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第11幕 王子の憂鬱と無鉄砲な俺
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こういうときの悠斗はしつこい。いや、いつでもしつこいと訂正。でも俺は愛されていることを実感する。応えるように大胆になる自分に苦笑いしながらも、悠斗に愛情を返すのだ。
「はっあっ……瀬菜……っ」
「ふぁッ、ゆうっと……、もっと奥……っ」
ズンッと奥深くに悠斗が入り込む。
「ひっ──んんッ‼ はっ、あぅぅ……」
「んっ、奥っ……届いた? もっと?」
ズンズンと突き上げられる振動に、ベッドがうるさいほど軋んでいる。
なにか入ってはいけない領域。ぷちんぷちんと最奥を叩かれる度に、肉が呻き収縮を繰り返す。
「あっああぅやぁっ、きてぅっ──! そこっ、きもちぃっ! あああぅっゆうっ、すきっしゅきぃーっ!」
「んんんんっ、はぁっ瀬菜……俺もッ好きだよッ!」
「ふぅん、あああイイッしゅごッ、らめ──っ!」
「時間はたっぷりあるからっ、瀬菜が望むまでッ!」
パンパン、グチュグチュ……と、荒くなる吐息と、ぶつかり合う肉音と水音が部屋中に鳴り響く。「愛してる、好き」と何度も言葉を交わし、交わりも大胆に深くなる。
何度も絶頂し精液を撒き散らし、最後はドライでイかされ意識をなくしていた。久しぶりのエッチだったのだ。俺の捻挫のせいもあり、しばらくご無沙汰で悠斗も飢えていたようだ。
スキンシップはあったものの、渇きはそれだけでは潤わなかったらしい。覚えている限りでは三回。けれどおそらくもっと中出しされていただろう。
サラリとしたシーツの上で、悠斗の腕に抱かれて目を覚ますと「おはよう」と王子スマイルで、上機嫌なご様子。「……はよ」と返して悠斗の胸に顔を埋める。
「クスッ、どうしたの? 朝からニャンコみたい」
「お前のキラキラスマイルが眩しいんだ」
頭を撫でられながら髪にキスをする悠斗が愛おしい。
「その……あり……がと……」
「ん? どうしたの改まって」
「お出掛けもだけど……また俺、意識飛んじゃったから。体綺麗にしてくれて……」
「ふふっ、こうやって瀬菜が愛をいっぱいくれるから、俺はダメなんて言えないよ。それに、エッチもいつも以上に良かったでしょ? 意識を飛ばす位感じてくれる瀬菜が可愛いよ。そんな瀬菜を抱き上げてお風呂に連れて行くのも、俺の特権だもん。意識なくしても掻き出すとき、ビクビクしててね、甘い声で俺を誘うんだ。それからね乳首が……」
それ以上自分の痴態を聞いていられず、悠斗の唇に唇を重ねて言葉を奪う。
「……んっ、もういいだろ……」
「……クスッ……あっ、そうだ。大切なこと忘れるところだった」
悠斗はなにかを思い出したように、サイドテーブルへ腕を伸ばす。そしてまた俺を抱きしめると、俺を見つめてニコッとしていた。
「……なに?」
「瀬菜のアフターケア♡」
「……俺の?」
「ちょっと我慢していてね? でも、我慢しなくていいから」
「……へっ?」
「はっあっ……瀬菜……っ」
「ふぁッ、ゆうっと……、もっと奥……っ」
ズンッと奥深くに悠斗が入り込む。
「ひっ──んんッ‼ はっ、あぅぅ……」
「んっ、奥っ……届いた? もっと?」
ズンズンと突き上げられる振動に、ベッドがうるさいほど軋んでいる。
なにか入ってはいけない領域。ぷちんぷちんと最奥を叩かれる度に、肉が呻き収縮を繰り返す。
「あっああぅやぁっ、きてぅっ──! そこっ、きもちぃっ! あああぅっゆうっ、すきっしゅきぃーっ!」
「んんんんっ、はぁっ瀬菜……俺もッ好きだよッ!」
「ふぅん、あああイイッしゅごッ、らめ──っ!」
「時間はたっぷりあるからっ、瀬菜が望むまでッ!」
パンパン、グチュグチュ……と、荒くなる吐息と、ぶつかり合う肉音と水音が部屋中に鳴り響く。「愛してる、好き」と何度も言葉を交わし、交わりも大胆に深くなる。
何度も絶頂し精液を撒き散らし、最後はドライでイかされ意識をなくしていた。久しぶりのエッチだったのだ。俺の捻挫のせいもあり、しばらくご無沙汰で悠斗も飢えていたようだ。
スキンシップはあったものの、渇きはそれだけでは潤わなかったらしい。覚えている限りでは三回。けれどおそらくもっと中出しされていただろう。
サラリとしたシーツの上で、悠斗の腕に抱かれて目を覚ますと「おはよう」と王子スマイルで、上機嫌なご様子。「……はよ」と返して悠斗の胸に顔を埋める。
「クスッ、どうしたの? 朝からニャンコみたい」
「お前のキラキラスマイルが眩しいんだ」
頭を撫でられながら髪にキスをする悠斗が愛おしい。
「その……あり……がと……」
「ん? どうしたの改まって」
「お出掛けもだけど……また俺、意識飛んじゃったから。体綺麗にしてくれて……」
「ふふっ、こうやって瀬菜が愛をいっぱいくれるから、俺はダメなんて言えないよ。それに、エッチもいつも以上に良かったでしょ? 意識を飛ばす位感じてくれる瀬菜が可愛いよ。そんな瀬菜を抱き上げてお風呂に連れて行くのも、俺の特権だもん。意識なくしても掻き出すとき、ビクビクしててね、甘い声で俺を誘うんだ。それからね乳首が……」
それ以上自分の痴態を聞いていられず、悠斗の唇に唇を重ねて言葉を奪う。
「……んっ、もういいだろ……」
「……クスッ……あっ、そうだ。大切なこと忘れるところだった」
悠斗はなにかを思い出したように、サイドテーブルへ腕を伸ばす。そしてまた俺を抱きしめると、俺を見つめてニコッとしていた。
「……なに?」
「瀬菜のアフターケア♡」
「……俺の?」
「ちょっと我慢していてね? でも、我慢しなくていいから」
「……へっ?」
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