66 / 216
1章
未来樹とMirage :櫻
しおりを挟む
衣食足りて礼節を知る。
これは前世にあったことわざですが、元々は大昔の中国の政治家の言葉だったと記憶しています。意味は確か「生活にゆとりがあってこそ、人は礼儀や道徳といったものを意識できるようになる」という感じだったかな?
それ、こちらの世界でもバッチリ当てはまります。
まぁ、私としてはそこに住も足して「衣食住足りて~」の方が正しいと思います!と全力で主張したいところです。絶対に清潔で快適な住環境や質の高い睡眠は、人格形成に影響があると思うんですよね。岩屋から拠点に住み替えた以降、みんなの顔色が良くなって笑顔も圧倒的に増えましたし。
そういう衣食住に余裕のある生活を続ける事で、日々の生活に追われることがなくなり、やっと様々な事を考える余裕が出来ました。2年かけて三太郎さんや母上たちと一緒に、あーでもないこーでもないと知恵を出し合って頑張ってきた甲斐があったというものです。
そこで改めて、前世で知ったこの世界の事を思い出してみました。
これに関しては三太郎さんにも説明しづらい部分もあるので、一人脳内会議です。
前世で「未来樹」という小説を読んだ事がありました。というより、死んだ前日の夜も朝方まで読んでいました。私はその小説全3部の内、1部と2部の最初の部分までしか読めていません。此方の世界に来てしまったので……。
その第1部。主人公は碧宮家姫沙羅でした。そう、母上です。没落寸前どころか没落が確定していた宮家に生まれた特殊加護持ち「天女」で、波乱万丈な人生を歩むことになります。
未来樹は根幹といわれる正史扱いの小説とは別に、葉生と呼ばれる「もしも〇〇だったら」的なIFルート扱った作品が多い事が特徴で、その葉生をMirageと呼んでいました。
たとえば葉生の一つに恋愛ゲーム、いわゆる乙女ゲーがあり姫沙羅はそのゲームでも主人公でした。
乙女ゲーと言っても巷で良く聞く悪役令嬢なんて役どころの人は存在しないゲームでした。東宮が18歳の時の事。天都にある通称「天学」と呼ばれる学び舎を卒業した後、正式に東宮となる為の「机並べの儀」と呼ばれる特殊な教育を受け始めるところからゲームスタートでした。15歳だった姫沙羅はその儀に強制参加させられる事になります。この儀は東宮と東宮妃予定の女性との顔合わせ兼お試し期間で、東宮と一緒に勉強しながら親密度を上げていくというものでした。
例えば……
ヒノモト出身の緋の妃予定の牡丹は東宮と一緒に軍の指揮や武術を。
ミズホ出身の蒼の妃予定の菖蒲は東宮と一緒に神事や文学を。
ヤマト出身の黄の妃予定の金蓮は東宮と一緒に様々な技術や数学を共に学ぶのです。
そうやって元々は特に劣るところも無いけれど秀でるところもなかった東宮を、一人前の東宮に育て上げるゲームでした。乙女ゲームなのに攻略対象が一人なの?!と驚いてしまった事を覚えています。もっとも、すぐに勘違いであることに気付きましたが。
本来、碧宮家は東宮に妃を出しません。なぜなら碧宮家の跡取りに、東宮の姉妹のうち一番釣り合いが取れた女性が嫁ぐという形で帝の血脈の保護をしていたので、アマツ三国とのバランスの関係で妃を出す事は無いのです。
ではどうやって乙女ゲーにしたかといえば、東宮の周りの人が攻略対象でした。ざっと思い出せたところでは年上枠・ヤンデレ枠・年下枠の3名ですが、確かセクシー枠とかインテリ枠の攻略対象も居たはずです。
例えば東宮の護衛として常に付き従っていた武人の海棠。年上枠の彼は何があっても表情を変えない生粋の武人でしたが実は甘党で、こっそり隠れて甘いものを食べて嬉しそうに笑う顔が良いと人気でした。
他には東宮と学び舎で同級生だったミズホの王族で菖蒲の弟の紫苑。彼は超がつくレベルのシスコンのヤンデレでした。彼のルートはかなり難易度が高いと評判でしたが、恋愛エンドのスチルの美麗さは全ルート1だと言われていました。
姫沙羅の弟の令法の友人で、ヤマト国の双子の王子の片割れの茴香も攻略対象でした。彼はまだ10歳と幼いので、恋愛対象というよりは守ってあげたい弟という感じでした。エンディングでは10年かけて気持ちを育てていくといった感じだったはずです。
