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俺と彼女の可愛い悋気(りんき)
★18
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「だから夏実と今までしてきたエッチは既に、夏実の望む『誰ともしてないエッチ』になるんだと思う」
俺はそう言って、愛おしい感情を抱きながら夏実の頰を両手で支えて軽いキスを施す。
唇を離した直後の彼女は
「むぅ」
と小声で言いつつも
「ちゃんと好きな相手と付き合わなきゃダメだよ」
上目遣いで俺を軽く叱る。
「ごめん。あの頃の俺は、ちょっとおかしかったから」
夏実の王子様で在りたいと願う俺は狡くて悪い男だ。
夏実が俺に恋するずっと前から、俺の方が先に恋してたという真実を……彼女にまだ言えないでいる。
「ちょっとおかしいどころじゃないよ。すっごく悪くて、女の子をいっぱい泣かせてる酷い人だよ」
「そうだな……静華にも、他の元カノにも悪い事をしたと反省してる」
「静華さんや元カノだけじゃない!! 私も泣いたの!!
初めて好きになった時点で湊人には付き合ってる人がいて、初恋がすぐ玉砕しちゃったんだから!!」
「そうだな……夏実ごめん」
真実を知らない夏実にとって「元カノは今の夏実ほど好きじゃなかった」は、「夏実が特別な存在である」という意味には取れないのだろう。だから今はとにかく自分の業を目の前の彼女に謝るしかない。
「変な確認になっちゃうけど、湊人は私の事を好き? 本当に好き? 私が湊人を大好きって思ってるのと同じくらい湊人は私を大好きって思ってくれてる?」
一見子ども染みた質問のようではあるが、それは今の俺にとって一番大事な内容である事は理解しているし、夏実の目と声がまっすぐ俺へと向けられる様子は視覚的な意味だけでなく、俺の心の中まで探られているような感覚さえある。
「俺は夏実の事が誰よりも好きで、大事に大切に想っているよ。寧ろ夏実が俺を大好きでいてくれる以上に……俺は夏実の事が大好きだし、すごく、凄く愛している」
俺が紡いだその言葉はまるで、誓いを立てているような気になって途端に恥ずかしくなった。
恥ずかしくて本当は目を逸らしたいくらいなのに、彼女の真っ直ぐな目に捕らえられ……俺は夏実から目を離せないまま頰を熱くする。
「ほんと? 嘘じゃない?」
30の男が全裸で、目の前の愛する者に思いの丈を伝えたっていうのに、なんで疑うような口ぶりをするのだろうか。
「本当だよ! 嘘じゃない!」
なんか俺もムキになってしまってそのまま夏実に深く口付けて舌を口内へと差し込んだ。
「んっ! ……っんんぅ!」
さっき夏実から「乱暴は嫌」と言われたが、いくらなんでも俺の言葉に「ほんと?」だなんて疑いの言葉を重ねるなんてあんまりだ。
夏実の口蓋や歯列、頰の内側、舌……全てを俺の舌先でつついて、擽ぐる様になぞって唾液腺を分泌させたら、溢れ出てきた甘い露を残らず嚥下して
(俺をこんな気持ちにさせたのはこの口か?! 夏実は可愛くて悪い子だ)
と、お仕置きみたいな恥辱行為をする。
「はあっ…… はあっ」
愛する者にお仕置きする行為というものは、自らの心をその相手に縛り付ける行為だと俺は思う。
「んっ」
「あっ……はああぁぁん♡」
夏実に「お仕置き」とか言いながら、攻めてる俺は欲情を急激に高め……もっと「お仕置き」して、夏実の声や身体の反応を艶のあるものにしてやりたいと欲する。
もっともっと夏実が欲しくて……夏実無しでは居られないような気持ちが高まっていき、脳が侵されていく。
「あっ……あっ……あっ……あっ……」
薄膜付きの肉棒を夏実の中に押し込めて、夏実の気持ちいいところを擦ったり突いたりすると、ポッカリと開いた夏実の口から甘く可愛らしい声が俺の動きに合わせて出てきた。
「深く繋がろう、夏実」
俺の目に映る夏実の表情は、この世で一番可愛い。
「奥、気持ちいい?」
「き……ちっ……ぃ」
また、夏実の声にならないこの感じは俺に特別感を与えて深い愛情を生む。
「俺が夏実を愛してるの、感じ取れる?」
「ふあぁ……なんか、これぇ……初めてな感じするぅ」
背面座位をとり両肘を優しく抱えて引きながら夏実の膣奥をじっくり且つねっとり制していくと、それだけで夏実は上半身をビクつかせ快感が頭の中いっぱいになっている様子を俺に見せてくれた。
「そうだね……こうするのはっ……俺も初めてだ」
夏実を気持ちよくさせようと……夏実が痛い思いをしないようにと……今まで育ててきた夏実の奥への快感の扉をもう一つ開く事が出来たと実感出来て嬉しい。
「グリグリ、気持ちいい?」
俺も余裕がない癖に、夏実がちゃんと俺の愛情を受け取れているか確認したくてそんな質問を投げかける。
「んっふぅ……んっああぁ……きもっ……ち、っいぃ♡」
苦し紛れに「気持ちいい」と返答する夏実も可愛ければ、肉棒をキュッと締め付ける体内の動きや反応も可愛いし、その度に俺の心も身体も嬉しくなって「もっともっと夏実を気持ちよくさせたい」「夏実をこの目に焼き付けたい」と強く強く欲する。
俺はそう言って、愛おしい感情を抱きながら夏実の頰を両手で支えて軽いキスを施す。
唇を離した直後の彼女は
「むぅ」
と小声で言いつつも
「ちゃんと好きな相手と付き合わなきゃダメだよ」
上目遣いで俺を軽く叱る。
「ごめん。あの頃の俺は、ちょっとおかしかったから」
夏実の王子様で在りたいと願う俺は狡くて悪い男だ。
夏実が俺に恋するずっと前から、俺の方が先に恋してたという真実を……彼女にまだ言えないでいる。
「ちょっとおかしいどころじゃないよ。すっごく悪くて、女の子をいっぱい泣かせてる酷い人だよ」
「そうだな……静華にも、他の元カノにも悪い事をしたと反省してる」
「静華さんや元カノだけじゃない!! 私も泣いたの!!
