モブの兄姉は悪役令嬢と攻略対象だった

りまり

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 それなりに魔力も剣もできると思っていたので一人でやってきたが、最近兄さまやセディと一緒に組んで討伐するようになり思っていた以上にまだまだ未熟なのだと感じた。

 なぜ一緒に組んで討伐しているかと言えば、突然姉さまと兄さまが訪問してきた日にさかのぼる。

 二人は屋敷に帰ると執事に俺につけたメイドを連れてこさせた。

 執事には事前に内容は知らせてあったので二人が父の執務室に入るとすぐにメイドを連れて執事が入ってきた。

 メイドはなぜここに呼ばれたのかわからないのか首を傾げている。

 「ローズが家出する前、食事を運ばない日が何回も続いたみたいなんだが……」

 「待ってください!
 私はそんなこと……まさか……」

 「心当たりがあるみたいだね」

 「ハイ、坊ちゃまが家出してしまう二週間ぐらい前からです」

 彼女の話によると、体がいきなり怠くなったり眩暈がしたりと体調がすぐれなかった時がありその時は他のメイドに頼んでいたという。

 頼んだメイドはセディに着けていたメイドだった。

 セディに着けていたメイドはいつの間にかいなくなっていたという。

 その後も少し体調がよくない日もあるが、前ほどではないと言う。

 念のため医師に診てもらった。

 やはりと言うかなんと言うか、毒が検出された。

 飲み続けると怠くなり眩暈を起こす。

 毒は完全には消せず残り続けるという。

 すぐに毒消しの作業にかかり少しずつ体内から毒を排出させているそうだが、時間がかかるみたいだ。

 その結果をもって兄と弟は俺のところに来たのだ。

 「ごめんね」

 シュンとする弟はまるで大型犬を思わせる。

 「セディは関係ないだろ?」

 「でも……」

 「なら休みの日にはここにきて僕と討伐に行ってくれるなりいいよ」

 「ローズ俺もいるんだからな」

 「なら兄さまもどうですか?」

 二人はギルドに登録し休みのたびに俺のところにきて一緒に討伐に出かけた。

 二人のお陰でランクはCランクになれました。

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