インキ、ヨウキ取り扱い注意 <インキシリーズ 4>

樫村 和

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第六章

蘇芳 綾芽

 ◇ 蘇芳綾芽 ◇

 時間が迫る。もうすぐ、ここに竹内の者たちが来る。
 押しかけてくるなら、追い返せたのに。きちんと手順を踏んできた。蘇芳は竹内を客として扱わなければならない。
 きち、と噛んだ爪が音を立てる。蘇芳の長として、当主として竹内の人間と会わないといけない。

「……御当主様」

 障子の向こうから緊張した声がした。叔父の明史が戻ったのかと勢い込んで障子を開けたら、妹の真央のそばに付けている女中だった。
 思いっきり顔をしかめたら、すみませんと慌てて頭を下げる。
 下げるぐらいなら、来なきゃいいのに!

「どうしたの」
「あ……真央様が」
「真央が何っ?!」

 はっきり物を言うことができない女中の姿が、妹の姿と重なる。
 真央はいつも何かを言いかけてやめてしまう。

 イライラする。

「あの……熱がやはり下がらな、くて」
「私に言って、どうするのっ?!医者でもない私がどうやって、熱下げるのっ?!」

 イライラするまま怒鳴り散らす。今日はただえさえ、気を張らなければならないと言うのに!

「熱が下がらないなら、医者を呼びなさい!今日は来客があるから、もう、こっちに来ないで!」

 ですが……と泣きそうな顔の女中の前で、たんっと障子を音を立てて閉める。
 真央はあの竹内の当主、夏乃に術をかけた日に高熱を出して倒れた。大事な時だったのに、けたたましい悲鳴を上げて場を乱した。

 本当に大事な所だったのに!

「おおげさなんだから……」

 元々体が弱い。自分達の母親と同じだ。母親もほとんど布団から出ることはなかった。
 その母親の側に小さな頃から真央はべたりと引っ付いていた。
 母さんも独り占めしたくせに……。明史まで心配させて。
 蘇芳明史は父方の弟だった。
 綾芽の母方の祖父がまだ当主だったころに、一度、蘇芳を離れた。そして、最近、父が当主になってから戻ってきて、父の片腕として蘇芳をまとめてくれた。
 蘇芳に集まる人達にも明史は慕われている。

「……落ち着きなさい」

 幾度か呼吸を繰り返す。
 綾芽は当主になってまだ日が浅い。
 続けざまに、父と母が亡くなった。その後、明史が後見人として、綾芽を助けてくれている。

「綾芽様……」

 障子越しに呼ばれ、唇を噛む。何度言えば分かるのだろう。当主と呼ぶようにと明史が言っているのに!

「何」

 短く聞けば、やはりと声が濁る。

「明史様と連絡が取れません」

 連絡が取れない。なんで、と思う。明史はあの術を綾芽と共にかけた後、どこに行くとも言わずに姿を消した。

「あ……」

 時計を見た。もうすぐ来る。時計の秒針が進む。

 誰も……助けてくれない。

 一瞬、泣きそうになった。それを慌てて堪える。
 当主に年齢は関係ない。たとえ、十四歳でも、当主なら当主らしくあるべき。明史が教えてくれた。当主とはこうあるべきだと綾芽に教えてくれた。

「蘇芳の当主よ……東の奴らに舐められてどうするの」

 昔から、そりが合わない。向こうもこちらを毛嫌いしている。
 だから、力を見せてやる必要があった。こちらに近寄るなと教えてあげなくてはならなかった。
 西は蘇芳の縄張りだから。

「そう、そうじゃない……」

 くす、と笑う。そうよ……。術がかかったから飛んできたのよ。
 蘇芳の力……私の力に驚いたんだわ。

「ちゃんとできたんだわ」

 なら、と息を吐いて整える。せいぜい当主らしく接してやる。

「お迎えしなくちゃね」

 それでも、何かが不安だという。それを無理矢理……ねじ伏せた。

 ◇ 匠 ◇

 山一つ。
 ぽかんとした。ここが本宅の入り口になると言われ、ぽかんと山を……いや、登山道の入り口を見た。
 石段がずっと続いている。何か、石碑までたっている。頂上が見えない。
 新大阪駅から電車に乗り、そこからタクシーだった。高層ビルがどんどん住宅地に変わり、そして、山肌が近くなる。

「え?大阪?神戸?」
「その境目だな」

 奈良、京都ぐらいかと思っていたが、まさか、神戸寄りだとは……。

「でも、あそこは奈良ですよ。和歌山かな」

 夏乃が多分と言いながら指をさす方向に何やら半島みたいなものが見える。匠は頭を掻いた。
 全く、わからない。
 すでにタクシーで上がれる場所まで上がったのに、更に山が目の前にある。

