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第1章 アルべリオン大陸編
73限目「❝祭り❞のあと」
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主都西部の平原を飛行していると、悪魔を掃討した《聖なる風》の面々を見つけた。近くまで行くとそっと着陸する。
大量の悪魔と激戦を繰り返したせいか、さすがに疲労の色が見える。ルノーが胡坐をかいて休憩している。イザークとノエルもへたり込んでいる。
「悪魔の掃討お疲れさまでした」俺が労いの言葉を伝えると、ルノーが豪快に笑う。
「いやいや、そっちこそお疲れ様と言いたいが、全然疲れてなさそうだな」他の2人も激しく同意する。
「皆さんが掃討を引き受けてくれたおかげで、城の中はほぼほぼ無人みたいなものでした。本当に助かりましたよ」俺の言葉を社交儀礼みたいな感じに受け取っているようだ。その顔はきっとそうだ。言葉というのは難しいよねー。
「君の戦場は敵の本拠地だ。そんなわけはないと言いたいが、反論する力も残っていないからそういうことにしておくよ」その点ルノーは空気が読めるタイプらしい。
「では、一緒に帰りましょう。よろしければ共に転移で城まで戻りませんか?」
「転移呪文も使えるのかい?いや、願ってもない。申し出ありがたく頂戴する」
「それでは、いきますよ?」次の瞬間には王城の謁見の間に到着していた。
「《無詠唱(サイレント)》ですか……」ノエルは一段と疲労感が強まったようである。
無詠唱で魔法を行使すると周囲の者は毎度驚きの顔を見せる。《高位魔導士(ハイウィザード)》のノエルですら呆れ顔でしたし。どうしよう、無詠唱控えた方がいいのかしら……。ちょっと本気で心配になってきた。
「お疲れのところ申し訳ありませんが、陛下のご様子を確認したいのでこのまま寝室へ向かいます」
「分かった。俺たちはここで少し休ませてもらうよ」イザークとノエルが大きく息を吐いて脱力している。やはり相当疲れたようだ。
「では」
俺はしばし疲れを癒すことにした3人を後にして、廊下を進みコンコンコンと寝室のドアを軽くノックする。
「グレンです。悪魔の討伐を終え、今《聖なる風》の方々と帰還しました。入ってもよろしいでしょうか?」
「あぁ、入ってくれ」アルバートの声が聞こえる。
中に入ると、ベッドの両側で微笑みと安堵の表情を浮かべるアルバート、ロベルトの両王子が、膝をついて王を眺めていた。そして。
「グレ~ン!!」シェステが俺めがけて一目散に駆け寄ってきた。
「シェステ、今回もよく頑張ったな!褒めてあげます!」抱きかかえて微笑むとぎゅっと力強く抱きしめてきた。
「グレンも頑張ったね、お疲れ様!お帰り!」
「あぁ、ただいま」今回本当にいろいろあったし、シェステは見事に大役を演じきった。後で改めて話をしなきゃな。
「王の具合はいかがですか?」見た感じ異常は無さそうなのだが。
「今は再び眠られているが、先程目を覚まされてな。敵の司令官を見事討ち取ったのだろう?」
「えぇ、《聖なる風》の方々が悪魔の軍勢を一手に引き受けて下さったので、無事《惰眠》のレプトを、敵の司令官を倒すことができました」
「父上はもう大丈夫なのか?」
「先程目覚められたのならもう大丈夫です。今は通常の睡眠に入られているようですね。
筋力が落ちているでしょうから、自力歩行ができるまで多少の時間が必要ですが、それ以外は支障なく生活できるでしょう」不幸中の幸いというか、《魂睡(ソウルスリープ)》は身も蓋もない言い方だが、ただただ眠らせるだけの魔法なので、異常らしい異常はない。
ただ、体力はどうしても落ちてしまうのでリハビリは必要になる。でも、床に臥せるまでは壮健だったらしいので、直に元気な姿を見せてくれることだろう。
