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第一章 幸せな日常
2話 宙
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勉強をしていると時間の流れが異常に遅い。
今日は私(優美)の家で美雪と一緒に勉強会をしている。
私は隣で勉強している美雪をちらっと見た。
普段ならこれくらいで集中が切れてくるのに珍しいな…
なんて事をぼんやりと考えていると案の定、
「あ~っ! つっかれた~」
と、美雪がベッドにもたれかかった。
「お疲れ様。ちょっと休憩しようか」
「そうするー」
美雪は持ってきていたお茶を1口飲んでから言った。
「優美はすごいね」
「え。何が?」
「だってどの教科も出来るんだもん。すごいよ」
「そうかな?」
「そうだよ」
「私は、美雪ちゃんの方がすごいと思う。」
「そう?」
「うん。だっていじめられてた私を助けてくれたでしょ。他の子はみーんな見て見ぬふりだったから」
「あれは……。見ていられなかっただけ」
美雪は照れくさそうに呟いた。
「ありがとね。美雪ちゃん」
私が笑顔で言うと、美雪も笑い返してくれた。
「こちらこそありがとう」
2人は顔を見合わせてまた笑った。
数分後
「お姉ちゃん。ただいま!」
部屋の扉を勢いよく開けて、弟の宙が入ってきた。
「おかえり」
「あ!美雪お姉ちゃんだ」
宙は大喜びで私と美雪の間に割り込んできた。
「ちょっと宙、今勉強してるのよ。」
私は呆れ笑いをした。
「えー。折角美雪お姉ちゃんと会えたのに」
宙はしかめっ面をした。
「いいじゃん優美。今日は終わりにしよう」
美雪はそう言いながら宙の頭を撫でた。
「美雪ちゃんってば…。そんなこと言ってるから進まないのよ。ほら、続きやるわよ」
「えー。……優美先生は厳しいなぁ。ねっ。宙君」
「うん!」
美雪と宙が手を組んでるし……
「あぁもう。仕方ないなー」
私は苦笑いを浮かべた。
「ああああ!!宙くんがジュースこぼした!」
美雪は大声で言うと、素早く倒れたコップを起こした。
「えっ!ちょっと、プリント平気?」
「……ぎりぎり、大丈夫みたい。でも早く拭かなきゃプリントについちゃうよ」
「宙、濡れタオル持ってきな。…ひとまずこれで」
私は慌ててティッシュで拭った。
けれど所詮その場しのぎに過ぎず、ティッシュはすぐに使い物にならなくなる。
「宙はさっき部屋を出ていったからもうすぐ戻ってくるはず」
「ごめんね。コップをテーブルの端に置いてたから…」
「美雪ちゃんのせいじゃないよ。後で宙にちゃんと言っておくから」
私は笑って答えた。
すると、大きな足音と共に宙が入ってきた。
「お姉ちゃん。はい、タオル」
「ありがと。」
タオルを受け取った私は、濡れた所を拭きながら言った。
「宙~。はしゃぐのは構わないけど、ちゃんと周りを見なきゃだめよ。美雪ちゃんのプリント濡れたら大変なんだから」
「はぁい…」
「ほら、美雪ちゃんにごめんなさいは?」
「美雪お姉ちゃん。ごめんなさい」
宙はしゅんとして言った。
「いいのよ宙くん。今度からは気をつけてね」
「うん!」
そんな2人を見ていた私は、ふーっと息を吐いた。
この何気ない日常が愛おしい。
こんな日々がずっと続けばいいのに…
今日は私(優美)の家で美雪と一緒に勉強会をしている。
私は隣で勉強している美雪をちらっと見た。
普段ならこれくらいで集中が切れてくるのに珍しいな…
なんて事をぼんやりと考えていると案の定、
「あ~っ! つっかれた~」
と、美雪がベッドにもたれかかった。
「お疲れ様。ちょっと休憩しようか」
「そうするー」
美雪は持ってきていたお茶を1口飲んでから言った。
「優美はすごいね」
「え。何が?」
「だってどの教科も出来るんだもん。すごいよ」
「そうかな?」
「そうだよ」
「私は、美雪ちゃんの方がすごいと思う。」
「そう?」
「うん。だっていじめられてた私を助けてくれたでしょ。他の子はみーんな見て見ぬふりだったから」
「あれは……。見ていられなかっただけ」
美雪は照れくさそうに呟いた。
「ありがとね。美雪ちゃん」
私が笑顔で言うと、美雪も笑い返してくれた。
「こちらこそありがとう」
2人は顔を見合わせてまた笑った。
数分後
「お姉ちゃん。ただいま!」
部屋の扉を勢いよく開けて、弟の宙が入ってきた。
「おかえり」
「あ!美雪お姉ちゃんだ」
宙は大喜びで私と美雪の間に割り込んできた。
「ちょっと宙、今勉強してるのよ。」
私は呆れ笑いをした。
「えー。折角美雪お姉ちゃんと会えたのに」
宙はしかめっ面をした。
「いいじゃん優美。今日は終わりにしよう」
美雪はそう言いながら宙の頭を撫でた。
「美雪ちゃんってば…。そんなこと言ってるから進まないのよ。ほら、続きやるわよ」
「えー。……優美先生は厳しいなぁ。ねっ。宙君」
「うん!」
美雪と宙が手を組んでるし……
「あぁもう。仕方ないなー」
私は苦笑いを浮かべた。
「ああああ!!宙くんがジュースこぼした!」
美雪は大声で言うと、素早く倒れたコップを起こした。
「えっ!ちょっと、プリント平気?」
「……ぎりぎり、大丈夫みたい。でも早く拭かなきゃプリントについちゃうよ」
「宙、濡れタオル持ってきな。…ひとまずこれで」
私は慌ててティッシュで拭った。
けれど所詮その場しのぎに過ぎず、ティッシュはすぐに使い物にならなくなる。
「宙はさっき部屋を出ていったからもうすぐ戻ってくるはず」
「ごめんね。コップをテーブルの端に置いてたから…」
「美雪ちゃんのせいじゃないよ。後で宙にちゃんと言っておくから」
私は笑って答えた。
すると、大きな足音と共に宙が入ってきた。
「お姉ちゃん。はい、タオル」
「ありがと。」
タオルを受け取った私は、濡れた所を拭きながら言った。
「宙~。はしゃぐのは構わないけど、ちゃんと周りを見なきゃだめよ。美雪ちゃんのプリント濡れたら大変なんだから」
「はぁい…」
「ほら、美雪ちゃんにごめんなさいは?」
「美雪お姉ちゃん。ごめんなさい」
宙はしゅんとして言った。
「いいのよ宙くん。今度からは気をつけてね」
「うん!」
そんな2人を見ていた私は、ふーっと息を吐いた。
この何気ない日常が愛おしい。
こんな日々がずっと続けばいいのに…
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