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スライムの像
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私が商人のロンドリーさんの屋敷に行ったときリビングの1番見晴らしの良いところに紫色のスライム模した木造が飾ってあった。
「何か価値のある物なのですか?」
と聞くとその像自体に価値は全くないのだが私の一族では紫のスライムは神聖な物と考えているんだと言った。像をつかみ、近くにあった布で木造を磨きながらロンドリーさんは顛末を話し始めた。
ロンドリーさんの曾祖父が青年だった時森の中で罠にかかっている紫色のスライムを見つけた。いつもなら無視するのだがその日は何の気まぐれかそのスライムを助けた。その日の夜夢に助けた紫のスライムが現れ、「自分を象った像を造り供物を捧げよ、そうすれば一族に繁栄をもたらす」と言った。正直半信半疑だったが翌日知り合いに頼んで早速像作ってもらい供え物をした。
それから一ヶ月後曾祖父は宝くじがあたりそれを元手に商売を始めて成功を収め、そして現在の我が家があると言うことです。
ロンドリーさんは笑いながら話してくれた。
その後ロンドリーさんは亡くなり、息子さんが事業を引き継いだのだが程なくして潰れてしまった。屋敷に泥棒が入りスライムの像を盗まれた1年後の事である。
「何か価値のある物なのですか?」
と聞くとその像自体に価値は全くないのだが私の一族では紫のスライムは神聖な物と考えているんだと言った。像をつかみ、近くにあった布で木造を磨きながらロンドリーさんは顛末を話し始めた。
ロンドリーさんの曾祖父が青年だった時森の中で罠にかかっている紫色のスライムを見つけた。いつもなら無視するのだがその日は何の気まぐれかそのスライムを助けた。その日の夜夢に助けた紫のスライムが現れ、「自分を象った像を造り供物を捧げよ、そうすれば一族に繁栄をもたらす」と言った。正直半信半疑だったが翌日知り合いに頼んで早速像作ってもらい供え物をした。
それから一ヶ月後曾祖父は宝くじがあたりそれを元手に商売を始めて成功を収め、そして現在の我が家があると言うことです。
ロンドリーさんは笑いながら話してくれた。
その後ロンドリーさんは亡くなり、息子さんが事業を引き継いだのだが程なくして潰れてしまった。屋敷に泥棒が入りスライムの像を盗まれた1年後の事である。
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