「そうか……そうか。本当に良かった。父上」アルバートの心からの安堵が俺にも伝わる。
❝親父❞ではなく❝父上❞と呼ぶ第1王子。これがアルバートの本来の姿である。王立図書館長ジアスが言っていた、王の資質に対する疑義。
我々の❝悪巧み❞の際に打ち明けられていたこと。
それはアルバートの今までの振る舞いは演技だったということだ。多少本人も楽しんでいた節があるものの、ロベルトと話し合いの上《ベスタ》を炙り出す思惑があったのだ。
ロベルトも自分を信奉する臣下を騙すような真似をすることに、逡巡もあったと話していた。全ては国のため、敬愛する父のため、一か八かの賭けに出たのだ。
2人が頼ったのは、巡検使カーライル侯と将軍パトリック。国内の事件に《ベスタ》の影を感じたカーライル侯が王子と共に事態解決の糸口を探っていた時に俺が現れたということだった。
よくもまぁ、こんなどこの馬の骨とも分からない者に任してくれたものだと思うのだが、当時彼らは手詰まりとなっていた。
情報というピースは集まりつつあったものの、まだまだピースの絶対量が足りず全体像が掴めずにいたのである。
悪魔を相手にする宿命を負った我々が、たまたま鍵となる大事なピースを埋める結果となったわけだ。振り返ってみれば、実に運が良かったとしか言えない。
おかげで王と竜、双方と対峙して今後の話をじっくり聞けそうだ。
「魂の拘束が解かれた今、変な言い方ですが、王も安らかに眠ることができるでしょう。
今日は皆さんもお疲れのはず。ゆっくりお休みになってください。私達も宿へ戻ろうと思います。陛下が再びお目覚めになられたら、ご連絡下さい」一度にいろんなことが起き過ぎた。
予め対処法は十分練っていたが、それでも想定外のことも起きていた。エルガデルの到来がまさにそう。数日休暇を取っても罰が当たらないレベルだろう。両殿下にはゆっくり休んでほしい。
「あぁ、本当に世話になった。褒賞のこともある。改めて会うことにしよう。今日はゆっくり休んでくれ」
「ありがとうございます。《聖なる風》の方々にもお伝えしても?」
「うむ、構わないよ。彼らにも改めて労いの言葉をかける機会を設けるから、ゆっくり休むように伝えてくれ」間違いなく、彼らが一番の仕事量だったはずだ。あの様子だとこれから謁見ですなんて酷なことは言えない。
「では、失礼いたします」
「2人ともちゃんと休んでね!」抱きかかえられたシェステが最後に王子達へダメ押しする。すると2人は顔を見合わせ、笑顔で頷き手を振ってくれた。
謁見の間に戻ると、《聖なる風》の面々がこちらを見る。
「両殿下から、後日改めて会う機会を設けるので、今日は帰ってゆっくり休んでほしいと伝言を承りました。皆さん立てますか?」少しではあるが、休憩できて力が戻ったようである。
「あぁ、人心地ついたよ。さすがに疲れたからな。帰れるのはありがたい。さぁみんな、今日は思いっきり飲んで食って休むとしよう」ほうほう。それもいいな。俺の頭にあるアイデアが浮かんだ。
「どうですか、よろしければ一緒に夕食でもと思うのですが」
「それはいい!酒はいける口かい?」
「大丈夫ですよ?今日は大いに飲みましょう!」
「イザーク、ノエル、早く立つんだ!宿へ行くぞ!」
「急に元気になるんじゃねぇよ!酒のこととなるといつもこれだ!」イザークが腕組みをして天井を仰ぐ。ルノーはよほど酒が大好きと見える。
「あんたも結局一緒に酔いつぶれるまで飲んでるけどね」ノエルが笑顔だ。今日に関してはもう諦めているのかもしれない。
「この呑兵衛に気を遣うのが馬鹿馬鹿しくなるだけだっつ~のっ!」そう叫ぶイザークの肩を抱きケラケラと笑うルノーだった。
実に豪快で実に温かみのあるパーティだ。《革新者》という大きな看板を背負っているはずなのだが、きっと数限りない壁を超えてきたのだろう。その壁の数だけ絆の結びつきも強固なものとなった。この笑顔にはその歴史を感じる。
