嫌われ令嬢は戦地に赴く

りまり

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 一晩寝て魔力も全快になると冒険者仲間と魔物退治に前線に行った。

 その間も治癒魔法でケガ人を治していき、亡くなっている人はアイテムボックスに収納していった。

 昨日ほどの大型魔獣はいないので彼らに任せて私は昨日見つけた沼を目指した。そこから魔獣が発生しているのは確かなのでそれを消滅させれば大丈夫だと思うが油断は出来ない。

 「相変わらずの魔力量だな」

 「今はそれが役に立っているのだから……それにしても昨日浄化したのにまだまだ大きいわよね」

 「そうだな……魔力切れ起こしたらあれやってもいいのか?」

 「最後までしなければいいわよ。
 これでも一応貴族の娘だから流石に非処女はまずいのよ」

 「そっちは使わない」

 「お手柔らかに……」

 私の魔力量はかなり多いそれなのでめったに魔力切れは起こさないが、今回のようにスタンビートでAランクの魔物がゴロゴロ出ると大型魔法でないと倒せなく魔力切れを起こすこともあるのだ。

 そんな時はMPポーションを飲むかない場合は相手の魔力を貰うしかないのだ。

 それの仕方が少量だと手を繋ぐだけでよいがそれ以上だと粘膜摂取が効率的なのだ。

 いわゆるキスやそれ以上の行為だ。

 流石に貴族の私はキスはいいとしてそれ以上の行為はヤバイので避けたい。

 そうならないように気を付けながら浄化作業に取り掛かる。

 昨日も思ったがかなり強力な穢れの渦だ。

 負の感情がここまでくると相当なものだろうな。

 どうにかほんの少し小さくなったところで魔力切れでカイにホームベースまで運んでもらった。

 その後は勿論壌土されましたよ。おかげで目を覚ますとあっちこっち痛く特に尻穴は何か入っているんじゃないかと錯覚するほどだ。一体何人に抱かれたのか……

 素知らぬ顔で朝食を持ってきてくれたカイの顔はスッキリでつやつやだったのは言うまでもない。




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