父子旅

綾瀬海斗

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第1章

ととさんだってなあ、やればできるんですよ!

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とはいえ、追われる理由なんて見当がつかない。


だって俺は、しがない薬売りだよ?

ときどき興味本位で薬とは無関係なもの作っちゃうけど、それはまだ売ってないし・・・。


なんでだ?


首をひねって考えてみるが、さっぱりわからない。

「・・・まあ、あいつらから直接聞いたらいいか」

フードをかぶり、すぐ近くの路地裏へと入っていった。



そのあとを、三人の男が入ってゆく。





















誘いこまれているとも知らずに。


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