あぁ、実に心地よいな。今日の酒は一段と美味い酒になりそうである。
大量の悪魔と激戦を繰り返したせいか、さすがに疲労の色が見える。ルノーが胡坐をかいて休憩している。イザークとノエルもへたり込んでいる。
「悪魔の掃討お疲れさまでした」俺が労いの言葉を伝えると、ルノーが豪快に笑う。
「いやいや、そっちこそお疲れ様と言いたいが、全然疲れてなさそうだな」他の2人も激しく同意する。
「皆さんが掃討を引き受けてくれたおかげで、城の中はほぼほぼ無人みたいなものでした。本当に助かりましたよ」俺の言葉を社交儀礼みたいな感じに受け取っているようだ。その顔はきっとそうだ。言葉というのは難しいよねー。
「君の戦場は敵の本拠地だ。そんなわけはないと言いたいが、反論する力も残っていないからそういうことにしておくよ」その点ルノーは空気が読めるタイプらしい。
「では、一緒に帰りましょう。よろしければ共に転移で城まで戻りませんか?」
「転移呪文も使えるのかい?いや、願ってもない。申し出ありがたく頂戴する」
「それでは、いきますよ?」次の瞬間には王城の謁見の間に到着していた。
「《無詠唱(サイレント)》ですか……」ノエルは一段と疲労感が強まったようである。
無詠唱で魔法を行使すると周囲の者は毎度驚きの顔を見せる。《高位魔導士(ハイウィザード)》のノエルですら呆れ顔でしたし。どうしよう、無詠唱控えた方がいいのかしら……。ちょっと本気で心配になってきた。
「お疲れのところ申し訳ありませんが、陛下のご様子を確認したいのでこのまま寝室へ向かいます」
「分かった。俺たちはここで少し休ませてもらうよ」イザークとノエルが大きく息を吐いて脱力している。やはり相当疲れたようだ。
「では」
俺はしばし疲れを癒すことにした3人を後にして、廊下を進みコンコンコンと寝室のドアを軽くノックする。
「グレンです。悪魔の討伐を終え、今《聖なる風》の方々と帰還しました。入ってもよろしいでしょうか?」
「あぁ、入ってくれ」アルバートの声が聞こえる。
中に入ると、ベッドの両側で微笑みと安堵の表情を浮かべるアルバート、ロベルトの両王子が、膝をついて王を眺めていた。そして。
「グレ~ン!!」シェステが俺めがけて一目散に駆け寄ってきた。
「シェステ、今回もよく頑張ったな!褒めてあげます!」抱きかかえて微笑むとぎゅっと力強く抱きしめてきた。
「グレンも頑張ったね、お疲れ様!お帰り!」
「あぁ、ただいま」今回本当にいろいろあったし、シェステは見事に大役を演じきった。後で改めて話をしなきゃな。
「王の具合はいかがですか?」見た感じ異常は無さそうなのだが。
「今は再び眠られているが、先程目を覚まされてな。敵の司令官を見事討ち取ったのだろう?」
「えぇ、《聖なる風》の方々が悪魔の軍勢を一手に引き受けて下さったので、無事《惰眠》のレプトを、敵の司令官を倒すことができました」
「父上はもう大丈夫なのか?」
「先程目覚められたのならもう大丈夫です。今は通常の睡眠に入られているようですね。
筋力が落ちているでしょうから、自力歩行ができるまで多少の時間が必要ですが、それ以外は支障なく生活できるでしょう」不幸中の幸いというか、《魂睡(ソウルスリープ)》は身も蓋もない言い方だが、ただただ眠らせるだけの魔法なので、異常らしい異常はない。
ただ、体力はどうしても落ちてしまうのでリハビリは必要になる。でも、床に臥せるまでは壮健だったらしいので、直に元気な姿を見せてくれることだろう。
「そうか……そうか。本当に良かった。父上」アルバートの心からの安堵が俺にも伝わる。
❝親父❞ではなく❝父上❞と呼ぶ第1王子。これがアルバートの本来の姿である。王立図書館長ジアスが言っていた、王の資質に対する疑義。