「……ここを登るのか」

 登るんだろうなぁ。
 頂上に続く石段は苔むし、木々はうっそうと生い茂っている。革靴だときつそうだ。

「匠はここでいい」

 言われていたことをやはり言われ、匠は顔をしかめた。

「……でも、ここが総本山だろ?」

 心配する匠に涼風が大丈夫だとなぜか言う。

「俺達は手順を踏んでいる。客だ」
「だが、客ったって……」

 涼風と夏乃の二人だ。瑞葵は向こうに残った。
 大門の整体院にある妖道の側にいる。

「子供二人で……行くのか?」

 やはり、行かせたくない。ここは敵陣だと匠は思っている。夏乃の命を狙っている奴らの前に夏乃を差し出すような気分だ。

「俺達に歳は関係ないって何度も言ったろ」
「兄様は心配をしているんです」

 聞き分けねぇなぁとあきれたような涼風に、夏乃が横から口を挟んでくる。顔が真面目だ。
 夏乃はあの心気下りの後から、やけに涼風に口やかましくなった。前は兄様、兄様と追いかけまわしていただけだったが、どこか、涼風を見る目が保護者だ。

「……匠」

 涼風が一歩匠に寄った。夏乃がさりげなく後ろを向く。気遣いまで大人びてきた。

「俺達が山を下りてこなかったら」

 くそと思いながらも、打合せしていたことを繰り返す。

「警察を呼ぶ」
「糸が切れても」
「警察を呼ぶ」

 よくできたと涼風が匠の肩に額を押し付けて笑う。その頭を自分の胸に押し付ける。

「……待たないと駄目か」
「お前が隠し玉だ。気づかれたくない」

 涼風が小指を持ち上げる。その指に気の糸が結んである。それは匠の胸から伸びる糸につながっている。

 紡の気だ。

「向こうが警戒するのは竹内の気だ。これは竹内の気じゃない」
「そうだが……」

 そして、この紡の気の糸にも役割がある。涼風は蘇芳でこの気を放す。
 呪詛返しで繋がっている妖道から伸びている妖気を探る。それを瑞葵に知らせる。匠の小指には瑞葵から伸びた気が繋がっている。驚くことに、気は匠が思っている以上に伸びる物らしい。新幹線に乗っても切れなかった。

 匠の体が中継点になっている。

「返して何日か経つ。その間、ずっと妖気を飛ばされてる。止めてやらないと……」

 黒幕になら気にしない。自業自得だと言ってやる。でも、術をかけた本人に返してしまっていたら。
 匠が夏乃の足を思い出す。夏乃の手とほとんど変わらなかった。小さい手だ。
 大門は女の子かもしれないと言った。
 その子が黒幕にいいように使われ、呪詛返しまで受けてしまっていたら。

「哀れだ」

 呟いた涼風の言葉に、ん、と頷く。そうだなともう一度、頷く。

「……匠」

 涼風が顔を上げ、キスをねだる。重ねるだけのキスをしてやり、ぎゅっと抱きしめる。

「……なんか、変な気分だ」
「何が」

 くすっと涼風が笑うのを見下ろして聞く。

「いつも、お前が助けてくれんのな」

 涼風が京香に体を乗っ取られた時も。佐倉翁の愛人の時も。喜屋が妖気を夏乃に飛ばした時も。そして、今も。

「運命ががちりって、言ったろ」
「がちりか……」

 ん、と匠が言い、涼風の額にもキスを落とす。まだ、どこかで、涼風は匠を巻き込みたくないと思っている。それを優しさだと……涼風の不器用な優しさだと受け止めて、大丈夫だと言ってやる。
 こういう時、運命っていう言葉は便利だ。

「帰ってこい」

 ぎゅっと抱きしめて、もう一度、帰って来いと耳に囁く。涼風が、ん、と答え、体を離す。

「兄様、僕も」

 夏乃が手を伸ばしてきたので、夏乃の体も抱きしめてやる。気をつけてなと呟くと、ぎゅっとしがみついてきて、大丈夫です!と笑う。

「行ってこい」
「はい!」

 夏乃が元気よく手を振り、涼風が石段に足をかけた。

 ◇

 結果から言うと、黒幕……今の蘇芳の当主、真央の叔父、明史は姿をくらませていた。
 そして、悲しいことに、真央の姉、綾芽が自分が当主だと涼風達を出迎えた。
 涼風達は最初、しらばっくれているのかと思ったが、本気で自分が当主だとその十四歳の女の子は思っていた。思い込んでいた。思い込まされていた。
 だが、夏乃が名前を名乗った時に、綾芽も嘘だ!と叫んだと涼風は言った。

 現当主が夏乃でしょう?!

