Pleiades・Dimension・Online〜プレアデスディメンションオンライン〜

猫蜜柑

文字の大きさ
3 / 16
序章

3,プロローグ③2日目(土)

しおりを挟む
 さて、今日もいい朝ですね。サクッと朝ごはん食べて服も着替えて、では早速

「ダイブ、イン!」

「シオン様おはようございます」

「お姉さんおはよう!」

「昨日は申し訳ございませんでした」

「いえいえ、大丈夫だよー、それにチュートリアル前に確認したいことがあるからそっちから先にやるね」

 さて、それでは『切断』スキルの説明を見ましょうかね・・・

『切断』
何かを切る行為自体に補正。弱点を狙う時に「切断線」が出現しその線をなぞるように攻撃すると成功時に確定でcriticalとjust attackがボーナス発生する。
人類の首を対象に発動し成功した場合相手は即死する。

 うわぁ……切断線がどれくらいの太さにもよりますがかなりエグい効果ですね。その線に沿った攻撃成功で確定超ダメージ、さらに人類種相手で成功させれば相手が即死って……まぁ、おそらく切断線がかなり細く設定されているんでしょうね、じゃないとバランスブレイカーになっちゃいますから。

「確認終わったから次のチュートリアルお願い」

「かしこまりました、魔法系チュートリアルを開始します。まずは私の方から魔力を流しますのでそれを感じ取ろうとしてください。」

「わかった、でも私戦闘チュートリアルの方で魔法使えたけど魔法のチュートリアル受ける必要ってある?」

「もちろん、まずこの魔法チュートリアルではチュートリアル後に『無属性魔法』を習得できます。
さらにこれからやる魔力を感じることで『魔力操作』のスキルを習得できます。
『魔力操作』は本編でもスキルポイント消費や実際に魔力を感じることでも習得出来ますが後者はチュートリアルよりも難易度が高くなります。
そして『魔力操作』があれば無い場合より魔法系スキルの威力や効果が増大します。」

「なるほど、じゃあちゃんと受けないとだね」

「はい、では流しますね」

 彼女の言葉と共に自分の中に何か暖かいものが流れてきました。かなり心地いいですね、これが彼女の言う魔力でしょうか。体の中を満たしている感じがします。

「感じ取れたらそれを動かそうとして見てください」

 む、これ感じとれてもそれを動かすのかなり難しいですね。本編では自力で取るのがこれよりも難しいとなると本編でとる人はスキルポイント消費での習得が安定そうです。お、少しだけ動きました、ここを起点にしてやればどうでしょう。
 よし、上手く行きましたね。『魔力操作』も習得出来ました。でも動きがかなりゆっくりです、これもう少し早く動かせた方が後々楽そうなのですが。もう少し練習しましょう。

 ふぅ、何とか一定までは循環速度を早めることが出来ました。循環速度を早めている途中で『魔力制御』なるスキルを習得しましたがこれは私の予想が当たってたみたいですね。

「お疲れ様です。まさか自力で『魔力制御』まで習得してしまうとは思いませんでしたが何はともあれ次で最後のチュートリアルになります。準備はよろしいですか?」

「うん、大丈夫。」

「では生産チュートリアル開始です。このチュートリアルは生産スキルの中から1つだけしか行うことができません、そしてチュートリアルで作成したアイテムは本編に持ち越し可能です。ではどのスキルのチュートリアルを行うか選んでください。」

 うーん、1つですか。自分で生産したアイテムは持ち越し可能なせいで悩みます。持ち越しがなければ未知の存在である『錬成』スキルを選ぶんですがアイテムを持ち越せるとなるとどうせなら品質が高い方がいいのでリアルでも得意な『裁縫』も候補に上がるんですよね。

 なかなか迷いましたが『錬成』は最悪自分では進められなかった場合に現地人の方に教えを請いましょうか。

「『裁縫』で」

「かしこまりました、裁縫チュートリアルを開始します。上衣、下衣、外套、その他の中から作りたいものを選んでください。素材はこちらで用意しています。」

 ふむ、どうしましょう。私が作りたいのはロリータのような服なんですがどこに当てはまるんでしょうか……ドールに着せるために自作したりすることもあるので作りやすいと思ったのですが。
サポートAIさんに聞いてみましょうか。

「ロリータ系統の服は4択中どこに当てはまるの?」

「ロリータはその他に含まれます。では作成用の素材をお渡しします、レア度☆1~☆3までの素材がランダムで入っています。
では最後のチュートリアル、生産チュートリアルを開始します。」