我々の❝悪巧み❞の際に打ち明けられていたこと。
それはアルバートの今までの振る舞いは演技だったということだ。多少本人も楽しんでいた節があるものの、ロベルトと話し合いの上《ベスタ》を炙り出す思惑があったのだ。
ロベルトも自分を信奉する臣下を騙すような真似をすることに、逡巡もあったと話していた。全ては国のため、敬愛する父のため、一か八かの賭けに出たのだ。
2人が頼ったのは、巡検使カーライル侯と将軍パトリック。国内の事件に《ベスタ》の影を感じたカーライル侯が王子と共に事態解決の糸口を探っていた時に俺が現れたということだった。
よくもまぁ、こんなどこの馬の骨とも分からない者に任してくれたものだと思うのだが、当時彼らは手詰まりとなっていた。
情報というピースは集まりつつあったものの、まだまだピースの絶対量が足りず全体像が掴めずにいたのである。
悪魔を相手にする宿命を負った我々が、たまたま鍵となる大事なピースを埋める結果となったわけだ。振り返ってみれば、実に運が良かったとしか言えない。
おかげで王と竜、双方と対峙して今後の話をじっくり聞けそうだ。
「魂の拘束が解かれた今、変な言い方ですが、王も安らかに眠ることができるでしょう。
今日は皆さんもお疲れのはず。ゆっくりお休みになってください。私達も宿へ戻ろうと思います。陛下が再びお目覚めになられたら、ご連絡下さい」一度にいろんなことが起き過ぎた。
予め対処法は十分練っていたが、それでも想定外のことも起きていた。エルガデルの到来がまさにそう。数日休暇を取っても罰が当たらないレベルだろう。両殿下にはゆっくり休んでほしい。
「あぁ、本当に世話になった。褒賞のこともある。改めて会うことにしよう。今日はゆっくり休んでくれ」
「ありがとうございます。《聖なる風》の方々にもお伝えしても?」
「うむ、構わないよ。彼らにも改めて労いの言葉をかける機会を設けるから、ゆっくり休むように伝えてくれ」間違いなく、彼らが一番の仕事量だったはずだ。あの様子だとこれから謁見ですなんて酷なことは言えない。
「では、失礼いたします」
「2人ともちゃんと休んでね!」抱きかかえられたシェステが最後に王子達へダメ押しする。すると2人は顔を見合わせ、笑顔で頷き手を振ってくれた。
謁見の間に戻ると、《聖なる風》の面々がこちらを見る。
「両殿下から、後日改めて会う機会を設けるので、今日は帰ってゆっくり休んでほしいと伝言を承りました。皆さん立てますか?」少しではあるが、休憩できて力が戻ったようである。
「あぁ、人心地ついたよ。さすがに疲れたからな。帰れるのはありがたい。さぁみんな、今日は思いっきり飲んで食って休むとしよう」ほうほう。それもいいな。俺の頭にあるアイデアが浮かんだ。
「どうですか、よろしければ一緒に夕食でもと思うのですが」
「それはいい!酒はいける口かい?」
「大丈夫ですよ?今日は大いに飲みましょう!」
「イザーク、ノエル、早く立つんだ!宿へ行くぞ!」
「急に元気になるんじゃねぇよ!酒のこととなるといつもこれだ!」イザークが腕組みをして天井を仰ぐ。ルノーはよほど酒が大好きと見える。
「あんたも結局一緒に酔いつぶれるまで飲んでるけどね」ノエルが笑顔だ。今日に関してはもう諦めているのかもしれない。
「この呑兵衛に気を遣うのが馬鹿馬鹿しくなるだけだっつ~のっ!」そう叫ぶイザークの肩を抱きケラケラと笑うルノーだった。
実に豪快で実に温かみのあるパーティだ。《革新者》という大きな看板を背負っているはずなのだが、きっと数限りない壁を超えてきたのだろう。その壁の数だけ絆の結びつきも強固なものとなった。この笑顔にはその歴史を感じる。
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