王子×悪戯戯曲

第8幕 年越し湯けむり罰ゲーム？

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　甘噛みされ強く噛まれると背筋から痺れる感覚に、仰け反り腰を揺らめかせてしまう。何度も繰り返される度に、プルプルとペニスが卑猥に揺れてしまう。先走りが鈴口から止めどなく溢れ、ピンクの亀頭を艶やかに強調させている。

「瀬菜、腰が揺れてる……エッチだな」
「乳首ッ、ジンジン……してうぅ」
「ふふっ、感じてる証拠」

　悠斗はピンと立ち上がる小さな粒を摘み上げると、引っ張りながらギュッと潰し、指からはみ出た先端をチロチロと舌先で愛撫する。その刺激は頭のてっぺんから、足先までを痺れさせていた。

「ひゃあぅぅ──ッ！」
「クスッ……今、イったでしょ？」
「ふぇっ……れて……ない……っ」
「空イキだよ。乳首でイケちゃったね」

　悠斗は頬を撫でながら妖艶に微笑む。開放された乳首は、弄られ過ぎてピリピリとしプックリと膨らんでいる。手で覆い隠し、これ以上触られないようにガードして涙目で睨み付ける。

「おっぱいはもう触らせてくれないの？　なら、こっち……」
「あんッ！　ちょっ、悠斗ッ、もうだめ～ッ！」
「ダーメ……瀬菜が敏感淫乱っ子のうちに……ね？」

　膝を折られ、後孔に悠斗が入り込んでくる。

「ふぁ……ッ、らめっだってばぁッ！」
「瀬菜のここは歓迎している」
「はぁんッ、なんれッ……ふぁッ！」
「なんでって、いつも俺が一回で済まないの知っているでしょ？　お馬鹿さんなんだから♡」

　コツンと額同士を付けると、クスリと笑い控えめなキスをして来る。

　可愛い感じにキスしているけど……。
　お前、ちんこデカイんだよ！
　さっき俺の中にたっぷり出したよね⁉

「それに、雅臣にも話していたんでしょ？　いっぱい愛されたいって♡」
「言って……ああぁぅッ！」

　言葉を遮るように内部を攻められ、昂ったままの下肢に快感が押し寄せる。卑猥な水音が響き、激しい悠斗のピストンに抵抗の声さえ喘ぎに変わる。ハクハクとしている唇に、奪うキスを与えられ息すらまともに吸い込めない。
　身体中に快感が広がると、射精感が込み上がってくる。ずっとイッている……そんな錯覚しそうな快感に、目の前がチカチカと点滅し奥深くを抉られ上り詰めてしまう。

「ひぃッ！　ら……め……ッ。いくッいっいく、イグッ──‼」
「──クッ‼」

　俺がイクと分かると、悠斗の腰付が荒くなる。ガッと奥壁を穿たれると、熱い飛沫が内部を濡らし精液でいっぱいになる。それを塗り付けるように打ちつけられ、俺は快感にピクピクと痙攣を繰り返していた。

　あ……もう……。

　キーンと聴覚までも震え、光のあとに暗闇が訪れる。

「……瀬菜？」

　額に張り付く髪をそっと払い悠斗が俺の様子を窺っている。

「少し強過ぎたかな……」

　啄むキスをしながら、意識のない俺の中から出ていく悠斗。その蕾からは濃厚過ぎる情事を物語るように、白濁が零れ落ちていった。