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プロローグ
声を高らかにし私の婚約者は告げた。
「お前との婚約は破棄させて貰う。
新たにお前の姉を婚約者に迎える。お前と違い奥ゆかしくでしゃばらないだけじゃない。
守ってあげたくなるんだ」
「そうですか、ではご勝手にして下さい。
その代わり後悔しても知りませんからね」
私はようやく厄介払いできたと喜び家路を急いだ。
そこには両親が待っており、私の荷物を用意しておいてくれたようですぐに旅立てる。
「お父さま、お母様それでは私は行きますね」
「ああ、後のことは任せておきなさい」
「おじいさまとおばあさまによろしくね」
「はい、では行ってきます」
卒業式の後の謝恩会での出来事は前もって知りえた情報だった。
私の元婚約者は第三王子様で、卒業したら私の実家公爵を継ぐ契約がなされていたのだが、彼の側近たちによると私の姉が殿下に近付き、あることないこと吹き込んだらしい。
もちろん彼らも注意したがいつもの殿下なら聞いてくれるはずの注意を聞いてくれなかったというのだ。
その時点でおかしいと思い宮殿に行き陛下たちに相談しに行っていたが、陛下からの答えは好きにさせてみろだったと言う。
側近たちは殿下たちが私に婚約破棄を突き付ける情報を私に教えてくれ、その日のうちに隣国にある祖父母宅に旅立つことが出来たのだ。
めでたく私は婚約破棄してもらえたので万々歳だ。
ただ……初恋の相手である王太子殿下に合えなくなるのが寂しい。
婚約者に虐められるたびに怒ってくれ慰めてくれた優しい王子様だ。
その彼にも私と真逆な可憐で小柄な婚約者様ができ、それはそれは微笑ましい光景を目の当たりにしてきたぐらいだ。それぐらい王太子殿下が惚れこんだ婚約者様と顔合わせしなくてよくなりホッともしている。
私は女性の平均身長から見たらかなりデカく、メリハリのある体型だ。
その為、守ってあげたくなるような女性が好みの殿下たちの好みとはかなり違い、それも婚約破棄の原因なのだと思っている。
晴れて自由の身となった私は、感謝しつつも私の悪評を流してくれた姉に復讐をすることを誓ったのだ。
「お前との婚約は破棄させて貰う。
新たにお前の姉を婚約者に迎える。お前と違い奥ゆかしくでしゃばらないだけじゃない。
守ってあげたくなるんだ」
「そうですか、ではご勝手にして下さい。
その代わり後悔しても知りませんからね」
私はようやく厄介払いできたと喜び家路を急いだ。
そこには両親が待っており、私の荷物を用意しておいてくれたようですぐに旅立てる。
「お父さま、お母様それでは私は行きますね」
「ああ、後のことは任せておきなさい」
「おじいさまとおばあさまによろしくね」
「はい、では行ってきます」
卒業式の後の謝恩会での出来事は前もって知りえた情報だった。
私の元婚約者は第三王子様で、卒業したら私の実家公爵を継ぐ契約がなされていたのだが、彼の側近たちによると私の姉が殿下に近付き、あることないこと吹き込んだらしい。
もちろん彼らも注意したがいつもの殿下なら聞いてくれるはずの注意を聞いてくれなかったというのだ。
その時点でおかしいと思い宮殿に行き陛下たちに相談しに行っていたが、陛下からの答えは好きにさせてみろだったと言う。
側近たちは殿下たちが私に婚約破棄を突き付ける情報を私に教えてくれ、その日のうちに隣国にある祖父母宅に旅立つことが出来たのだ。
めでたく私は婚約破棄してもらえたので万々歳だ。
ただ……初恋の相手である王太子殿下に合えなくなるのが寂しい。
婚約者に虐められるたびに怒ってくれ慰めてくれた優しい王子様だ。
その彼にも私と真逆な可憐で小柄な婚約者様ができ、それはそれは微笑ましい光景を目の当たりにしてきたぐらいだ。それぐらい王太子殿下が惚れこんだ婚約者様と顔合わせしなくてよくなりホッともしている。
私は女性の平均身長から見たらかなりデカく、メリハリのある体型だ。
その為、守ってあげたくなるような女性が好みの殿下たちの好みとはかなり違い、それも婚約破棄の原因なのだと思っている。
晴れて自由の身となった私は、感謝しつつも私の悪評を流してくれた姉に復讐をすることを誓ったのだ。
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