実録 高熱で子供が異常行動を起こしたときの話

あとがき

　本当に嫌な世の中になりました。
　いままで検査すればすぐに薬をだしてもらえるような病気も検査してもらえず、病院にもなかなか行きづらい世の中になってしまいました。

　さすがに今のご時世、熱ある子を一人にする親はよほどの事情がない限りいないと思いますが、隔離のために部屋に一人にする時などは、あればかならず窓にチャイルドロックをかけてください。そして熱が上がり始めてるうちは目を離さないようにしてください。
　長男の幻覚を見ているぐらいならまだいいが、次男の時は本当に手に負えなかった。周りも本人もパニック状態。本当に家から飛び出さなくてよかった。押し入れでよかった。二日目もどこかに行ってしまわなくてよかった。

　異常行動をしている間の子供は一見普通に見えます。受け答えもしてきます。でもよくよく聞くと言動がおかしいです。怖いです。

　この話を書いたのは某ウィルスのニュースがちらほら流れ出したころ。
　カクヨムのエッセイ「人生のぼやき節」で書きました。
　あれから一年半、感染者数はひどくなる一方です。
　でも怖い病気は某ウィルスだけではありません。
　そして病気には熱がつきもの。「熱せん妄」は病名というか、熱が高くて夢と現実の区別が付かない状態のようです。
　なので誰にでも起こりうることだと思います。
　某ウィルスで同じようなことが起きるとは限りませんが、熱が上がっている時は、こんなことも起こるかもしれないと注意してお子さんを見守ってあげて欲しいです。