乙女ゲーの中の姫沙羅は、東宮のステータスを元に授業スケジュールを組んで、東宮の能力バランスと三国の勢力バランスをとる役目を担っていました。その合間に様々なイベントをこなして攻略対象との親密度を上げていく訳です。なので他の宮家の妃予定の方々は悪役どころかライバルですらなく、むしろ一緒に東宮を能力アップさせる戦友なのです。
ただ様々なフラグ管理をする事で、姫沙羅も東宮妃になれるルートがありました。それはもう無茶苦茶厳しい親密度管理が必要で、例えばシスコンヤンデレの彼は親密度がなかなか上がらないのですが、隠しルートに入るには攻略対象全員の親密度を友人以上にしなくてはならず、かといって上げ過ぎて恋人確定ラインに入ってしまっても駄目なのです。シスコンヤンデレ君の場合、それが親密度85%以上90%未満という厳しいものでした。
まぁ、それぐらい厳しいフラグ管理が必要なルートが東宮妃ルートでした。
根幹の小説でも葉生と同じく机並べの儀は行われました。そして姫沙羅も妃予定の三人と一緒に参加しています。ちなみに妃候補ではなく予定なのは、「ほぼ確定だけど相性が合う合わないの問題はあるだろうから、どうしても駄目なら言ってね」という最後の配慮らしいです。現に極めて稀にですが、机並べの儀の途中で妃予定の女性が変わった事が過去にはあったそうです。
その儀において姫沙羅は上手に三妃(予定)とアマツ三国のバランスを取った事、なにより天女であった事が決め手となって、帝に強く東宮妃になるよう望まれました。そして東宮も「ぜひ側で支えてほしい」と何度も熱意を見せたのです。ただ碧宮家の女性が東宮妃になった前例はなく、姫沙羅自身も断り続けていました。
まず最初に明言しますが、私は母上が大好きです。
えぇ、母上は大好きですが「姫沙羅さん」となった場合は少しだけ事情が変わります。嫌いではありませんが、友人だったらちょっと頭が痛い思いをするだろうなぁという気がするのです。彼女は基本的に人が良く、そして頼まれたら嫌とは言えない性格です。頼られることに喜びを見出している感もあります。あと、自分が我慢すれば丸く収まるという場合、間違いなく自分が我慢する事を選びます。それが自分にとってどれだけ不本意であってもです。もし友人だったら、「そんなんじゃ利用されて、あなたが大変な思いをするだけじゃない!」と言ってしまうと思います。
実際、姫沙羅は東宮妃になる事を断り続けていたものの、僅かな時間の合間を縫っては訪れる東宮に何度も頼み込まれ……。また、帝の強い要望に抗って日に日にげっそりとしていく両親を見て、自分が頷けば全て丸く収まると思って折れたような描写が小説にはありました。その結果、「姫沙羅の気持ちが最優先だ」と言っていた碧宮家当主も、渋々ではあったものの娘が東宮妃となる事を受け入れました。なので碧宮家襲撃事件さえなければ姫沙羅は東宮妃となって、槐は次代の東宮となっていた事でしょう。
ですが、現実は姫沙羅は東宮妃どころか姫を捨ててただの沙羅となり、槐が東宮になる事もありません。
また沙羅は母親になった事、そして襲撃事件を受けた事で、自分を犠牲にして平穏を得る性格は我が子に悪影響を及ぼすと思ったようです。その事件後は少し性格が変わって今のように優しくも芯がある母親になりました。
そういう意味では結果オーライというやつなのでしょうね。
死亡者が出ているので、心からそうは思えませんけど……。
常々思っていた事がありましす。
この世界は根幹なのだろうか、葉生なのだろうか……と。
ただ、根幹ならば私は私であってはならないのです。
前世の知識を使って色々やってしまう「櫻」はありえないのです。ならば葉生かと言われると、あまりにも根幹に近い気がして仕方がないのです。背中がゾワゾワとする嫌な感じが止まりません。何だかスッキリしないのです。
そして第2部が始まるのは槐が13歳、櫻が10歳の時。
つまり私からすれば、関与できる……変える事の出来る未来であり、変えなくちゃならない未来です。私がこの世界に来た時には第1部は既に終わっていたので、全く関与できませんでしたが、これからは違います。
第2部の開始は衝撃的で、沙羅と橡が事切れるところから始まりました。
そんな事、絶対に阻止して見せますけどね!!