 まずは素材から確認しましょうか。取り出した順で上から・・・

黒水晶(小) ☆☆

黒狼の毛皮 ☆

森蚕の糸 ☆

劣飛竜の皮膜 ☆☆☆

 うーん、☆☆☆1つにそれ以外が☆☆以下ですか。まぁ、このチュートリアルで作る装備は見た目装備と変わりませんから素材のレア度はほとんど関係ありませんね。本編でもチュートリアル産装備は一目見ただけでそのプレイヤーが生産もやってる事がわかる看板みたいな役割を兼ねてるらしいすし。

 とりあえず『裁縫』で毛皮や糸を布や縫い糸ののようにして水晶は『錬成』で粉末状にして他の素材に混ぜます。

 そして2つの生産スキルを使って用意したアイテムを裁縫スキルで加工しましてと、ゲーム特有の作成コマンドを使えば即作成終了という親切システムのおかげで現実と全然違う素材でもゴスロリを作ることが出来ました!
 でも今回はチュートリアルとはいえ完全にスキル便りでしたからね…次に作る時はできる限り自分でスキルのサポートをできるだけ削って作れるようになりたいです。

 とはいえこれでチュートリアルも終わりですか、とうとう本編開始ですね!

「生産チュートリアルお疲れ様でした。これで全てのチュートリアルは終了です。これより転送を開始します、あなたに幸の多からんことを」

「こちらこそありがとうございました。PDOの世界でまた貴女に会えることを願ってます。」

 視界が暗転し次に視界が色を取り戻すとそこはまさに異世界と言われて真っ先にイメージする中世の街並みとそこを歩く無数の現地人と渡り人がいます。


《称号【管理者の親愛】を獲得しました》


 なにやら新たな称号を得ましたね、管理者と言われて思い浮かぶのはやはり彼女ですね。時間が取れた時に確認しましょうか。

 ここは噴水があり多数の人がいることから中央広場のようなものだと思いますが何故か先程からやけに見られてますね?しかも主にプレイヤーに。この服のせいでしょうか?生産職プレイをする方はだいたいこんな感じだと思うのですが。

 さてと、言われていた通りまずは彼にフレンド申請を送りましょうか。確かプレイヤーネームは「レオ」でしたね、いつも通りの名前です。

 お、申請が承認されました。かなり早いですね。送って数秒程度ですよ、もしかしてフレンド欄を監視でもしてたんでしょうか?
 おや、そんなことを考えているともうフレンドチャットが届いてますね。
 なになに、今からそこに行くから待ってろと。この大人数の中来るのはかなり大変だと思うんですがほんとに大丈夫でしょうか?

少し待っているとなにやら人混みのほうがさわがしいくなってきましたね。誰か有名なプレイヤーでもいるのでしょうか?
 彼早く来ませんかね。この視線の中待つのは結構きついんですが、それにゲームの中でもナンパのようなことをしてくるような人がいるかもですし。

「おーい!」

 おや?この声はもしかしてレオくんでしょうか?結構早かったですね。

「おい、煌焔王さんだ!!(ざわざわ)」

 煌焔王?彼の二つ名でしょうか。他のプレイヤーの反応からしてかなり有名みたいですね。

「よっ、遅かったなシオン。何かあったのか?」

 なんか彼の後ろに3人女性が見えますが所謂ハーレムパーティーでしょうか。

「あー、チュートリアルで少しね。どこか落ち着ける場所で話すよ。」

「じゃあギルドの個室に行くか。」

「レオさんっ!私たちに紹介するんじゃなかったんですか!?」

 おや、神官のような服を着た少女がなにか言ってますね。……彼がβ版時代のパーティーメンバーと私の顔合わせ的なのを企画していてそれを企画者自身が忘れていたと……何やってるんですかねぇ?。

「あ、そうだった。でもそれもギルドの個室で落ち着いて話した方がいいだろ。」

 そうですね、どっちにしろ個室で話すこともあるんですからそこで自己紹介もしてしまいましょう。

「じゃあ移動しよっか、私ギルドの場所わからないのでレオくん先頭で案内してね」

 彼のパーティーメンバー5人(移動中聞いた話によれば1人は新卒社畜で明日しか休みがないらしい)と一緒にギルドへ移動します。道中たくさんの視線に晒されたのは気にしない方針で。

「じゃあ俺達は先に個室に入っとくからシオンは先に登録してから来いよー。」

 ギルド登録するために受付の列に並んでますがやっぱり人多いですね。それに現地人と渡り人が混ざって並んでるので余計に多いです。

 登録自体は説明も特に変わったものは無くランクについてや依頼についてなどテンプレばかりでした。では言われた通り登録も済ませましたし個室に行きましょうか。

「お、意外と早かったな。昨日だったらまだ時間かかってたと思うぞ。まぁここが冒険者ギルドじゃなくて職人ギルドだかって言うのもあると思うが。冒険者ギルドはまだ人が多いからな。
さて、今いない社畜さんの自己紹介は今夜再ダイブした時に既にいたら今夜、いなかったら明日にまわすとして自己紹介を始めようか。」