初めて好きになった時点で湊人には付き合ってる人がいて、初恋がすぐ玉砕しちゃったんだから!!」
「そうだな……夏実ごめん」
真実を知らない夏実にとって「元カノは今の夏実ほど好きじゃなかった」は、「夏実が特別な存在である」という意味には取れないのだろう。だから今はとにかく自分の業を目の前の彼女に謝るしかない。
「変な確認になっちゃうけど、湊人は私の事を好き? 本当に好き? 私が湊人を大好きって思ってるのと同じくらい湊人は私を大好きって思ってくれてる?」
一見子ども染みた質問のようではあるが、それは今の俺にとって一番大事な内容である事は理解しているし、夏実の目と声がまっすぐ俺へと向けられる様子は視覚的な意味だけでなく、俺の心の中まで探られているような感覚さえある。
「俺は夏実の事が誰よりも好きで、大事に大切に想っているよ。寧ろ夏実が俺を大好きでいてくれる以上に……俺は夏実の事が大好きだし、すごく、凄く愛している」
俺が紡いだその言葉はまるで、誓いを立てているような気になって途端に恥ずかしくなった。
恥ずかしくて本当は目を逸らしたいくらいなのに、彼女の真っ直ぐな目に捕らえられ……俺は夏実から目を離せないまま頰を熱くする。
「ほんと? 嘘じゃない?」
30の男が全裸で、目の前の愛する者に思いの丈を伝えたっていうのに、なんで疑うような口ぶりをするのだろうか。
「本当だよ! 嘘じゃない!」
なんか俺もムキになってしまってそのまま夏実に深く口付けて舌を口内へと差し込んだ。
「んっ! ……っんんぅ!」
さっき夏実から「乱暴は嫌」と言われたが、いくらなんでも俺の言葉に「ほんと?」だなんて疑いの言葉を重ねるなんてあんまりだ。
夏実の口蓋や歯列、頰の内側、舌……全てを俺の舌先でつついて、擽ぐる様になぞって唾液腺を分泌させたら、溢れ出てきた甘い露を残らず嚥下して
(俺をこんな気持ちにさせたのはこの口か?! 夏実は可愛くて悪い子だ)
と、お仕置きみたいな恥辱行為をする。
「はあっ…… はあっ」
愛する者にお仕置きする行為というものは、自らの心をその相手に縛り付ける行為だと俺は思う。
「んっ」
「あっ……はああぁぁん♡」
夏実に「お仕置き」とか言いながら、攻めてる俺は欲情を急激に高め……もっと「お仕置き」して、夏実の声や身体の反応を艶のあるものにしてやりたいと欲する。
もっともっと夏実が欲しくて……夏実無しでは居られないような気持ちが高まっていき、脳が侵されていく。
「あっ……あっ……あっ……あっ……」
薄膜付きの肉棒を夏実の中に押し込めて、夏実の気持ちいいところを擦ったり突いたりすると、ポッカリと開いた夏実の口から甘く可愛らしい声が俺の動きに合わせて出てきた。
「深く繋がろう、夏実」
俺の目に映る夏実の表情は、この世で一番可愛い。
「奥、気持ちいい?」
「き……ちっ……ぃ」
また、夏実の声にならないこの感じは俺に特別感を与えて深い愛情を生む。
「俺が夏実を愛してるの、感じ取れる?」
「ふあぁ……なんか、これぇ……初めてな感じするぅ」
背面座位をとり両肘を優しく抱えて引きながら夏実の膣奥をじっくり且つねっとり制していくと、それだけで夏実は上半身をビクつかせ快感が頭の中いっぱいになっている様子を俺に見せてくれた。
「そうだね……こうするのはっ……俺も初めてだ」
夏実を気持ちよくさせようと……夏実が痛い思いをしないようにと……今まで育ててきた夏実の奥への快感の扉をもう一つ開く事が出来たと実感出来て嬉しい。
「グリグリ、気持ちいい?」
俺も余裕がない癖に、夏実がちゃんと俺の愛情を受け取れているか確認したくてそんな質問を投げかける。
「んっふぅ……んっああぁ……きもっ……ち、っいぃ♡」
苦し紛れに「気持ちいい」と返答する夏実も可愛ければ、肉棒をキュッと締め付ける体内の動きや反応も可愛いし、その度に俺の心も身体も嬉しくなって「もっともっと夏実を気持ちよくさせたい」「夏実をこの目に焼き付けたい」と強く強く欲する。
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