 それで……知れた。
 夏乃を襲ったのはこの綾芽。だが、綾芽は見えない。『片目』だ。
 術はかけられるが、まじないの世界が見えない。見ることができない。
 真央の父もそうだったらしい。だが、補佐がいた。それが明史。

「元々、母方の血が蘇芳だったんだ。だから、本来なら、当主は真央の母親だった」

 涼風が言う。

「だが、何かがおかしくなって、当主が婿の方になった」

 そして、本当の先代の当主、綾芽の母は蘇芳に返る呪詛返しを一身に受けることになった。

「病弱とかの話じゃない。蘇芳が放った術、それを守っていた術師の術、二人分浴びる」

 だが、真央の母親はそれをよしとした。自分の夫の為に。

「旦那も見えない『片目』だった。術を放ったのも見えない、術がうまくいったのかも、弾かれたかもわからない」

 それは……恐ろしい。

「でも……なぜ?なぜ、その母ちゃんは父ちゃんに返されていると言わなかったんだ?」
「自分が受けられたから」

 返された術も何もかも、真央の母親はは受け止めることができた。病弱で、というだけですんだ。それだけ、やはり力があった。

「……続けて……亡くなられたのは」

 二人は続けざまに亡くなられている。涼風が顔を歪める。

「おそらく、何かの拍子に旦那が気が付いたんだ。それで揉めた。……知らなかったことで、すませたくなかったんだろう。だが、旦那の方は返された術を耐えきれなかった。母親は旦那が死んだのが耐えきれなかった」

 でも……なぜ?
 いろんな疑問が浮かぶ。匠の横で顔をしかめて話を聞いていた大門が口を開く。

「……ガキの方が思う通りにはなるわな」

 大門の言葉に匠が頭を抱える。そうか……。

「真央は気が付いていた。でも、言い出せなかった」

 涼風が薄暗い部屋の中で苦しんでいた真央を思い出したかのか、顔をしかめて言う。

「殺されてしまうと思っていたそうです……」

 夏乃の顔も暗くなる。真央は外に出ないように見張られていた。術をかけられていた。明史に脅されていた。
 そして、明史は真央に母親と同じ道を歩かせようとした。
 表向きは綾芽が当主となり術を放つ。そして、それに伴う負のまじないを真央に被せる。
 真央は母親と同じ、いや、それ以上の力があった。

「僕を助けてくれたのは真央さんでした。真央さんは綾芽さんが僕にまじないをかけるのに気が付いた。でも、明史さんが嘘をついていることも気が付いた」

 夏乃が丁寧に明史にも『さん』付けするのを匠と大門が渋い顔で見る。呼び捨てでいいのにと言う顔だ。

「夏乃を助けてくれたのに、呪詛返しまで受けてた。しかも妖気付きだ」

 涼風が良く持ちこたえたと呟く。夏乃も頷いた。

「すごいです」

 すごいと言われ瑞葵がおかしな顔をする。
 妖気を浴びながら苦しむ真央の部屋に飛び込み、夏乃は真央の体に術を張った。

「前、兄様がかけたバリアです」

 何でもないように言うが、夏乃が張ったバリアのせいで、妖気が跳ね飛ばされ、大門の整体院にかかっていた妖道はものの見事に吹っ飛んだ。

 妖道の近くで待っていた瑞葵は、ぽかんとしたそうだ。

「まぁ、なんつぅか、時間が経てば、また道は戻るとは思うが……」

 匠が、踊りながら歩いていた妖怪たちはどこに行ったのだろうと考える。吹っ飛ばされて、さぞ驚いただろう。いや、気にしないのだろうか。
 涼風がなんて言えばいいんだと頭を掻くが、大門は気にしていない。

「残業し放題なら助かる。営業時間も延長できるしな」
「そういう問題じゃない」

 瑞葵にぴしゃりとやられ、大門が肩を竦めた。
 最近、瑞葵が元の瑞葵に戻りつつある。大門と会う以前の瑞葵だ。小言が増えてきた。だが、大門も負けていない。

「早く帰ってきて欲しい?」

 瑞葵の肩に手を置き耳に囁く。相変わらず、人前だろうが大門は気にしない。涼風達も慣れ始めた。

「……そういう問題でもない」

 少し顔を赤らめた瑞葵に気を良くしたのか、大門がもう、いいだろうと席を立つ。有川がいないので、大門がお茶を淹れ始める。お茶請けは大阪土産だ。夏乃があれもこれもと籠一ついろいろ買った。

