I.B.(そこそこリアルな冒険者の性春事情!)

リカトラン

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1st season 第三章

050 子爵の館(3)

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三ヶ月前までは冒険者だったと聞いた。
貴族に飼われる性奴隷・・・女として使い物にならなくなるまで開放されることは無い。
その、なんの希望も無い地獄で、ユリアは三ヶ月苦しみ抜いて来たはず。
なのに・・・死んだと思っていた俺と再会したのに罵倒され、幼馴染の目の前で犯され続け、その幼馴染からは汚物を見るような目で蔑まれ、なのに・・・なのにユリアは俺にオメデトウを言ってくれた。

そこに、どれほどの思いが込められていたのか・・・

もうどうにもならない。
愛おしいと思わずにいられない。
かつて、何も知らないガキだった俺が抱いた恋心よりもずっと、ずっと強くユリアを想ってしまう。
だから・・・その日から、俺の逗留生活も地獄になった。



俺の前に夕食が運ばれる。
たぶん、いや、間違いなく俺の顔は苦悩に満ちている。
この男がニヤニヤと嬉しそうにしているのが何よりの証拠だ。
だから俺は意地でも食事を流し込む。
ベタベタとユリアをまさぐる男の手を見るたび、何度も喉まで逆流してきたが、全部飲み込む。

だが、そんな意地もすぐにへし折られてしまう。
愛しいユリアが他の男に貫かれ、甘い声で鳴きながらトロトロにとろけてゆく。
大きく、柔らかく、神聖さすら感じさせる乳房が乱暴に鷲掴みにされ、ツンと尖った乳首がつままれる。
その動作ひとつごとにユリアの躰は反応してしまい、また甘い嬌声が漏れる。
命じられるままに飼い主の瞳を見つめ、半開きにした口でその唾液を受け入れる。

涙をこらえられるワケがない。
平静を装っていられるワケがない。
ユリアには抗う術が無いとわかっていても、愛おしさの分だけ、ドス黒い嫉妬の闇が、心の中に住み着いてしまう。
そしてそんな苦しみの中にいるユリアにさえ、欲情してしまう自分に嫌悪を抱く。
ユリアを慈しまなければならないのに、欲しくて、妬ましくて、自分にだけは与えられなかったという被害妄想につからずにはいられない。