 哀れ社畜さん、あったことはまだないですが強く生きてください……
 自己紹介は誰から始めるんでしょうか、まだ誰も言い始めませんが。

「あー、じゃあ俺から始めるぞ。まぁは全員知ってると思うけどな。プレイヤーネームはレオで種族は人族、ジョブは剣士と魔法使いでこのパーティーではリーダーをやってる。」

 ふむ、PNは知ってましたがジョブは物魔両方ですか、以前彼自身MMOで両刀型は多くが器用貧乏になりやすいためパーティーの場合地雷扱いされやすいって言っていたのにこのゲームで両刀型でプレイしているということは地雷にならないくらいに使いこなせているということでしょうね。

「では次は私が、プレイヤーネームはサクラで私も人族です。ジョブは神官と調合師でこのパーティーのヒーラーを担当しています。スキル構成も攻撃より防御や耐久に向いた構成になってます。」

 思っていた通りやはり彼女は神官ですか。それに調合師ということはポーション系アイテムの生産も行ってるんでしょうね。ヒーラーに求められる生き残りやすさはかなり高いでしょう。

「次は私。プレイヤーネームはマナ、種族はエルフ。ジョブは精霊使いと魔法使い。純魔でスキルも魔法系だけでポイントもINTにほぼ全部振ってて他は最低限な感じだから近づかれたらダメ。」

 エルフは確か物理ステータスに下降補正がかかる代わりに魔法ステータスの伸びがいい種族でしたね、確かに純魔に向いた種族だとは思いますがかなりピーキーなステ振りですね。

「私で今いる中では最後ね。プレイヤーネームはイナリ、種族は見ればわかるだろうけど狐の獣人で職業は呪術士と祈祷士やっているわ。パーティーでは味方へのバフと敵へのデバフを主に担当しているわ。」

 ほうほう、最後の方は呪術士と祈祷士ですか。まぁ獣人の中で魔法を使える例外種のなかでも搦手に特化した狐獣人の時点でだいたい察せられますが。

 自己紹介も私で最後ですね。4人の紹介を聞いたにしては結構早かったと思います。

「最後は私ですね。まず名前から、プレイヤーネームはシオンといいます。種族は人族で職業は錬成士と魔法使いです。あと裁縫スキルを持っていてこの服も自作です。
あと最後に誤解を解いておきますね。私、性別男ですよ?」

 おや、やはり性別を言うと固まりますね。でもこのパーティーに参加することがあると考えると前もって言っていた方がトラブルもないと思うんですよね。お、動き出しましたがなにか口元が動いてますね。とりあえず耳塞ぎましょう。

「「「えぇぇぇ!?!?男!?」」」

 まぁそりゃ叫びますよね。耳を塞いでおいて良かったです。

「え、本当に男性なんですか?ネタで驚かせようとかではなく」

 サクラさんが質問をしてきましたがこれ事実なんですよね。

「いいえ、生物学上ちゃんとした男ですよ。」

「ん、でも言われなければ全然わからない。」

「よく言われます。リアルでは男の人から告られたこともありますからね。」

「でも実際恋愛対象はどっちなの?その見た目なら正直どっちの性別が好きでも問題ないと思うんだけど。」

「恋愛対象は女性ですよ。なのでレオくんもあくまで親友なだけです。」

「なるほどねぇ。つまりこれはガワ百合キタコレってことね!」

 いきなりテンション上がったと思ったらイナリさん何言ってるんですかね。ガワ百合って……周りからは確かに見た目は百合に見えるかもしれないですけど。

「それぞれ自己紹介も終わったことだし親睦を深める為にも1回シオンもメンバーに入れて狩りいかないか?」

「私は大丈夫ですがほか3方は大丈夫ですか?」

「私は大丈夫です!」

「ん、私も行ける。」

「私も大丈夫だけど前衛1人に後衛4人ってなったらバランス悪くない?」

「あ、私中衛なので前後どちらに入れてもらっても大丈夫ですよ。」

「ならバランスは大丈夫ね。」

「じゃあ行くか、シオンがパーティーに入るのは初めてだし東の平原の少し奥あたりが妥当か?」

「はい、その辺なら人も少なくて敵のレベルもある程度あるので連携練習には最適だと思います。」

「じゃあそれぞれ準備して20分後くらいに東の門に集合な。」

 連携練習ですか。まぁいつまでもソロでやっていくのは無理だと思うのでいつかパーティー組んだ時の為にも連携は覚えていた方がいいでしょうね。それと準備ですか、とりあえず初心者用アイテムの確認をして足りなそうなものがあれば買いに行きましょうか。
 ソロには確実に必要なスキルもあるのでスキル屋に行く必要もありましたしね。



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...