その為にやらなくてはならない事をリストアップして、確実にこなしていかなくてはなりません。
そう……。
私はようやくスタートラインに立てたのです。
……と思ったけどスタートラインは10歳だから……。
スタートラインに立つ準備を始めることが出来るのです!が正解かな。
もぅ、せっかく一人脳内会議を格好良く締めようと思ったのに、格好悪いなぁ……。
これは前世にあったことわざですが、元々は大昔の中国の政治家の言葉だったと記憶しています。意味は確か「生活にゆとりがあってこそ、人は礼儀や道徳といったものを意識できるようになる」という感じだったかな?
それ、こちらの世界でもバッチリ当てはまります。
まぁ、私としてはそこに住も足して「衣食住足りて~」の方が正しいと思います!と全力で主張したいところです。絶対に清潔で快適な住環境や質の高い睡眠は、人格形成に影響があると思うんですよね。岩屋から拠点に住み替えた以降、みんなの顔色が良くなって笑顔も圧倒的に増えましたし。
そういう衣食住に余裕のある生活を続ける事で、日々の生活に追われることがなくなり、やっと様々な事を考える余裕が出来ました。2年かけて三太郎さんや母上たちと一緒に、あーでもないこーでもないと知恵を出し合って頑張ってきた甲斐があったというものです。
そこで改めて、前世で知ったこの世界の事を思い出してみました。
これに関しては三太郎さんにも説明しづらい部分もあるので、一人脳内会議です。
前世で「未来樹」という小説を読んだ事がありました。というより、死んだ前日の夜も朝方まで読んでいました。私はその小説全3部の内、1部と2部の最初の部分までしか読めていません。此方の世界に来てしまったので……。
その第1部。主人公は碧宮家姫沙羅でした。そう、母上です。没落寸前どころか没落が確定していた宮家に生まれた特殊加護持ち「天女」で、波乱万丈な人生を歩むことになります。
未来樹は根幹といわれる正史扱いの小説とは別に、葉生と呼ばれる「もしも〇〇だったら」的なIFルート扱った作品が多い事が特徴で、その葉生をMirageと呼んでいました。
たとえば葉生の一つに恋愛ゲーム、いわゆる乙女ゲーがあり姫沙羅はそのゲームでも主人公でした。
乙女ゲーと言っても巷で良く聞く悪役令嬢なんて役どころの人は存在しないゲームでした。東宮が18歳の時の事。天都にある通称「天学」と呼ばれる学び舎を卒業した後、正式に東宮となる為の「机並べの儀」と呼ばれる特殊な教育を受け始めるところからゲームスタートでした。15歳だった姫沙羅はその儀に強制参加させられる事になります。この儀は東宮と東宮妃予定の女性との顔合わせ兼お試し期間で、東宮と一緒に勉強しながら親密度を上げていくというものでした。
例えば……
ヒノモト出身の緋の妃予定の牡丹は東宮と一緒に軍の指揮や武術を。
ミズホ出身の蒼の妃予定の菖蒲は東宮と一緒に神事や文学を。
ヤマト出身の黄の妃予定の金蓮は東宮と一緒に様々な技術や数学を共に学ぶのです。
そうやって元々は特に劣るところも無いけれど秀でるところもなかった東宮を、一人前の東宮に育て上げるゲームでした。乙女ゲームなのに攻略対象が一人なの?!と驚いてしまった事を覚えています。もっとも、すぐに勘違いであることに気付きましたが。
本来、碧宮家は東宮に妃を出しません。なぜなら碧宮家の跡取りに、東宮の姉妹のうち一番釣り合いが取れた女性が嫁ぐという形で帝の血脈の保護をしていたので、アマツ三国とのバランスの関係で妃を出す事は無いのです。
