のホテルでしたがお世辞にも綺麗とはいいがたくかなり年季の入った建物でした。
その時私はまだ童貞で初めての彼女との旅行、しかも同室だったので様々な期待に胸を膨らませてホテルに入ったのですが緊張からか彼女を誘うことはできず何となく気まずい雰囲気のまま0時ごろにお互いのベッドに入りました。
深夜2時ごろベッドのきしむ音で私は目を覚ましました。私のベッドに彼女が入ってきたのです。私と目が合うと荒くなった息遣いの彼女は言葉をかける前にキスをしました。私は彼女を一旦自分から引きはがすと今度は自分が彼女の唇を奪いそのまま押し倒し私は無事童貞を卒業すことができました。

それから10年が経ち私はその時の彼女と結婚しました。
先日あの日泊まったホテルの近所がニュースに映っていたので妻にあの日の話をすると実は・・・と妻があの日の話をしだしました。
あの日妻も悶々とした気持ちを抱えたままベッドに入ったのですがそれからしばらくしてボソボソと何かを話している女の声が聞こえだしたそうです。最初は何を言っているかわからなかったその声も徐々にはっきりと聞こえるようになり
「ヤレ・・・、ヤレ・・、その男とヤレ」
彼女は最初私がふざけて言ってるのだと思ったそうですが隣を見るとベッドで寝ている私がおり声の出ている元を探っていくと窓の外から聞こえていることが解ったそうです。
その時自分たちが泊まっていた部屋は3階で誰かが窓の外から声をかけることは不可能でした。
それでも窓が気になった彼女はベッドから降り窓に向かっていました。
その時に彼女のベッドのきしむ音で起きた私と目が合い、私に今の話をしようとした瞬間に体が急に火照りだし、私としたくてたまらなくなり窓のことも忘れキスをしたと話してくれました。

そのホテルはすでに閉業してしま確認することはできませんが女の声と彼女に起きたことは何か関係があったんでしょうか。

ぜひとも採用お願いします。
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