ぐったりとしたユリアの尻をこちらへ向け、ニヤニヤと笑う男が両手で押し広げる。
たっぷりと注がれたばかりの精液があふれ、ドロリと床を汚した。

~~~~~

一月ひとつきが過ぎた。
目はくぼみ、頬はこけ、カインは死神に取り憑かれた病人のように変貌していた。
そんなある日、カインは初めて昼間から呼び出される。

コンコン

「リッチモンド様、ロックハウス卿をお連れしました」

そこはいつもの紫の部屋じゃ無かった。
中からざわざわと人の気配がする。
使用人が扉を開くと、そこにはリッチモンド子爵と7人の下着姿の男達、そのうちの一人のモノを、這いつくばって口に含むユリアが居た。

ドクンッ

殺してやるっ!
頭の中が真っ黒な殺意でたされる。
だが、その殺意がたされる事は無い。

「やぁ、カイン君、よく来てくれたね。皆さん、ご紹介しましょう、氷結姫ユリアが婚約者、カイン・ロックハウス卿です」
「ほぅ、君が・・・」
「かの氷結姫どのの婚約者フィアンセとしては・・・少々地味では無いかね?」
「いやいや皆様、そんな事はありませんよ?何しろこうして皆様に奉仕しながらも、ユリアの心は生き別れた婚約者にしっかりと向けられているのです。その証拠にホラ、ユリアの股の下にもう水たまりが」

ユリアは命じられているのか、ソファーに座った男の股間に顔を埋めたまま頭を上下に動かし続けている。
そしてその分厚い絨毯に突かれた膝の間には、したたり落ちる体液が今もその面積を広げ続けていた。

「ほほぅ、それは羨ましい」
「なにしろこのカイン君、なんでもユリアと事が無いそうで、そんな憐れなカイン君に見られると、ユリアはもう恥ずかしさでたまららなくしまうのですよ」

「お初にお目にかかるロックハウス卿。貴殿の婚約者殿の口、借りておるよ。いやいや、この内頬うちほほの柔らさ、まったりとした舌使い、なかなかのものだ。とりわけこの恥ずかしそうに潤んだウブな瞳がたまらないね」

ユリアに奉仕されている男がニヤニヤと俺を挑発する。

「さぁさぁカイン君、こちらの椅子にかけて、のユリアの仕事ぶりを今日は存分に記憶に刻んでくれたまえ」
「いやいや、リッチモンド卿、氷結姫の仕込み具合もさることながら、この趣向は最高だな。いつもよりもずっと早く達してしまいそうだ。よろしいかなロックハウス卿?婚約者殿の口に射精しても? うっ、んんん、おっふ いかん、許可を貰う前に出てしまったよ」
「ははは、侯爵様、お褒めに預かり光栄です。ポーションも用意してございますから、本日は心ゆくまでお楽しみください」
「ロックハウス卿、婚約者殿の仕事ぶりは素晴らしいよ、誇るといい。なんとね、射精している間もしっかりと舐め続けて吸い出してくれるのだ。素人娘ではこうはいかん、しかも見てみろ、出された精はちゃんとこうして口の中に溜めてある」

侯爵と呼ばれた男が乱暴にユリアの頬を掴むと俺の方に無理やり顔を向けさせる。
ユリアは口を開かされ、その可愛らしい舌の上と言わず、汚らしい男のザーメンが口内を満たしていた。

「ほら、ユリア、カイン君に飲むところを見ていただきなさい」

ユリアの喉がうごき、ザーメンが喉に吸い込まれてゆく。

「これはもう辛抱たまらん、氷結姫どの、次はワシのを頼む」

四つ這いのまま、ユリアが呼ばれた男の元へ向かう。
短すぎるメイド服の裾からは、真っ白な尻にピッタリと張り付いた黒いGストリングTバックパンツあらわになり、点々と絨毯に愛液の染みを残してゆく。

ユリアが三人目のザーメンを飲み干す頃にはカインの視界はすっかり涙でボヤけていた。

「皆様どうでしょう。ユリアも良い働きをしてくれていますし、そろそろ少し褒美を与えてやろうかと思うのですが」
「うむ、良いのではないかね」
「そうだな、ワシは少し氷結姫どのの美声を聞いてみたいぞ」
「ではそのように。ユリア、命令だ、今からはカイン君との会話以外は許可する」

「お願いです。どのようなご奉仕もさせて頂きますから、どうか、どうか、カインは下がらせてください」
「それはダメだよユリア、皆様にかわいがって頂くところもカイン君に見てもらわないとね。ホラ、服を脱いで」
「お許しくださいっ。お許しくださいっ」
「まったく、またワガママが出るようになってしまったか。命令・・・いやっ、ここはこういう趣向も良いね、命令するのはやめておこう。皆様、大変申し訳無いのですが、ユリアの服を脱がせてやって頂けますか?」
「いやはや、リッチモンド卿は天才であるな」
「なるほど、そういう趣向ですか、それは良いですな」

「いやぁぁぁぁ いやぁぁぁぁ ゆるしてぇ カインに見せないで~」

必死に抵抗するユリアの服は、いとも簡単に毟り取られてしまう。
男達はそのまま絨毯に押し倒し、両手両足を大の字に抑えつけた。

「いやかわいい顔だね。さすがは王都で五指に入ると言われた美姫、歯の一本一本まで美しい」

べちょっ べちょっ れろれろ べちょっ

「んんんんっ んんんっ」

ユリアの頭の上にうずくまった男が、大きな口で、目といい鼻といい口といい、ユリアの顔を舐め回す。

「この乳房の指に吸い付く感触もたまりませんなぁ、桜色の乳首をこんなに固くして、ロックハウス卿が見ているというのにはしたない」

うつ伏せになった男達が両の乳房にむしゃぶりつく。

「んあっ いやっ やめてっ カインが カインが見てる おねがいします んんっ うんっ ふぁっ」

「いやいやといえばなんといってもこのクリトリスでしょう。こんなにガチガチに勃起させて、ロックハウス卿に叱っていただいた方がいい」

別の男がヌルヌルと肉芽を扱き上げる。

「んふぅぅ んふぅ うあっ んあっ だめぇ~」

「皆さんに気持ちよくして貰えてユリアは幸せだね。それではカイン君、ユリアも辛抱するのが辛そうだ、失礼して膣をお借りするよ」

「だめっ! だめっ! お願いっ! おねが・・・ あっ あっ あっ んあっ あっ あっ あっ」

肉棒がヌルリと蜜壺に滑り込むと、あまりの快感にユリアは言葉を繋げることすらできなくなった。

(やめてくれ やめてくれ やめてくれ ちくしょう ユリア ユリア)

口を半開きにし奥歯をカタカタと鳴らす。
顔を舐めていた男の肉棒がその頬に押し付けられる。
乳房にしゃぶりついていた男の一人は、ユリアの乳首にグリグリとペニスを押し付け、他の男がユリアの手にイチモツを握らせる。

「どうかなカイン君?当家では働きのあったものにちゃんと褒美を与えているだろう?みたまえこのユリアの気持ちよさそうな顔。すっかりとろけて、婚約者がそこに居るなど忘れきっているよ」

「っんあ っんあ っんあ っんあ あ あー あー あー あー」

「ほら、ユリア、イキそうなんだろ?皆様にちゃんと許可を頂くんだ」

「イき・・・あんっそうで・・・あんっ・・・あんっみなさ・・・あんっ・・・あんっイッて・・・あんっよろしい・・・あんっです・・・あんっか?」

「ああ、ワシもまた出そうじゃ。一緒にかけてやろう」
「では、私も中に注ぎましょう!」

グチュパンッ グチュパンッ グチュパンッ グチュパンッ グチュパンッ

「あっ あっ ああああっ イキます イキます イクぅぅぅっ」

「ふんっ!」

どぴゅっ どぴゅっ

「うっ」

びゅるるっ

「おうふっ」

ぶぴゅーっ ぴゅーっ

「そら、ユリア、出してやる もう一度イケっ!」

ビュルルるるっ ビュルッ ビュルル びゅうっ

「あーぁ あーぁ あっ あああああああああああ」

プシュッ プシュッ プシューッ

男達の精液でドロドロに汚され、潮を吹きながら立て続けにイカされたユリア。
あるじがその顔にペニスを近づけると、無意識なのか、虚ろな目のままに舌をだしてペロペロと舐める。

「いやぁ、少々汚くなってしまいましたね。このままでは使えませんし、あちらに湯を用意してあります。皆でユリアを洗いながら風呂遊びなどいかがでしょう」

「いやいやそこまで気配りがあるとは、さすがはリッチモンド卿。ワシも一度、氷結姫どのので洗ってもらいたかったのじゃ」

「ではこちらへ。あぁ、カイン君はもう戻っていいよ」

「ロックハウス卿、心配はいらん。婚約者殿は我らが丹念に洗っておこう・・・まぁまた汚してしまうがな、ガハハハハハハ」
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