ではどうやって乙女ゲーにしたかといえば、東宮の周りの人が攻略対象でした。ざっと思い出せたところでは年上枠・ヤンデレ枠・年下枠の3名ですが、確かセクシー枠とかインテリ枠の攻略対象も居たはずです。
例えば東宮の護衛として常に付き従っていた武人の海棠。年上枠の彼は何があっても表情を変えない生粋の武人でしたが実は甘党で、こっそり隠れて甘いものを食べて嬉しそうに笑う顔が良いと人気でした。
他には東宮と学び舎で同級生だったミズホの王族で菖蒲の弟の紫苑。彼は超がつくレベルのシスコンのヤンデレでした。彼のルートはかなり難易度が高いと評判でしたが、恋愛エンドのスチルの美麗さは全ルート1だと言われていました。
姫沙羅の弟の令法の友人で、ヤマト国の双子の王子の片割れの茴香も攻略対象でした。彼はまだ10歳と幼いので、恋愛対象というよりは守ってあげたい弟という感じでした。エンディングでは10年かけて気持ちを育てていくといった感じだったはずです。
乙女ゲーの中の姫沙羅は、東宮のステータスを元に授業スケジュールを組んで、東宮の能力バランスと三国の勢力バランスをとる役目を担っていました。その合間に様々なイベントをこなして攻略対象との親密度を上げていく訳です。なので他の宮家の妃予定の方々は悪役どころかライバルですらなく、むしろ一緒に東宮を能力アップさせる戦友なのです。
ただ様々なフラグ管理をする事で、姫沙羅も東宮妃になれるルートがありました。それはもう無茶苦茶厳しい親密度管理が必要で、例えばシスコンヤンデレの彼は親密度がなかなか上がらないのですが、隠しルートに入るには攻略対象全員の親密度を友人以上にしなくてはならず、かといって上げ過ぎて恋人確定ラインに入ってしまっても駄目なのです。シスコンヤンデレ君の場合、それが親密度85%以上90%未満という厳しいものでした。
まぁ、それぐらい厳しいフラグ管理が必要なルートが東宮妃ルートでした。
根幹の小説でも葉生と同じく机並べの儀は行われました。そして姫沙羅も妃予定の三人と一緒に参加しています。ちなみに妃候補ではなく予定なのは、「ほぼ確定だけど相性が合う合わないの問題はあるだろうから、どうしても駄目なら言ってね」という最後の配慮らしいです。現に極めて稀にですが、机並べの儀の途中で妃予定の女性が変わった事が過去にはあったそうです。
その儀において姫沙羅は上手に三妃(予定)とアマツ三国のバランスを取った事、なにより天女であった事が決め手となって、帝に強く東宮妃になるよう望まれました。そして東宮も「ぜひ側で支えてほしい」と何度も熱意を見せたのです。ただ碧宮家の女性が東宮妃になった前例はなく、姫沙羅自身も断り続けていました。
まず最初に明言しますが、私は母上が大好きです。
えぇ、母上は大好きですが「姫沙羅さん」となった場合は少しだけ事情が変わります。嫌いではありませんが、友人だったらちょっと頭が痛い思いをするだろうなぁという気がするのです。彼女は基本的に人が良く、そして頼まれたら嫌とは言えない性格です。頼られることに喜びを見出している感もあります。あと、自分が我慢すれば丸く収まるという場合、間違いなく自分が我慢する事を選びます。それが自分にとってどれだけ不本意であってもです。もし友人だったら、「そんなんじゃ利用されて、あなたが大変な思いをするだけじゃない!」と言ってしまうと思います。