「結局、お家騒動に巻き込まれたのか?」
「あと、やはり、佐倉の金だな」

 明史が匡代に会っていたらしい。匡代の旦那は今度、佐倉翁の死後、初めて選挙に出る。

「続けざまに金を出すはず、と狙われたんだ」

 選挙。葬儀。また、選挙……。

「あんなくそばばぁ、やってもよかったんだけどな」

 佐倉翁の妻の事を『くそばばぁ』という涼風に匠が肩を竦める。関西から戻ってきてすぐ、佐倉にも関係があった話だからと、涼風と匠はそのくそばばぁを訪れた。
 涼風が新大阪駅で赤福を買っていたので、誰の土産だろうかと思っていたら。
 ん、とぶっきらぼうに赤福を突き出した涼風を佐倉翁の妻はじろりと見た。

「年寄に餅、食べさせて、殺す気ですか?って言うんだもんな」

 思い出しながら匠が笑う。涼風も、佐倉翁の妻も素直じゃない。『あんこだけ食えよ!』と怒鳴った涼風に、憑き物が落ちた匡代がくすくす笑いながら、いただきますと言ってくれた。
 匡代は自分が母親の首を絞めたことを覚えていなかった。

「まぁ、佐倉はこれで落ち着いた」

 だが、まだ終わってはいない。
 皆の目が匠に集まる。こればかりは仕方がないと匠が肩を竦める。
 匠の中で、淫気の京香が明史に閉じ込められた淫気を預かっている。紡はそれを熨斗をつけて黒幕に返してやると言った。

 明史にだ。

 散るまじないは変えられない。だが、どこで散るかは選べる。いや……。

「術師に返る」

 瑞葵が大門が淹れてくれたお茶を口にしながら言う。

 呪詛返し。

「明史は淫気をとっ捕まえられたんだ。それを依り代にも入れられた。あまり、聞かない術だ」

 涼風がタコ焼きせんべいを食べながら言う。夏乃はソース味のプリッツだ。

「それを狙った相手につけることもできた」
「……つけられた淫気は自由になりたい一心で、明史の言う事を聞こうとする。だが、自由にならないという恨みも溜まる」

 その溜まった恨みも、狙った相手にぶつけることで霧散させる。

「……頭がいい」

 呟いた涼風に、皆が渋い顔をする。明史はさらにそれが失敗した時の保険もかけていた。

 蘇芳の当主だ。

 自分に返るはずの呪詛も当主に受けさせていた。

「だが、皆がそれに気づいた」

 蘇芳も気が付いた。そして、明史が匡代にかけた陰気玉は匠の中にある。
 明史は今、自分に返ってくる呪詛を防ぐ手立てがない。無いはずだが……。

「……どこに潜っているのか」

 瑞葵が呟く。明史の行方が知れない。もし、明史が何も知らない術師の所にいて、狙われている、助けてくれとその術師に縋れば……。何も知らない術師が今度は呪詛返しを受けてしまう。
 明史はそれを狙っている。
 誰を犠牲にしてもいい。自分を守るためなら、子供の命すら気にしない。いや、自分の為に使う。
 そういう人間なのだろう。

「だから、真央のじいちゃんは、追い出したんだな」

 でも、その祖父が亡くなると、涼しい顔で戻った。鼻もいい。

「本当に、ネズミだな」
「ネズミに失礼ですよ」

 夏乃の言葉に瑞葵がお茶を吹き出す。ネズミに失礼とは……。皆が夏乃を見る。
 本当は夏乃が一番怒っている。
 ようやく涼風達はそれに最近気が付いた。
 静かに怒っている。涼風にも怒っているし、瑞葵にも怒っている。でも、夏乃は自分にも怒りを感じている。

「夏乃……」
「大丈夫です」

 何かを言おうとした涼風に夏乃がぴしりと言う。心配しなくていいです。

「父様も兄様達も……僕が子供だから、ものすごくかわいがってくれて、大事にしてくれます。でも、ちゃんと見ないといけないことも教えてくれて……」

 ん、と夏乃が頷いて顔を上げ、自分が兄達と呼ぶ面々を見る。

「ありがたいな、って思います、僕、恵まれてます」

 そう言われて……できの悪い兄達は頭を掻くしかない。この中で一番、しっかりしているのは夏乃だと皆、知っている。

「……だから、僕は今度は妹を大事にしないといけないんです」

 大事にして……いろいろ教えて。

「夏乃なら大丈夫だ」

 匠が言うと、そうでしょうかと夏乃が呟く。なんで?と聞くと、女の子って難しいって聞きますと言われ、さすがに笑い出す。

「ちょっと、先の話だな」
「そうだな。まぁ、それまでに夏乃は成人するんじゃないか?」

 わいわいと笑い出した時、瑞葵のスマホが鳴り……。
 皆が静かにそれを見つめた。
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