実際、姫沙羅は東宮妃になる事を断り続けていたものの、僅かな時間の合間を縫っては訪れる東宮に何度も頼み込まれ……。また、帝の強い要望に抗って日に日にげっそりとしていく両親を見て、自分が頷けば全て丸く収まると思って折れたような描写が小説にはありました。その結果、「姫沙羅の気持ちが最優先だ」と言っていた碧宮家当主も、渋々ではあったものの娘が東宮妃となる事を受け入れました。なので碧宮家襲撃事件さえなければ姫沙羅は東宮妃となって、槐は次代の東宮となっていた事でしょう。
ですが、現実は姫沙羅は東宮妃どころか姫を捨ててただの沙羅となり、槐が東宮になる事もありません。
また沙羅は母親になった事、そして襲撃事件を受けた事で、自分を犠牲にして平穏を得る性格は我が子に悪影響を及ぼすと思ったようです。その事件後は少し性格が変わって今のように優しくも芯がある母親になりました。
そういう意味では結果オーライというやつなのでしょうね。
死亡者が出ているので、心からそうは思えませんけど……。
常々思っていた事がありましす。
この世界は根幹なのだろうか、葉生なのだろうか……と。
ただ、根幹ならば私は私であってはならないのです。
前世の知識を使って色々やってしまう「櫻」はありえないのです。ならば葉生かと言われると、あまりにも根幹に近い気がして仕方がないのです。背中がゾワゾワとする嫌な感じが止まりません。何だかスッキリしないのです。
そして第2部が始まるのは槐が13歳、櫻が10歳の時。
つまり私からすれば、関与できる……変える事の出来る未来であり、変えなくちゃならない未来です。私がこの世界に来た時には第1部は既に終わっていたので、全く関与できませんでしたが、これからは違います。
第2部の開始は衝撃的で、沙羅と橡が事切れるところから始まりました。
そんな事、絶対に阻止して見せますけどね!!
その為にやらなくてはならない事をリストアップして、確実にこなしていかなくてはなりません。
そう……。
私はようやくスタートラインに立てたのです。
……と思ったけどスタートラインは10歳だから……。
スタートラインに立つ準備を始めることが出来るのです!が正解かな。
もぅ、せっかく一人脳内会議を格好良く締めようと思ったのに、格好悪いなぁ……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
その狂犬戦士はお義兄様ですが、何か?
行枝ローザ
ファンタジー
美しき侯爵令嬢の側には、強面・高背・剛腕と揃った『狂犬戦士』と恐れられる偉丈夫がいる。
貧乏男爵家の五人兄弟末子が養子に入った魔力を誇る伯爵家で彼を待ち受けていたのは、五歳下の義妹と二歳上の義兄、そして王都随一の魔術後方支援警護兵たち。
元・家族の誰からも愛されなかった少年は、新しい家族から愛されることと癒されることを知って強くなる。
これは不遇な微魔力持ち魔剣士が凄惨な乳幼児期から幸福な少年期を経て、成長していく物語。
※見切り発車で書いていきます(通常運転。笑)
※エブリスタでも同時連載。2021/6/5よりカクヨムでも後追い連載しています。
※2021/9/15けっこう前に追いついて、カクヨムでも現在は同時掲載です。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる